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オリンピックの自転車競技で日本人が弱いと言われる理由

2017.5.15

オリンピックや自転車競技の大会を観戦していて、欧米人が強く、日本人が弱いのを目の当たりにすることがあります。

その違いはどこから来るものなのでしょうか。

また、日本人が勝つためには何が必要なのでしょうか。

今回は、それについて考えてみたいと思います。

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オリンピックの競輪競技で日本人が弱い背景

日本においては、競輪の開催期間中、選手達は狭い宿舎の中に宿泊する事になります。
さらに、この期間中は選手達は外出が禁止されており、電話についても制限されています。

また、競輪学校を卒業しないと競輪選手にはなれないシステムになっています。

そして、競輪選手というのは、賞金を獲得しなければ生活ができないので、勝つための練習に重点を置いています。
しかし、この練習は、オリンピックの競技種目であるケイリンでメダルを獲得するための練習とは少し違います。

この違いが、オリンピックのケイリンで日本人選手が弱い原因ではないかと指摘している人もいます。

また、海外の有名選手を日本に招き入れて競輪をするという事はありますが、年間を通したレギュラーでの契約というものは実現しない事が多いと言われています。

そして、競輪という競技自体が若年層に人気がなくなる傾向にあり、この傾向が有力選手の競輪離れを引き起こして、競輪場廃止や競輪選手のレベルの低下に結びついているとも言われているのです。

ロードレースで日本人が弱い理由

お次は、日本人がロードレースで弱いと言われている理由についてご説明していきます。

例えば、ヨーロッパ発祥のスポーツである場合は、日本人と欧米人の身体能力の差は大きく感じるでしょう。
この身体能力の差が、オリンピックの成績に結びついているという指摘もあります。

また、日本人と欧米人を比較すると、身長が同じであっても脚の長さや脚の筋肉の割合に差があるので、ロードレースに有利であるという見解を唱える人もいます。

しかし、日本とヨーロッパではロードレースにおける環境の違いが一番大きいのではないでしょうか。

例えば、欧州では練習のプログラムも子供の年齢に対応したものが採用されています。

また、ヨーロッパは日本と比較してレースの数も多くなっています。
このレースというものはトレーニングという捉え方もできるので、ヨーロッパの方がトレーニングができる環境に優れていると言えるのではないでしょうか。

そして、ヨーロッパには多くのサイクリングクラブや大勢のロードレースのファンもいます。

ヨーロッパの選手がオリンピックや大会で勝てる理由

オリンピックのロードレース競技で、ヨーロッパの選手が強く、日本人が弱いと思われている傾向には歴史の違いが大きいという指摘もあります。

例えば、ツール・ド・フランスには100年を超える歴史があります。
そして、日本とヨーロッパではロードレース競技における裾野の広さが大きく違います。

例えば、ロードレースの選手というのは時速40~60キロで自転車を走らせるので、安心して自転車で走れる道が必要になってきます。
このような自転車で安心して走れる道はヨーロッパでは整備されており、山岳コースというものもあるのです。

そして、ヨーロッパでは様々なレベルのレースが頻繁に開催されており、たくさんの経験を積む事が可能となっています。

このような環境の中で培われたレース経験は、ロードレースに適した肉体を作り上げ、レース面での駆け引きを上達させる事に結びつきます。

しかし、日本はロードレース選手のほとんどは、高校の自転車競技部に入部してから、ロードレース競技を始めるのです。
そして、日本の道路というものは自動車用に作られた道路です。

だから、自転車が高速で道路を走行するという事は難しく、なかなか経験を積む事ができません。

オリンピックで戦える日本人選手を育てる方法

これまでのことから、日本人はオリンピックの自転車競技においては、成果があまり挙げられていないため、弱いと思われていることが分かるかと思います。

そこで国内のレースのレベルを上げていく事が、日本人がオリンピックで勝つためには、必要なのかもしれません。

しかし、自転車競技の資金集めや自転車競技の選手層の拡大においても、日本国内のロードレースへの理解や認知が深まる事がまず必要です。
そのため、良いレースをする事がロードレースの知名度を広めるために大切です。

そして、ロードの選手は高いレベルのレース経験を積んでいく事で、ロードレースに必要な体力や戦略などを身につける事が可能となります。

また、ロードレースの魅力を知ってもらうためには、大勢の人がロードレースを見る事が大事です。
そこで、大勢の人にロードレースを見てもらうためにも、街の中を走るレースというものも必要になります。

ロードレースの魅力の一つは、生活道路として使っている道をレース会場することができるということです。
山道を走るレースが多いですが、街中を舞台とする「さいたまクリテリウム」のような大会を増やせると、より活気が出ることでしょう。

そして、ロードレースを街の中で開催すれば、大勢の人がレースを見る事ができ、ロードの選手達も見られることで選手としての自覚を促すという効果も期待できます。

弱いと言われる日本人がロードレースで勝つためには①

弱いと言われている日本人がロードレース競技で勝つにはどうすればいいのでしょうか。
そして、東京オリンピックで日本人選手がメダルを獲得するにはどのようにすればいいのでしょうか。

日本代表チームのロードレース強化ヘッドコーチをつとめている方の見解があります。

オリンピックに出場する外国の選手達と同じ舞台で普段から競い合う必要があると、言うのです。
さらにそのためには、 日本人選手がUCIのワールドツアーに出場できるレベルのチームが複数ある事が大事になってくるという考えです。

そのためにも、日本人選手の個々の力も必要で、ワールドツアー日本人選手が出場できる組織を作る事も大切だとの考えということです。

それは、日本国内のトップチームから強い選手を選抜して、日本代表のチームとしてプロ登録をしてレースをするという事です。

日本代表チームの拠点を欧州に設置して、各チームの選手を夏に招集して、欧州のレースに参加することで選手の力を高めることを考えているという話です。

このように日本だけに拠点を置かずに、外国に手を伸ばすことがトレーニングの幅を広げられるので、強くなることができるのかもしれません。

弱いと言われる日本人がロードレースで勝つためには②

東京オリンピックで日本人選手が弱いと言われているロードレース競技で勝つための話を引き続きしていきます。

日本代表チームのロードレース強化ヘッドコーチをつとめている方は次のようにも考えています。

ジュニアとアンダー23は、国際自転車競技連盟のネイションズカップや世界選手権を主軸にした活動を行っていくというのです。

さらに、アンダー23の選手においては、国際自転車競技連盟のランキングを上げるためにUCIポイントが必要になれば、アジアツアーを回る事も検討し、アンダー23の選手のメインは、欧州で開催されるネイションズカップだと考えているようです。

このようにすることで、アジアツアーのレベルと世界選手権のレベルが異なることを感じ取れるようにすることを目的としているようです。

そして、ネイションズカップにおいてポイントを取得する事がジュニアの目標となり、アンダー23からは4年間で世界選手権の上位10位以内にランキングされる選手を輩出したいと考えていると、言うのです。

しかし、プロチームというものは契約が不安定であり、継続する事が難しいのも問題です。
このように今現状は、契約が厳しい中でのトレーニングになるため、生活が困難とも言えます。

認知度が高くなり、自転車競技人口自体が広がることも今後、日本が勝つために必要なのではないでしょうか。

競輪、ロードレースで日本人の活躍が見たい!

競輪やロードレースで日本人が勝てない理由を探ってきました。

欧米に比べて、自転車競技への関心や選手を育てる環境が大きく違うのですね。

ですが、それを改善していこうという動きも出てきています。

東京五輪では、日本人選手の活躍を期待したいですね。

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