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ロードバイクのホイールの大きさを知る上で重要なこととは?

2018.3.14

自転車のホイールの大きさといえば、一般的には外周部分の直径を表します。

ところが、製品に記載されるサイズの数字は、直径をダイレクトに表すものではありません。

ロードバイクは、サイズがほぼ統一されているのでまだ良いですが、他の自転車は大きさが違うのでややこしくなってきます。

そこで今回は、ホイールの大きさについて確認していきましょう。

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ロードバイクのホイールの大きさは統一されている

ロードバイクのホイールの大きさは、700cというサイズにほぼ統一されています。

700というのは700ミリメートルのことで、cは外周部分のリムの太さ(幅)を示す記号です。

700ミリは純然たるホイールのサイズではなく、タイヤがはまったときに車輪全体の直径が700ミリになるという意味です。

記号のcに関してはロードバイクの700の場合はcしか見かけませんので、覚えてしまってください。

700cのホイールの直径(リム径)は622mmであり、よほど太いタイヤを履かない限り700mmにはなりません。

そのため、この700というのは数値を詳しく考えるのではなく、ロードバイクのホイールはは700cという規格と捉えます。

タイヤを選ぶときに、「700cのホイールには何インチのタイヤが適合しますか?」という質問を耳にします。

後述しますが、700cのホイールには700cのタイヤが適合するのであり、インチ換算することにあまり意味はありません。

ロードバイクのホイールは大きい!

ロードバイクは、スピードと長距離を走る性能に特化した自転車です。

そのため、クランクの回転数が少なくても速く、そして遠くまで動けるように、700cという大口径のホイールが採用されています。

自転車のホイールの大きさでは、かなり大きい方の部類であり、双璧なのはMTBの29er(29インチ)くらいです。

ママチャリなどのシティサイクルに乗っていた人が最初にロードバイクに乗ると、漕ぎ出しの重さに驚きます。

これはもちろん車輪が大きくなるためで、大きいものを動かすには大きな力がいるので漕ぎ出しは重くなります。

しかし、一度スピードに乗ると、今度は回転数が落ちませんので、スピードの維持ができるようになります。

これが、ロードバイクはスピードが出るという感覚に繋がりますし、長い距離を走れる秘訣になります。

しかし、ホイールが大きいと小回りが効きにくくなりますし、漕ぎ出しや坂の上りでは力を要しますので、普段使い向きではないと言えます。

ホイールとタイヤは同じ大きさでなければならない

ホイールの大きさを語る上で、セットで考えなくてはならないのは「タイヤ」です。

ホイールにタイヤをはめて、初めて車輪として体をなすわけですから、切っても切り離せません。

ロードバイク用のホイールがほぼ700cに統一されているので、タイヤも当然ながらロード用は大半が700cです。

ホイールのサイズと同じように、タイヤも700と言えば700ミリのことですが、ホイールのリムにはめる部分の「ビード」の直径は、リム径と同じ622mmです。

これによって、互換が取れているということになりますが、タイヤは太さ(幅)が異なります。

ロードバイクには一般的に、23mm(23c)~28mmのタイヤが装着されています。

以前は23cが主流でしたが、時代の流れは太めにシフトしてきており、現在は完全に25cが主流で28cも珍しくなくなりました。

そうなると、ホイール側もリムの幅を広げて対応するのですが、それがロードバイク界を席巻している「ワイドリム化」という流れです。

ロードバイクのホイールはリム幅にも注意!

