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ロードレーサーのサドル調整方法解説!ポイントを押さえよう

2018.9.19

ロードレーサーに乗っていると、避けて通れないのが「サドルの調整」です。

しかし、シティサイクルと違って調整の幅が広く、少々難しく感じます。

そこで、この記事ではロードレーサーのサドルの調整を、どなたでも行えるように詳しく解説します。

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サドル調整の前に道具を準備しよう!

ロードレーサーのサドルの調整に取り掛かる前に、必要な道具やあったら便利な物についてお話しします。

なお、前提として室内で一人で作業する、とします。

・アーレンキー(六角レンチ)

・スマートフォン(もしくは姿見の鏡)

・スマートフォン用の三脚

・錘の付いた紐

・水平器

・ビニールテープ(もしくはマーキング用ペン)

・自転車スタンド

・巻尺

なお、「大雑把にサドルの調整ができればそれでいい」といった場合は、アーレンキーのみで調整できます。

これらの道具について、少し補足します。

後にさらに詳しくお話ししますが、アーレンキーは、シートチューブのクランプ部とサドルレールのクランプ部、その2箇所のボルトを緩めるために使用します。

そのため、それぞれのボルトに合ったサイズの物が必要になります。

また、スマートフォン及び三脚は、乗車姿勢のチェックに使用します。

姿見の鏡でも代用可能ですが、スマートフォンを用いた場合は視線の移動が要らず、それにより実際の乗車姿勢の再現度が高まるため、サドル調整の精度が向上します。

そして自転車スタンドは、後輪のハブを両側から押さえ込むタイプで、なおかつ頑丈な製品を用意してください。

道具の準備が完了したら、作業に取り掛かります。

次章より、作業の手順をお話しします。

ボルトを緩める前にマーキングをしよう

まず、作業に取り掛かる前に、ロードレーサーをスタンドにセットしてください。

スタンドにセットしたら、車体が水平の状態になるように、前輪に本などを敷いてください。

もしくは、壁際に移動し、ロードレーサーに乗った状態で静止できるようにしてください。

必要な道具を手の届く範囲内に置いたら、作業に移りましょう。

サドルには、「高さ」「前後位置」「角度」の3つの調整要素がありますが、それぞれをどれだけ変化させたか可視化するため、現状の位置をマーキングします。

まずは、現状のサドル高とサドル前後の位置をそれぞれマーキングします。

マーキングの方法に、決まりはありません。

自分でわかれば問題無いので、ハンドルとサドルの距離やフレームとサドルの距離といった、相対的な数値をメモするだけでも構いません。

なお、基本はサドル高はシートピラーに、サドル前後位置はサドルレール(やぐらにクランプされているサドル裏面2本のチューブ)にマーキングをします。

サドル水平位置のマーキングについては、やぐらの種類によって異なるため、一概に言えません。

しかし、サドルは水平が基本ですので、水平器があればマーキング無しでも問題ありません。

マーキングが完了したら、それを基準にサドルを調整します。

ロードレーサーのサドル高調整!膝とかかとに着目!

最初に、サドルの高さを調整します。

サドルの高さは、サドルを支えているチューブ「シートピラー」を、刺さっているフレームの「シートチューブ」から出し入れすることで調整します。

その点は、シティサイクル(ママチャリ)と変わりませんが、ロードレーサーの場合は、高さ調整にアーレンキーが必要です。

肝心の高さの目安ですが、「ロードレーサーに乗った状態で、シートチューブの延長線上にあるクランクのペダルにかかとを乗せ、脚が真っ直ぐになる高さ」に調整します。

さらに詳しくお話ししますと、「クランク」という言葉がありますが、これは、フレームとペダルと繋いでいる棒を指しています。

この棒の位置はしばしば、時計になぞらえて「クランクが4時位置のときに~」といった風に言い表されます。

また、「シートチューブの延長線上にあるクランクの~」は、ロードレーサーを右側から見た際に、クランクが4~5時の位置にある状態を表しています。

そして、その状態のときにペダルにかかとを乗せ、膝が曲がらず脚が真っ直ぐになるような高さにサドルを調整します。

この際、サドル位置が低ければ膝が曲がり、高ければかかとがペダルに届きません。

膝やかかとの状態をチェックするには、スマートフォンや姿見の鏡を使用しましょう。

ロードレーサーのサドル前後位置の調整!紐とペダル軸を一致させよう

サドル高が決まったら、サドルの前後位置を合わせます。

サドルの前後位置は、シートピラー上部にある「やぐら」と呼ばれるサドル台座部分のボルトを緩め、サドルの位置を前後させることで調整します。

サドルの前後位置の調整には、最初の章で挙げた「錘の付いた紐」を使用します。

そして、サドルの前後位置の目安は、「右クランクを3時の位置に合わせ、右脚膝蓋骨の後ろあたりから、錘の付いた紐をぶら下げ、その線上にペダル軸が合致する」ようにセットします。

