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scottのロードバイクを確認!ところでどこの国のメーカー?

2017.11.29

ロードバイクを製造しているメーカーが、どこの国のメーカーなのか悩むときがありませんか?

設計はヨーロッパだけど、製造はアジアなんてケースも多く、一体どこが発祥で、どこに本拠地があるのか分からないメーカーもあります。

scottも、そんなメーカーのひとつで、近年は韓国の貿易会社の子会社になったと聞いています。

今回は、そんなscottを取り上げてみます。

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scottはスイス本拠も韓国企業の子会社

scottは純然たる自転車メーカーではなく、世界的にはどちらかと言えば、スキー用品メーカーとして名が通っています。

scottは、1958年アメリカのエド・スコットにより、スキー用のストックメーカーとして創業されます。

1978年に設立された「SCOTT EUROPE SA」が、ヨーロッパ本部としてスイスに置かれ、現在はスイスに本拠があるメーカーで認識されています。

昔は、車体に「SCOTT USA」のロゴがありましたので、アメリカで生産(設計)していた時代もあるようです。

2011年に「SCOTT NORTH ASIA」を韓国・ソウルに。
2013年には「株式会社スコットジャパン」が設立され、アジアへの本格進出の基盤が築かれていきます。

その余波なのか分かりませんが、現在は韓国の永元貿易に買収されており、2015年より子会社になっています。

ロードバイクはツール・ド・フランンスの総合優勝を果たしたこともあるほど、高性能で名高いものがあります。

特に世界で初めて、重量1kgを切るカーボンフレームを開発したのは、あまりにも有名です。

scottはスイスの国を代表するメーカー

ここでは、現在の自転車メーカー、特にロードバイクの世界地図を確認してみましょう。

主たるメーカーが集まっている地域は、北米・ヨーロッパ・台湾と見て良さそうです。

まず、アメリカを中心とする北米ですが、何と言っても世界規模のメーカーと言えば「トレック」です。

ツール・ド・フランスを何勝もしているように、レース機材としての圧倒的強さを見せる、アメリカNo.1メーカーです。

北米産で他に日本にユーザーが多いのは、「スペシャライズド」「キャノンデール」です。

次にヨーロッパですが、中心は老舗が揃うイタリアメーカーです。

世界最古の自転車メーカーと言われる「ビアンキ」。
自転車の教科書とまで言われるフレームを、長年に渡り製造している「チネリ」。

ヨーロッパのレースシーンで、数々の記録を打ち立て続ける「コルナゴ」。
名車揃いと評判の「デローザ」など、多くのメーカーが集結しています。

その他では、世界最古参の老舗であるイギリスの「ラレー」、今回取り上げるスイスの国を代表する「scott」、新進気鋭のドイツメーカー「フェルト」などが挙げられます。

最後は自転車大国台湾ですが、世界中のメーカーの委託生産を請け負っているのが「ジャイアント」と「メリダ」です。

ジャイアントは、名実ともに世界一のメーカーと言え、コスパの高さは他の追随を許しません。

メリダは、特にアメリカメーカーのOEM生産で名を馳せてきました。

しかし近年は、自社ブランドでグランツールに参戦するプロチームに、機材を提供するまでに成長しているメーカーです。

scottのロードバイクは世界各国で人気!

では、ここからはscottについてお話していきます。

激戦区ヨーロッパで30年以上に渡り、ロードレースの機材として使用されている実績がありますので、世界各国で、ユーザーのかなり多いメーカーです。

scottのロードバイクは、世界最軽量を達成したこともあり、とにかく軽いです。

【ADDICT RC PRO】は、究極のレーサー仕様で総重量6.48キロ、このままではワールドツワーの重量制限で参戦不可です。

さすがに100万円を超えるので、私のようなホビーライダーには縁遠いです。

サードグレードの【ADDICT RC 20】が同じ技術を踏襲しており、シマノ・アルテグラをフルコンポで組んであります。

総重量7.35キロで39万円しますが、本格レーサー仕様が手に入るとなれば、致し方なしでしょうか?

