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シマノのロードバイク用ホイールrs31の後継【rs330】の実力

2017.11.1

シマノの凄いところは、ハイエンドクラスの製品ばかりではなく、エントリーモデルの品質も高いところにあります。

今回取り上げるrs31も、ロード用のアルミクリンチャーホイールとしてはグレードが低い部類ですが、高評価が並びます。

rs31はrs330にモデルチェンジしていますので、今回はそこも含めて、シマノのホイールを見ていこうと思います。

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シマノrs31はrs330にモデルチェンジしている

まず最初に言っておきますと、今回取り上げるシマノのホイール【rs31】は少し前のタイプで、すでにマイナーチェンジして品番も変わっていますので、取扱い店舗を探すのも困難です。

ですから、今回のこの記事では、後継ホイールとして2015年にリリースされた【rs330】のスペックや、インプレをご紹介していこうと思います。

私がrs31を取り扱っている店舗を見付けられなかったので価格は不明ですが、おそらくrs330とさほど変わらないと思いますので、rs31を購入したいと思っていた人にも、rs330で満足していただけるはずです。

シマノのホームページで確認すると、rs330はアルミクリンチャーモデルでは、下から2番目のグレードに当たります。

エントリーグレードとしてはリムハイトが30mmと高めで、前後重量で2kgを超える通称「鉄下駄」ホイールです。

価格は通販サイトで前後セット25,000~30,000円ですから、価格も含めてエントリーグレードですね。

ただ、このホイールは、評価が驚くほど高いのです。

後ほど詳しく説明しますが、先代モデルのrs31から大きく変わった、上位グレードのレース用モデルにしか搭載されていないスポークの組み方が、その大きな要因です。

シマノrs330は軽量ホイールではない

rs31からモデルチェンジしたシマノrs330は、鉄下駄などと揶揄される、前後計2000gを超えるホイールです。

ロードバイクのホイールは、単純に言えば、重量が軽くなるにつれて、グレードと価格が上がっていくものです。

例えば、シマノのアルミクリンチャーのハイエンドモデルである【WH9100-c24】は、1389gで定価14万円です。

詳しい人は、9100の品番を見ればお分かりかと思いますが、シマノのロード用コンポの最高級モデルである【デュラエース】グレードのホイールなので、この重量と価格は驚きと言うわけではありません。

かなりの極論ではありますが、rs330との重量約600gの差が、11万円の価格差になるわけです。
それが、ロードバイクのホイールの常識と認識してもらって構わないです。

しかし、何にでも上には上がいるものですし、そもそもホイールだけに14万もかけていられないと言うのが、一般的な意見です。

確かにrs330はお世辞にも軽いとは言えませんし、これから紹介しますが、他メーカーの同グレードホイールと比較しても重めかもしれません。

しかし、それを補って、余りあるだけの走行性能があるからこそ、評価の高い人気ホイールなのです。

シマノrs330はrs31から大きく進化したホイール

前身のrs31は、リムハイトが若干高めの30mmで、セミディープと呼べる部類です。

rs330もそれを引き継いでいますが、リムハイトが高くなるとスポークが短くなるので、その分剛性が高くなり、硬めの乗り心地になります。

シマノのホイールは全体的に剛性が低めで、乗り心地の良さが特徴ですから、硬めが好きな人に適したホイールと言えます。

また、ディープリムは高速域でのスピードの維持に長けていますので、ある程度スピードが出せるようになってからも、十分に楽しめるホイールです。

ダブルバデッドスポークを採用することで、強度のいらない中間部を軽量化していますし、中心部にできる空気の渦を極力抑える作りなので、高速巡航性が高くなっています。

そして何と言っても、rs330がrs31から進化したのは、特殊なスポークの組み方にあります。

冒頭でも少し触れましたが「オプトバルテクノロジー」と呼ばれる、レースモデル仕様の技術を、このエントリーグレードに採用してくるのが、シマノの凄いところです。

rs31からrs330への最大の革新「オプトバルテクノロジー」

シマノrs330のrs31からの最大の技術革新である「オプトバルテクノロジー」ですが、ハブを挟んで左右のスポークバランスを均一にするために、フリー側:反フリー側を2:1の本数で組むやり方です。

当然ながら、駆動側に多くのスポークを配して、力の伝達率を高めているのですが、これによってスポークの張力も偏りません。

なので、低グレードのホイールに出やすい振れや、ゆがみが出にくくなり、強度が増しています。

レスポンスの良さが大きな特徴となるために、レース仕様のモデルに採用される技術なのですが、これをトップレベルのレースに使うことなどはあり得ない重量の、rs330に採用しているわけです。

だからこそrs330は、重量のアドバンテージを跳ね返して、高い評価を受けることができているんですね。

また、ハブにもひと工夫されています。

スポークを受けるフランジ部分を広げているので、ホイール全体の横剛性が強くなり、ペダルを漕いだ力を逃がさずに、推進力を高めています。

まさに、軽さだけでホイールを語るべきじゃない典型のような良品で、エントリーグレードと呼ぶのもおこがましいレベルだと思います。

シマノ・rs330はこんな人におすすめ

rs31から明らかなグレードアップが見られるrs330は、エントリーグレードながら、非常に高性能なホイールです。

そのため、ロードバイクを初めて買って、まだ一度もホイールを交換したことがない人には、最適だと思います。

最初は漕ぎ出しが重かったりすので、「あ!失敗した」と思うかもしれませんが、スピードに乗ったときに進んでいく感覚は、今までとは一味違ったものとなるはずです。

また、シマノのホイールを一度試してみたいと思っている人にも、コスパを考えると、おすすめできるものだと思います。

さらには、レースを戦っているような人にも、レーシー仕様の上に重いということは、トレーニング用に使えるホイールだと思います。

しかし、セミディープリムは低速域では横風に弱い特性がありますし、性能を十分に発揮できるものではありません。

そのため、通勤などで、街乗りがメインなどという用途には、不向きということは覚えておいてください。

rs330とカンパホイールの比較

rs31から進化を遂げたrs330ですが、他のメーカーの同グレードホイールと比較した場合、どうなのでしょうか?

まず、ホイールと言えば、何と言っても「カンパニョーロ(以下カンパ)」です。

カンパはロード用のコンポの普及率ではシマノに一歩譲るものの、ホイールでは、むしろ優位に立っています。

シマノ同様、エントリーグレードからハイエンドモデルまで、押しなべて高性能のホイールが揃っています。

rs330と比較するのは、リムハイト35mmのセミディープリム【Sirrocco(シロッコ)】です。

重量も前後で1800gを切っていますし、価格も定価では4万円を超えています。

ホイール単体のグレードでは、rs330よりも少し上だと思うのですが、同じセミディープリムなので、比較対象にはちょうど良いと思います。

シロッコに限らず、カンパのホイールはG3スポークパターンという、横剛性が強い組み方をしているので、少し硬めな乗り心地です。

そのため、シロッコはアルミクリンチャーの中で最もリムハイトが高いので、かなり剛性の高いホイールになります。

その他の機能の比較に関しては、やはり特性が似ているので、漕ぎ出しの重さや高速巡航性の良さなど、同じような評価が多いです。

そのため、単純ですが、硬めの乗り心地が好みならシロッコ、ソフトならrs330ということになるでしょう。

rs31からrs330への進化でエントリーグレードの域を出た

今回はシマノのアルミクリンチャーホイールrs31と、後継機のrs330を取り上げました。

rs330はかなり進化していて、とてもエントリーモデルとは思えない高性能のホイールになっています。

重量のハンデは、ほとんど感じられませんので、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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