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メリダのリアクト4000に換装したいホイールはこれだ!

2018.9.22

メリダの「リアクト」は、ロードバイクでは今や無くてはならない存在の、エアロロードです。

プロ仕様のモデルからアルミフレームまで様々な機種がありますが、今回はその中でもカーボンフレームのエントリーグレード「リアクト4000」を取り上げます。

コスパの高さが評価されていますが、エントリーグレードの宿命で、ホイールなどにはカスタムの余地を残しています。

そこで今回は、リアクト4000に適したホイールを考えていきます。

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メリダ・リアクト4000はエアロロード

エアロロードは空力性能を最大限に活かすために、チューブの形状やパーツの配し方に特殊な技術を要します。

また、空力学的な見地からトップチューブが地面と平行な「ホリゾンタルスタイル」が多くなるので、前三角が大きくなり、それだけフレームに多くの量の素材が必要になります。

そういった特殊な技術に加え、物理的にも多くの素材が必要となり、製造コストが上がるので、必然的に市場価格も高額になります。

メリダのリアクトシリーズも、100万円を軽く超えるプロチーム仕様のものから、ミドルグレードでも50万円前後になります。

世界的に見てもコスパの高いメリダですらこの状況なので、エアロロードは筆者のようなホビーユーザーにとっては高嶺の花的な存在になっています。

その中で注目したいのが「リアクト4000」で、税抜きではありますが、25万円以下に価格が設定されたのは中々の驚きでした。

プロ仕様とはフレームの素材や投入されている技術は若干違いますが、それでも同様の風洞実験から生み出されたものですので、コンセプトは同じです。

ホイールやコンポなども当然グレードは下がりますが、プロがツール・ド・フランスを戦うのと同じ形状のロードバイクに、25万円前後で乗れるのは破格のコスパと言えるでしょう。

メリダのリアクトはプロ選手が乗る機体!

メリダは世界最高峰のプロロードレースシリーズである、UCIワールドツアーに参戦している「バーレーン・メリダ」に機材を提供しています。

正直、まだ強豪とまで呼べる実績はありませんが、発足以来毎年のようにツール・ド・フランスに参戦していますし、メリダの技術力の高さも相まって、今後の成長が期待されているチームです。

ワールドツアーに参戦する数少ない日本人選手の一人である、新城(あらしろ)幸也選手が所属しているチームでもありますので、日本にもファンが多いです。

その新城選手もレースで乗っているのがリアクトであり、リアクト4000の2018年モデルには、バーレーン・メリダが実際にレースで使用しているカラーリングもあります。

こういった要素も、レーシングバイクを評価する上では見逃せないことで、リアクトはプロも乗っている機体というのは、自慢してもよいことです。

ただし、冒頭でもお話ししましたが、リアクト4000の性能をあますところなく引き出すには、いくつかの改善が必要になります。

その筆頭がホイールであり、ここを変えればレースに出れるまでのレベルになるはずです。

最高グレード「TEAM-E」にリアクト4000のホイール交換のヒントあり

メリダのリアクトシリーズのプロ仕様「REACTO TEAM-E」には、「Vision(ビジョン);Metron(メトロン) 55 clincher」というホイールが付属しています。

リムハイト55㎜の俗に言う「ディープリム」ホイールで、リムはカーボン製です。

ビジョンはイタリアのパーツメーカーで、元々はトライアスロンやTT(タイムトライアル)バイクのエアロバーを製造していました。

その製品で培った空力性能の技術で、ロードバイク用のホイールやクランクなどにも進出し、今では多くのプロライダーに機材が提供されているメーカーです。

トライアスロンやTTは究極のスピード勝負で、エアロロード以上にスピードに特化していますので、そこが専門だったビジョンのホイールが空力性能に劣るはずもありません。

そしてこれが、リアクト4000のホイールをカスタムする上で、大きな参考材料になります。

ビジョンの「Metron 55」は市販されていますので、もちろんリアクト4000に換装することが可能です。

しかし、前後セットで25万円を超えますので、少し足踏みしてしまう価格ではないでしょうか。

そして、カーボンのディープリムホイールは、30万円、40万円のものがざらにあり、25万円は価格帯とすれば中位のやや下くらいですから、何とも恐ろしい世界です。

ディープリムホイールを詳しく知っておく

メリダのリアクト4000のホイール交換について考えていますが、ディープリム一択というわけではないですが、「エアロロードにはディープリムが相応しい」というのが筆者の見解です。

