シマノの9速用クランクに交換する~注意点をご紹介

スポーツ自転車というのは、とかくカスタマイズをしたくなるものです。
その中で障壁になってくるのが、互換性です。

例えば、同じシマノ製のパーツであっても、リア9速と10速では互換性は低いです。

また、同種類のコンポでも、品番が変わったら互換性がなくなることもあります。

クランクなどは高価ですから、簡単に交換ともいかず、困っている人もいると思います。

そこで今回は、クランクを中心に、コンポのカスタマイズのコツをご紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ペダルなし自転車!ミニグライダーとストライダーを比較する

最近は子供用のペダルなし自転車が流行っており、公園などを歩いていると、乗っているお子さんを見かけ...

2kmって遠い?自転車で走ったらどのくらい時間が掛かる?

「自転車で2km走れ」と言われたら、皆さんはどう思いますか?「しんどい」と感じますか?...

ロードバイクのブレーキ交換?テクトロは本当にダメなのか?

ロードバイクの完成車に付属してくることが多いのが、テクトロ社製のブレーキです。特にエントリー...

11速用ホイールのスペーサーは正しい知識で使わないと危険!

自転車のカセットスプロケットは段数によって厚みが違います。11速がもっとも厚く、中くらいが8速や...

東京のデートは自転車で!レンタサイクルショップはある?

「最近デートで行くところがない…」という方はいませんか?そんな方におすすめなのが、東京で自転...

歩道を自転車で走ることや逆走は違反!ルール違反の危険性

近頃、自転車に乗っている方を多く見られるようになりました。自転車が増えた一方、マナーをきちんと守...

シマノのハブをメンテナンスしよう!グリスアップの方法は?

皆さんは、ご自身が乗る自転車のメンテナンスを定期的にしていますか?また、近年の自転車ブームで...

カンパニョーロ等のBB30対応クランクって実際どうなの?

ロードバイクのクランクとフレームを繋ぐBB。ボトムブラケットとも呼ばれていますが、「キャノン...

3キロは自転車にとって長くない。初心者で十分走行可能!

自転車において3キロはどのような距離なのか、運動をしていない人からしてみればよく分からないことでしょ...

職場まで4km、もし自転車で通勤したら時間はどれぐらい?

都市では自転車が最速の移動手段と言われています。特に目的地までが4kmであれば、自動車やバス...

自転車でギアチェンジした際にした異音の原因と対処法

自転車に乗っていて、ギアチェンジしたときに異音がしたという経験を持っている人はたくさんいることでしょ...

自転車のチューブ交換や自転車部品のサイズについて

自転車は様々なパーツから構成されています。どのパーツも、自転車にとって、なくてはならない存在です...

デュラエースとアルテグラのクランクに大きな差はあるの?

シマノのロードバイク用コンポの【デュラエース】はハイエンドモデル、【アルテグラ】はセカンドモデル...

徒歩と自転車の時速の違いは?これを知っておけば便利!

徒歩の時速と自転車の時速ってどのくらい違いがあるのでしょうか。人によって、歩くスピードや自転...

長距離を走る場合、自転車の荷物の積み方にコツがある!?

自転車で長距離を走る場合、さまざまな用意が必要で、大荷物になることが考えられます。重い荷物を...

