自転車を塗装する際のペンキについて、どうしたらいいのか?

最近は自分で補修や改修してしまうD.I.Y.という言葉を耳にするようになってきたと気がしますが、自転車の世界でも、その波はやって来ていると思います。

自転車の乗っていると雨など経年劣化で起こる塗料の色褪せや剥がれなど悩ましい問題だと思います。

今回はペンキを使って自転車、特に一般的なシティサイクル(ママチャリ)・子供自転車を中心に塗装修復を自分でやってしまおうという事で、いろいろと考えていきたす。

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自転車の塗装に必要なペンキ・道具は?

自分で再塗装するにしても何から始めて良いのか分からない、何を準備したら良いのか分からない、ということがあると思います。

塗装と言っても幅広いのです。

高級スポーツ自転車などになるとフレーム素材の関係で、ペンキの種類によっては素材に悪影響を及ぼすものもあるので、今回は鉄を主体にしたフレームが多いママチャリ・子供自転車にテーマを絞って書いていきます。

また、プロ用具が必要になる場合もありますが、日常の日曜大工ショップで手に入りやすいものでできる事を中心にペンキで自転車のフレーム全体を再塗装とするとして話を進めていきます。

簡単に準備するモノは下記になります。

・新聞紙・モンキーレンチ
・プラスドライバーなどの工具
・ワイヤーブラシ
・ペンキ(ラッカースプレー)
・布(紙)ヤスリ2種
・マスキングテープ
・ボロ雑巾

これらは最低限揃えておいた方が良い道具です。

さらにあることで行程がスムーズ・仕上がりが綺麗に行えるものとして、

・ペイント薄め液
・錆落とし剤

などあれば、なお良いでしょう。

自転車塗装に準備した道具の簡単解説

ここでは上記で用意したリストアップ道具が、どういった役割で必要なのかを簡単に解説していきます。

・新聞紙…床や塗装しない部分への汚れ防止
・モンキーレンチ等の工具…非塗装部品の取り外し用途
・ワイヤーブラシ…汚れや錆落とし・塗装剥がし
・ペンキ・ハケ…塗装
・布ヤスリ2種…下地の整形、塗装落とし、荒磨き、仕上げ磨き用
・マスキングテープ…細かい部分や曲線などの塗装防護
・ボロ雑巾…汚れや油拭き
・ペイント薄め液…ペンキの塗料粘度調整用
・錆落とし剤…ワイヤーブラシでは作業しにくい箇所の錆落とし用途

大体、一から揃えたとして購入の総額予算は約3000円~5000円ぐらいになるのではないでしょうか。

専門店に自転車の塗装を依頼すると数万円の工賃見積もり提示されることが多いように感じます。

塗装に余程の自信なくメチャクチャになりそうだとお思いになる方は、専門の方に頼る方が仕上がりは間違いないです。

しかし、塗装のちょっとしたコツさえ守れば案外初心者でもできる作業です。

やはり経費を考えるなら、自分でやった方が安く収められることは間違いないでしょう。

ペンキを使って塗装してみよう。その前に

では、早速ペンキを使って自転車の塗装をしていきますが、初心者の失敗で起こしやすい注意点2つをご紹介していきます。

①塗装しない・塗装したくない部品は工具を使って外していく

結構な細かいネジや手順の仕組みがあるため、外したのは良いのだけれど、組み立てられなくなったという事がよく起こります。

行程を紙にメモしたり、ネジ部品ごとに区分けしておくのも大切ですし、デジカメ・スマホお持ちの方は分解部分の写真を撮ったりしておくとミスも少ないでしょう。

②いきなりペンキを直接塗っても、ペンキは綺麗に定着しない

これも未経験の方は結構な頻度でやりがちなことなんですが、塗料の上から塗料を塗ると塗装面の反発が起こりうまく定着せず、すぐに剥がれたりムラになってしまいます。

うまく定着させるには、塗装面の下の下地を出すように、劣化した塗装や汚れをヤスリやワイヤーブラシを使って剥がしてから塗装しましょう。

手間のかかる作業ですが、仕上がりに大きく影響してきます。

ペンキの話

 
ホームセンターのペンキ売り場に行くと、油性と水性の塗料があり、自転車塗装ではどちらを購入すればいいのか迷う事があると思います。

ペンキといえば油性が主流でしたが、現在は水で汎用性が高い水性塗料が多く出回っています。
乾燥時間が短く、溶剤の臭いが少ないのが水性塗料の特長で、完全に乾けば水で流れたりはしなくなります。

