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メリダの「シクロクロス400」はレースの他にも使用できる!

2018.10.7

「シクロクロス」という自転車競技は日本での知名度が高いとは言えませんが、ヨーロッパでは100年以上の歴史がある伝統的なレースです。

メリダにもシクロクロス競技用のバイクがあり、その名もストレートに「CYCLO CROSS(シクロクロス)」とついています。

今回はそんなシクロクロスという競技を確認しながら、メリダのアルミフレームモデルである「400」を中心にお話ししていきます。

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メリダ・シクロクロス400を理解するために競技を知ろう!

シクロクロスは不整地(ダートコース)の周回路で行われる自転車競技で、あらかじめ定められた30分~1時間の間に、1周目が終わった時点で決まる周回数を一番速く消化した選手が勝利するというものです。

コースの途中には人工的な柵や階段が設けられており、周回中に必ず自転車を背負って自走する箇所があります。

世界の主要レースはロードレースのオフシーズンである11月~2月に行われ、調整のために参戦しているロードレーサーも少なくありません。

世界選手権やワールドカップも行われるほどの人気競技であり、UCIが正式競技に認定してから80年近くも経過している伝統もあります。

競技に使用される自転車は競技と同じく「シクロクロス」と呼ばれ、外見はロードバイクですが、競技に最適化されています。

のちほど、メリダ・シクロクロス400の特徴をお話ししますが、全体的にはロードバイクにブロックタイヤを履かせたものとイメージしておけばよいかと思います。

また、担いだり押したりする競技の性格からカーボンやアルミなどの軽量フレームが早くから導入されていましたが、クロモリも根強い人気がある所にヨーロッパの伝統を感じさせます。

なお、メリダのラインナップはカーボンとアルミのみになります。

シクロクロスの用途は競技だけではない!

シクロクロスはメリダもそうですが、有名メーカーに最低でも一機種はエントリーされています。

それだけ需要が高いということですが、ロードレースに比べて競技人口が少ない中で生き残っているのは、別の用途でも使用できるからに他なりません。

特に生活に密着した街乗りとして使用されている方が多いのが特徴です。

ロードバイクの細いタイヤは、空気量が少なく空気圧が高いのでガチガチに硬くなります。

その分よく転がり、変形しないのでロスなく前に進みますが、クッション性が無いので乗り心地がよくありません。

また、空気量が少ないのですぐに空気が抜けてしまい、「リム打ち」というチューブが挟まって穴が開いてしまうパンクの危険性も高くなります。

その点で、シクロクロスはタイヤが太くクッション性もありますし、今回の主役シクロクロス400はチューブのないタイヤが装着されていますので、そもそもリム打ちの心配がありません。

