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ロードバイクはハブ調整でホイールの回転力がよみがえる!

2018.7.25

ロードバイクはレース機材のため、メンテナンスありきの自転車です。

その中でもホイールは走りの質に直結しますので、特に注意しなければならない部分です。

ホイールはメンテナンスする箇所が多いのですが、回転の要とも言える「ハブ」が最優先と言えます。

そこで今回は、ホイールのハブ調整について確認していきましょう。

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ロードバイクホイールの構造

ロードバイクのホイールはメンテナンスをする箇所が多いので、まずは構造を確認しておきましょう。

タイヤがはまっている外周部分が「リム」で、この部分の素材や重さがホイールのグレードを決定付けます。

リムを支えている屋台骨の役割が「スポーク」で、ハブの左右にバランスを取りながら支持されています。

ホイールは、左右のスポークが引っ張り合うことで、リムの真円状態を維持する仕組みになっています。

また、スポークはホイール全面に張り巡らされているので、空気抵抗を受けやすい部分です。

そのため、各メーカーが組み方を工夫しています。

そして、スポークの受けになるのが車輪中央の「ハブ」です。

車輪を回転させるための機構が内蔵されており、外装式変速を使用している自転車では後輪に「スプロケット」という歯車が装着される部分です。

さらに、車輪をフレームに支持する場所なので、ハブ調整を行うことでホイールの緩み(ガタ)や、回転の度合いをコントロールすることができます。

また、回転軸が内蔵されており、その受けとなる「ベアリング」には「グリス」という粘度の高い潤滑油が必要です。

このグリスはハブの構造によっては抜けてしまうことがあるので、定期的に挿し直す必要があります。

ロードバイクホイールのベアリング

今回は、ロードバイクのホイールの「ハブ調整」がテーマになります。

ハブ調整の目的は簡単に言うと、ホイールの回転のスムーズさを取り戻すことと、耐久性を高めることです。

ハブを分解して、内臓されているシャフト(軸)やパーツを清掃、ベアリングをグリスアップして、玉当たりの調整を行うという手順です。

ただし、ハブの構造によって調整の仕方が違いますので、その構造からご説明します。

自転車には、回転体の受けとして、小さな球状の「ボールベアリング」が採用されています。

このボールベアリングを支持する方法が、ハブには2種類あります。

「シールドベアリング」はリング状のカップにボールベアリングとグリスを詰め、上から金属や樹脂のシールで覆います。

それをハブの中に圧入することで、ベアリングを支持します。

一方、「カップ&コーンベアリング」は、カップだけをハブに圧入してその淵にボールを並べグリスを盛り、その上からコーンと呼ばれるパーツでふたをします。

この2つのベアリングの支持方法の違いが、分解やハブ調整の手順の違いになります。

シールドベアリングは基本的にハブ調整の必要なし

ロードバイクのホイールハブには、ベアリングの装着方法が2種類あるとお伝えしました。

ここからは、それぞれのメリット、デメリットから、ハブ調整の方法までお話していきます。

まず「シールドベアリング」は、基本的にメンテナンスの必要がありません。

ベアリングがシールで覆われているのでホコリや水分が中に入りませんし、密封されている分グリスも抜けません。

これがシールドベアリングの最大のメリットですが、密封性を高めるためにシールを内輪に接触させているものが多くなります。

そうなると干渉してしまう分、回転が若干渋くなります。

また、ハブに圧入してしまうので修理が効かず、トラブルがあれば交換しなくてはなりません。

さらには、一部のものを除き、ベアリングの当たり具合を調整出来ません。

これは、デメリットとは言えませんがカップ&コーンとの違いではあります。

ロードバイクのハブ調整と言えば「カップ&コーンベアリング」

ロードバイクのホイールハブについてお話していますが、次は「カップ&コーン」です。
こちらは構造上メンテナンスが不可欠なので、「ハブ調整」というキーワードですと大抵はカップ&コーンの話になります。

