自転車にとって重要な、ホイールのセンター出しについて

スポーツバイクに乗っていると、ホイールのセンター出しという言葉を聞く機会があるかと思います。

自転車のホイールは、最も重要なパーツの1つであり、日頃のメンテナンスは欠かすことが出来ませんね。

ホイールのメンテナンスの1つである、ホイールのセンター出しについて、今回はご紹介していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ロードバイクのホイールはリム重量を見なければならない

ロードバイクにおいては、重いものが罪とでも言わんばかりに、軽量化の話にあふれています。ホイー...

mtbのフロントフォークはメンテナンスをしないと大変!

mtbのフロントフォークには、「サスペンション」という衝撃吸収の為の機能が付属している事が多いで...

ハンドルからの振動対策!これでロードバイクの悩みを解決!

ロードバイクで走行中、ハンドルからの振動が気になる方も多いはずです。路面から伝わる、ハンドル...

ストライダーのスタンドを手作りしたい!どう作れば良い?

ストライダーは、小さなお子様にとってとても楽しい乗り物です。しかし、遊んでいるときは良い...

ロードバイクのハンドルからくる振動を抑える対策法をご紹介

ロングライドなどで、長距離を走っているロードバイク乗りは、ハンドルからの振動が身体の負担になるのをご...

ラレーのミニベロ、rspの特徴とスペックをご紹介!

ミニベロといえば、街乗りでよく見かけますね。デザイン性もおしゃれで小回りが効くので、街乗りや...

さいたまクリテリウム2013の赤字の原因と2014年大会

自転車好きな方ならご存知の方も多いクリテリウムですが、さいたま市でも開催されたことがあります。...

ヤマト便の料金は安い?自転車タイヤのベストな配送方法とは

ロードバイクなどは、カスタマイズを自分で楽しむ愛好家も多く、タイヤなどの人気パーツがネットで売買され...

ルノーの自転車の評判はいかに!おすすめの自転車はある?

ルノーと聞くと、自動車メーカーとして思い浮かべる方が多いかもしれませんね。実は、自転車も...

自転車はベルト式もある!切られるリスクや盗難の防止策は?

自転車といえば、チェーン式が一般的ですが、実はベルト式のものもあることをご存知でしょうか。...

自転車で痩せよう!1時間走るとダイエットに効果はある?

自転車はダイエットにもおすすめのスポーツです。ダイエット目的の場合、自転車で1時間走るとどれ...

自転車のブレーキレバーの交換!取り付け方法と調整のやり方

自転車に必ず必要な装置の中には、ブレーキを効かすためのブレーキレバーがあります。必要な装置で...

男性の身長が164cmでも自転車なら高みを目指せる

身長が低いという事で、スポーツを諦めている事はありませんか?あるスポーツが大好きでも、身長が...

シマノのクランクセットの互換性!正しく運用するための知識

ロードバイクのカスタムを行う際に、「互換性」という言葉を目にしたり聞いたりすることがあるかと思い...

スペシャライズド直営店は東京ならどこにある?営業時間は?

世界的に有名なアメリカのスポーツサイクルメーカー「スペシャライズド」では、近年、直営店やコンセプト...

スポンサーリンク

ホイールのセンター出しとは

早速、ホイールのメンテナンスの1つである、ホイールのセンター出しについてお話していきましょう。
ホイールのセンター出しとは、左右均等にリムが中心に来るようにすることを言います。

一般的に完成車になるまでの工程は、多くの自転車がメーカーで50% ~ 70%を組立てられ、あとの50% ~ 30%は販売店で組立て、調整されて完成車となります。

しかし、多くのメーカーでは流れ作業、機械組立てになるので、ホイールのセンター出しを含む多くのパーツ調整は正確に作られていないものも多いです。

どんな高性能ホイールでもだんだんとホイールのセンターにズレが生じます。
リムの精度がいいホイールで一見見た目では、センターがズレているかどうか分からない場合があります。

しかし、見た目は大丈夫でも、1年も使用したホイールであればセンターのズレは生じていることは多いです。
そのため、半年に一度、最低でも1年に一回はセンター出し調整を行うことをおすすめします。

ホイールセンター出しの重要性について

最近の自転車、つまり完成車の多くは、ホイールはメーカーで組立てられ、タイヤも装着されていますよね。

しかし、工場生産で多く作られているホイールでは機械で組み立てられる作業のため、リムの上下左右のズレ、ホイールのセンター、スポークテンションなどが正確に出来ていないものが多いのです。

ホイールのセンター出し調整が正確に出来ていないと、車輪の回転面とフレームのセンターにズレが生じ、走行抵抗が大きくなります。

自転車のホイールセンターがズレてしまうと、ブレーキの調整が正確に出来ないことや、長距離を走るスポーツバイクにとって、多少のズレが負荷となり、肩や脚などに影響を及ぼします。

そのため、多少のズレであっても、大きな疲労感を生むこととなるのです。
これは長く乗れば乗るほど感じやすいと言えます。

自転車にとって、ホイールのセンター出しは重要性が高いものなのです。
では、ホイールのセンター出しを確認する方法はあるのでしょうか。

次にセンター出しの確認方法についてご紹介しましょう。

自転車ホイールのセンター出し、確認方法はある?