ディープリムホイールは、別名「エアロホイール」と呼ばれるくらい空力性能に優れており、高速域での空気抵抗の少なさは特筆ものです。

そのため、エアロロードに組み合わせれば異次元のスピードが期待できますので、せっかくならこの最強タッグで乗ってもらいたいと思うわけです。

ホイールはロードバイクの中では、乗り手を除いて一番空気抵抗が激しい部分です。

左右に複雑に絡み合うように張り巡らされているスポークが空気の流れを乱し、強い抵抗が発生してしまうのが原因と言われています。

そこでリムを高くして、スポークが空気に触れる面積を減らす目的で作られたのが、ディープリムです。

究極は室内で行われる自転車競技に使われる「ディスクホイール」で、ホイール全面をディスクで覆ってしまうことにより、乱気流を発生させない仕様です。

ただし、これを風の吹いている屋外で使用すると、横風がホイールを抜けませんので、直撃してもろにあおられてしまいます。

ですから、屋外ではディープリムが精一杯となります。

また、「リムが高くなる」ということは、それだけ多くの素材を使用しますので、重量が嵩んでしまいます。

そのため、軽量なカーボンでしか作れず、カーボンですから、恐ろしいくらいに高額になるという図式です。

代表的なディープリムホイール

メリダのリアクト4000のホイール交換ですが、ディープリムが相応しいという筆者の見解に沿って話を進めています。

ここでは、先ほど触れたビジョンの「Metron 55」以外のディープリムホイールに、どういったものがあるのかお伝えしておきます。

【カンパニョーロ:BORA ONE(ボーラ・ワン)CLINCHER WO 50】

参考価格:¥320,000(前後セット)

リムハイト50㎜のカーボンディープリムで、ディープリムの代表的存在と言ってよい人気ホイールです。

ディープリムにして1500gを切る軽量ぶりですし、ハブにセラミックベアリングが使用されていますので、回転力も抜群です。

カンパニョーロの50㎜ハイトのホイールはもう一種類ありますが、50万円に届こうかという価格なので、ここで手を打ちたいところです。

【ZIPP(ジップ):404 NSW Clincher】

参考価格:¥448,000

「いつかはジップ」などという言葉があるくらい、サイクリストの憧れでもあるメーカーです。

リムハイト58㎜のディープリムで、ゴルフボールと同じで、表面に「ディンプル加工」が施された空力性能に優れるホイールです。

プロも使用するようなホイールなので、おいそれと「おすすめ!」とまでは言えませんが、一度は乗り心地を試してみたいですね。

メリダ・リアクト4000に換装したいホイール

前項でお伝えしたホイールは代表的なディープリムホイールで、メリダのリアクト4000の性能を引き出してくれることは間違いないところです。

ただ、やはり問題なのは価格で、既に本体の価格を超えてしまっているのをどう考えるかです。

ちなみに、先ほどご紹介したリアクトの最高グレード「TEAM-E」は、フレームのみの販売も行っており、その価格は約35万円です。

完成車はこのフレームに、25万円のホイールが付属しているわけです。

価格だけで決まるわけではないですが、このバランスで考えるのであれば、リアクト4000には10万円台のホイールがいいのではないでしょうか。

そこで、最後にその10万円台で購入できるディープリムホイールをご紹介します。

【フルクラム:RACING QUATTRO(レーシング・クアトロ) CARBON WO AC3】

参考価格:¥182,000

フルクラムは、前項でご紹介したボーラ・ワンを製造しているカンパニョーロの子会社で、ホイール専業メーカーです。

親会社のカンパニョーロに比べ、レース向きのホイールが多く、メリダの完成車にもフルクラム製が提供されています。

こちらはリムハイトが40mmで、フルクラムの特殊なスポーク組み技術「2:1 Two-to-Oneスポークレシオ」もしっかりと用いられています。

この価格でも、上位モデルの空力性能に匹敵するほどのエアロ効果が評価されていますので、おすすめとしたいですね。

メリダリアクト4000にはディープリムホイールが似合う!

今回は、メリダのリアクト4000のホイール交換についてお話ししました。

エアロロードにはディープリムという、決めつけのようなお話しにはなりましたが、最高のスピードを体感していただくという意味では、最良の選択かと思います。

カーボンのディープリムは高額ですが、それに見合うだけの効果はありますので一考してみてください。

 - ホイール, ロードバイク, 自転車のパーツ