ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

ルックのロードバイク765はどんなシーンで活躍する?

2018.1.25

フランスのLOOK(ルック)といえば、ロードバイク用のビンディングペダルが有名です。
また、ロードバイクのフレームビルダーとしては、カーボンに早い時期から注目していたメーカーです。

種類はそれほど多くありませんが、エアロロードの「795」、エンデュランスモデルの「765」などが人気を集めています。

今回はそんなルックのロードバイクを確認していきます。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

ツールドフランスの自転車の価格は一体いくらなの?

ロードバイクのレースと言ったら、ツールドフランスは外すことが出来ません。 メーカーもこのレース...

ビアンキのクロスバイクと似合う便利なアクセサリーは何?

クロスバイクを購入すると、クロスバイク本体以外にも必要な物がいくつかありますよね。 特に、ビア...

giantのクロスバイク「ESCAPE R3」のカスタムを考える

クロスバイクはスポーツ自転車の入門機的な存在なので、リーズナブルなものが目立ちます。 そのため...

ロードバイクホイールをヤフオクで入手!の前に伝えたいこと

ロードバイクホイールをヤフオクで、安く手に入れたいと思う方は、大勢いることでしょう。 ヤフオク...

女性が乗れるピッタリなスポーツ系自転車をブログで探そう!

ダイエットや健康思考の高い女性の間で、スポーツ系の自転車を乗る方が増えています。 アニメなど...

ロードバイク購入したら、ブログに記録を残そう!

今、自転車の中で、とても人気のあるスポーツバイクのロードバイク。 しかし、ロードバイクは他のスポー...

メリダのスクルトゥーラ400は入門用のロードとして高評価

台湾の大手自転車メーカー「メリダ」が送り出す、オールラウンドな性格が特徴のロードバイクが、「スク...

シマノのコスパNo1アルテグラのグループセットを導入する

シマノのリア11速用のグループセットが2018年の105をもって全てアップグレードされ、型番にR...

トレックのロードバイクで安い価格の物をどう評価する?

ロードバイクはプロがレースの機材として使用することもあり、価格の安い物が認められない風潮があります。...

ロードバイクのホイールカバーには機能面での効果ってある?

後輪にホイールカバーをつけて走っているロードバイクを、街中でもみかけることがあります。 中には...

ロードバイク走行中の横風や強風はどう対処する!?

ロードバイクの走行中に厄介なのが、強風や横風ですね。 走行中に突然吹き出した風には、どう対処す...

シマノコンポのアップグレードは何のために行うのか?

ロードバイクの完成車のグレードはピンきりであり、特に付属パーツのレベル差は車体よりも激しいと言え...

シマノ・デュラエースのポイントをカタログに沿って確認する

シマノには様々なカタログがありますが、製品の購入や型番の確認に欠かせないのが「バイクギアカタログ...

ロードバイクを扱うメーカーのバイクに対する評価を知る!

ロードバイクを扱うメーカーは世界中にあり、しかも大半のメーカーのものが日本でも手に入りますので、「迷...

安全と快適な走りを!ロードバイクのタイヤメンテナンス

ロードバイクに乗っている皆さんにとって、ご自身の愛車のメンテナンスは欠かせないものとなっているでしょ...

スポンサーリンク

ルックはカーボンロードバイクのパイオニア

ルックは1951年に創設されていますが、スキー用品メーカーとして発足しました。

自転車メーカーとしての転機は、1984年に発表されたロードバイク用のビィンディングペダルです。

ベルナール・イノーによるツール・ド・フランス制覇により、一気に名声が高まり、一世を風靡しました。
現在でも、ビィンディングペダルにおいては、大きなシェアを占めています。