ロードバイクのホイールは大きさが変わることは考えにくいですが、今後タイヤの太さによってはリム幅がどんどん広がってもおかしくありません。

タイヤは、走行中に乗り手からの加重などにより変形をしますが、変形率が大きいほど前に進む力の抵抗になります。

ロードバイクのタイヤが23cから25cにシフトしてきた大きな理由も、この変形率の問題です。

それは同じ空気圧下の実験において、23cのタイヤよりも25cのタイヤの方が変形しにくいことが分かったためです。

そして、このタイヤの変形にはホイールも無関係ではありません。

タイヤのビードを、リムに引掛けるようにしてはめるクリンチャータイヤの場合は、どうしてもタイヤが最初から楕円に変形します。

さらに太いタイヤをはめようとすると、タイヤをすぼめ気味にするので、余計に大きく変形してしまいます。

しかも、リムの幅よりもタイヤの幅の方が広くなり、外にタイヤが張り出してしまうので、その分だけ空気抵抗が大きくなってしまいます。

そのため、タイヤが太くなればそれに伴ってリムの幅も広げなければならないということで、ワイドリム化が図られているわけです。

タイヤとの適合の他にも、リムの強度が上がり剛性が高くなるメリットもあるので、この流れは止まらないと見られています。

しかし、わずか2mmほどリムの内幅を広げただけに過ぎませんが、外周一周ですから結構な重量増になっています。

従来のリムに23cのタイヤを履いていた状態と比較すると、ワイドリムに25cのタイヤで構成される車輪は100g以上重くなります。

場合によっては、細いタイヤの方がメリットが大きいこともあるだけに、この流れを歓迎しない人も多いです。

ホイールの大きさがほぼ同じなのはロードバイクだけ

現在はワイドリム化の流れがあるので、ロードバイクはリム幅に注意しなければならないということをお伝えしました。

さて、ホイールの大きさの話に戻りますが、ここまでの話通りロードバイクはほぼ700cに統一されています。

しかし、その他の自転車はホイールもタイヤも大きさはまちまちですし、単位もロードバイクのようなミリ表記なわけではありません。

今回はロードバイクの話なので、他の自転車のサイズに関しては、割愛します。

ただ、将来的に互換性を考える場面があるかもしれないので、簡単に説明しておきます。

タイヤやホイールの互換性を見る際には、「ETRTO」という規格があります。

自転車の種類によって違うタイヤの規格を統一して、互換性を分かりやすくしたものです。

ETRTOは、タイヤのビード径と太さをミリで表記します。

タイヤのビード径=リム径ですから、ホイールの互換性確認にも使用できます。

例えば、MTBの主流である27.5インチのビード径は、ETRTOで調べると584mmです。

ところがロードバイクの700cは622mmなので、この時点で互換性がないことが分かります。

ETRTOはタイヤには本体に刻印されていますし、ホイールも大抵はメーカーの商品説明ページに記載されています。

ホイールの互換性は大きさだけでは図れない

ロードバイクのホイールは軽量で高性能なものが揃っているので、他の種類の自転車に使用したいという要望が多いです。

その際は現状のホイールの大きさを確認して、ETRTOで互換性を調べてみてください。

しかし、仮にリム径が同じだとしても、ロードバイク用のホイールをMTBにはめるにはひと手間かける必要があります。

ホイールをフレームにはめる場所は、前輪はフロントフォークの先端、後輪はフレームエンドと呼ばれる場所です。

フロントフォークの幅はどの自転車もほぼ同じですが、フレームエンドの幅は自転車の種類によって違います。

一般的に、ロードバイクは130mm、MTBやクロスバイクは135mmです。

そのため、ロードバイク用のホイールをMTBにはめようとすると幅が5mm足らないので、そのままでははめることができません。

対処する手段はありますが、メーカー非推奨のカスタムになります。

そのため、何かあっても自己責任ですから、私個人的にはおすすめできません。

ですから、「餅は餅屋」ということで、フレームに合ったホイールを使用するのが基本です。

ロードバイクのホイールの大きさは「700c」と覚えてしまう

今回は、ロードバイクのホイールの大きさについて確認してみました。

結論ですが、700cというサイズにほぼ統一されていますので、数字的な整合性を考えるよりも覚えてしまえば良いでしょう。

ただし、別の種類の自転車にロードバイク用のホイールを使用するときは、サイズの互換性を調べ、フレームとの相性も考えなければ泣きを見ることになるので要注意です。

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