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スペシャライズドのアルミフレーム車を支えるシマノ・105

2018.7.19

ロードバイク用のコンポ製造メーカーで、圧倒的に世界一のシェアを誇るのが日本の「シマノ」です。

その中でも、安定した性能の高さと手ごろな価格で、多くの完成車に採用されているのが「105」です。

スペシャライズドのアルミロード「Allez(アレー)」の上位モデルにも105が採用されており、高性能の一員を担っています。

そこで今回はスペシャライズドのアレーを通じて、シマノ・105に迫ってみましょう。

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ロードバイクのコンポとは?

これからロードバイクを始めようとする方もいらっしゃると思いますので、まずはコンポについてお話しておきます。

コンポは変速を司るパーツ(ドライブトレイン)とブレーキの総称のことです。

ブレーキと、シフト・ブレーキ一体型レバー、ディレイラー、クランク、カセットスプロケット、チェーンが含まれます。

ロードバイク用は占有率から、日本の「シマノ」、イタリアの「カンパニョーロ」、アメリカの「SRAM」が世界三大メーカーと言われています。

中でも圧倒的なのがシマノで、プロチームに供給されるものから初心者用まで幅広く揃っています。

コンポはリアの変速段数によってグレード分けがされていますが、現在は11速が最高です。

シマノのロードバイク用コンポの中で、リア11速なのは「デュラエース」「アルテグラ」「105」になります。

今回のテーマでもある105は11速の中では最廉価モデルなので、アルミフレームの完成車にも搭載されることが多くなります。

スペシャライズドでも、アルミ車「アレー」の上位モデルに搭載されています。

アルミフレームのロードバイクに多く組み合わせられるシマノ・105

シマノのロードバイク用コンポですが、ハイエンドモデルの「デュラエース」はフルセットで20万以上にもなる超高級モデルです。

多くのトッププロ選手が愛用するものでもあり、市販されている完成車でも50万円以上の機種にしか搭載されません。

そのため、基本的にアルミフレームに搭載されている完成車はほとんどありません。

このように、シマノの中でも頭一つ、いや頭三つくらいは飛び抜けた存在です。

その点でいくと、ホビーライダーにも手が届きやすいのは、セカンドグレードの「アルテグラ」とサードの「105」ということになります。

アルテグラはデュラエースの広告塔的役割があり、デュラエースがモデルチェンジをした翌年に、技術を踏襲してリニューアルされる流れです。

素材などでコントロールして、安価にデュラエースの技術を提供するという役目です。

安価とはいってもフルセットでは約9万円しますので、完成車では最低でも20万円台のものから組み合わされていきます。

例えば、スペシャライズドのアルミフレーム車は全て20万円以下ですが、アルテグラのフルセットはありません。

105はアルミフレーム以外にも積極的に採用されている

前項でお話したシマノのロードバイク用コンポですが、デュラエースは別格中の別格です。

アルテグラはハードルは少し下がりますが、それでもアルミフレームにはコスト的に組み込むのが難しいです。

そこで105の出番となるわけですが、組み込まれている完成車の価格の幅が広いのも105の性格を表しています。

105の価格はフルセットで約6万円、デュラエースの約1/4です。

そのため、例えばカーボンフレームで20万円台前半~半ばの完成車を作ろうとすると、コストから考えて、コンポはほぼ自動的に105が選ばれます。

アルテグラのこともありますが、そうなると他のパーツのコストダウンが顕著になるので、105が選ばれることが多いです。

しかし、これは単にコストが安いからではなく、105の性能の高さによるところも大きいのです。

コンポは105に任せておけば安心、あとは他の部分にコストを回して全体のレベルを上げるという感覚です。

一方で105は、10万円台のアルミフレーム車にも多く組み込まれています。

フルセットとなると厳しい部分もありますが、スペシャライズドであればアレーの最上位モデル「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」は、ブレーキ以外はほぼフル「105」です。

スペシャライズドのアルミフレーム車で105がメインコンポの機種はこれ

前項でお話したように、シマノ・105は性能の割に価格が抑えられている、いわゆるコスパの高いコンポです。

フレームやホイールに重点的にコストを掛けている完成車なら、30万円前後でも105が組み込まれていることもあります。

そのため、10万円台の完成車に多くの105パーツが使用されていれば、コンポが持つ性能は上位モデルと遜色ないと考えてよいでしょう。

今回のテーマであるスペシャライズドのアルミフレーム車でも、105をメインコンポにした機種があります。

前項でも触れた「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」は、クランクも2018年から105になったので、ドライブトレインの統一が図られました。

エアロ形状のフレームで、レース向きのモデルですので、フロントの変速性能に定評のある105のクランクになったのは、非常に大きいことです。

ブレーキも105であればコンポの装備としては完璧なのですが、そこはのちのカスタマイズの余地と考えておきましょう。

スペシャライズド「ALLEZ Elite」は105メインもクランクが他メーカー製

前項でお話した「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」は、現在のスペシャライズドのアルミフレームでは最高グレードの完成車です。

価格を考えれば(約18万円)ブレーキ以外が105のセットであるのは、まずまずといったところです。

この一つ下のグレードである「ALLEZ Elite」もメインコンポは105ですが、ブレーキとこちらはクランクも他メーカー製になります。

クランクは、アメリカのパーツブランド「プラクシスワークス」製で、クランク単体の評価はかなり高いものです。

そのため、一概にグレードダウンとは言いませんが、コンポでも特にドライブトレインは連動性がありますので、なるべく同じメーカーで揃えるのが好ましいです。

その意味では、クランクもシマノ製(105)の方が、安定して高い性能が発揮されることは確かです。

クランクはコンポの中でも高額の部類なのでコストカットの対象になりがちですが、スペシャライズドくらいフレームのレベルが高いと、やはりメーカーを揃えたくなります。

105はR7000系へ~スペシャライズドの2019モデルに搭載されるか?

既にプレス発表されていますが、シマノ・105は今年(2018年)5800系からR7000系にモデルチェンジされます。

前回2014年のモデルチェンジはリア11速化という大きな進化がありましたが、今回はディスクブレーキ対応が目玉になります。

2017年から世界最高峰のロードレース「UCIワールドツアー」で、ディスクブレーキが解禁となりました。

スペシャライズドの「ヴェンジ」が、ツール・ド・フランスで複数のステージ優勝を果たすなど、早速大きな成果が出ています。

この結果により、ロードレースでのディスクブレーキ化は、今後も留まることはないでしょう。

そして、ホビーライダー向けコンポの105にも採用されたということは、いよいよロードバイク全体にもディスクブレーキ化の波が押し寄せてきた証かもしれません。

前出のスペシャライズドのアルミロード・アレーも、2019年モデルは新105の搭載が予想されていますので、ディスクブレーキ車があるかもしれません。

また、R7000系ではリアディレイラーが上位モデル同様のシャドー形状となり、空力性能がアップしています。

アレーの「SPRINT DSW SL COMP」はフレームがエアロ形状なので、もし搭載されればこの仕様変更は優位に働きますね。

105であればコンポの統一を図りたい

今回はシマノのロードバイク用コンポ「105」についてお話してきました。

カーボンフレームでもアルミフレームでも、コスパが高いので組み込みやすいコンポと言えます。

アルミフレーム車ではフルコンポが難しいですが、できるだけコンポは統一を図りたいものなので、交換も視野に入れてみてください。

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