ビアンキからカーボンフォークの取り付けに関する注意あり!

2016年12月にイタリアのビアンキが、カーボンフォークのステムへの取り付けに関して、重要なお知らせをリリースしました。

何でも、正しく組み付けられていないと、破損の原因になるそうです。

ビアンキ側は代替え品の用意がまだできていないようですが、2017年1月、そしてつい先日の8月上旬にも再度同じお知らせが出ていますので、ユーザーの方は確認してください。

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ビアンキ・カーボンフォークの不具合はスペーサーが原因?

今回、不具合が出る可能性があるのはカーボンフォークの中でもフルカーボンが対象となりますので、アルミコラムのフォークは除外されます。

対象車種は30以上あるので、詳しくはビアンキのホームページで確認してください。

ビアンキのお知らせによると、カーボンコラムのフォークに指定した方法以外でステムを取り付けると、コラムが破損するというものです。

あらかじめ言っておきますと、リコールではありません。

後ほど、改めてフォークを取り付ける手順についてお話しますが、ビアンキ曰く、ステムの下にハンドルの高さ調整をするためのスペーサーをかませますが、このスペーサーを5mm~35mm以下になるようにしなければならないということです。

そのため、必ず5mm以上のスペーサーをかまし、ヘッドパーツにべた付けはNGです。

この範囲外だと、コラムが破損する可能性があると言います。

どんな状態に破損するかの写真は、ホームページに掲載されています。

ビアンキのカーボンフォークユーザーはまず確認を

さらにビアンキからの注意事項としては、ステムの上部にも必ず5mm以下のスペーサーを置いてくださいということです。

5mm以上のスペーサー(10mmなど)はNGで、さらにステムの真上にトップキャップが来ないようにすれば良いわけですね。

さらには、コラムカットに関しても、上端を2mm以上ステムから出すようにと注意喚起されています。

これに関しては、ヘッドのガタが取れないので、当然のことだと思います。

ざっと注意事項をまとめてみましたが、まず何よりフルカーボンフォークの自転車ユーザーはステアリングコラムを点検しなくてはなりません。

そして、後々面倒なことにならないように、スペーサーの位置をビアンキの指示通りにしてみましょう。

レース仕様にしている人などは、ステムの下にスペーサーをかまさず、ハンドルをベタ下げしている方もいると思います。

そういった仕様になっていれば、恐らくコラムを切ってしまってますから厳しいとは思いますが、破損個所があれば交換対象になるそうなので、とにかく確認だけはしてください。

ビアンキ・カーボンフォークの取り付け方法

では、ビアンキが公式に発表しているカーボンフォークの取り付け方をご紹介します。

今回は、あくまでもビアンキの公式発表を遵守するということで、そのままご紹介します。

まず、クラウンレースをフォークに取り付けます。

当たり前ですが、ビアンキのホームページでは、専用工具を使用と書いてあります。
塩ビのパイプでも良いと思いますが、その辺はお任せします。

接触面にグリスを塗ってから圧入しますが、アルミコラムに比べれば、そこまできつくないと思いますが、余り強く叩くと破損しますので、ゆっくりと行ってください。

次に、ベアリングをヘッドチューブの上下に取り付けますが、まだグリスアップはしなくて良いです。

ここでフォークをヘッドチューブに挿入します。

ヘッドパーツの小物を取り付けて、遊びが出ないように調節します。

さて、ここで問題のスペーサーです。

先述したように、ビアンキはここにかますスぺ―サーを5mm~35mm以下にしなさいと言っていますので、ベタ下げの方もグッとこらえて、5mmだけかませましょう。

自分のポジションを決めたらステムを仮止めして、上面と一致する箇所に目印を付けておきます。

次項に続きます。

カーボンフォークのカットとアンカーボルトの締め込み方法

ここまで、ビアンキのカーボンフォークの取り付け方法を確認していますが、次はフォークコラムのカットです。

ここも先述したように、ステムとトップキャップの間に5mm以下のスペーサーをかませる必要があります。

さらにビアンキは、最低でもステム上部から最低2mmの出代を推奨しているので、そうなるようにしてコラムをカットします。

金ノコで切れますが、真っ直ぐ切るためのソーガイドがあった方がベターでしょう。

切断面をヤスリで削ってバリを取り、瞬間接着剤を付けて乾かします。

コラムのカットが終わったら、ベアリングをグリスアップして、フォークをもう一度取り付けます。

あとはアンカーボルト(ビアンキはコンプレッションデバイスと呼んでいます)の締めこみですが、ここはビアンキの言う通りのトルクで行いましょう。

内側にあるエクスパンダ―のボルトは、4mm7.0Nmで締めてください。

トップキャップは、6mm5.0Nmで締め付けます。
ステムの固定ボルトは、4mm5.0Nmで指定されています。

カーボンフォークの不具合はビアンキだけなの?

さて、不具合の確認と、ビアンキの指示通りのカーボンフォークの取り付け方をご紹介しました。

しかし、そもそもなぜ、ビアンキだけが突然カーボンフォークの不具合を発表したのでしょうか?

もちろん、ビアンキユーザーの中に、こういった不具合が発生したからだと思います。

ですが、カーボンフォークはビアンキ自体が製造しているのではなく、台湾などへのOEMだと思いますので、他のメーカーでも発生しておかしくない事象です。

それが現在(2017年8月)まで、ビアンキ以外どのメーカーからも不具合のお知らせは出ていません。

ビアンキだけが素材が脆弱とは考えにくいですが、原因が何なのかが詳しく発表されていませんし、私には工学的なことや、科学的根拠を語れるほどの知識が無いので何とも言えません。

コラムが折れるという話は聞いたことがありますので、今回もし不具合が見つかった場合は、乗らない方が賢明ですね。

ビアンキでは購入したお店に申し出て、代替えのフォークを依頼するようにとしていますので、まずショップに持って行きましょう。

ビアンキの対応は早かった?

カーボンは、一点集中型の衝撃に弱いと言われています。

良く言われるのは、転倒などしたときに道路の縁石に激突したり、駐輪場で将棋倒しになり、隣の自転車のチェーンか何かが当たって破損するということはあります。

さらには、先ほどアンカーボルトの締め込みのトルクをご紹介しましたが、ものすごいオーバートルクでステムを締め付ければ、カーボンフォークは破損する可能性が高くなるのは、初心者でも理解できるでしょう。

ですから、今回のスペーサーの位置や厚みの関係で何が変わるのかは正直分かりませんし、インプレを見てもほぼ原因は推測の域を出ません。

ビアンキは過去に日本において、メディアで大々的に報道されるような高額な賠償命令を受けたことがあります。

サスペンションフォークが破損し、サスとフォークが分離したため、運転していた人が前方に投げだされ顔面を強打した結果、全身マヒになってしまったことへの賠償でした。

他メーカーにおいても、多かれ少なかれこういった事例はあると思いますが、近年はコンプライアンスの重要性が叫ばれ、企業の社会的責任が厳しく問われる時代ですから、ビアンキも今回の問題にいち早く対処したと考えられますね。

まず確認をお願いします!

今回は、ビアンキがリリースしたカーボンフォークの破損問題について取り上げました。

しつこいようですが、ビアンキのフルカーボンフォーク車ユーザーの方はまず確認をしてください。

そして、もし破損がある場合は、販売店に申し出て、フォークの交換を依頼してください。

また、フォークの交換が済むまでは、自転車に乗らないようにしてください。