自転車のbbってなに?自転車から異音がする原因や対処法は?

bbをご存じですか?

自転車部品の一つであるbbですが、自転車に乗っていても知らないという方は、多いのではないでしょうか。

自転車に乗っていて異音がする場合は、もしかしたら、このbbに問題があるのかもしれません。

今回は、自転車のbbについてのご説明と、自転車から異音がする場合の原因や対処法についてご紹介します。

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自転車のbbとは

自転車の部品のひとつにボトムブラケットというものがあります。
長いため「bb」と略して呼ばれることもあります。

ボトムブラケットはイギリスから生まれた言葉で、クランク軸とその左右にある軸受をまとめてこう呼びます。

「ボトム」は「底」や「下」という意味を持ち、「ブラケット」には「支え」という意味があります。
つまり「下にある支え」ということです。

取り付ける位置はフレームのbbシェルで、別名をハンガーとも言います。
形は昔から伝わるカップアンドコーンやカートリッジ、クランクセット一体形などいくつかの種類があります。

最初の2つは、軸受がシェルの中に取り付けるタイプですが、クランクセット一体形は外側に付けるようになっています。

この3つの中でもカップアンドコーンは最も歴史が古く、今でもシティ車などに使われています。
クランク軸と合わさっていることが特徴で、内輪のコーンと外輪のカップ、そして玉によって軸受が構成されています。

カップをねじ込んでから遊びがなくなるように微調整をした後、ロックリングで留めています。
分解すれば掃除やグリスの塗り直しも可能なので、調子が悪い時や、変な音が聞こえる場合でも対処しやすいことが挙げられます。

bbユニットについて①

自転車のパーツである「bbユニット」とは、クランク軸と左右の軸受、固定用のネジが付いたリングが一体化しているボトムブラケットのことを指しています。
カートリッジボトムブラケットとも言います。

右側にはフレームのbbシェルに留めるためのネジが付いており、左側はネジ付きのリングを使います。
クランクとクランク軸を繋ぐパーツの形は四角テーパー、オクタリンク、ISISのどれかになります。

クランクを外す場合は、専用の工具を使いますが、ワンキーリリース方式なら六角レンチでも取り外すことが可能です。

ネジは、ISOかJISまたはイタリアンの2種類に分けられ、前者は左が右ネジ、右が左ネジとなっていますが、イタリアンは両方とも右ネジなので、使用時には間違えないように気を付けて下さい。

四角テーパーとは、クランク軸の両端が四角く、テーパーになっている繋げ方です。
クランクにも同じ形の穴が空いています。
1940年に、フランスのメーカーが世の中へと広めたことがきっかけとなりました。

サイズは、JISかISOのどちらかで、角度は一緒ですが、長さと幅は異なります。
そのため違うサイズのクランクを軸に入れようとすると、位置が微妙に変わります。

軸の端にはM8のネジが付いていて、M8のボルトで留めます。
トルクは35Nmと決められています。

何らかの異常がある場合、ほとんどは妙な音が鳴り響く形で知らせてくれます。

bbユニットについて②

自転車のbb(ボトムブラケット)ユニットに「オクタリンク」というものがあります。
これはシマノが用いているクランク軸とクランクを繋ぎ止める方法で、8歯のセレーションを使用しています。
ちなみに「オクタ」とは「8」という意味です。

最初にV1形が、その後にV2形が開発されました。
どちらもセレーションの外側の直径は同じ値になっていますが、長さと幅は違うため、それぞれを取り替えることは出来ません。

V1は長さが5mm、幅は2.2mmとなっていて、V2は長さ9mm、幅は2.8mmとなっています。
これはクランク軸のセレーションに対する規格で、複数の会社によって定められました。

オクタリンクは、シマノが特許を取っているので、無断で使うことは禁じられています。
そのため、メーカー同士がそれに対抗した結果、ISISというメーカー規格が作り出されたのです。
まるで国が決めたかのようですが、あくまでも何社かのメーカーが生み出したものです。

セレーションは、歯の数が10歯あり、スプロケットと断面がよく似ています。
16mmのテーパーとM15のボルトが付いているところは同じですが、強度や軸受の造りはメーカーによって異なります。

