スポーツ系自転車のBBからカチカチ音!それは危険サイン?

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ系の自転車に乗っている方で、ペダルをこいでいる時にカチカチなどの異音がしたことがあるという方もいるかと思います。

その音はどの部分から聞こえているのでしょうか?

また、どのような頻度でカチカチとなっているのでしょうか。

自転車から異音がするというのは、大半が危険なサインである場合が多いのです。

今回はこの異音について、スポーツバイクのBB(ボトムブラケット)などのパーツを例に見ていきましょう。

自転車からカチカチ音!それはまずどこから鳴っているのかが重要!

さて、皆さんはスポーツ系の自転車に乗っていて「カチカチ」などの異音がした経験ありませんか。

スピードが出て、事故のリスクも高まるスポーツバイクでの異音は早期発見が重要となります。

どこから音がしているのか、どのような場合に音が鳴っているのか(ペダルを回しているときなど)その追求をまずしてみてください。

スポーツバイクは、特に駆動系からカチカチと音が鳴ったりする場合が多く見受けられます。

クランクを回しているとBB付近からカチカチと鳴っていたり、後ろの方でディレイラー付近から鳴っていたりすることが多いです。

新品で購入した際は鳴っていなかった異音が、使っているうちに鳴るというのは、やはり通常の状態ではないのです。

それに伴い調整や交換が必要になってきます。

駆動系の調整を自分で完璧に出来る方はすぐ直せたりすると思いますが、そうではない方も多いでしょう。

そういった場合はショップに持っていくと思いますが、どこで音がどのように鳴っているのか伝えられるだけで直す側も非常に助かるのです。

ここからはカチカチ音を例に、カチカチと異音がなりやすいパーツとその症状を見ていきましょう。

自転車のカチカチ音。BB付近から鳴っている場合

まずは、クランクを回転させる際の柱である、BBからカチカチと音がする場合の主な症状についてお話ししていきます。

最初に、BBというパーツを簡単にご紹介します。

このBBとはボトムブラケットというパーツの略称で、自転車のクランク軸周辺のパーツです。

フレームのいわゆる前三角と後三角の下側の接合部分で、この部分には直径4cm弱・長さ7cm程度のパイプを横向きに接合します。

このパイプがボトムブラケットシェルであり、「自転車の心臓部」ともいえ、大きな力を受ける部分であることから自転車部品の中では精度と剛性を求められる部分となっています。

スポーツバイクのみならず、どのような自転車においてもこのBBというパーツには負荷がかかります。
そこから異音がするのは、やはり故障というリスクが高いのです。

BBから異音がしているのか、はたまたフレームにヒビが入っての異音なのかで対応も大きく変わってきます。
フレームにヒビとなると、最悪フレームを買い替える事となってしまいます。

しかし、単純にペダルが少し緩んでおりカチカチと異音が鳴っている場合もあるのです。

ペダル緩みのような単純な原因をまず自分で確認、調整し、それでも異音が続くようなら一度ショップで見てもらうのがベストです。

さて、カチカチ音はBB以外から聞こえる事もあります。
他に鳴りやすい部分をご紹介しましょう。

自転車のカチカチ音は、BB以外にリアディレイラー付近でも鳴りやすい?

先程は自転車のBB付近のカチカチ音についてお話ししましたが、リアのディレイラー付近からもカチカチやガチャガチャと異音がする場合もあります。

こちらの異音に関して一番多い原因は、ディレイラーの位置調整不良が多くを占めます。

まず、リアディレイラーを知らない方に向けて、リアディレイラーを簡単にご説明します。

ディレイラーとは、元々は「(列車の)脱線装置」という意味で、スプロケットにかかっているチェーンを内側・外側に脱線させるように動かし変速するため、このように呼ばれています。

リアディレイラーは、リア(後方)であり、後輪付近にあるディレイラーのことを差します。

現在のコンポーネントでは脱線させるのではなく、スプロケットの歯をそれぞれ螺旋のように配置することで自然にスプロケットとチェーンの噛み合いが移動していくような構造になってます。

そのため、高いトルクをかけながらの変速にも対応出来るようになっています。

また、最近では電動式の変速システムもあります。

異音が鳴る理由は、一般的なワイヤー式の変速システムで、ワイヤーの伸びや位置調整の影響で異音がしたりするのです。

主に自転車をこいでいる時、いわゆるクランクを回している最中にリアディレイラー付近からカチカチ、カチカチと音が鳴っている場合は大半がディレイラーの調整で直ったりします。

カチカチ鳴っているリアディレイラーは、異音の際に見た目にも特徴があり、カチカチ音に合わせてプーリーが普段とは違うような動きでカチャカチャ動きます。

そうなってくると、変速もきちんとギアが変わらなくなるため、早急に調整する事をおすすめします。

六角レンチとプラスドライバーがあれば調整可能ですが、慣れが必要ですのでこちらもショップできちんと調整してもらうのが良いでしょう。

駆動系パーツの異音もこのようにありますが、フロント付近からもカチカチと音が鳴る場合もあります。
そこで、次はフロント周りをご紹介します。

自転車のカチカチ音は、フロント周りからも鳴る場合あり!

