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カンパニョーロのゾンダのメンテナンス~ハブを分解する

2017.11.20

カンパニョーロのホイールと言えば、グレードを問わずコスパに優れています。

初心者から上級者まで、幅広くカバーするラインナップですが、中でも「ゾンダ」が1番人気となります。

また、ゾンダに限らず、カンパのホイールはラチェット音が大きいという特徴があり、嫌いな人は分解してメンテナンスを行っているようです。

今回は、そんなゾンダのメンテナンスについてのお話です。

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カンパニョーロのゾンダはこんなホイール

【ゾンダ】と聞いて、ピンとこない人もいると思いますので、まずは簡単に、カンパニョーロのホイールから説明します。

カンパのホイールには、カーボンリムとアルミリムがあり、ゾンダはアルミリムフレームです。

アルミリムの中位グレードの位置付けになり、上位モデルに比べると、スペックに特筆すべきものはありません。

しかし、標準的な重量や、上位グレードの技術が適度に継承されていることで、価格とのバランスが絶妙です。

そのため、幅広い層に支持を受けています。

初心者が最初に付属しているホイールを交換するときに、真っ先に候補に挙がってきますし、グレードアップにも十分応えてくれるレベルです。

最近は、上位モデルに採用されているcultベアリングを、ゾンダに移植しているショップなども見かけます。
それくらい、ハブの分解もしやすく、メンテナンスが容易ということになります。

普段使いからレースに向けてのトレーニングまで、オールラウンドに使用したいなら、まずゾンダで後悔しないはずです。

ゾンダのハブを分解する前に構造を確認

今回は、ゾンダのメンテナンスを考え、ハブの分解・清掃方法をご紹介していきます。

ハブは、ホイールの中央にあるスポークを取り付けるもので、車輪の回転に大きな影響を与える部分です。

特に後輪のハブには一部の自転車を除き、ペダルを正方向に回転させたときのみ動力が伝わる、ラチェット機構が組み込まれています。

これは構造上、音がしてしまうのですが、カンパニョーロや子会社のフルクラムは、この音が大きいと言われています。

また、この機構が組み込まれている側を、フリーホイール(ボディ)と言います。
この外側に、リア側のギアであるカセットスプロケットを装着します。

前輪は駆動輪ではないので、フリーホールではなく、回転体の役目をするベアリングが装着されているだけです。

このベアリングが、今回の分解・清掃のメインターゲットになります。

カンパやフルクラムの上位モデルは、このベアリングを優れたものにして、回転の精度を上げています。
それほどに、重要な役割を持つのがベアリングです。

カンパニョーロ・ゾンダのベアリングはスチール製

ベアリングはハブだけではなく、自転車の回転部分には大体使われています。

クランクとフレームを繋ぐbb(ボトムブラケット)、ハンドルの操舵に関わるフロントフォークなどが代表的です。

ゾンダに限らず、カンパニョーロのハブのベアリングは、一部上位モデルを除いてはスチール製です。

特にアルミリムホイールでは、上位グレードの「シャマルウルトラ」と「シャマルミレ」以外はスチール製です。

スチール製は耐久性やコストを考えれば、自転車のベアリング素材としては、非常に優秀です。

ただ、回転軸との摩擦が強く、放っておくとベアリングが変形したり腐食してしまうので、定期的に潤滑油を挿す必要があります。

これが俗に言う「グリスアップ」です。

グリスは粘着性の強い潤滑油なので、水に流れにくいため、自転車の多くの部分に使用されています。

フリーハブには、先述したラチェット機構があります。

「ラチェット」は爪のことですが、その爪をグリスアップすると、音が小さくなるという例もあります。
そのため、ハブの分解は頻繁に行う可能性があるので、覚えておいて損はないです。

カンパニョーロ・ゾンダを分解する~前輪編

では、カンパニョーロのゾンダのハブを分解してみましょう。

まず、前輪ですが、六角レンチとマイナスドライバーで、分解することができます。

両側の先端に5mmのレンチを挿してボルトを緩めたら、次にその横にある小さいボルトを、2.5mmのレンチで緩めます。

そこに覆われているリングに切れ目が入っているので、これをマイナスドライバーで軽く浮かせるようにすれば、上手く外れます。

ここまですると、ハブのシャフトが抜け、中が見えます。
そこにベアリングを覆っているシールがあるので、曲げないように丁寧に外したら、ベアリングが外れます。

ここまでで分解は終了ですが、組み付けに自信がない場合は、外した順番通りに部品を並べておきましょう。

外した部品はパーツクリーナーで清掃し、ベアリングにグリスを多めに盛り付けます。
念のため、シャフトにも薄めで良いので、塗っておきましょう。

再度組み付ければ、前輪ハブの分解・清掃は完了です。

カンパニョーロ・ゾンダを分解する~後輪編

次に後輪の分解ですが、まずカセットスプロケットを取り外します。

スプロケの取り外しには固定しているロックリングを外す工具と、スプロケが回らないようにする工具が必要です。

手順は、まずロックリング外しを先端に装着します。

固定工具でスプロケを回らないようにしたら、モンキーレンチでロックリング外しを反時計回りにひねります。

かなり力がいるので、立って体重を掛けるようにして外します。
ついでと言ってがなんですが、この際、スプロケも清掃しておきましょう。

スプロケが外れると、ゾンダのフリーホイールが姿を現します。

フリーホイールはナットで固定されているので、モンキースパナで時計回りにひねって外します。

フリーホイールを外すと、ここにラチェット機構の爪がお目見えするのですが、ラチェット音がしても、それは故障ではないです。

カンパニョーロのホイ-ルは、音が大きいからといってグリスを入れ過ぎると、爪が歯車に引っかからず、空転してしまうこともあります。

そのため、サッとひと塗りくらいで良いでしょう。

外したフリーホイールの中身は前輪とほぼ同じですので、ベアリングをグリスアップして完了です。

ゾンダのベアリングをグレードアップ

カンパニョーロのゾンダの分解・清掃は以上ですが、いかがでしょうか?

スプロケを外すのに専用の工具が必要ですが、後のことを考えると、揃えておいて方が良いです。
2つで2000円前後だと思います。

さて、ここからは参考程度に聞いていただきたい話となります。

カンパやフルクラムは、ハブのベアリングにかなりこだわっており、特に上位モデルはセラミック製のボールを使っています。

ゾンダに使用されているスチール製よりも軽く、摩擦が少なくなりますので、回転力が増します。
ただ、このセラミックボールは硬質なので、ベアリングの受け皿が通常の鉄製だと削れてしまいます。

そのために、受け皿の方に特殊な加工をして、削れないようにしなくてはならないのですが、ゾンダはその加工がされています。

そのため、セラミックボールへの交換が可能です。

セラミックボールを使用したベアリングは評判が良く、ありふれた表現ですが、ギア1枚分軽くなると言います。

ただ、このセラミックボールへの交換は、専門店で前後共に行うと3~4万円しますので、さすがにおすすめとまでは言えませんが…

ゾンダくらいレベルの高いホイールなら、そのままでも十分だと思いますが、興味が湧いてきたら検討してみてください。

ホイールの核はハブ!

今回は、カンパニョーロの大人気ホイール「ゾンダ」のハブの分解をご紹介しました。

ハブがホイールの性能を左右すると言っても過言ではないので、メンテナンスも非常に大切です。

また、ハブの分解はそこまで難しいものではありませんので、臆せずやってみてください。

 - Campagnolo, メーカー, ロードバイク