シマノのディスクブレーキ!エア抜きは必要?その方法は?

最近のスポーツサイクルに増えてきた、ブレーキシステムの一つに、シマノのディスクブレーキがあります。

これからは、このディスクブレーキを搭載したモデルが増えてくるのではないでしょうか。

ここでは、デイスクブレーキの構造と、エア抜きの必要性や、エア抜きを自分で行う場合の、作業手順と注意点をご紹介していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

自転車のタイヤにも寿命がある!普段から気にしたいポイント

普段、何気なく乗っている自転車ですが、タイヤの減りなどは意識したことはありますか?ロードバイ...

自転車にバイクがくっついたような乗り物、モペットとは!?

モペットとは「自転車」と「バイク」がくっついたような乗り物です。見た目もそのままで自転車にエ...

自転車のブレーキシューから音が出るのはなぜ!?

古びた自転車や、雨の日に漕いでしまった自転車に乗ってブレーキをかけると、異音が・・・そんな経験はあり...

700x28cのタイヤに注目!適正空気圧・転がり抵抗って?

数年前から各メーカーがワイドリムのホイールをリリースしています。このことでタイヤの主流が70...

女性の自転車通勤!10km通うのには、何分くらいかかるのか?

自転車通勤と言っても男性が多いですが、最近は女性の方でも自転車通勤多いですよね。そのため、最近では自...

ピスト自転車のカスタム!クランクの外し方とつけ方は?

ピスト自転車は、カラフルなパーツや個性的なフレームが多く、構造も簡単でカスタムしやすい自転車です...

雷が鳴った場合の自転車走行の注意点!傘差し運転は違法!

自転車走行中いきなり雷が鳴り出した!そんな時自転車に乗り続けたほうがいいのか、いったん非難す...

ストライダーとハマーの特徴を比較してどちらを購入するか?

「ストライダー」「ハマー」と聞いても、何のことだかピンとこない方も多いと思います。これはキッ...

東京都町田市で起きた自転車の踏切事故から学ぶ安全対策

2013年3月29日。東京都町田市のJR横浜線、成瀬駅から町田駅の間の踏切で猛スピードで自転...

各社のbb30対応クランクにおける事情とbb30を使用する方法

数年前の完成車及びフレーム売りされているロードバイクは、bb30規格のものが多くありました。...

雪道で自転車タイヤが滑るのを防ぐ方法はある!?

雪道を自転車走行することは、スリップの可能性があり大変危険です。出来れば乗らないのが一番です...

自転車の盗難届は防犯登録が必要!防犯登録には期限がある?

皆さんは、自転車を購入するときに防犯登録を行っていますか?あまり知られていませんが、防犯登録...

クロスバイクのハンドル幅はどのくらいが適正か?

自転車には、それぞれの種類にあったハンドルの形があります。ママチャリなどのアップハンドル...

1時間の走行距離はどのくらい?自転車通勤がおすすめなわけ

自転車で1時間の走行距離は、自転車の種類や乗る人にも変わりますが、15~20kmほどと言われています...

自転車にスピードメーターを!子供の自転車も本格的になる?

ご両親のいずれかが、ロードバイクを趣味にされている場合、子供も乗りたがりますよね。子供用...

スポンサーリンク

シマノのディスクブレーキの構造

シマノ製のディスクブレーキには、機械式と油圧式のディスクブレーキが存在します。

どちらの場合にも、ブレーキレバーを握ると、ブレーキローターに取り付けられているブレーキパッドが、ローターを挟み込みブレーキを掛けます。

このブレーキパッドを操作する為に、ブレーキレバーからつながっているものが、ワイヤーであれば「機械式」と呼ばれ、オイルが充填されたホースであれば「油圧式」と呼ばれます。

