一般車とされるママチャリと同様の乗り方ができる自転車として大人気なのがピストバイクです。
シンプルな車体構造からさまざまなピストバイクが販売されています。
その中でも、特徴として大きく違っているパーツはタイヤサイズです。
ピストバイクをラインナップしているメーカーによって、好みとしているタイヤサイズは異なります。
今回は、ピストバイクの車体性能とタイヤサイズについて紹介します。
各メーカーで販売されているピストバイクのタイヤサイズとは
ママチャリをから乗り換え時に一番推奨される自転車はピストバイクとされています。
その理由は、ピストバイクには変速機が搭載されておらず車体の構造が限りなくママチャリに近いからです。
ただし、多くのピストバイクにはフリーコグと固定コグの2種類がリアホイールに取り付けられています。
ママチャリと同様の走りができるのは、フリーコグを使用している場合となります。
ピストバイクはこすぱのよさからライダーにとても人気な車体となっており数多くラインナップされています。
一般的には、購入当初のピストバイクに取り付けられているタイヤサイズはロードバイクと似ています。
ピストバイクは、ストリートにおいて速い走行ができるように設計されているためです。
ピストバイクをラインナップしているメーカーの中でも人気とされるのがモデルがCinelliのTipo Pistaです。
CinelliのTipo Pistaに取り付けられているタイヤは、DUROの700x25Cのタイヤが取り付けられています。
このように、購入当初のピストバイクには700x25Cのタイヤが多く取り付けられているためカスタムが欠かせません。
タイヤのサイズは細い方がよいピストバイクによる自転車通学
ママチャリと同様の構造をしているため自転車通学にもおすすめされるのがピストバイクです。
ピストバイクは、至ってシンプルでありペダルを漕ぐことで速度を調整します。
つまり、変速機など煩わしいものが一切搭載されていないピストバイクはペダルを漕げれば誰しもが乗れる自転車なのです。
ピストバイクで自転車通学を行う場合ですが、多くの人はフリーコグを使用することなります。
フリーコグに設定することにより、ペダルを漕いでいる時だけクランクが回転することになります。
つまり、構造としてはママチャリと同じなので平坦や坂道を問わずどのような道にも対応できます。
一方、固定コグを使用している人も少数派としていますが自転車通学には不向きとされてます。
自転車通学をする場合は、できるだけ高速域の速度を出せた方がよい場面が多いです。
そのため、自転車通学に使用するピストバイクのタイヤサイズは700×25Cが推奨されています。
ピストバイクのタイヤサイズを700×25Cにすることで、ロードバイクのような走り心地になります。
もう少し速さが欲しいという場合には、700×23Cを検討してもよいかもしれません。
自転車通勤でピストバイクを使用する際のタイヤサイズは28C
自宅から勤め先まで自転車通勤をされている人は数多くいる中で、ピストバイクに乗っている少数派も確実にいます。
自転車通勤においては、ピストバイクではなくロードバイクやクロスバイクの方が適しているとイメージされます。
確かに、ロードバイクやクロスバイクの方が高速域を出せるため自転車通勤を行う際には最適とされます。
では、あえてピストバイクになぜ乗っているのかについては単純に乗りやすいからという理由が多いです。
自転車通勤で使用されるのは、フリーコグではなく固定コグあるため高速走行が可能は可能です。
ただし、固定コグはホイールの回転に合わせてクランクが常に回転するため扱いが難しいとされています。
それでも、ロードバイクやクロスバイクの変速に比べると断然扱いやすく把握しやすいからです。
自転車通勤でピストバイクを使用される場合、タイヤサイズを700×28Cを基準に取り付けます。
700×25Cのタイヤを取り付けている時よりも速度は若干落ちますが、安定性は向上します。
自転車通勤を行うライダーの年齢層は幅広いため、速度よりも安定性を重視した方がよいとされます。
サイクリングを行う場合のタイヤサイズは25Cがおすすめ