BB以外にも他のパーツで異音がなることがわかりましたでしょうか。
リアディレイラーの他にも、まだカチカチ音がなる場所があります。

それは、フロント周りです。

ロードバイクのフロント部分には、ハンドル及びステム、フロントホイールを装着する部分のフロントフォーク、フォークの回転を支えるヘッドパーツがあります。

その周辺からカチカチと音が鳴ってしまう場合も存在します。

カチカチ音が鳴ってしまう主なフロント周りのパーツは、フロントフォーク及びヘッドパーツ部分が多いです。

最近のロードバイクなどのスポーツバイクのフォークは軽量なカーボン製が多く、フォークから伸びているステムを装着するところの軸であるコラムまでカーボンという自転車も多くなりました。

また、カーボンという素材が規定のトルク以上に力が加わると割れてしまう事があります。
そのため、ネジの締め付けなどの整備する場合、締め付けトルクに非常にシビアになりました。

そして、そのフォークの回転を支えるベアリング部分であるヘッドパーツがあるのですが、そこの部分とコラム部分のグリスアップが不十分の際にカチカチ音が出たりします。

グリスの役割は「動きを滑らかにする」「腐敗を防ぐ」などあります。

そのグリスが無い場合は、摩擦が増え回転がスムーズに行われないため、フォークに対し余分な負荷がかかるという事になります。

そのため、最終的には摩耗による割れなどが生じたりと、非常に危険な状態となってしまうのです。

走行中、フロントのタイヤがいきなり外れてしまった場合を想定してみてください。
想像しただけでとても恐ろしいですね。

フォークがもし折れてしまったら、同じような状態になってしまいます。
事故などの最悪の事態もあり得ますので、非常に危険です。

フロント周りからのカチカチ音が鳴った場合、早急に点検してもらう事をおすすめします。

自転車のカチカチ音対策でセルフメンテナンスしよう!必要工具編

ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗るにあたり、カチカチ音などの異音を極力出さないためにも自分でセルフメンテナンスが出来る事は非常に強みになります。

さすがに全てのパーツを外してのメンテナンスは、非常に技術が必要となりますが、簡単に出来る作業もあるのです。

まずは必要な工具をご紹介していきます。

先程も言いましたが、最近はカーボン製のフレームやパーツも増えているのでトルクレンチが非常に役に立ちます。

その理由は、カーボン製のフレームやパーツには締め付けトルクが設定されているためです。

トルクレンチの他に必要な物を挙げてみましょう。

・六角レンチセット
・プラスドライバー及びマイナスドライバー
・クランク取り付け工具(自分の自転車がホローテック2の場合)
・BB締め付け工具

以上の工具があれば簡単なメンテナンスが出来ます。

しかし、最近では、六角レンチのボルトに代わり、トルクスレンチという工具を使って締める規格のネジを使うメーカーも増えてきました。

もし、自分の自転車にトルクスレンチを使って締める部品があれば、トルクスレンチセットもあると便利です。

さて、次は以上の工具を使い、パーツのゆるみを直すといった簡単なメンテナンスをしてみましょう。

自転車のカチカチ音対策でセルフメンテナンスしよう!BBやハンドルなどの増し締め編

まず、自転車のクランクやBB周り(現在ユーザーが1番多いホローテック2の場合)の増し締めです。

クランク自体は六角レンチを使い取り付けネジを締め、クランク取り付け工具で最後に締めるだけなのですが、BBに関しては別に、締め付け工具を使い、増し締めします。

購入した時より緩みがないようであれば、必要以上に締め込む必要はありません。

さらにクランクに付いているペダルも増し締めしておきましょう。
常に回転しているため、緩み始めている場合があります。

これが原因でカチカチ音がしている場合があります。

他には、ハンドルを固定しているネジ、サドルを固定しているネジを締めてみましょう。
大半は六角ボルトなので、六角レンチを使用します。

金属製のパーツは、ある程度締めても割れる事は無いので、神経質になりすぎなくても心配はありません。
ただし、カーボン製の場合は設定トルク以上は危険なので、トルクレンチを推奨します。

また、ホイールを固定しているクイックシャフトも一度外して、締め直しましょう。

一つにすれば小さいネジですが、1本のネジの緩みが異音、さらには事故に繋がる場合があります。

自分の愛車を長く乗るため、さらに安全を守るためにも簡単なメンテナンスは出来るようになる事が重要です。

自転車のカチカチ音は放っておかない事がとても大切!!

ここまで自転車のBBなどから出るカチカチといった異音についてお話してきました。

自転車から異音がするという事は、大なり小なり普通の状態ではないという事なのです。

自分で判断出来るような場合はまだしも、判断出来かねる場合はショップに持って行き、プロに一度見てもらう事が重要です。

自動車よりも簡単に見られがちな自転車ですが、実際は非常にデリケートであり整備はとても重要なのです。

ほんの小さなカチカチ音だからと放置せず、異音が鳴らないようにしっかりとメンテナンスをして快適な自転車ライフを満喫しましょう。