自転車にとって重要であるセンター出しですが、確認するにはどうすればいいでしょうか。

フロントの場合は、わりと簡単に確認することが出来ます。
やり方として、ホイールを左右入れ替えてみましょう。

左右入れ替えを行っても、リムの左右を見て中心に来ているようでしたら、センターはズレていないことになります。

逆にホイールのセンターがズレてしまっているとどちらかに寄ってしまったり、ブレーキに当たったりします。

リアホイールのセンター出しを確認するには、フロントより大変ですが同じ工程で確認することが出来ます。
このホイールセンターのズレは、左右のスポークテンションが違うとズレやすくなります。

ホイールのセンターのズレが生じてしまうと、自然に直ることはまずありません。
それどころか、どんどんセンターがズレてきてしまいます。

そのため、センターのズレを確認することが出来たら、センター出しを行い、正しい位置に直してあげる必要があります。

ホイールのセンター出しに必要な工具、センターゲージを使って作業してみよう①

ホイールのセンター出しを行うには、センターゲージという工具が必要になります。
このセンターゲージの構造は意外にも単純で、リムからハブがどのくらい出ているか、測るだけの工具になります。

まず最初に、ホイールの左右どちらか一面にゲージを当てます。

次に、リムの二点とハブの一点、合計三点で支持されるようにゲージをセットしましょう。

このとき、センターゲージの足がリムにぴったりと付くよう確認してください。
これで、片面の片取りが出来ます。

次に、ホイールを裏返し、反対の面に同じよう、ゲージを当てます。

もしこのときセンターが正しく出ていれば、反対面でも同じように、ゲージはぴったりとリムに付き、三点で支持されることになります。

しかし、センターがズレていると、ハブのところでゲージが浮いてしまうか、もしくはリムのところにゲージの足が届かず、がたつきが生じます。

センターが正しく出ていない場合、リムをどちらかへ寄せる必要があります。

この場合は、寄せたい側のスポークを締めるだけです。
左右対称になるまで、締めてください。

ホイールのセンター出しに必要な工具、センターゲージを使って作業してみよう②

ここで、左右対称になるためにスポークを締めるわけですが、一度で正確にセンターへ寄せられることはまずないでしょう。

そのため、少しずつ様子を見ながら、スポークを締めていくことになります。
ある程度調整出来たら、再度センターゲージで確認をとります。

再度センターゲージを当てるときは、先ほどとは違う状況ですから、センターゲージをセットし直して使用します。

ホイールのセンターがある程度出たら、振れを取りながら、再度スポークテンションの細かい調整を行います。
センター出しとテンション上げ、振れ取りはセットで調整するよう考えた方がいいです。

なぜなら、こっちを調整すれば、こっちがズレる、という面があるので、それぞれ細かい調整をしながら見ていく必要があります。

しかし、はっきりと申し上げると、センター出し、振れ取り作業、テンション上げは難しい作業になります。
もし、自信が無ければ、プロの方に仕立ててもらいましょう。

ホイールのセンターがズレてしまう原因は、フレームにもあった!?

ホイールのセンター出しがビシっと中心に来ているにも関わらず、ズレを感じるようでしたら、原因はフレームにあるかも知れません。

「フレームがズレてしまうことなんてあるの?」と思うかも知れませんが、フレームだって曲がります。

鉄ならある程度は修正することは出来ますが、アルミは難しいかも知れません。
カーボンはまず無理と思ってください。

通常カーボンは、フレームのセンターズレは起こりにくいとされていますが、何があるかはわかりません。
カーボンフレームで大幅にズレていたら、メーカーに交渉するとか、交換するしか方法はないでしょう。

仮に対応してもらえなかった場合は、フレームがズレた状態のまま乗ることになってしまいます。
そういったことを避けるためにも、JIS規格で細かく定められている内容があります。

たとえば、立パイプ、もしくは立パイプに相当するパイプ上端の中心点のフレーム体中心面からのズレは, 2mm以下でなければならない、など他にも規定はたくさんあります。

自転車を購入する時は、こういった内容も確認しておくと、安心して自転車に乗ることが出来ますね。

ホイールのセンター出し、行っていますか?

ホイールのセンター出しは自転車にとっても重要なものです。

多くの自転車は、新車でさえ、正しくセンター出しをされていないものも多く、センター出しを調整する必要性を感じます。

また、どんなに性能がいいホイールでも、長く乗っていれば大体のホイールはズレの可能性は高いです。

一度、センター出しを確認してみるといいかも知れません。