オクタリンクは歯の数も断面も別物なので、異音がするなどの異常が見られても、別のbbユニットと交換することは出来ないようになっています。

異音を解消!ロードバイクのbbのメンテナンス

自転車から異音が鳴っていたら、bbを分解してメンテナンスをしましょう。

bbには、フレームとくっつくことを防ぐためにグリスが塗られているため、まずはこれを拭き取って下さい。
左は「左ワン」、右は「右ワン」と言います。

左ワンには、オイルシールという黒い輪のような蓋が付いているので、マイナスドライバーで取りましょう。
右ワンのキャップは、出っ張っている部分に当て木をして、bbを回転させながら木槌で叩きます。
ドライバーなどを使うとネジ山が潰れるので絶対にやめましょう。
外れたらオイルシールを取って下さい。

ウェスでベアリングをざっと拭いたら、パーツクリーナーを吹き付けましょう。
汚れがこびり付いていたら歯ブラシなどを使い、もう一度パーツクリーナーを吹き付けます。

一通り終わったら、15分ほど放置して乾かしましょう。
乾いたらヘラなどを使って右ワンからグリスを入れます。

塗り終えたら元に戻していきます。
最初にオイルシールを、裏と表を間違えないようにしてドライバーで押し込めましょう。

右ワンのキャップは、上に立てたら外した時と同じように当て木をして、回しながら叩いていけばOKです。
キャップとオイルシールの表面に隙間がないかどうかもチェックしてください。

左ワンもグリスを縁までたっぷり塗り込め、オイルシールを被せて、ドライバーで押し込んでやれば出来上がりです。

自転車のペダリング中の異音

自転車を漕いでいる最中に聞き慣れない音がするようなら、その原因を探ってみましょう。

ほとんどの場合は靴がクランクに当たる音か、キーホルダーなどが揺れる音のどちらかであることが多いようです。
試しに他の誰かに乗ってもらい、確認してみると良いでしょう。

ペダルを踏んだ時にきしむような音が聞こえる時は、bbやペダル、ヘッドパーツなどが壊れているか、ステムかハンドルの不調か、シートポストのグリスがなくなっているかのどれかです。
立ち漕ぎをすると音が鳴り止む場合はサドルの周りを疑いましょう。

速度が上手く切り替えられないと感じるようならワイヤーが伸びているか、リアエンドが変形しているか、チェーンやスプロケットが寿命を迎えている可能性があります。
チェーンの劣化はスプロケットの消耗にも繋がるため、この2箇所はセットでチェックするようにしましょう。

空回りをしているような感触があると、チェーン周辺のパーツがもう使えなくなっていることを意味しています。
これを放置していると、どんどん他のパーツも巻き込んでしまうので、気が付いたらすぐに専門店へ修理に出すのが一番です。

自転車の空走中の異音

自転車を空走させる、つまりペダルを漕がず、惰性で走らせている時に擦れるような音が聞こえると、ホイールの形が変わっていたり、タイヤがこぶのように膨らんでいたり、ブレーキシューがリムに当たっている可能性があります。

ディスクブレーキの場合、ローターが歪んでいるかもしれません。
bbなどを調べてみて、特に異常が見られなければこの3つのどれかが原因かと思われます。

ブレーキをかけた途端、大きな音が鳴り響くようなら、ブレーキシューとリムが噛み合っていないか、それどころかシューがボロボロになっていることも珍しくありません。
このままでは操作不能になるので、大きな事故へと繋がります。
早めに新しいものを調達しましょう。

何かが割れるような音の場合はハブやフレームに傷が付いていることが多いようです。
こちらも突然の破損や事故を引き起こしやすいため、早急にメンテナンスをするべきでしょう。

とはいえ、これらは一例です。
原因となり得る要素は他にもあるので、原因を突き止めてもよく分からないと思ったら、専門店へ持って行ってプロの力を借りましょう。

異音の原因はいろいろ

いかがでしたか?

bbは異音の原因になり得ます。
メンテナンスをこまめに行うことで異音を解消しましょう。

また、自転車に乗っていて異音がする場合、原因はすべてbbにあるというわけではありません。
異音がする状況や部品から原因を調べて対処することが必要です。

不安な場合は自転車屋さんに相談すると良いでしょう。