「膝蓋骨」とは、膝のお皿のことです。

右クランクを3時の位置(クランクが水平の状態)に合わせたら、このお皿の後ろから錘の付いた紐を、そのまま真下に向かって下ろします。

そして、錘が床に付かず宙ぶらりんで、紐が真っ直ぐ下に向かっている状態で、ペダルの軸の中心と紐の位置が合致すれば調整は完了です。

この時にも、スマートフォンや姿見の鏡を活用しましょう。

なお、ロードレーサーのサドル前後位置は、乗り方によって多少前後します。

そのため、ペダル軸と紐が完全に一致しなくても、自分が「回しやすい」と感じた位置で、なおかつペダル軸と紐が極端にずれていなければ、その位置で問題ありません。

サドル角度調整の基本は水平!骨盤の前傾に注意

サドルの高さ、前後位置が決定したら、最後に「角度」を決定します。

ここでは、水平器を使用します。

ロードレーサーのサドル角度は、「基本的に水平」になるようにします。

水平器をサドル中央部に載せて、気泡が水平器の2本の線のちょうど真ん中に合うように、サドルの角度を調整します。

なお、サドルの座面は、フラットな場合もあればウェーブが付いている場合もあります。

そのため、サドルのメーカーによって基準点が定められている場合はそれに従い、無ければサドルのくびれ部分(上から見たサドルをしゃもじに例えると、ご飯をよそう部分としゃもじの柄の接合部)を基準にして水平を出します。

サドルの角度を水平にして乗っていると、人によっては尿道部に圧迫感を覚える場合があります。

これは、脊椎の柔軟性の違いにより、骨盤が前傾しやすいために引き起こされる現象です。

骨盤が前傾しているかどうかは、スマートフォンや姿見の鏡を使って判断できます。

骨盤が前傾して、尿道部に圧迫感を覚えた場合には、サドルを少しだけ前下がりにしてみましょう。

ただし、前下がりにし過ぎると体全体が前方にズレて上体が突っ張り、腰や肩を痛める原因となりますので注意してください。

3つのポイントでロードレーサーのサドル位置をよりフィットさせよう!

サドルの「高さ」「前後位置」「角度」の調整方法のご説明が終わりました。

最後の章では、サドル調整時のポイントを3つお話しします。

一つ目は、「サドル調整時は実際の乗車時の服装で行うこと」です。

ロードレーサーの場合、レーサーパンツや、ビンディングシューズ、サイクルグローブを着用することと思いますが、それぞれに厚みがあります。

その厚みを含んだ状態でサドルの調整を行わなければ、正確な設定を出すのが難しくなります。

二つ目に、「一回の調整につき変更するのは一つの要素にすること」です。

なぜならば、サドルのポジションは「高さ」「前後位置」「角度」がお互いに影響し合っており、同時に2つ以上の要素に変更を加えてしまうと、どの要素がどのような影響をもたらしたのか、不明になってしまうためです。

また、位置を変更した後、最低でも2~3時間、距離で考えるなら70~100kmほど走ってから、その変更について可否の判断を下しましょう。

三つ目に、「踏めるよりも回しやすさを重視すること」です。

「踏む」とは自転車において、ペダルに大きな力をかけ重いギアを使い、速く走ることを指します。

速く走れるのであれば、ペダルを力強く踏めた方が良さそうですが、重いギアを使って走ると脚が疲労しやすく、膝の怪我などの確率も高まります。

そのため、同じ速度で走る場合でも、重いギアをゆっくり回すよりも、軽いギアを速く回す方が脚は疲労せず、怪我の発生率も低くなります。

このことから、サドルは「回しやすさを重視する」位置が最適であると言えるのです。

「高さ」「前後位置」「角度」「見直し」が重要

サドルは「高さ」「前後位置」「角度」を調整し、最適な位置を合わせます。

アーレンキーのみでも調整はできますが、今回ご紹介した道具や方法を用いれば、より体に合ったサドル位置を出せます。

最後になりますが、ロードレーサーのポジションは流動的でもあるので、定期的な見直しが有効であり、その際に自分で作業できれば好都合です。

ぜひ、サドル調整の方法を身に付けておきましょう。

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