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お気に入りのロードバイクはホイール塗装でお洒落にカスタム

2018.6.18

ロードバイクのレースなどを覗いてみると、デザインも様々な自転車が並んでいます。

しかし、意外なことにホイールだけは未だにカーボンの黒か、アルミのシルバーが主流のようで、もう一声お洒落なものがあってもいいのではないかと思います。

せっかくのロードバイクなのですから、ぜひ、お洒落にカスタムしてみませんか?

今回はロードバイクのホイールを塗装する方法をご紹介します。

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お気に入りのロードバイクのホイールを塗装するメリットとは

レース仕様の場合、ロードバイクのホイールを塗装する最大のメリットは「スペックを隠せる」ということです。

同じレースに出る出場者のマシンは、そのスペックも似通ってきます。

そうなると、フレームにこそ違いがあるものの、コンポーネントは「あぁ、アルテで揃えたのね」「ブレーキだけマルゴか」といった具合に、すぐにスペックの読み取れるマシンになってしまいます。

これは、ホイールについても、同じことが言えるのではないでしょうか?

道具を見れば、その人がどれだけの能力を持っているかが分かるというのは、あながちウソではありません。

レースを有利に進めようと考えたとき、ホイールが本来のデザインと異なっていることは、そのスペックを「隠す」ことができるわけです。

ただし、レースのルールによっては、塗装などが「改造」として扱われ、参加できなくなってしまうものがあるのも確かです。

塗装したホイールでレース出場が認められるかどうかの確認は、必ずするようにしましょう。

もう1つ、塗装したホイールを履くというのはそれだけでかなり「目立つ」行為です。

オフ会やイベントでは、目立つマシンは周りから一発で覚えてもらえますし、カタログでは見られないオリジナルデザインは「え、どうやったの?」とみんなから興味を持ってもらえます。

これは普段使いのロードバイクでも同じで、スパルタンな「カッコいい」デザインはいくらでもありますが、「可愛らしい」ロードバイクはあまり見かけませんよね。

それだけでも、トライしてみるメリットがあります。

ロードバイクのホイールを塗装する際のデメリットも考えよう

ライバルからマシンのスペックを読み取られないよう隠すことができ、また、さり気ないお洒落でマシンを目立たせることができるホイールの塗装ですが、デメリットもあります。

最大のデメリットは、ホイールの重量増加です。

実際に、ホイールに塗装される塗料の量は多くても、10~20g程度でしょう。

しかし、高速回転して強烈な遠心力とジャイロ効果を生み出しているロードバイクのホイールでは、その10から20gでも、十分に乗り味の違いを生み出します。

つまり、お洒落を求めた結果、走行性能が下がるということが起こりえるわけです。

また、食いつきの悪い塗料を使ってしまうと、それがパラパラと剥がれてしまい、むしろお洒落からは縁遠い「手作り感」「やっつけ感」を演出してしまうことにもなりかねません。

特に、チェーンなどグリスがたっぷり塗られた駆動系に塗料の欠片が入り込んでしまうと、完璧に落としきるのは難しいです。

このように考えると、ロードバイクのホイール塗装は、やるかどうかを慎重に検討して、やるとなったらどのような方法で行うか、しっかり考える必要が出てきます。

ロードバイクを一気に個性的にするホイール塗装の基本はリム

それでは、いよいよ実践編です。

どうやって塗装していったらいいか、具体的にご紹介します。

まず、ホイール塗装の一番メインになるのはリムです。

リムを塗装すると、ロードバイクは一気に個性的になり、お洒落感が増してきます。

また、一部のペンキを覗いて、ほとんどの塗料は金属やカーボン素材を侵食することはありませんし、ニップルなどのように塗装後に工具で引っ掻いて塗装を剥がしてしまうこともあまりないので安心です。

【用意するもの】

・中性洗剤とスポンジなど、リムを洗う道具

・塗りたい色の塗料(プラモデル用水性塗料が安くて食いつきが良くオススメ!)

・筆(スプレー塗装するときはハンドピースや缶スプレー)

・マスキングテープ

【塗装の方法】

・ホイールを分解して、リムを単体にする

・砂や油分などを中性洗剤などで洗い、完全に落とす

・色を乗せたくない場所はマスキングテープでコーティングする

・塗装(同じ模様をたくさん描いたりデザインを描いたり自由に)

・直射日光を避けて丸一日乾燥させる

・スポークを組んで、ホイールとして完成させる

ポイントになるのは「徹底してきれいに洗うこと」と「塗料は薄く塗ること」です。

また、複数の色を塗るときは、マーブル模様を狙わない限り、暗い方の色から塗っていき、塗ったものが乾いてから次の色を塗り重ねていきます。

一度に厚塗りするのではなく、薄い塗装を何層かに重ねるようにすると、深みのあるきれいな塗装になります。

特に筆塗りのときは、筆の向きを一定に保つと、きれいに仕上がります。

もちろんスポークやニップルも工夫次第で塗装はできる!