また、パーツのみならずフレームでも、1986年にフルカーボンフレームの製造を開始しています。

世界初のカーボンフレーム車と言われる「KESTREL」が、この年に発表されていますので、ルックはカーボンフレームのはしりと言って良い存在です。

その分、カーボンへのこだわりは強く、現在、ロードバイクにはカーボンフレーム以外ありません。

2017年は、エアロロードの「795」、エンデュランスモデルの「765」、レーシー仕様の「695」のラインナップでした。

ここに、2018年より、ヒルクライムや山岳ステージを意識した「785」が加わります。

ルックのロードバイクの見分け方

ルックのロードバイクは、「795」や「765」のように、三ケタの数字で品番が表されています。

先頭の百の位は年代、十の位は素材のグレードを表しています。

一の位はフレームの製造方法で、「5」が一本ずつのチューブをラグと言われる、継手で繋ぐ「カーボンラグ」製法、「6」が一体型成形の「モノコック製法」です。

年代に関しては、「695」が来年9年目に入るので、2010年台に販売を開始したものに700番台が付けられているようです。

素材は、6・8・9とあり、795と695はグレードが高い分、フレームの価格も高額になっています。

こだわりが見えるのは製法で、一体成型のフレームは1種類のみ、あとは全て、昔ながらのラグ製法を用いています。

これは、カーボンを素材から、自社工場でチューブをハンドメイドできる技術があるからこそです。

ラグ製法はチューブを繋ぎ合わせるため、全体の金型を作る必要がないので、複数のサイズに対応しやすくなります。

それならば、ルックには、もう少し小さめのサイズが欲しい気はしますが、技術の高さは折り紙つきです。

ルック765はエンデュランスロードバイク

今回はルックのロードバイクの中でも、スピードよりも快適性やロングライドを意識したエンデュランスモデル、「765」を取り上げます。

モデルは【765 OPTIUM】と【765 OPTIUM RS】があります。

基本はOPTIUMになり、コンセプトは同じですが、カーボンの素材やパーツのグレードを上げているのがRSです。
RSは、フレームセットの購入も可能です。

OPTIUMにはコンポ別に、アルテグラ・アルテグラMIX・105MIX、の3種類が用意されています。

アルテグラのSサイズで8.1kg(メーカー公表)なので、そこまで超軽量というわけではないですが、エンデュランスモデルとしては十分と言えるでしょう。

価格に関しては、コスパが大切なので一概には言えませんが、アッセンブルされているパーツを見ると、個人的には少し高額と感じます。

しかし、フレームのカーボンラグ製法へのこだわりを考えれば、相応と言わざるを得ないかもしれません。

エンデュランスモデルとは

ルックのロードバイク【765 OPTIUM】の話を続けますが、このバイクはエンデュランスモデルと位置付けられています。

エンデュランスモデルは元々、「パリ~ルーベ」などに代表される、ヨーロッパの石畳を力強く走るレース向けに開発されています。

あくまでもレース向けだということなのですが、スプリントやヒルクライムなどの瞬発系レースモデルよりは、剛性が抑えめにしてあります。

石畳などのガタガタ道を走りますから、フレームは衝撃吸収性に長けていて、振動を減衰します。

そのために乗り心地が良くなり、快適に乗れるようになるので、「コンフォートバイク」と呼ばれたりもします。

そのことを踏まえて【765 OPTIUM】のジオメトリを見てみると、ヘッドチューブが長く、アップライドな姿勢が取れるようになっています。

また、ヘッドアングルが少し寝かせ気味で、チェーンステーも長めなので、そこまで深い前傾姿勢にはなりません。

ただし、メーカーが謳っているほどトップチューブは短くないので、ポジション出しには注意が必要です。

このバランスですと、ロングライドやツーリングなどで、疲れを溜めずに走ることができそうです。

765は振動吸収性に長けている

ルックのロードバイク【765 OPTIUM】の最大の特徴は、振動吸収性の高さです。

フランスのメーカーですから、ツールの山岳ステージや、パリ~ルーベを意識してのスペックとも言われます。

フロントフォークとチェーンステーに、カーボンよりもさらに衝撃吸収性に優れた、「ナチュラル・フラックス・ファイバー」という素材を埋め込んでいます。

これによって、適度な剛性感を保ちながら、衝撃吸収性も高めているようです。

また、チェーンステーとシートステーも少し曲がり気味のベンド形状なので、この辺りの影響もあると思われます。

コンフォートモデルとも呼ばれるゆえんが、ここにあるわけですが、インプレを見る限りメーカーが謳っている通り、適度な剛性も確保されているようです。

これだけしっかりしたカーボンフレームですと、レーシーモデルのようなシャキッとした反応こそありませんが、必要十分な加速力もあります。

さらに、40km/h程度の巡航性には優れている声も多いので、粘りもあります。

ルック765はこんな人におすすめ

最後に、ここまでの話をまとめながら、ルックのロードバイク【765 OPTIUM】には、どんな人や用途が向くのか考えてみましょう。

まず、剛性が控えめなので、きれいなペダリングを意識している人には向くバイクと言えます。

ガシガシとトルクを掛けてペダリングするような乗り方ですと、剛性不足が気になるかもしれません。

また、平地メインの人にもおすすめですね。

これもホイールとの兼ね合いを無視できませんが、先述通り、40km/h前後の巡航に快適性を感じている人が多いので、満足できると思います。

プロレベルの脚力なら別ですが、これからロードレースで入賞~勝利を目指そうとする人が選んだとしても、トンチンカンな選択ではないということです。

さらには、用途は何でも構いませんが、ロードバイクで距離を伸ばしたいと考えているならば、この衝撃吸収性は大きな味方になります。

多少のオフロードなら、びくともしないので、それほど勾配がきつくなければ、山を攻めてみるのも面白そうです。

最初からルックを選べる幸せ

今回は、ルックの【765】についてお話しました。

完成車というイメージがなかったルックが、あえてコンポを付けて販売してきたことに、賛否両論はあるようです。

しかし、カーボンフレーム最初の1台にルックを選択できる可能性が出たのは、エンドユーザーには、とても喜ばしいことです。

しかも、ルックらしいこだわりは十分ありますので、満足できる1台のはずです。

 - メーカー, ロードバイク