サイクリングを行う時に使用される自転車としてピストバイクも数多くのライダーに好まれています。
単独走行を基本とするサイクリングですが、時には複数人で集団走行をすることになります。
その際、ライダー全員がピストバイクであるというのが一番推奨されますが現実はそううまくはいきません。
ロードバイクやクロスバイクなど高速走行を得意とする車体が必ず1台以上含まれます。
それにより、巡航速度はピストバイクだけの時とは異なり若干速くなります。
しかし、例え予想を上回る巡航速度となってもピストバイクでは速度域を合わせることができます。
そのために、サイクリングにおいてピストバイクを使用する場合は固定コグに設定しているライダーが多くいます。
ピストバイクをサイクリングで使用する場合におすすめされるタイヤサイズは700×25Cとされています。
ピストバイクのタイヤサイズとして700×25Cのタイヤサイズが一番固定コグと相性はよいとされているからです。
ただし、700×25Cはロードバイクで多く使用されるタイヤサイズのため速度は出せますがすぐにパンクします。
道中でパンク修理などを行いたくないライダーは、700×28Cのタイヤサイズにしておくことが推奨されます。
好みのタイヤサイズで走行できるピストバイクで行うポタリング
自転車を趣味としているライダーの多くがサイクリングを行っていますが、少し違ったものにポタリングがあります。
サイクリングとポタリングの明確な差というものはありませんが、意味合いが少し違います。
サイクリングについては、単独または複数人で走行し走行速度の制限は特に設定されていません。
一方、ポタリングにおいては単独または複数人で低速域から中速域を基準委走行することとされています。
つまり、サイクリングに比べポタリングの方が初心者ライダーであってもペースは合わせやすいです。
ポタリングでは、フリーコグを主に使用することになりゆったりとした速度で巡行することになります。
そのため、ピストバイクでポタリングを行う際のタイヤサイズはライダー好みでよいとされています。
つまり、細いタイヤが好きなライダーは細いタイヤを太いタイヤが好きなライダーは太いタイヤを装着します。
ポタリングでは、高速域で走行することはないためタイヤさいずにより速度減少は関係ありません。
ポタリングにおけるピストバイクは、性能よりも楽しさを重視した方がよいです。
ピストバイクはタイヤのサイズによってパンク頻度が高まる
通勤や通学の移動手段だけでなく、サイクリングやポタリングにおいても活躍するのがピストバイクです。
しかし、ピストバイクは乗り方によってはロードバイク以上のパンク頻度を経験する可能性があります。
ロードバイクは、変速機により速度域を自由に変更できるためライディングポジションはさほど変わりません。
ピストバイクは、前傾姿勢に近づけることで速度域は速くなってくるためライディングポジションは変わってきます。
実際にピストバイクに乗ると、高速域を出すときはより前傾姿勢になり低速域ではアップライドの姿勢となります。
このように、ピストバイクにおいては変速機がないため効率的に空気抵抗を減らせるかが重要となります。
そのため、多くの場合前傾姿勢により車体前方へ荷重がかかる状態のまま走行することになります。
その際に、タイヤサイズがロードバイクと同様の700×25Cを取り付けているとパンク頻度は高くなります。
ピストバイクで前傾姿勢を想定するならば、700×28Cまたは700×30Cのタイヤサイズが推奨されています。
これぐらいのタイヤサイズにしておくことで、姿勢による荷重はほとんど関係なくなり走りに集中することができます。
ピストバイクのタイヤサイズは一般的には700×25Cが基準
ピストバイクの車体性能とタイヤサイズについてご紹介しました。
ピストバイクを使用する目的に応じてタイヤサイズは異なりますがあくまでも目安です。
実際に乗るライダーが、しっくりこない場合はタイヤサイズを変更した方がよい場合もあります。
ただし、ピストバイクのタイヤサイズは700×25Cが基準とされています。
700×25Cを基準に好みのタイヤサイズを模索しましょう。