平坦な舗装路を走る上ではブロックタイヤにメリットは無いですが、道中のちょっとした砂利道や不整地などを気にせず走れるのは、ブロックタイヤならではです。

シクロクロスが街乗りに向く理由

前項に引き続き、シクロクロスが街乗り車として優れている点をご説明します。

シクロクロスはスピードよりも車体の安定性が重視されるので、ロードバイクに比べ上体を起こして乗れるようになっています。

そうなると身体への負担が少ないですから、ある程度の距離もこなせます。

また、視野も広く取れるので、ごちゃごちゃした街中でも安全性が増します。

そして、通勤などで天候に関わらず乗る場合には、ディスクブレーキの恩恵を感じることになります。

メリダはアルミの400も含め、シクロクロスは全てディスクブレーキ搭載となっています。

地面と一番離れた車輪中央で制動が行われるディスクブレーキは、水や泥が付着しにくいので、天候や路面状況に左右されず安定した制動力が得られます。

また、構造上制動力が強いため軽くレバーを引いただけで十分な効きがあり、握力が温存できるのもありがたいことです。

さらに、シクロクロスは競技が過酷なので車体が頑丈に作られています。

街中ではガードレールや縁石にぶつかってしまうことや、駐輪場で隣の自転車に引っかかって転倒してしまうこともあります。

こういった予期せぬ衝撃にもシクロクロスは強いので、気を使い過ぎず、少々荒っぽく扱えるという点でも街乗り向きと言えるでしょう。

メリダ・シクロクロス400のフレーム

それではここから、メリダのシクロクロス400を確認していきます。

メリダのシクロクロスは全3機種で、400のみがアルミフレームになります。

メリダ独自の「ハイドロフォーミング」の技術で、溶接痕が目立たないスマートなシルエットと、溶接部分の強度を高めることが両立されています。

トップチューブが車体を担ぎやすいように偏平していたり、フレームと車輪のクリアランスが大きく取られていたりと、もちろんこのままでも競技に参加できる形状になっています。

また、ワイヤーケーブル類をチューブ内に通しており、通常はトップチューブに通すのですが、メリダはダウンチューブのため、メンテナンスがしやすいのもメリットです。

そして、カーボン製のフロントフォークに加え、シートステイとチェーンステイを偏平させて衝撃吸収性を高める「FLEX STAY」により、地面からの突き上げをいなし、衝撃を吸収します。

さらには、街乗りには必須とも思える泥除けが、後付けできる台座が用意されていますので、苦労することなく取り付けが可能です。

メリダ・シクロクロス400のパーツスペック

前項ではメリダ・シクロクロス400のフレームを確認しましたが、ここでは組み合わされているパーツをご紹介します。

まず先ほども触れましたタイヤですが、規格はロードバイクと同じ700cで、太さは33cになります。

チューブの必要がなく、さらに穴あきパンクの際に空気漏れを最小限にとどめる「シーラント剤」という液体が入る「チューブレスレディ」タイヤが採用されています。

コンポはロードバイク用で、メインはシマノのミドルグレード「105」になります。

コストの関係でブレーキがテクトロ製になり、クランクがシマノ製のノングレード品になりますが、ロードバイクと同じコンポなのは用途の幅を広げる上では大きなメリットです。

その他のパーツについては可もなく不可もなく必要十分なものですが、サドルがスポーティ過ぎるので、もう少しクッション性のある快適性重視のものが望ましいかもしれません。

価格は172,692円(税込)、ミドルレンジの50サイズで9.6㎏になります。

シクロクロスは自由度が高い!

ここまで、メリダのシクロクロス400について確認をしてきました。

ロードバイクは異常とも言えるくらい重量にこだわったり、空気抵抗の低減や衝撃吸収の技術をこれでもかというほど投入するように、高性能ということにどうしても傾いてしまいます。

そのため、フレームはもちろん組みわせるパーツにおいても、性能が少しでも落ちようものなら容赦なく酷評の嵐となります。

また、軽量、高性能へこだわればおのずと高額になり、手に入りにくい金額になっていきます。

その点でシクロクロスは、競技の性格上軽量化の必要が低いので、一つハードルが下がります。

特にホイールなどは軽量化を図ろうとすれば、かなりの投資が必要になりますので、それを必要としないだけで、パーツ選択の自由度が高くなりますし、コストを抑えることもできます。

また、タイヤにしてもブロックタイヤの必要性を感じなければスリックタイヤに交換できますし、細くする分には何の支障もないので、ロードバイク用のタイヤも装着可能です。

さらには、車体が頑丈なので耐久性があり長く乗ることができますので、長期的に見たコスパも高いです。

シクロクロスは街乗りでさらに可能性を広げる!

筆者も以前はそうでしたが、シクロクロスは競技用というイメージが強く、趣味や実益のバイクではないと思っていました。

しかし、今回も確認して頂いた通り、用途が限定されず幅広く利用できることが分かりました。

特に街乗り車としての優秀さはロードバイクをしのぐものがありますので、ロードレース志向の薄い方はシクロクロスも視野に入れてみてください。

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