スポンサーリンク

シマノの9速用クランクはコスパが高い

シマノのリア9速のコンポと言えば、ロードバイク用は「SORA(ソラ)」、MTBは「ALIVIO(アリビオ)」になります。

いずれも底辺モデルではありませんが、10万円以下の完成車に採用されることが多いエントリーグレードです。

しかし、クロスバイクには十分なコンポだと思います。
これは私の個人的見解ですが、クロスバイクはリア9速で十分と思っています。

そのため、仮にコンポの交換を行うとすれば、私にとっては必然的に、どちらかのコンポが最適になるからです。

ロードバイク用のカスタマイズにしたければ、フロント2速のクランクで良いですし、MTB用ならばフロント3速を使用します。

後ほど詳しくお話しますが、何より9速コンポはリーズナブルです。

ロードバイク用のクランクセットを例に取っても、リア9速のシマノ・ソラはリア11速105に比べて、約6,000円も安いです。

しかも、シマノのクランクは剛性の高さに優れ、軽量化されている「4アームクランク」を、全てのグレードで採用しています。

すなわち、エントリーグレードでも上位グレードの技術が踏襲されているということですから、コスパの高さは言うまでもありません。

ドライブトレインの変速数は統一しなければならない

スポーツ自転車のコンポ、特にドライブトレインには、一連の流れがあります。

シフターからのギアチェンジの指示によって、ワイヤーが巻き取られたり、解除されたりします。

そのワイヤーの動きに伴って、ディレイラーがクランク(チェーンリング)や、スプロケットにチェーンを掛け替えていきます。

この流れが、ギアチェンジの仕組みです。

ロードバイクを例に挙げて説明しますと、STIレバーは変速数(ギアの数)によって、ワイヤーを巻き取る量が決まっています。

これはギアの数が違うと、スプロケットやチェーンリングのギアの間隔が異なるからです。

その間隔に合わせて、ディレイラーが動けるように、STIレバーがワイヤーの巻き取り量を決めているということです。

そのため、ドライブトレインは変速段数を合わせるのが理想的というか、完成車では変速段数が統一されていないことはあり得ません。

9速用のSTIレバーに、10速用のスプロケットのような組み合わせはないということです。

ただ、コンポのメーカーが統一されていないことは珍しくありません。

特にクランクなどは高価ですから、コストダウンのためにシマノ製ではなく、他社製のものが採用されていたりします。

シマノの9速クランクのおすすめをご紹介

上記のように、特にエントリーグレードの完成車では、コストダウンの対象になりがちなのがクランクです。

シマノ製が飛び抜けて高価というわけではないですが、他のメーカーが低コストで、大量生産できるということでしょう。

しかし、多くの人が、使用している内にクランクに不満を感じるようです。
実際に性能の差も感じますが、もっと大きいのは世の中の風潮でしょう。

クランク交換のインプレを見ると、やはりシマノ製にしている人が圧倒的に多いです。

それを見れば、当然ながら、やっぱりシマノという流れになるわけです。

しかし、エントリーグレードならば、シマノ製に交換してもそこまで費用は掛かりませんので、個人的にもおすすめできます。

【SHIMANO(シマノ):SORA FC-R3000 クランクセット 50-34T(2x9S)】
参考価格:¥10,000

こちらは、ロードバイク用リア9速の「シマノ・ソラ」最新モデルのクランクセットです。

先述したように、上位グレードと同じ4アームですし、アームの長さも165mm・170mm・175mmから選べます。

現状付属しているチェーンリングと、歯数構成が変わらなければ、フレームに干渉する心配もありません。

シマノのクランクはBBとセットで考える

上記では、シマノの9速クランクのおすすめをご紹介しましたが、クランクの取り付けにはBB(ボトムブラケット)が不可欠です。

BBはフレームのシェルに取り付けて、クランクと繋ぐパーツですが、取り付け方法が2通りあります。

フレームにネジ切りがしてあり、そこに回転させながら、はめ込んでいくスレッド方式。
一方、フレームにネジ切りはなく、シェルにそのまま圧入するタイプが、プレスフィット方式です。

BBとクランクの規格を合わせる必要があるのですが、シマノ・ソラのクランクは、どちらのタイプにも対応しています。

そのため、ロードバイクのクランクをシマノ製に交換するだけであれば、さほど苦労することもなく行えるということです。

しかし、エントリーグレードはリアが8速や9速のため、ギア数を増やしたくなるのが、自然な流れです。

リア9速から10・11速へカスタマイズする際の注意点

仮に、現状よりもギア数を増やすカスタマイズになると、結構大がかりなことになります。

理想は、ドライブトレインの一式交換で、それならば何も考えることはありません。

しかし、リアを10速以上、特に11速となると一式の換装は、それなりのコストを擁します。
そのため、徐々にカスタマイズしていくやり方も考えますが、これがハードルが高いです

リアのギア数を変更するには、スプロケットを交換しなければ始まりません。

そうなると、シマノのSTIレバーは先述したように、ワイヤーの引き量が変速段数ごとに決まっているので、9速用で10・11速のスプロケは運用できません。

リアディレイラーは10速までなら、9速用でも対応できますが、11速になると交換です。

また、チェーンはいずれのケースも交換になりますので、そうなると今度はフロントディレイラーとクランクも交換の可能性が出てきます。

そのため、ほぼ一式交換に近い形になってしまうというわけです。

クロスバイクの変速数を上げる際の注意点

では、クロスバイクではどうでしょうか?

クロスバイクのギア構成は、MTBのコンポがメインならフロント3速、リア9速。
ロードバイクのコンポなら、フロント2速にリア8~11速という構成になります。

クロスバイクはSTIレバーではないので、変速段数の変更は、少しハードルが下がります。

というのも、STIレバーに比べるとクロスバイクのフラットバー用のシフターは、かなり安価です。

基本的にはロードバイク同様に、一式交換に近くなりますが、シフターの違いはコスト的には大きな差です。

クロスバイクはロードバイクと比べて、シマノ製のクランクが採用されている可能性がさらに低いので、そのコストの差で、シマノのクランクを購入するのも手です。

また、クロスバイクはミックスコンポといって、ロードバイクとMTBのコンポが混在している機種も少なくありません。

そのため、同じ変速数のパーツであれば互換性があるので、選択肢が広がることになります。

ただ、フロント3速のクランクを2速に交換すると、チェーンリング大きくなりますので、フレームに干渉する可能性があります。

また、自転車はチェーンがなるべく斜め掛けになるのを、防がなければいけません。

そのために、フロントギアとリアギアの中心付近にチェーンを掛けたときに、地面と平行になるように設定されているのが「チェーンライン」です。

このチェーンラインが3速から2速に交換すると微妙にずれ、ディレイラーの調整が必要になってきますので注意してください。

シマノ製クランクは一考の価値アリ

私は以前、他メーカーのクランクからシマノ製に交換したときに、変速のスムーズさを感じたことを覚えています。

9速までなら手が出しやすい価格だと思いますし、上位モデルの技術が踏襲されているので、コスパも高いです。

クランクの交換だけでは済まないことは、考慮しなくてはいけませんが、それでも一考の価値アリと思います。