ラレーのロードバイク「crf」のホイールのレベルは?

クロモリフレームのロードバイクを探していると、高確率でヒットするメーカーのひとつに「ラレー」があると思います。

中でも人気が高いのはミドルグレードの「crf」で、コスパの高さが目を引きます。

ただし、ホイールのグレードアップを要望する声が多く、実際に交換している人も多くいます。

そこで今回は、ラレー「crf」のホイールを確認しながら、完成車付属のホイールについて考えてみましょう。

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日本のラレーブランドはホイールのリムメーカー「アラヤ」が製造

「Raleigh(ラレー)」は1888年創設のイギリスの老舗自転車メーカーで、今でもプロチームに機材を提供するレーシングブランドです。

しかし、日本で販売されているラレーブランドのバイクは、日本の「アラヤ工業」の設計・製造で、ラレーはいわゆる名義貸しの状態です。

アラヤ製造のラレーのロードバイクは、クロモリフレームで完全ホリゾンタルスタイルのクラシカルな雰囲気です。

本家イギリスのラレーの方が、むしろ現在のスポーツ自転車の潮流に乗っているかのようなラインナップです。

アラヤ工業は金属の加工メーカーで、自転車においてはホイールのリムを製造していることでも有名です。

特に競輪用のリムでは、国内唯一の製造メーカーであり、確かな技術はお墨付きです。

そのため、crfを始めとするラレーブランドのバイクは、自社のリムで組んだ手組みホイールを使用しています。

スポーツ自転車においても、スペシャライズドの世界初の量産型MTB「スタンプジャンパー」のOEM先であったことは有名な話です。

その経験を活かし、1982年に日本初のMTB「muddy fox(マディフォックス)」を発売しています。

ラレー「カールトン」シリーズとは

アラヤ・ラレーの看板機種は、ロードバイクの「Carlton(カールトン)」シリーズです。

イギリスでレース用のバイクを専門に製造していたショップ「カールトン」をラレーが傘下に収め、それ以来名前を受け継いでいます。

カールトンシリーズのフレーム素材は、クロモリを中心としたスチールです。

重量が嵩むことや、剛性面、ホリゾンタルスタイルであることなどから、現在レースでの使用は皆無と言える存在です。

そうなると、ロードバイクはレースでの使用が市場のトレンドになりますので、クロモリフレームはレアです。

前項でも触れましたが、本家イギリスのラレーブランドのバイクは、ヨーロッパの他メーカー同様にトレンドを意識したラインナップになっています。

一方日本のアラヤは、ラレーの伝統と格式を重んじながら、昔ながらのロードバイクを製造・販売しています。

2018年のカールトンシリーズは完成車6種、フレームセット2種類で、前年よりも拡大傾向にあります。

今回注目するミドルグレードの「crf」は、アラヤ製のリムで組んだホイールに、シマノ・105のフルコンポです。

ラレーcrfは手組みホイールを採用している

crfなどのアラヤ・ラレーのロードバイクのホイールは、ほとんどが「手組みホイール」です。

手組みホイールとは「既存」のリムやハブを使って組み上げるホイールのことです。

アラヤ・ラレーの完成車は、アラヤ工業がリムの製造メーカーなので、ごく必然的に手組みホイールを使用しています。

一方、ホイール単体で販売している市販品は、「完組みホイール」といいます。

リムやハブ、スポークに至るまでそのホイールの専用設計であり、トータルで最高の性能になるように組み上げられます。

それぞれに違う特徴を持ちますが、パッと見てすぐに分かるのはスポークの本数です。

完組みホイールはフロントが16~18本、リア20~21本が一般的です。

一方、手組みは24~36本とかなり多くなっています。

この差は何だということになりますが、専用設計の完組みホイールは少ないスポークの本数でも剛性が保てるようにできています。

ところが、手組みホイールはスポークの本数を多くしないと剛性が保てず、完組みと同じ本数ですとグニャグニャで乗れる状態になりません。

スポーク本数が多くなるということはそれだけで重量が嵩むことは否めず、剛性も考えると完組みよりも劣るという見方は致し方無いところです。

ラレーcrf付属ホイールの重量は

ロードバイクのホイールは、極端に言うと、重量が軽くなるほどグレードが上がっていきます。

完成車に付属していることが多いのは、リムがアルミ素材のものですが、エントリーグレードですと前後セットで1,800~2,000g超。

ミドルグレードで1,500~1,650g、ハイグレードになると1,400gを切ってくるというところです。

そこでここでは、レベルを測る意味でアラヤ・ラレーのロードバイク「crf」に付属している手組みホイールの重量を推測してみます。

アラヤのホームページによりますと、crfに使われているリムの重量は1本495gです。

ハブはシマノの105グレードを使用していますが、前後計で約550gです。

スポークは1本4.5gとして前後計64本で288g、それにスポークを支持するニップルやリムの内側に貼るリムテープで約80gと予測します。

そして、これを全て合計しますと1,908gとなります。

あくまで推測ですが、これですとエントリーグレード級の重量ということになります。

crfのトータル重量が8.9kgとなっており、クロモリフレームということを考えると、ホイールはやや重めという印象です。

ラレーcrfのスペック

アラヤ・ラレーの「crf」は16.2万円の販売価格からすれば、字面のスペック上はコスパが高いと言えます。

イギリスの老舗金属チューブメーカ―「レイノルズ」のチューブに、カーボンフォークを採用しています。

シマノ・105のフルコンポに、市販では1本3000円程度のパナレーサーのタイヤが付属しています。

このスペックなら、十分に他メーカーの同価格帯のものと戦っても遜色ないところです。

それだけにやはりホイールのグレードは、大いに気になります。

ホイールはトータル的な重量も大切ですが、何より重要なのはリムの重量です。

リムが軽ければ空気抵抗が減り加速力が付きますし、少ない力でペダルを漕げますので軽さを実感出来ます。

そう考えると、crfのホイールのリム495gは重いと言わざるを得ませんので、交換を考えたいレベルです。

ラレーcrfに適しているホイール

アラヤ・ラレーのロードバイクのハイエンドモデルは「crr(Carlton-R)」ですが、こちらは完組みホイールを採用しています。

シマノのアルミクリンチャーのミドルグレード「WH-RS500」ですが、crfの交換ホイールの候補としても良いでしょう。

重量は1,650g(メーカー公表)で、crfの手組みホイールよりも約250g軽量ですし、チューブレスタイヤにも対応しています。

最初のホイール交換に推奨されることの多いホイールで、派手さはないですが確実なグレードアップが望めます。

ただ、シマノのリムは少し柔らかめなので、クロモリフレームと合わせるとバネ感が強すぎてたわみが気になるかもしれません。

そのため、少し硬めのリムの方がバランスが良いので、イタリアの「フルクラム」製のホイールがおすすめです。

特に、ミドルグレードの「レーシング3」はスピードに特化している仕様なので、走りの質が変わったことを実感しやすいです。

重量も1,555gと軽量です。

ラレーcrfはホイールをグレードアップさせたい

今回は、ラレーのロードバイク「crf」に付属しているものから、完成車のホイールについて考えてみました。

アラヤ工業製造のラレーのバイクは、手組みホイールということもあり、若干重量が嵩むのが難点と言えるでしょう。

そのため、crfのコスパを考えると、ホイールをグレードアップすればかなりレベルの高いロードバイクになるものと思います。