油性の方が発色が良く、塗料のノリも良いのですが、乾燥が遅く溶剤の臭いもキツイため取扱いに関しても作業しやすい水性塗料がD.I.Y作業では主流になってきています。

また、ペンキ以外にもスプレー型の塗料もあります。

手軽に美しく塗装したい場合には、ペンキに比べて高額ですがスプレー式塗料の方が便利です。

ペンキ塗料の注意点もご説明しましょう。

使用される溶剤によっては、引火や溶剤中毒の危険性があります。
塗装する際には火気の扱いと換気には十分注意して作業をしてください。

ペンキで自転車を塗装しよう!

では、実際に自転車をペンキで塗装する工程に入りましょう。

先ほど塗装を剥がした下地部分をボロ雑巾などでしっかり綺麗にしてください。
ゴミや削りカス・手の油などが付着していると塗装がうまくノリません。

そのあと、塗装面で塗装したくない・汚れたくない箇所マスキングテープ・新聞紙を使って覆う作業をしてください。

ここで、ようやくペンキ塗装の出番です。

気候は、よく晴れた風の少ない屋外が理想です。
薄め液を全体量の10%ほど混ぜてペンキの粘度を軽くし、ハケなど塗料のノリが良くなるようにします。

粘度が濃いと塗料が一度で分厚く付着してしまい、色ムラや乾燥後ひび割れの原因になります。

こちらも塗装初心者で非常によく起こすミスなのですが、一回の工程で全ての塗装を終えようとせず、少し薄く塗りすぎたかなと思う程度にするのが良いです。

「ハケで薄く塗る→よく乾燥させる→薄く塗る」の作業を何回かに分けて重ね塗りするようにすると、仕上がりが綺麗になるので、一回で塗装を終えようとしないように心掛けましょう。

また、ハケでなく、スプレー式のペンキを使う場合も同じになります。

一工夫して塗装の質を上げよう

おおよそ自転車をペンキで塗装する工程は完了したかと思いますが、一手間の工夫で仕上がりが劇的に変わったりします。

少しですが、その例をご紹介していきます。

●クリア系の塗料でコーティング

ペンキで塗装が終わり、しっかりと乾燥したかを確認できたら、塗装表面の艶を出す仕上げとして、クリア系の塗料を薄く塗ってコーティングしてみてください。

塗装面に艶が出る上、ペンキで塗った塗装が剥がれたり、汚れ難くなるというメリットがあります。

●コンパウンドで表面処理

コンパウンドなど非常に細かい粒子の磨き剤を使って表面処理すると、目視では判別しにくい塗装面の微細な凹凸が解消され、ワックス掛けしたような輝く塗装面を得る事ができます。

工夫すると少し予算が予想より上回ってしまいますが、時間と予算に余裕があるなら、ぜひ検討してみて欲しい作業です。

これらのようなことを行うことで、より良い質に向上することができますので、試してみてください。

また、塗装と一言で言っても、様々なテクニックや行程があり深い世界です。

自転車塗装を機会に、一度自分で塗装技術について調べたり・学んだりするのも、また新しい興味を惹く出会いがあるのではないでしょうか。

自分で仕上げた自転車塗装

初めての自分でやってみた自転車塗装いかがでしたでしょうか?

思ったより綺麗に仕上がって満足だった方や・想像していたよりもミスが多くあまり良くなかった方も居られるかもしれません。

ミスした場合、同じ手順で可能なので再塗装推奨です。

いずれにしても、自分で手間暇かけて仕上げた自転車は世界で一つしかない愛着が湧いてくると思います。

キズや劣化の修復作業で塗装されたかもしれませんが、自分だけのオリジナル自転車を楽しんでもらえたら幸いです。