ジオスのカンターレをドロップハンドル化する効果?費用は?

自転車、特にスポーツ自転車は改造話が本当に多いです。

中でも、フラットハンドルをドロップハンドル化するのは、この手の話の定番中の定番です。

「ジオス・カンターレ」もフラットハンドルのスポーツ自転車なので、ドロップハンドルにしたいという要望が多いと聞きます。

そこで今回は、カンターレを中心にドロップハンドル化によってもたらされるものは、何なのか検証してみましょう。

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ジオス・カンターレはクロスバイクなのか?

スポーツ自転車は、それぞれの車種に定義があって、分類されています。

大まかですが、その定義をご紹介します。

まず、ロードバイクはドロップハンドルに専用コンポ、700×23・25cのタイヤを装備しています。

舗装された平地を、速いスピードで走ることが大前提の自転車です。

MTBはフラットバーハンドルに専用コンポ、フォークにサスペンションが装備され、サイズは26インチ~29インチ、幅の太いブロックタイヤを装着しています。

山道や未舗装路を、力強く走ることを最優先にしています。

クロスバイクはMTBをベースに、ロードバイクのメリットを取り入れた、中間的な存在です。
そのため、専用コンポは存在せず、定義も曖昧です。

強いて言えば、ドロップハンドルを装備しているバイクをクロスバイクと呼ぶことはないので、フラットバーハンドルであることが、唯一の定義でしょう。

ジオスのカンターレはフラットバーハンドルなので、その意味だけなら、クロスバイクのカテゴリーとなります。

ジオス・カンターレはロードバイクなのか?

では、ジオス・カンターレのスペックをご紹介します。

フラットバーハンドルであることは、既にお伝えしました。

コンポは、日本が誇る世界のシマノのロード用コンポ「SORA(ソラ)」がメインです。

ブレーキはシマノ製ではありませんが、ロード用のキャリパーブレーキです。

タイヤは700×25cで、現在のロードの主流サイズです。

もうここまでくれば、何となく言いたいことはお分かりかと思いますが、極めつけはホイールです。

ロードバイクとMTBは、ホイールをはめる部分のエンドの幅が違います。

一般的にはMTBが135mm、ロードが130mmです。

クロスバイクは、どちらかというと135mm幅を採用しているので、ロード用の130mm対応のホイールは適合しません。

しかし、カンターレに装着されているのは、ロード用のホイールです。

エンド幅は公表されていませんが、明らかに130mmだと分かります。

そうです!
もうお分かりですね。

ジオスのカンターレは、ロードバイクのハンドルをドロップから、フラットバーにしただけの自転車だったのです。

ジオス・カンターレをドロップハンドル化する理由

クロスバイクは定義が曖昧で、強いて挙げれば、フラットバーを装着していると言いました。
ですから、ジオス・カンターレをクロスバイクと呼んでも、差し支えはありません。

しかし、スペックを確認すれば、あまりにもロードバイクに寄っており、MTBの要素は皆無です。

カンターレのようなスペックのバイクは「フラットバーロード」という呼び方をして、ひとつのカテゴリーとして扱っているメーカーもあります。

いずれにしても、カンターレは通常のロードバイクに、限りなく近いものだと思っておいてください。

ここからは、カンターレのドロップハンドル化について考えてみましょう。

そもそも、ハンドルをドロップにしたい理由は、スピードアップが主でしょうか。

確かに、ドロップハンドルを装着すると乗車姿勢が前掛かりになり、空気抵抗が減るので、スピードは上がります。

自転車走行時の空気抵抗の90%は、運転者が受けるものと言われていますので、効果は絶大です。

また、フラットバーに比べると、持つ場所の選択肢が多くなるので、疲れを分散させることができます。
特に長時間乗る場合は、後からジワジワと効いてきますので、意外と重要なことです。

