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ロードバイクのタイヤは耐久性を重視するとコスパが高くなる

2018.3.30

自転車において、唯一地面と接触しているパーツはタイヤです。

特に、ロードバイクなどはギア比が高いので、車輪の回転数が多くなります。

そうなれば、当然のことながらタイヤに大きな負担が掛かり、摩耗も激しくなりますので、耐久性を重視したいところです。

そこで今回は、ロードバイクのタイヤについて、耐久性を重視して考えてみたいと思います。

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ロードバイクのタイヤの技術革新は目覚ましい

ロードバイクはロードレースの機材ですから、パーツもなるべく軽量に作られています。
それだけに、タイヤも太くできませんし、肉厚なゴムを使用するわけにもいきません。

そのため、乗り方の問題もあるのですが、軽量になると耐久性や耐パンク性に劣るのが一般的です。

一方、エントリーモデルの完成車に付属しているような安価なタイヤは、耐久性はそれなりにあります。

ただ、重いですし、転がり抵抗が大きいので、スピードはまず期待できません。

それでも、技術の革新は目覚ましく、ロードバイク用のタイヤも上位グレードになれば、軽量でも耐久性に優れたものがたくさんあります。

そういったタイヤは高価にはなりますが、タイヤはロードバイクのパーツの中でも、安価な部類に入ります。

ハイエンドクラスでも、セットで1~1.5万円程度で購入できますので、ホイールの約1/10の価格で最上位のものが手に入ります。

それでいて効果は、ホイールの1/10かと言われれば決してそんなことはなく、劇的な変化も十分期待できるので、非常にコスパの高いカスタマイズなのです。

タイヤ選びは自分の用途に合ったものを優先する

ロードバイクのタイヤは、用途に合わせたコンパウンド(性質)があります。

レース用ならば、軽量で転がり抵抗の低いものになりますし、ロングライドには耐久性や耐パンク性が高く、乗り心地が良いものが向いています。

また、通勤などで街乗りに使用する場合は、多少の悪路や濡れた路面も想定して、グリップ力に優れたものが適しています。

例えば、これからレース参戦を視野に入れているのであれば、軽量なレース仕様のタイヤがおすすめです。

しかし、そういったものは耐久性や耐パンク性に優れているとは言えませんので、ガンガン走って脚力を鍛える練習には不安があります。

そのため、レース用と練習用を分けている人も少なくありません。

ツーリングなどのロングライドにも、耐久性や耐パンク性が重要です。

長距離を乗るということは、それだけ消耗が激しくなるわけですし、自宅から遠く離れた地で、パンクしたりするのは避けたいですよね。

また、通勤などで走ることになる公道は、ガラスの破片や小さな石など刺さりやすいものが落ちていますから、耐パンク性に優れたタイヤが良いでしょう。

ロードバイクの用途によるタイヤの性質の違い

上記の用途別のコンパウンドがよく分かるのが、タイヤメーカー「パナレーサー」のロードバイク用タイヤ【RACE】シリーズです。

パナレーサーのハイエンドモデルなので、軽量だからパンクしやすいなど脆弱なことはないですが、性質の違いは顕著です。

【RACE L】は「LIGHT」の意味で、23cで180gの超軽量タイヤです。
転がり抵抗軽減のコンパウンドや素材も、とにかく軽量になるように組まれています。

耐パンクや耐久性が、全く考慮されていないわけではないですが、他のモデルに比べれば、少し落ちます。

【RACE D】のDは「DURO」のことで、悪路を走るロードレース「エンデューロ」から来ていると思われます。

ケーシング(タイヤの本体)の上部を耐パンクベルトで覆い、2層になっているケーシング内部センターにも、ハイクラスのベルトが装着されています。

センターからの貫通パンクや、サイドカットにも対応したモデルです。

しかし、LIGHTに採用されている転がり抵抗軽減のコンパウンドはありませんし、23cで230gありますので、走りが少しもっさりする感じです。

【RACE A】は「ALL AROUND」で、上記2つのタイヤの性格を併せ持つ、中間的な位置付けです。