ロードバイクのスポークやニップルも、自己主張に持ってこいなパーツです。

例えばシンプルなシルバーのホイールでも、ニップルだけにクリアレッドを塗っておくだけで、急に引き締まった印象のホイールになります。

また、スポークをマットブラックに塗るだけでも高級感が出てきます。

ただ、小さくて、且つ他のパーツと触れ合っているこれらの部品は、塗装するときにちょっとした工夫が必要です。

そこで特に大切なのは、小さなパーツをいかにして塗りやすく「固定」するかです。

【スポークの固定方法】

・適当な薄板(厚さ1cm程度)にキリで爪楊枝が刺さる程度の穴をあける

・穴にスポークを立てる

【ニップルの固定方法】

・適当なサイズの発泡スチロールの塊を用意する

(なければ段ボールを2~3枚貼り合わせたものを用意)

・ニップルに爪楊枝を挿し、そのまま発泡スチロールの塊に立てる

スポークは長さ・重量があるので、発泡スチロールでは固定できません。

面倒でも、しっかり挿して固定できるものを使いましょう。

これらの方法で、スポークやニップルを固定すると、とても作業がしやすくなります。

ただし、特にスポークは立てた状態で塗装することになるため、塗料の液だれに注意が必要です。

ポイントは外さず、薄く塗っては乾かして、を繰り返すようにしましょう。

加工は一切NG!ホイールで塗装してはいけないところもある

ロードバイクはホイールを塗装することで、より個性的でお洒落なマシンを作ることができますが、2ヵ所だけ塗装・加工してはいけない場所があります。

1つは、ブレーキシューとリムが触れる部分です。

ディスクブレーキホイールでもない限り、この部分だけは金属がそのままむき出しになっているので分かると思いますが、ここだけは塗装してはいけません。

ロードバイクは、ホイールとブレーキシューの摩擦力で減速・停車します。

そこに塗料を挟んでしまうと、当然、制動性能は大きく落ちてしまいます。

また、たとえ制動性能が落ちなかったとしても、ブレーキシューで塗装表面を強く擦ることになるため、せっかく綺麗に塗った塗装もすぐに剥げてしまいます。

ただ剥げるだけならそれほど問題はないでしょうが、たいていの場合、ブレーキカスと一緒になって、見た目も綺麗ではありません。

リムに塗装する際は、この部分はマスキングなどをし、避けるようにしましょう。

もう1ヵ所はハブです。

ハブはベアリングを内蔵していて、潤滑油があることで、ホイールの回転がスムーズになっています。

しかし、そのベアリング内に塗料が入り込むと、潤滑油が変質してしまうことがあります。

また、新品でもない限り、表面ににじみ出てきた潤滑油を完璧にクリーニングすることは難しく、綺麗な塗装も見込めません。

それを考えても、ハブはあえて塗装することを考えない方が無難な場所です。

筆を持つ前に!塗装された製品がないかまずチェックすること!

自分で塗装して、「簡単にオリジナルパーツを作れるのであればぜひチャレンジしてみたい」、と言う気持ちは誰でも同じかと思いますが、その前にやるべきことが1つあります。

それは「すでに良い感じに塗装されたパーツはないかを確認すること」です。

今回ご紹介している方法は、あくまでお洒落なロードバイクを作るために、普段はやっていない、ホイールの塗装という作業をやってみよう、といったDIYの話です。

はじめから狙ったような色に塗装されているパーツがあるのであれば、どうしてもそちらの方がクオリティは高いですし、塗料も安心して使えるだけの強度を持っていることがほとんどです。

「せっかく良い感じに仕上げたのに、ショップに行ったら寸分違わないものが置いてあった!」ということは、あり得ないことではありません。

「ホイール全体に花柄を描く!」「リムをレインボーカラーにする!」というような、明らかに既製品がないだろうという場合を除いては、まずはネットなどで、同じような商品がないかチェックしましょう。

世界に一台しかないマシンだからこそ愛着を持って向き合える

ロードバイクのホイールを塗装するのは、スポーク編みの作業を除けばそれほど面倒な作業でもありません。

また、オリジナル要素の入ったロードバイクは、はっきりと他と区別することができ、愛着の持てるものになります。

ぜひ、ホイール塗装に挑戦して、世界に一台しかない、自分だけのマシンを目指してみてください。

 - ホイール, ロードバイク, 自転車のパーツ