ジオス・カンターレをドロップ化するデメリット

ジオス・カンターレをドロップ化するメリットをご紹介しましたが、デメリットもあります。

前傾姿勢が強くなると、物理的に目線が下がりますので、視界が開けなくなります。

ひたすら真っ直ぐで、信号もないような道路を走るなら、視界が開けていなくても、それほど支障はありません。

しかし、街中で歩行者や自動車と共存しなければならない場合は、視界が悪いのはデメリットです。

それに付随して、デメリットになるのが、ブレーキが掛けにくいという点です。

街中では極端な前傾姿勢は不要なので、比較的上体を起こして乗れる、フラット部分を握って運転することになります。

しかし、ドロップハンドルのブレーキレバーは先端に付いているので、フラットな部分からでは手が届きません。

とっさの急ブレーキが必要な場面が考えらえる街中では、判断遅れに繋がりかねません。

それを証拠に、初心者向けのロードバイクには、フラット部分に補助ブレーキが装備されているものがあるくらいです。

このようなメリット、デメリットを踏まえた上で、フラットバーの自転車を、本当にドロップハンドル化して良いのかを考えてみてください。

カンターレに最適なドロップハンドル

では、ジオス・カンターレのドロップハンドル(以下ドロハンと呼びます)化について、お話していきましょう。

必要になるパーツは、ハンドルとドロハン用のSTIレバー、レバーに巻くバーテープです。

まず、ハンドルは、ステムとのクランプ径を合わせる必要があります。

カンターレのステムはクランプ径31.8mmですので、新しいハンドルも、それに合わせてください。

ハンドルは、アルミ製とカーボン製があります。

カーボン製を選ぶ理由は主に軽量化ですが、正直ハンドルは、軽量化の恩恵が薄い部分です。

ですから、特にこだわりがなければ、安価ですし、アルミ製で良いと思います。

次にハンドルのサイズですが、これは肩幅が参考になります。

特にドロハンで前傾姿勢になったときの肩幅を測って、それに近いハンドル幅のものを選んでください。

また、フラット部分から先端までの「リーチ」や、ハンドルの落差を表す「ドロップ」の寸法も、乗車姿勢を決める重要な要素です。

共に数値が大きくなると、前傾姿勢がきつめになるので、最初はあまり極端じゃないほうが良いでしょう。

具体的には、リーチが70mm前後、ドロップで120mm程度が、バランスが良いとされています。

カンターレのドロップハンドル化にはSTIレバー

新しいドロップハンドルが決まったら、次はブレーキとシフターのレバーを用意します。

ドロハンにはブレーキ、シフト一体型のレバーが最適です。

特にジオス・カンターレはブレーキ以外のコンポがほぼシマノ製なので、シマノのSTIレバーを使いましょう。

2017年モデルのカンターレのコンポは、SORA(ソラ)の最新盤であるR3000系です。

このR3000系はフロントディレイラーの仕様が変わっているので、操作するにはSTIレバーもR3000系にしなくてはいけません。

ワイヤーやアウターケーブルは交換が必要かもしれませんが、とりあえずレバーに付属してくるものを使ってみます。

ブラケットの部分にSTIレバーを取り付け、ワイヤー類を繋ぎ直し、ハンドルにバーテープを巻けば完了です。

気になる費用ですが、ざっと見積もってみました。

★ハンドル(アルミ):3,000円
★STIレバー(R3000):20,000円
★バーテープ    :1,000円

STIレバーは定価なので、実売価格は、もう少し安いかもしれません。

また、交換をショップに頼むようなら、5~6,000円の工賃が別途かかります。

あとは、ドロハンにするとハンドルが遠くなります。
走ってみて遠いなと感じれば、突きだし長の短いステムに交換してください。

ハンドルの形状には意味がある!

ジオス・カンターレはスペックがほぼロードバイクなので、ドロップハンドル化は比較的容易です。

これがコンポやブレーキの種類が違ったり、タイヤが太かったりすると、一筋縄ではいかなくなります。

あとはスポーツ自転車の場合、自分がどのような乗り方をするかで、ハンドルの形状が決まってきます。

単に見た目がカッコいいからドロハン化したけど、後悔しているという例を多く耳にしますので、良く考えてみましょう。