密封性がないので、長い間放置しているとホコリや砂利が入ってしまい、回転がジャリジャリした感じになります。

また、当然グリスも抜けてしまいますので、ベアリングの摩耗が気になります。

グリスは、ベアリングとカップが擦れて起こる摩擦熱によってお互いが腐食しないための、まさしく潤滑の役割があります。

そのため、グリスが抜けて少ない状態で運用していると、カップに穴が開いたりボールが欠けたりします。

そうなると、大変危険な状態になりますので、定期的なメンテナンスが必要です。

とは言え、構造が割と単純ですし内輪との干渉がない分、回転力はシールドベアリングよりも僅かながら期待できます。

さらには、ベアリングの当たりを調整することができるので、ホイールの締め具合や、軸の回転を自分好みにすることが可能です。

ロードバイクホイールのハブ調整方法

ロードバイクのホイールのハブ調整は、基本的にカップ&コーンベアリングに対するものとお伝えしました。

そこでここでは、カップ&コーンを対象にハブの調整方法を説明します。

ハブ調整を行うには、通常のモンキーレンチの他に、薄いハブレンチと後輪のスプロケットを外すための専用工具が必要です。

ハブレンチは15mm、17mmで大方は事足りると思いますが、他の箇所にも使用できるので、何本かセットになっているものをおすすめします。

スプロケットを外す工具は専用なので他には使用しませんが、ハブ調整の頻度を考えれば持っておいて損はありません。

ハブの分解の注意事項ですが、パーツの清掃時にスプロケットが装着されている「フリーボディ」にはパーツクリーナーを吹き付けてはいけません。

フリーボディにもシールドベアリングが内蔵されており、クリーナーが入ってしまうとグリスが溶けて流れてしまいます。

フリーボディは基本的に分解が推奨されていないので、グリスが抜けてしまうと厄介です。

また、ボールベアリングは小さいので、分解したときに下に落ちても良いようにバットか何かを敷いて作業をしてください。

さらに、グリスは粘度が高く回転には抵抗になるものですから、盛りつけ過ぎると回転が渋くなります。

とは言え、少なければすぐに抜けてしまいますので、適度な量で盛ってください。

ロードバイクホイールの回転を左右する「玉当たり調整」

ホイールが高速で回転するロードバイクにおいては、カップ&コーンの場合ハブ調整の中でも「玉当たり」の重要度が高くなります。

ハブの先端にある締め付けボルトで調整をしますが、その締め具合によって回転の感覚が変わってきます。

きつく締めすぎるとベアリングの当たりが強く出過ぎて、回転がゴリゴリと渋い感じになります。

反対に緩すぎるとホイールの固定が弱く、全体的にガタついてしまいます。

この調整がバランスよくできるかどうかですが、あまりグレードの高くないホイールですとどうしてもどちらかに寄ります。

その場合は多少回転が渋くても、ガタ付きだけは取る方向で調整してください。

ガタがある状態で走行していると玉当たりがおかしくなるので、ベアリングとカップの摩耗が激しくなって劣化が進みます。

調整が上手くいかない場合はショップに持ち込んで作業してもらうことになりますが、それもホイールのグレードによってはどうしようもないものもあります。

その場合はそこがホイールの限界なので、交換を視野に入れなければなりません。

ロードバイクのホイールは全てが専用設計の「完組み」ホイールなので、ハブだけの交換は基本的に不可です。

そのため、ハブ単体の交換ではなく、ホイールごと交換する必要があります。

まずはハブ調整をしてみましょう

今回はロードバイクのホイールのメンテナンスの中でも、「ハブ調整」にスポットを当ててみました。

ハブの構造によって調整方法が違いますので、今使っているホイールのハブを確認してください。

回転力が劇的に蘇ることも多いですが、それが叶わない場合は限界も考えられるので、交換も視野に入れる必要があります。

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