シマノの9速用クランクに交換する~注意点をご紹介

スポーツ自転車というのは、とかくカスタマイズをしたくなるものです。
その中で障壁になってくるのが、互換性です。

例えば、同じシマノ製のパーツであっても、リア9速と10速では互換性は低いです。

また、同種類のコンポでも、品番が変わったら互換性がなくなることもあります。

クランクなどは高価ですから、簡単に交換ともいかず、困っている人もいると思います。

そこで今回は、クランクを中心に、コンポのカスタマイズのコツをご紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

高速道路へ侵入する自転車と道路を逆走してしまう理由とは?

道路法第48条、高速自動車国道法第17条では、「歩行者はもちろん自転車などの軽車両や原動機付き自転車...

シマノハブのベアリング構造とグリスアップの重要性と方法

自転車の各パーツの中でホイールはとても重要なパーツです。楽しく長く自転車ライフを楽しむために...

自転車の荷物の固定にゴムが便利!積み方と使い方とは!?

長距離や買い物などで、荷物が増えてしまった場合、荷物の置き場に困りますよね?そこで、荷物はゴ...

自転車の電気がつかない原因とは!?対処法とライトの特徴

夜、自転車走行しようと思ったら、電気がつかない!!そんなとき困りますよね?自転車の電気が...

シマノ・ロードバイク用コンポのブレーキのレベルを考える

ロードバイクなどを始めとする自転車を制御、制動する唯一の手段は「ブレーキ」です。「コンポ」と...

スペシャライズドのパワーサドルをどうセッティングするか?

スペシャライズドで絶大な人気を誇る「パワーサドル」ですが、形状が独特のためセッティングが難しいと...

中国・ドイツの自転車事情と自転車性能の違いを比較!

皆さんは、自転車を選ぶとき、何を基準に選びますか?やはり公道を走るものなので、安全性は重視し...

ロードバイクのホイールを外してみましょう~外し方を紹介

皆さんはロードバイクのホイールを外したことがありますか?タイヤのパンク修理やハブのメンテナン...

女性にもできる!ママチャリのチェーンが外れた時の対処法!

自転車は、日常生活になくてはならない乗り物です。買い物に行く時などは、ママチャリがとても便利...

自転車のハブの交換はできるのか?効果はあるのか?

自転車のハブは、車輪の中央に付いている小さな部品ですが、実に重要な役割をいくつも持っています。...

ママチャリ運転時のお尻の痛みはサドルの調整で軽減できる!

ママチャリを買って以来、何もいじらずに乗り続けている方も多いかと思います。それが悪いとい...

giosのミニベロの特徴!定番バイクとタイヤ交換のポイントをご紹介

イタリアの老舗自転車メーカー・gios(ジオス)は、車種が豊富なことで有名です。ロードバイクを中...

初心者におすすめ!簡単シートポスト交換とグリスアップ!

自転車初心者の多くは、完成車を購入される方がほとんどだと思います。乗り慣れてくると、他の自転車が...

自転車のリムブレーキはアームの剛性が重要!その理由とは?

自転車に限らず乗り物にとってブレーキは制動を止める唯一の手段ですから、命を預けているといっても過...

ロードレースは個人のみ!インターハイの出場人数・コース

高校生スポーツの祭典、インターハイ。自転車競技はトラックとロードレースの2種類で、特にロ...