その制動力は、どちらの方式でもブレーキの中ではとても強いといわれています。

また、ブレーキローター自体がホイールの中心付近に取り付けられる為、路面の泥や水の影響を受けにくい構造になっています。

油圧式の場合、ブレーキレバーを引くと油圧ホースに圧力が掛かり、その圧力を利用してブレーキパッドを出します。

そして、ホース内にエアが混入しないために、ブレーキパッドやオイルを交換した後、エア抜きを行う必要があります。

油圧式のディスクブレーキの場合、エア抜きを行わないと不具合が発生する場合があります。

一方、機械式の場合は、ブレーキレバーとワイヤーでつながれているため、エア抜きのような作業は必要ありません。

ディスクブレーキのエア抜きの必要性

仮に、シマノ製の油圧式ディスクブレーキを使用していて、エア抜きを行なわず使用していると、どのような不具合が起きるのでしょう。

まず、ブレーキレバーを何度か握っているうちに、タッチの感覚が変わります。

このため、安定したブレーキングが出来なくなります。

更に、エアーを噛んだままブレーキを掛け続けていると、オイルの温度が上がってきた時に、オイル内に残っている気泡が膨張してしまいます。

その後、突然ブレーキに圧が掛からなくなり、ブレーキが効かなくなる可能性があります。

こうなると、安全に走行出来なくなるため、オイル内のエアーは確実に抜いておく必要があります。

では、ディスクブレーキのオイル内にあるエア抜きは、どのように行えば良いのでしょうか。

シマノのディスクブレーキのエア抜きに必要な工具

それでは、エア抜きの方法についてご説明をしていきたいところですが、シマノ製のディスクブレーキでエア抜きを行う時、いったいどのような工具が必要になるのでしょうか。

実は、シマノからディスクブレーキのエア抜きに必要な物がセットで販売されています。

それは、「ディスクブレーキ シンプルブリーディングキット」というもので、注射器やチューブ、じょうご、といった普通の工具では無いような物がセットになっています。

価格は2500円程で販売されています。

この他に、アーレンキーとレンチ、新しいミネラルオイルが必要になります。

アーレンキーやレンチは、エア抜き以外のメンテナンスでも必要となるため、あらかじめ揃えておくと便利でしょう。

ブリーティングキットは、ペットボトルや、他の注射器の流用でも行なえますが、確実にエア抜きを行うために、純正セットの購入をおすすめします。

では実際に、どのようにエア抜き作業を行なえば良いのでしょうか。

シマノのディスクブレーキのエア抜きの手順

ディスクブレーキのエア抜き作業に必要な工具が揃ったら、実際に作業を行う手順のご説明をします。

まず、ブラケットですが、ブリーティング用のボルトが付いています。

このボルトを2.5mmのアーレンキーで外します。

このボルトには、Oリングが付いているため、無くさないように注意して下さい。

ボルトを外した穴に、シマノのブリーティングキットのじょうごを取り付けます。

このじょうごの中に、ミネラルオイルを入れます。

この時、空気の混入を防ぐために、充分な量のオイルをじょうごの中に入れていきます。

次に、キャリパー側に移ります。

キャリパーに付いているブリードニップルに、ブリーティングキットに入っているチューブを取り付けます。

このチューブから廃油が出てくるため、チューブの先にビニール袋をテープで固定します。

ブリードニップルのナットを緩め、古いオイルを流し、色の濃いオイルが出てくるまで待ちます。

チューブ内に気泡が無くなるまで、オイルを流します。

ここまで出来たら、ブリードニップルを締めます。

次に、ブラケット側に混入したエアを抜きます。

少しずつハンドルの角度を変えながら、ブレーキレバーを握り、じょうごに溜まっているオイルの中に気泡が出てくる事を確認します。

この作業を繰り返し、じょうごにエアーが出てこなくなるまで行います。

少しブラケットを叩いたりしながら、少しの気泡も残さず取り出すようにして下さい。

最後に、ブラケット側のボルトを取り付けます。

これで、オイル交換を含めたエア抜き作業が完了です。

エア抜きを行う時の注意点

ディスクブレーキのオイル交換と、エア抜き作業を行う時の注意点を、いくつかまとめます。

●シマノのブリーティングキットの購入

専用の道具を使う事で、作業が効率良く進める事が出来ます。

●Oリングの注意

こちらは、先ほどもお伝えしたことですが、ボルトを外す時ブラケットの上部に、Oリングが取付けられています。

このOリングが、レバー側に残ってしまう時があります。

失くさないように、確実に保管して下さい。

●オイルの量

じょうごにオイルを入れる時ですが、充分な量を入れ、溢れない程度にいっぱい入れるようにして下さい。

オイルが不足すると、エアーをホース内に送り込んでいる事になってしまいます。

また、キャリパー側にホースを取り付ける時は、確実に取り付けて下さい。

仮に、外れてしまうと、ディスクにオイルが付着してしまいます。

オイルが付着したディスクでは、ブレーキが効きません。

もし、オイルが付着したら、確実に拭き取るようにして下さい。

●ブラケット側からエア抜きを行う時、わずかな気泡も見逃さないで下さい。

少しでも混入していると、ブレーキの効きに影響を与えます。

最後に、ブラケットの上部にボルトを取り付ける時ですが、この時エアーが混入しないように、ミネラルオイルをレバー側に満たしておき、ボルトを取り付けて下さい。

以上が、エア抜き作業を行う時の注意点になります。

ディスクブレーキのエア抜きは自分でやるべきか?

シマノのディスクブレーキのエア抜きは、自分でやるべきか、それとも専門家であるショップなどでお願いすべきか、どちらを選んだ方が良いのでしょうか。

ブレーキは、走行する上で、最も重要な要素の一つです。

このため、確実かつミスのない作業を行う必要があります。

自信が無い場合は、専門のショップなどでディスクブレーキのエア抜きを行なってもらえば安心でしょう。

作業工賃の相場は、オイル交換まで含めて2000~4000円程度で出来るようです。

ディスクブレーキのオイルにエアが混入してしまう原因として、輪行などが挙げられます。

ロードバイクを持ち運ぶ時に、どうしてもディスクブレーキのオイルにエアが混入してしまうのです。

このような時のために、自分でエア抜きが出来るようになっておくといざという時、安心です。

輪行による、エアの混入があらかじめ予測出来れば、対処出来るような準備もする事が出来ます。

トラブルは、いつどこで遭遇するかは予測出来ません。

場合によっては、工具などが揃っていない場合も考えられます。

しかし、出来る限りの事は、自分でメンテナンスが出来るようにしておくと、突然のトラブルにも対処する事が出来るようになります。

ブレーキは確実に整備する必要がある

これまで、シマノのディスクブレーキのオイルに関する、エア抜きの方法から、その重要性について考えてみました。

ロードバイクのブレーキは、最も重要な性能の一つです。

このため、オイルのエア抜きは、確実に行わなくてはならないものです。

特に、自分自身でこの作業を行なう場合は、それなりの知識と装備を充実させて行うようにして下さい。

不安のある人は、無理をせず、専門家に依頼する事をおすすめします。