ブログというのは、ネット上で公開される「日記」のことです。
日記と言えば本来、人に見せるものではないですが、ブログは閲覧してもらうことが目的なので、有益な情報をもたらしてくれることがあります。
例えば、自分がクロスバイクを購入しようとしたときに、人気の車種や人がどんな用途で購入しているのかが分かれば参考になりますよね。
そこで今回は、そういったブログを確認しながら、クロスバイクの購入についてお話します。
クロスバイクの購入ブログに目立つフレーズ
クロスバイクはスポーツ自転車の中でも、比較的安価な上に用途が幅広いので、入門編として乗られることが多いようです。
実際に購入した方のインプレブログでも、「ママチャリを卒業したい」「もっと速く走りたい」「ロードバイクは本格的過ぎる!」といった文言が目立ちます。
ママチャリは、文字通り、お母さんが買い物や子供の送り迎えに使う自転車です。
偏見で言っているのではなく、そういった、生活の足代わりとしての意味合いが強いということです。
前かごや後ろのキャリア、泥除けにライト、スタンドなどは、もちろん最初から付属しています。
こういった付属品があるから、生活の中で普段使いができるのであり、何よりも機能性が重視されています。
サドルよりもハンドルが高くなっているのは、上半身を起こして視界を開かせ、安定した姿勢で乗るためです。
また、太めのタイヤが装着されているのは、地面との設置面積を広くして、乗り心地を良くするためです。
とにかく、ママチャリは安心して乗れて、安全に走ることが大前提です。
走行性能を求めるならクロスバイク
一方、クロスバイクなどのスポーツ自転車は見ての通りですが、ママチャリに最初から付属しているものは、ほぼ付いていません。
私も最初はそうでしたが、カゴはまだしも、ライトやスタンドさえ付いていないのに驚きました。
私が最初にクロスバイクを購入したときは、まだブログなども全盛ではなかったので、情報が少なかったんです。
それはさておき、クロスバイクはスポーツ自転車の中では街乗りを想定されている分、まだママチャリ色が残っているほうです。
タイヤも全体的に太めですし、ギア比も軽めのものが多いです。
そして、それほど極端に、前傾姿勢にならないジオメトリでもあります。
しかし、スポーツ自転車は「軽さが命」のようなところがあるので、付属品は一切付いていないのです。
付属品の後付けはできますが、あまりたくさん装着するようだと、ママチャリのままで良かったということになります。
そのため、クロスバイクは自転車に機能性を求めず、「速く快適に走る」という、走行性能を求める人が購入を考える自転車と言えるでしょう。
名のあるメーカーのクロスバイクを購入する
クロスバイクを購入した人のブログを読んでいると、最初から欲しいものに当たりを付けている人よりは、とりあえず、まず検索してみている人が多いのが分かります。
「クロスバイク」で検索すると、様々なものがヒットします。
中には、大手スーパーやホームセンタ―にも置いてある、1万円程度のものもあります。
全てが「安かろう悪かろう」ではないですが、せっかくクロスバイクを購入するのであれば、こういったものは避けるべきです。
それだったら、ブリヂストンや丸石サイクルなどのママチャリのほうが、遥かに走行性能が上なので、クロスバイクを購入する意味がありません。
やはり最初は、フレーム素材や使用しているコンポの素性が分かる、名の通ったスポーツ自転車メーカーのものをチョイスすべきです。
クロスバイクなら、「ジャイアント」、「ビアンキ」、「トレック」、「スペシャライズド」この辺りのメーカーのホームページを閲覧すると良いと思います。
ホームページとブログで購入の当たりを付ける
メーカーのホームページで確認をする際に見ておきたいのは、ジオメトリとスペックです。
ジオメトリというのは、フレームの形状のことで、ジオメトリ表には個々のチューブのサイズが記載されています。
クロスバイクはそれほどサイズが豊富ではないですが、メーカーによっては、目安の適応身長を出しているところもあるので、確認しておきましょう。
特に、確認しておきたいのは「トップチューブ」の長さです。
これはハンドルとサドルの距離を表すもので、長ければ前傾姿勢が深くなりますし、逆に短ければ上体が起き気味になります。
同じ機種を購入した方のブログを参考にして、どのサイズを購入したか確認するのも参考になります。
丁寧な方は、自分の身長も載せてくれています。
次に、スペックですが、これはフレームの素材やパーツの素性が分かるもので、食品で言えば成分表のようなものです。
ここで確認をしておきたいのは、フレームの素材と、使われているパーツのメーカーです。
フレーム素材は大きく分けて、「アルミ」「クロモリ」「カーボン」の3つです。
カーボンはダントツに軽量で、走行性能も素晴らしいですが、その分高価になります。
クロモリは少し重量がかさみますが、耐久性は抜群ですので、一台の自転車に長く乗りたい人向けです。
アルミはクロスバイクのフレームとしては、最もポピュラーです。
リーズナブルで、そこそこ軽量なので、最初の一台ならアルミで良いかと思います。
クロスバイクでもシマノにこだわる
クロスバイク購入時の注意点を確認していますが、スペック表で見ていただきたいのは、パーツのメーカーです。
独断と偏見も入りますが、スペック表に【SHIMANO(シマノ)】の文字が目立っているようなら、ひと安心です。
スポーツ自転車のパーツ=シマノと言っても良いくらいメジャーですし、製品への信頼感も厚いです。
ブログでも多くの方が体験談を掲載していますが、安いからといって選んでしまうと、結局他のメーカー製のパーツを、シマノ製に交換することになってしまうのです。
であれば、少し奮発してでも最初からシマノ製で固めているものを購入したほうが、長い目で見た場合は、かえってお得ということになるはずです。
また、クロスバイクには、mtbかロードバイクかどちらかに片寄った仕様になっているものがあります。
特に、完全にロードバイクのコンポで統一されているものは、「フラットバーロード」としてカテゴライズしているメーカーもあります。
ハンドルをドロップに換えれば、完全にロードバイクになるので、将来的にロードに乗りたいと思っている人は、選択肢に入れましょう。
ブログへの掲載が目立つクロスバイク
今回、クロスバイクの購入ブログを確認していた際に、とにかく多く名前の出てきた機種があります。
世界最大の市場規模を誇るメーカーと言われている、台湾の「GIANT(ジャイアント)」のクロスバイク【ESCAPE R3】です。
ちなみに、2018年モデルのメーカ―推奨価格は5万円ちょうどです。
スポーツ自転車初心者の方の最初の一台としては、正に申し分のない内容です。
「コスパのジャイアント」と呼ぶにふさわしいスペックで、ブレーキとチェーン以外の駆動系のパーツがシマノ製です。
この価格では、他メーカーはシマノ製で揃えるのが難しいので、さすがといったところです。
フロント3速・リア8速なら、十分にスポーツ自転車のギア比を堪能できますし、リアに軽めのギアが付いているので、坂道にも安心です。
また、見逃せないポイントとして、このバイクはロードバイク用のホイールが使用できる点です。
これは、後にグレードアップをしたくなった際に、とても重要な要素です。
ただし、ブレーキだけは少し見劣りしますので、交換を考えておいたほうが良いでしょう。
多くの人が交換している体験談を、ブログに掲載しています。
クロスバイクの購入は自転車が趣味になった証拠
今回は、クロスバイクの購入について話をしました。
生活の足代わりに使っていた自転車を、もっと速く快適にと思うのは、趣味の域になってきた証かもしれません。
であるならば、最初から先を見越して、ある程度しっかりしたものを、購入しておいたほうが良いでしょう。
また、有名メーカーはアフターケアも充実しているので、何かトラブルがあったときにも安心です。