スポンサーリンク

シマノの9速用クランクはコスパが高い

シマノのリア9速のコンポと言えば、ロードバイク用は「SORA(ソラ)」、MTBは「ALIVIO(アリビオ)」になります。

いずれも底辺モデルではありませんが、10万円以下の完成車に採用されることが多いエントリーグレードです。

しかし、クロスバイクには十分なコンポだと思います。
これは私の個人的見解ですが、クロスバイクはリア9速で十分と思っています。

そのため、仮にコンポの交換を行うとすれば、私にとっては必然的に、どちらかのコンポが最適になるからです。

ロードバイク用のカスタマイズにしたければ、フロント2速のクランクで良いですし、MTB用ならばフロント3速を使用します。

後ほど詳しくお話しますが、何より9速コンポはリーズナブルです。

ロードバイク用のクランクセットを例に取っても、リア9速のシマノ・ソラはリア11速105に比べて、約6,000円も安いです。

しかも、シマノのクランクは剛性の高さに優れ、軽量化されている「4アームクランク」を、全てのグレードで採用しています。

すなわち、エントリーグレードでも上位グレードの技術が踏襲されているということですから、コスパの高さは言うまでもありません。

ドライブトレインの変速数は統一しなければならない

スポーツ自転車のコンポ、特にドライブトレインには、一連の流れがあります。

シフターからのギアチェンジの指示によって、ワイヤーが巻き取られたり、解除されたりします。

そのワイヤーの動きに伴って、ディレイラーがクランク(チェーンリング)や、スプロケットにチェーンを掛け替えていきます。

この流れが、ギアチェンジの仕組みです。

ロードバイクを例に挙げて説明しますと、STIレバーは変速数(ギアの数)によって、ワイヤーを巻き取る量が決まっています。

これはギアの数が違うと、スプロケットやチェーンリングのギアの間隔が異なるからです。

その間隔に合わせて、ディレイラーが動けるように、STIレバーがワイヤーの巻き取り量を決めているということです。

そのため、ドライブトレインは変速段数を合わせるのが理想的というか、完成車では変速段数が統一されていないことはあり得ません。

9速用のSTIレバーに、10速用のスプロケットのような組み合わせはないということです。

ただ、コンポのメーカーが統一されていないことは珍しくありません。

特にクランクなどは高価ですから、コストダウンのためにシマノ製ではなく、他社製のものが採用されていたりします。

シマノの9速クランクのおすすめをご紹介

上記のように、特にエントリーグレードの完成車では、コストダウンの対象になりがちなのがクランクです。

シマノ製が飛び抜けて高価というわけではないですが、他のメーカーが低コストで、大量生産できるということでしょう。

しかし、多くの人が、使用している内にクランクに不満を感じるようです。
実際に性能の差も感じますが、もっと大きいのは世の中の風潮でしょう。

クランク交換のインプレを見ると、やはりシマノ製にしている人が圧倒的に多いです。

それを見れば、当然ながら、やっぱりシマノという流れになるわけです。

しかし、エントリーグレードならば、シマノ製に交換してもそこまで費用は掛かりませんので、個人的にもおすすめできます。

【SHIMANO(シマノ):SORA FC-R3000 クランクセット 50-34T(2x9S)】
参考価格:¥10,000

こちらは、ロードバイク用リア9速の「シマノ・ソラ」最新モデルのクランクセットです。

先述したように、上位グレードと同じ4アームですし、アームの長さも165mm・170mm・175mmから選べます。

現状付属しているチェーンリングと、歯数構成が変わらなければ、フレームに干渉する心配もありません。

シマノのクランクはBBとセットで考える

上記では、シマノの9速クランクのおすすめをご紹介しましたが、クランクの取り付けにはBB(ボトムブラケット)が不可欠です。

BBはフレームのシェルに取り付けて、クランクと繋ぐパーツですが、取り付け方法が2通りあります。

フレームにネジ切りがしてあり、そこに回転させながら、はめ込んでいくスレッド方式。
一方、フレームにネジ切りはなく、シェルにそのまま圧入するタイプが、プレスフィット方式です。

BBとクランクの規格を合わせる必要があるのですが、シマノ・ソラのクランクは、どちらのタイプにも対応しています。

そのため、ロードバイクのクランクをシマノ製に交換するだけであれば、さほど苦労することもなく行えるということです。

しかし、エントリーグレードはリアが8速や9速のため、ギア数を増やしたくなるのが、自然な流れです。

リア9速から10・11速へカスタマイズする際の注意点

仮に、現状よりもギア数を増やすカスタマイズになると、結構大がかりなことになります。

理想は、ドライブトレインの一式交換で、それならば何も考えることはありません。

しかし、リアを10速以上、特に11速となると一式の換装は、それなりのコストを擁します。
そのため、徐々にカスタマイズしていくやり方も考えますが、これがハードルが高いです

リアのギア数を変更するには、スプロケットを交換しなければ始まりません。

そうなると、シマノのSTIレバーは先述したように、ワイヤーの引き量が変速段数ごとに決まっているので、9速用で10・11速のスプロケは運用できません。

リアディレイラーは10速までなら、9速用でも対応できますが、11速になると交換です。

また、チェーンはいずれのケースも交換になりますので、そうなると今度はフロントディレイラーとクランクも交換の可能性が出てきます。

そのため、ほぼ一式交換に近い形になってしまうというわけです。

クロスバイクの変速数を上げる際の注意点

では、クロスバイクではどうでしょうか?

クロスバイクのギア構成は、MTBのコンポがメインならフロント3速、リア9速。
ロードバイクのコンポなら、フロント2速にリア8~11速という構成になります。

クロスバイクはSTIレバーではないので、変速段数の変更は、少しハードルが下がります。

というのも、STIレバーに比べるとクロスバイクのフラットバー用のシフターは、かなり安価です。

基本的にはロードバイク同様に、一式交換に近くなりますが、シフターの違いはコスト的には大きな差です。

クロスバイクはロードバイクと比べて、シマノ製のクランクが採用されている可能性がさらに低いので、そのコストの差で、シマノのクランクを購入するのも手です。

また、クロスバイクはミックスコンポといって、ロードバイクとMTBのコンポが混在している機種も少なくありません。

そのため、同じ変速数のパーツであれば互換性があるので、選択肢が広がることになります。

ただ、フロント3速のクランクを2速に交換すると、チェーンリング大きくなりますので、フレームに干渉する可能性があります。

また、自転車はチェーンがなるべく斜め掛けになるのを、防がなければいけません。

そのために、フロントギアとリアギアの中心付近にチェーンを掛けたときに、地面と平行になるように設定されているのが「チェーンライン」です。

このチェーンラインが3速から2速に交換すると微妙にずれ、ディレイラーの調整が必要になってきますので注意してください。

シマノ製クランクは一考の価値アリ

私は以前、他メーカーのクランクからシマノ製に交換したときに、変速のスムーズさを感じたことを覚えています。

9速までなら手が出しやすい価格だと思いますし、上位モデルの技術が踏襲されているので、コスパも高いです。

クランクの交換だけでは済まないことは、考慮しなくてはいけませんが、それでも一考の価値アリと思います。