「いいね!」をもっとゲット!自転車タイヤは塗装で変わる!

流行語にもなった「インスタ映え」。

SNSに自転車をあげる人もいるでしょう。

少し覗いてみるだけで、オシャレなタイヤを履いた自転車がたくさん見つかります。

「私の自転車もオシャレにしたい!」

と思っても、タイヤの品質とオシャレ度は必ずしも一致しないこともあります。

そのため、オシャレさんと自転車好き、双方の「いいね!」ゲットは困難です。

そこで今回は、自転車のタイヤを塗装して、その品質を維持しつつオシャレさんも納得させられる、あなただけの自転車タイヤを作ってみましょう。

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そもそも「自転車のタイヤを塗装すること」はあり?なし?

そもそも、「自転車のタイヤを塗装すること」はありなのでしょうか?

結論を先に書いてしまうと、「条件さえ守ればあり」です。

しかし、自転車のタイヤは、路面と車体が触れ合う唯一の部分です。

そのため、闇雲に塗料を乗せてしまうことは、安全の面からはお勧めできない行為です。

また、タイヤがゴムでできている以上、相性の悪い塗料を使えば、ゴムの品質劣化にもつながってしまいます。

こう考えると、やはり既製品を買ってしまったほうが安心なのかもしれません。

しかし、20年ほど前からカラータイヤは増えてきているとはいえ、カラーのラインナップも配色パターンも似たり寄ったりで、「これ!」といえる一本にめぐり合わうことがないという方もいるでしょう。

どうしても既製品では納得できないこともありますよね?

そこで「自転車のタイヤを塗装すること」を「あり」にできる方法を考えてみましょう。

先に述べたように、自転車のタイヤは路面と車体が触れ合う唯一の部分です。

そのため、路面に直接塗料が触れないようにしなければなりません。

また、タイヤはゴムでできているので、塗装した部分が劣化してしまわないようにしなければなりません。

でも、この二つの条件さえクリアしてしまえば、自転車のタイヤを塗装したことで何かマイナス要素が発生することは全くありません。

つまり「あり」にできるのです。

それでは、実際に自転車のタイヤを塗装する方法を見ていきましょう。

今回は、自動車のタイヤでも人気の、ホワイトウォールのタイヤ(側面が白く塗装されているタイヤ)を塗装で作ってみることを想定していきます。

自転車タイヤを塗装する塗料はコストダウンできる!

まずは、何で塗るかについてですが、自動車のパーツショップに行くと、いくつかのメーカーからペンタイプの「ゴム専用塗料」が売り出されているのを見つけることができます。

しかし、一本(単色)のお値段が2,000~4,000円です。

ホワイトウォールのように広い面積を塗装しようと思うと、数本必要になってしまいます。

オシャレのためとはいえ、高くつきすぎますね。

そこでお勧めしたいのが、ホビーショップに並んでいるプラモデル用塗料です。

筆塗り用は一瓶100円~500円で販売しています。

スプレータイプであっても500円程度で買うことができます。

これならお財布にも優しいですし、カラーラインナップは何百とあるため、狙った色を見つけられます。

ただ、もともと黒いところに塗るわけですから、透明の塗料ではほとんど色が見えません。

必ず不透明カラーを選ぶようにしましょう。

それでは、必要なものリストです。

【必要なもの】

・プラモデル用塗料(スプレーもしくは瓶)
・塗料用薄め液
・絵画用平筆(筆塗りの場合のみ、色の数と同じだけ用意する)
・古タイヤ(捨ててもいいもの)
・めん棒
・マスキングテープ
・脱脂用シート(エタノール&ウェスでも可)
(他、新聞紙やエプロン、作業台など、必要と思われるものを用意する)

