メリダの「グランスピード100-D」は、普段使いから週末のサイクリングまで、幅広い用途に対応するクロスバイクです。
価格は10万円以下と安価ながら、耐久性に優れるフレームや、強力な制動力を発揮するディスクブレーキを搭載するため、信頼できる造りであるといえます。
この記事では、その「メリダのグランスピード100-D」の詳細をご紹介します。
幅広い用途に対応!メリダの「グランスピード100-D」!
メリダの「グランスピード100-D」は、街乗りからサイクリングまで、幅広い用途に対応できるクロスバイクです。
フレームのチューブには、高い強度と耐久性を誇る6000系のアルミニウムを使用し、トリプルバテッド形状にすることにより、軽量性と剛性を両立しました。
フロントフォークには、上位モデルと同様のフルカーボンフロントフォークを採用し、軽快で快適な走りを実現します。
ワイヤー類はフレームに内蔵され、すっきりとした見た目です。
ドライブトレインはシマノ製で、ギアの枚数はフロント3段、リア8段です。
ブレーキは、油圧ディスクブレーキを搭載するため、雨天や長い下り坂でも安定した制動力を提供します。
タイヤは32Cと太目で安定感があり、それにより、スポーツバイク初心者の方でも安心して乗車ができます。
フレームのカラーは、金属光沢のあるブラウン(SILK COPPER)1色のみの展開です。
価格は79,900円で、ベル、ロック、リフレクター、ペダルが付属します。
激坂もへっちゃら!メリダの「グランスピード100-D」のドライブトレイン!
それでは、メリダの「グランスピード100-D」の詳細を見ていきます。
まずは、ドライブトレインに着目します。
リアディレイラーには、クロスバイクに一般的なACERA-Xを使用し、信頼性に優れます。
リアのギア枚数は8段で、ロードバイク寄りのクロスバイクと比較すると見劣りするかもしれません。
しかし、リアの枚数が少ない分、リアディレイラーの調整が簡単になるメリットがあります。
また、フロントがトリプル仕様のギアであり、前後合わせて24段のギアが選択できるため、ギアの不足を感じることはないでしょう。
ギアの歯数は、リアが11T-32T、フロントが48T-38T-28Tです。
このギア比は、比較的に低速寄りなギア比です。
ギア比から考えた場合、高速で一定のペースで走らせるよりも、ストップアンドゴーやアップダウンのある道での走行が得意であるといえます。
さらに、もっとも軽いギアの組み合わせであるフロント28Tリア32Tを使用すれば、激坂と呼ばれる類の、斜度が激しい坂道でも、足つきをせずに登れます。
メリダの「グランスピード100-D」の「油圧式ディスクブレーキ」の利点!
メリダの「グランスピード100-D」には、油圧式のディスクブレーキが搭載されています。
油圧式のディスクブレーキは、一般的に自転車に使用されているキャリパーブレーキと比較すると、制動力に勝ります。
つまり、少ない力で車体を止めることが可能であり、それによって疲労感が削減されます。
峠の下りなどの長い下り坂では、疲労による握力の低下に起因する事故が発生します。
そういった場面で、ディスクブレーキの強力な制動力は、事故の防止に大いに役立ちます。
雨天時には、キャリパーブレーキでは制動力の低下という問題が生じますが、ディスクブレーキは雨天時でも制動力が低下しません。
そのため、自転車通勤など天候を問わずに自転車に乗る方には、ディスクブレーキはとても有益です。
その他にも、油圧式ディスクブレーキにはブレーキレバーの動作が軽いという利点があります。
これは、ワイヤー式のブレーキで発生する、インナーワイヤーとアウターケーブルの間の摩擦が、油圧式ディスクブレーキでは存在しないためです。
メリダの「グランスピード100-D」のフレーム素材は耐久性に優れる!
メリダの「グランスピード100-D」のフレームには、メリダのアルミニウムラインナップのなかでも最高級の、6066高張力アルミニウム合金が使用されています。
6066という番号は、アルミニウム合金の名前のようなものです。
そのアルミニウム合金に名前が付いているのは、そのアルミニウム合金が他のアルミニウム合金と区別されているからです。
そこからわかるように、アルミニウムは実際には7種類に分類されており、それぞれに異なる特性を持ちます。
自転車に用いられる主なアルミニウム合金は、7000系と6000系の2種類です。
7000系アルミニウム合金は、アルミニウム合金のなかで最も強度に優れます。
一方の6000系アルミニウム合金は、強度は7000系アルミニウム合金におよびませんが、アルミニウム合金のなかでは高い強度を持ち、サビにくさを意味する耐食性に優れています。
メリダの「グランスピード100-D」のフレームに使用されるアルミニウム合金は、後者の6000系アルミニウム合金に分類されます。
つまり、「グランスピード100-D」のフレームは、風雨にさらされる環境でも傷みにくいといえます。
メリダの「グランスピード100-D」はスポーティーな乗り味!
メリダの「グランスピード100-D」は、同じくメリダのクロスバイクであるクロスウェイよりも、スポーティーな乗り味であると考えられます。
その理由は、「グランスピード100-D」とクロスウェイ200-MDの、フレームのジオメトリーの差異にあります。
BB下がりの数値を見ると、「グランスピード100-D」は65mm、クロスウェイ200-MDは70mmです。
また、ホイールベースを計算すると、「グランスピード100-D」は約1012mm、クロスウェイ200-MDは約1077mmです。
BB下がりの量が大きいほど安定感が増し、ホイールベースが長いほど直進性に優れます。
「グランスピード100-D」は、BB下がりとホイールベースの両方の数値でクロスウェイ200-MDを下回っています。
つまり、「グランスピード100-D」はクロスウェイ200-MDに比べ、ハンドリングが機敏でスポーティーであるといえます。
また、見た目も、クロスウェイ200-MDのトップチューブが、MTBのように大きくスローピングしているのに対して、「グランスピード100-D」のトップチューブは、ホリゾンタルに近いデザインであり、スポーティーな印象を受けます。
メリダの「グランスピード100-D」は1台2役!多用途に使える!
メリダの「グランスピード100-D」は、耐久性のあるフレームを筆頭に、安定した制動力を誇る油圧式ディスクブレーキ、激坂にも対応できるギアなど、頼もしい装備を取りそろえたクロスバイクであるといえます。
そこから、「グランスピード100-D」は、「通勤・通学と週末のサイクリングに使えるスポーツサイクルが欲しい」といった方におすすめします。
耐久性の高いフレームは、風雨にさらされる通勤・通学においては有利です。
フレームには、泥除けマウント用の穴が用意されており、通勤・通学用の自転車に欠かせない泥除けを、簡単に取り付けられます。
油圧式のディスクブレーキは、天候の影響を受けにくいため、通勤・通学の安全に寄与します。
また、ひとたびサイクリングに持ち出せば、スポーティーな走りを存分に堪能できます。
サイクリングロードの走行だけではなく、フロントトリプルの軽いギアと油圧式ディスクブレーキの強力な制動力により、峠道でも安心してサイクリングを楽しめます。
シティサイクルからの乗り換えに高性能な「グランスピード100-D」を!
メリダの「グランスピード100-D」は、通勤・通学や、週末のサイクリングなど、多用途に使えるクロスバイクです。
この「グランスピード100-D」は1台で多用途に使えるため、用途別に自転車が増えてしまい負担も増えるといった事態にはおちいりません。
シティサイクルの乗り換えを検討している方は、ぜひともメリダの「グランスピード100-D」も候補に加えてみてはいかがでしょうか。