このように、ユーザーの用途に合わせて、違った性質があるのが、ロードバイクのタイヤの優れているところです。

耐久性重視なら上位グレードのものを

ロードバイクのタイヤは走行距離に関係なく、3年が交換の目処と言われます。

また、耐久性が高いとされているタイヤの使用距離は、5000kmでひと区切りと考えて良さそうです。

そうなると、1000kmが寿命の1000円のタイヤと、5000kmが寿命の5000円のタイヤは、長期的に見ればコスパは同じです。

必ずしも安いタイヤが1000kmでダメになるとは言いませんが、5000円のタイヤに比べれば、耐久性が落ちる可能性が高いのは事実です。

しつこいようですが、タイヤはロードバイクのパーツの中では安いです。

例えば、ホイールは5000円では最低レベルのものも入手できませんが、タイヤは5000円となれば、ハイエンドモデルに手が届きます。

先ほどご紹介したパナレーサーの【RACE】シリーズも、1本5000円前後です。

しかも、タイヤは走りの質を大きく変えてくれる部分ですから、劇的な変化が体感できるはずです。

ですから、タイヤにはある程度コストを掛けたほうが、幸せになれる確率が高いということですね。

ロードバイクのタイヤで耐久性と言えばコレ!

それでは、耐久性において高い評価を得ている、ロードバイク用タイヤをご紹介します。

なお、先述したパナレーサーの【RACE D】も、耐久性は折り紙つきです。

【Continental(コンチネンタル):GRAND PRIX 4000 SII(グランプリ4000 S2)】

ロード乗りの間では、耐パンク性の高さと言えば「コンチネンタル」と言われるほど、パンクしないタイヤで有名です。

グリップ力が強く抜群の安定感がありますし、レースタイヤながら、乗り心地の良さも特筆ものです。

超軽量ではありませんが、25cで225gなら走りの軽さも期待できるので、レースから普段使いまで、何でもこなせるオールラウンダーです。

定価では1本7500円程度ですが、通販サイトなどでの実売価格は、約5000円前後です。

【SCHWALBE(シュワルベ):MARATHON(マラソン)】

こちらも「耐久性と言えば?」という質問では、かなり早く名前の挙がるタイヤです。

トレッド(表面のゴム)に刻まれた溝が特徴的で、ヨーロッパの石畳を走行することを意識した「エンデュランスコンパウンド」が採用されています。

また、厚手の耐パンクベルトをケーシング上部に配してありますので、貫通パンク対策も万全です。

25cで260gと少し重めなので、軽い走りは期待しないほうが良いですが、乗り心地の良さやグリップ力が強いので、普段使いには最適です。

タイヤの耐久性はメンテナンスや心掛けでも高められる

ロードバイクのタイヤの性質やグレードも大切ですが、耐久性を高めるには、乗り方や日ごろの整備も重要になります。

ロードバイクのタイヤは細いので、中に充填できる空気の量が少なくなる分、高圧で入れる必要があります。

そのために、ゴムの素材は薄いですが、ガチガチに硬くなります。
その影響で、多少鋭利なものでも、走行中は弾き飛ばしますし、刺さりにくいのです。

しかし、空気圧が低い状態ですと、タイヤが柔らかくなって、刺さりやすくなります。

また、自転車のパンクで最も多い「リム打ちパンク」も、空気圧が低いと起こりやすくなります。

リム打ちは道路の段差を越えるときなどの衝撃で、タイヤの中のチューブが変形して、リムと地面に挟まることで、チューブに穴が開くパンクです。

これも空気圧が適正であれば、変形しずらいので、起こりにくくなります。

あとは、タイヤはゴムですから、直射日光が当たる場所や、野ざらしにしていると劣化が早まります。

ロードバイクの保管場所に気を付けるだけでも、長持ちさせることができます。

良いタイヤは耐久性と走りの質が共存している

今回は、ロードバイクのタイヤの耐久性について考えてみました。

ロードバイクはレース機材である以上、耐久性を重視したからといって、走行性能を捨てるわけにはいきません。

それが共存しているのが、グレードの高いタイヤです。

また、タイヤはパーツの中でも安価なほうなので、ハイグレードなものでも手に入りやすい価格になっています。

タイヤ交換は、低コストでハイリターンなカスタマイズなので、積極的に行いたいものです。

 - タイヤ, ロードバイク, 自転車のパーツ