塗料以外のものの使い方についてはこの後、実際の手順を追っていく中でお話しします。

必要なものが揃ったらいざ!自転車タイヤの塗装ステップ

塗装した自転車タイヤのイメージが固まったら、早速作業に取り掛かりましょう。

【手順1 脱脂】

自転車のタイヤには、新品には離型剤、使い込んでいるものには砂やブレーキ滓、グリスの油分など、色々なものが付着しています。

その上から塗装しても食いつきが悪く、すぐに塗料が剥がれてきてしまいます。

まずは脱脂用シートやアルコールで徹底的に拭き上げ、ゴムを表面に露出させましょう。

【手順2 マスキング】

特にスプレー塗装の場合、塗らないところに塗料がはねてしまうことが多々あります。

筆塗りの場合も、塗りたくないところはマスキングテープで養生しておくと安心して作業が進められます。

必ずマスキングをしてから塗り始めるようにしましょう。

ホワイトウォールのような曲線をマスキングするときは、細めのマスキングテープ(5mm幅など)を用意すると簡単に曲線を養生できます。

【手順3 塗装】

スプレーの場合は一気に仕上げるのではなく、薄く吹き付ける工程を3~4回繰り返して仕上げます。

筆塗りで薄く塗るのは難しいですが、キレイに仕上げるポイントは筆の向きを一定にし、何度も同じところを擦らないことです。

「ムラになった!」と思って修正すると、それがまたムラになったり厚塗りになったりします。

なお、乾燥は時期にもよりますが、最低でも3時間はかけましょう。

そのため「今日はいよいよ塗るぞ!」という日には、塗っては3時間待ち、塗っては3時間待ち…、を繰り返すことになります。

完璧な一本を作るためのガマンですね。

ちょっと待って!自転車タイヤを塗装する際の「ベカラズ」集

せっかく自転車のタイヤを自分で塗装するのだから、少しでもカッコよく仕上げたいものです。

また、安全のためにやってはいけないこともあります。

ここでは、「ベカラズ」(してはいけない)集として注意点をご紹介します。

【ベカラズ1 スプレーで一気に厚塗り】

スプレーは広い面積を一気に塗れるのでとても便利ですが、一度に厚塗りしてしまうと塗料が垂れる原因になります。

一度垂れてしまったら、さすがに収拾がつきません。

あくまで薄塗りを繰り返して仕上げましょう。

【ベカラズ2 風が強い日の屋外での塗装】

自転車タイヤの塗装に限らず、風が強い日の屋外での塗装は失敗率が高くなります。

乾燥中に砂ぼこりやゴミが舞い上げられ、乾いていない塗料についてしまうときれいに仕上がりません。

【ベカラズ3 直射日光で乾燥させる】

日光に当てると乾燥が早くなりますが、塗装面に気泡ができてしまう原因になります。

直射日光は避けて日陰でゆっくり乾燥させましょう。

【ベカラズ4 接地面に塗装してしまう】

先に書いたように、タイヤはゴムと路面が直接触れ合い、路面に食いつくことでグリップを得ています。

その間に塗料の膜が入ってしまうとグリップ力低下の原因になります。塗装は側面のみにしましょう。

【ベカラズ5 相性の悪い塗料で塗装する】

プラモデル用の塗料ならばほとんどは大丈夫ですが、ごく一部、ゴムとの相性がよくないものがあります。

本番の作業を始める前に、一度古タイヤを使って試し塗りをしてみましょう。

乾燥後にベタついたり、ツメを立てて崩れてしまったりしなければ大丈夫です。

自転車タイヤ塗装のマル秘テクニックをこっそり伝授!

今回は基本の塗り方ということで、ホワイトウォールを想定して話を進めてきましたが、他にも世界に一つしかない自転車タイヤに塗装するアイデアやテクニックは色々あります。

ここでは、そのテクニックとアイデアを少しだけご紹介します。

【テクニック1 筆は色の数だけ用意】

プラモデル用塗料は有機溶剤を使用しているので、水洗いではキレイになりません。

そのため、塗料用薄め液を使って筆を洗うことになりますが、完璧に塗料を落とすのは意外にたいへんです。

しっかり洗えていない状態で次の色を使ってしまうと、塗料同士が筆の中で混ざり、発色が悪くなってしまいます。

筆は使い捨てるつもりで使う色の数だけ用意してください。

【テクニック2 はみ出してしまったら薄め液とめん棒で修正】

慣れていないとどうしてもはみ出してしまったり、塗料を乗せたくないところに乗せてしまったりするものです。

しかし、心配はいりません。

「しまった!」というときは、乾燥してからめん棒に薄め液をつけて、ゆっくりこすってみてください。

その部分だけ塗料が溶けて、キレイになります。

【アイデア1 全体を塗らなくてもポイントだけで印象はガラッと変わる!】

例えばタイヤに浮き彫り加工されている文字だけを目立つ色に塗ってみるだけで、印象派大きく変わります。

自転車タイヤ塗装初心者にオススメのアイデアです。

【アイデア2 タイヤの黒を生かしてスケ感のあるグラデーションに】

例えば、外側(接地面側)はスプレーで1回だけ薄く塗装します。

反対に内側(リム側)は3~4回厚塗りしてタイヤの黒を完全に塗りつぶします。

それだけで他にはないグラデーションのタイヤになります。

自分で塗装した自転車のタイヤの塗装の寿命はどのくらい?

プラモデル用塗料はもともと伸縮性のあるところに塗られるものではないので、多少の伸縮には耐えられますが、ダイナミックに伸縮を繰り返しているゴムのタイヤでは、細かなヒビ割れが生じてしまうことがあります。

ヒビ割れを完全に防ぐには、ゴム専用の塗料やゴム皮膜を作る塗料を使う必要がありますが、どうしてもそれなりに高くついてしまいます。

それでも、せっかくキレイに仕上げたのだから、長持ちさせたいですよね。

そのためには、着脱による伸縮を防ぐために「ホイールに付けたまま塗装する」こと、また、脱脂のときにしっかりと油分や砂ぼこりを落としきっておくことが必要です。

それでも1ヶ月もすればブレーキカスで汚れてきますし、半年もすれば色が抜けたり剥がれたりしてきます。

そのため、1回の塗装の寿命はだいたい半年、もっても1年です。

そう考えておいたほうがよさそうです。

これを長いと見るか短いと見るかは人それぞれでしょう。

毎日脚を回しまくっている人であれば、タイヤそのものの寿命が3ヶ月かもしれません。

反対にファンライド中心の人には半年は一瞬かもしれません。

このように、寿命があるということは、また塗りなおす楽しみが増えるということでもあります。

同じ模様をもう一度描いてみるもよし。

薄め液で全て消して新しい模様を試してみるもよし。

世界に1本の自転車タイヤを作る作業を、楽しんでください。

「いいね!」を狙うなら一度は試してみたい自転車タイヤの塗装

「自転車のタイヤは黒いもの」

「カラーはあってもラインが一本入ってる程度」

そんな認識がまだまだ根強いのではないでしょうか?

だからこそ、カラフルに塗られたタイヤは見る人の度肝を抜くことができます!

また、タイヤを塗装する作業は大がかりで面倒に見えて、プラモデルの塗装と大差ありません。

できあがりが人目を引くことは間違いなしです。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!