また、ADDICTには、ジオメトリがアップライドな姿勢を基本にした、エンデュランスモデルがあります。

ジオメトリ表に図解入りで、レース仕様車との比較が掲載されています。

確かに、ハンドルとサドルの距離が近いですし、角度も立ち気味になっています。

フレームが別のカーボン素材なので、比べようがないですが、こちらはハイエンドモデルの【ADDICT 10】で30万円を切ります。

新型アルテグラのほぼフルコンポ(カセットスプロケットのみ105)で、この価格はコスパが高いです。

scottを代表するロードバイク【FOIL】シリーズ

scottを代表するロードバイクのひとつが、世界各国のユーザー垂涎もののエアロロードの【FOIL】です。

「戦闘機」とまで評す専門家がいるくらい、エアロダイナミクスに優れた1台です。

こちらもレース機材としての位置付けのため、ハイエンドモデルの【FOIL RC】は約80万円です。

しかし、ADDICTに比べると、まだ少しオールマイティさを残しており、エンドユーザー向けになっている部分もあります。

エアロロード特有のガチガチの乗り味にならないように、縦方向の弾性を向上させる改良を加えています。

具体的には、シートステイを薄くしたことで、荒れた路面でのなめらかな走行が可能になっています。

また、フォークコラムを大口径化したことにより、ねじれ剛性を高めると共に、弾力性もアップしています。

シートポストもエアロロードにしては細身にして、快適性を重視しています。

そのため、エンデュランスモデルとまでは言えませんが、オールラウンダーに近いジオメトリに変貌しています。

コスパは微妙ですが、乗りやすさを加味したエアロロードです。

scottのロードバイクにはアルミの名車【SPEEDSTER】もある

カーボンフレームのイメージが強いscottですが、アルミフレームにも世界各国で人気の【SPEEDSTER】シリーズがあります。

アルミのエアロロードバイクは剛性が強くなりすぎてしまい、乗り心地は二の次ということも珍しくありません。

しかし、SPEEDSTERはカーボン車同様に、翼断面の後ろ端を切り落としたような「カムテール」形状のダウンチューブを採用しています。

この技術により、エアロ効果はキープしたまま剛性とのバランスを取り、硬すぎない乗り心地や軽量化にも成功しています。

SPEEDSTERは名前から、いかにも速そうでレーシーなイメージですが、ジオメトリは長距離向きのエンデュランスモデルです。

その他にも、ワイヤーがフレーム内蔵型になっていたり、タイヤ幅32cまで対応可能なクリアランスを確保しています。

そのため、スポーツ自転車初挑戦の人でも優しい設計になっています。

特にシマノ・105搭載の【SPEEDSTER 10】は、約15万円とコスパも大変高いです。

アルミエアロに乗りたい人は、ぜひ検討してみてください。

scottのメインはMTB?

scottは世界各国に拠点を持っており、しかも貿易会社が親会社ですから、流通網がしっかりしていることは言うまでもありません。

そのため、とにかく豊富なラインナップが揃っています。

今回はロードバイクに焦点を絞りましたが、実はロードバイク以上に、MTBの品揃えが豊富で多彩なのです。

2017年のラインナップは、11モデルで全47種に渡ります。

特筆すべきは29インチモデル、いわゆる「29er」の多さです。

現在はレースの世界での27.5インチ(650B)の台頭により、エンドユーザーの市場も完全に27.5インチ全盛です。

大手でも27.5インチしか扱っていないメーカーもある中、scottの品揃えは明らかに一線を画しています。

29er専用モデル【SCALE】シリーズは、クロスカントリーのレース仕様車として、長年フラッグシップモデルに君臨しています。

個人的な推測ですが、街乗り車としての需要もある29erへのこだわりで、用途が被るクロスバイクの製造をしていないのかもしれません。

scottは心配ない!

今回は、scottのロードバイクを中心に見てきました。

韓国企業への買収でネットでは、かなりネガティブな反応をしているようですが、品質の高さは相変わらずです。

政治的背景は抜きにして、テレビもスマホも、今や韓国の技術力は無視できない時代です。
ましてscottは、韓国の企業にOEMしているわけでもないので、過大な心配はしなくて良いでしょう。

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