サイクルロードレースを観戦していると、プロチームが使用している機材に興味が出て、プロの機材が欲くなることがあります。
普通の機材スポーツでは、それは難しい相談ですが、ロードバイクの場合はそれが可能です。
そこで今回の記事では、日本人選手が所属する人気のチーム、「バーレーンメリダプロサイクリングチーム」が使用している機材に注目し、それをご紹介します。
プロサイクリングチームのロードバイクは普通に買える!
バーレーンメリダプロサイクリングチームの熱狂的なファンである方なら、彼らの乗るロードバイクが欲しいと思うかもしれません。
プロの使う機材が欲しいと思っても、モータースポーツやほかの機材スポーツの場合は難しい相談ですが、ロードバイクではそれが簡単にできます。
バーレーンメリダプロサイクリングチームが使用するロードバイクは、「REACTO TEAM-E」および「SCULTURA TEAM-E」です。
どちらのバイクも、メリダから完成車の状態で、一般向けに市販されています。
コンポーネントにデュラエースDI2を搭載し、重量は7kg以下です。
そのため、購入したその状態でレースに出られます。
しかし、価格がどちらも110万円ですので、購入には相当の勇気を伴う決断が必要です。
そこで、プロと同じ仕様ではありませんが、「REACTO DISC 4000」「REACTO 400」「SCULTURA 4000」「SCULTURA 700」の4台に、バーレーンメリダプロサイクリングチームのカラーがラインナップされてますので、そちらをおすすめします。
バーレーンメリダプロサイクリングチームのウェアで見た目はプロ仕様に
続いて、ウェアについてです。
プロチームと同じデザインのサイクルジャージは、グッズとして人気があるため、必ずと言えるほど販売されています。
バーレーンメリダプロサイクリングチームの場合は、「SPORTFUL」といウェアメーカーがサポートしており、その「SPORTFUL」の販売店を通じて購入できます。
ラインナップされているモデルは、半袖ジャージ「BAHRAIN MERIDA RACE」「BAHRAIN MERIDA TEAM」の2種、ビブショーツ「BAHRAIN MERIDA LTD」「BAHRAIN MERIDA CLASSIC」の2種、そしてジャケット「BAHRAIN MERIDA」と、レインウェア「BAHRAIN MERIDA FIANDRE SS」です。
なお、「BAHRAIN MERIDA RACE」と「BAHRAIN MERIDA LTD」は、完全にレース仕様のデザインとなっており、エアロダイナミクスに優れる分、かなりきついフィット感になっています。
しかし価格は、レース仕様の上下をあわせても26,000円と、他社のウェアと比較するとリーズナブルで手が届きやすくなっています。
プロサイクリングチームが使うヘルメットは安全性が違う!
この章では、バーレーンメリダプロサイクリングチームがレースで着用する、ヘルメットについてです。
バーレーンメリダプロサイクリングチームは、アイウェアでおなじみのメーカー「RUDY PROJECT」のヘルメットを使用します。
そのモデルは、「RACEMASTER MIPS」および「BOOST 01」です。
「RACEMASTER MIPS」には、MIPSと呼ばれるテクノロジーが採用されています。
これは、ヘルメットのインナーライナーと衝撃吸収部の間に低摩擦性の層を設けることで、回転のかかる衝撃を受けた際に、それを低減し脳へのダメージを軽減するテクノロジーです。
これにより、事故の後遺症のリスクを格段に減らせます。
「BOOST 01」は、エアロ形状のヘルメットです。
こちらには、脱着式のアイシールドが採用されており、それを使用することでエアロ効果を高められます。
また、ヘルメット前方にある、ブーメラン形のベンチレーションホールカバーは取り外し可能で、コンディションにあわせてベンチレーションをコントロールできます。
なお、価格は「RACEMASTER MIPS」が47,000円、「BOOST 01」が43,000円と、少々高価です。
バーレーンメリダチームの目を護る!「RUDY PROJECT」!
バーレーンメリダプロサイクリングチームが使用するアイウェアのメーカーは、ヘルメットと同じく「RUDY PROJECT」です。
使用するモデルは、選手の好みによって異なりますが、おおかたの場合「TRALYX」を使用しているようです。
「TRALYX」は、一眼タイプのサングラスで、エアフローのよさが自慢です。
エアフローのよさは、フレームやテンプルやレンズの隅に、ベンチレーションホールが設けられていることによります。
そのため、彫刻のような精密さをもつデザインに仕上がっています。
選手が使用するアイウェアは、レンズ上部のフレーム部が金色、テンプル部が藍色、ラバー部が赤色の、これら3色で構成される「TEAM BAHRAIN/MERIDA」というカラーのモデルです。
価格は、26,000円とアイウェアにしては、それほど高価ではありません。
また、アクセサリーキットが販売されており、ラバー部、メーカーロゴ、ノーズパッドのカラーを、自分の好みによって変更できます。
コレクションに最適!人気のファンアイテム「ボトル」!
ロードレースのファンの間で、もっとも人気があるアイテムが自転車用のボトルです。
人気の理由は、ボトルはチームロゴが全面にプリントされており、カラフルでデザイン性が高く、そのうえ千円以下で購入できるため、コレクションとして最適であるからです。
バーレーンメリダプロサイクリングチームが使用するボトルは、エリートというメーカーの「FLY チームボトル」です。
このボトルは、肉厚が最小限まで削られているため、他社製品よりも軽量で、やわらかい握り心地です。
そのため、長時間のライドで握力が低下したときでも、ストレスなく水分補給が可能です。
さらに、使いやすいだけでなく、価格も730円と安価ですので、自転車ショップの店頭でこのボトルを見かけたなら、チームのファンの方は1つ購入しておくことをおすすめします。
ただし、このボトルはロードレース用に特化した造りになっているので、液体の密封が完全ではありません。
そのため、ボトルを逆さまにすると漏れる場合があるので、その点だけ注意が必要です。
ボトルケージまでバーレーンメリダプロサイクリングチーム仕様に
前章ではボトルを紹介したので、この章ではバーレーンメリダプロサイクリングチームが使用するボトルケージをご紹介します。
ボトルケージもエリート製で、普通のレースでは「Custom Race PLUS」を、石畳などの悪路のレースでは「チウッシ GEL アルミボトルケージ」、山岳ステージなど軽さが求められる際には「Leggero ボトルケージ」といった具合に使い分けています。
「Custom Race PLUS」には、どのボトルにもフィットするように、セルフアジャストシステムが採用されており、それによりボトルをしっかりホールドします。
「チウッシ GEL アルミボトルケージ」は、非常に強力なボトルのホールド力を誇る製品です。
そのため、石畳のレースでは多くのプロチームがこのボトルケージを使用します。
「Leggero ボトルケージ」は、フルカーボン製の超軽量ボトルケージです。
その軽さは、軽量と言われる「Custom Race PLUS」が40gであるのに対して、「Leggero ボトルケージ」は、おどろきの15gです。
なお、価格は、「Custom Race PLUS」「チウッシ GEL アルミボトルケージ」が2千円以下であるのに対し、「Custom Race PLUS」は8千円をオーバーします。
プロをマネをするだけでも価値はある!
ロードバイクでは、プロが実際に使用する機材が、普通に購入できてしまうという点にも魅力があります。
さすがにロードバイク本体には手が出せなくても、ヘルメットやアイウェアは価格に応じたリターンがありますので、思い切って購入しても後悔はしないでしょう。
今回ご紹介した中でも、手軽に購入できるだけでなくコレクションとしても最適なボトルは、チームのファンの方は1つ購入しておいて損はないでしょう。