クロスバイクのドロップハンドル化は、さらに楽しみを広げてくれるカスタムの一つとして、話題になることがありますよね。
ラレーのrfc(Radford-Classicラドフォードクラシック)は、上品さと性能の高さを兼ね備えた魅力的なクロスバイクで、カスタムしやすいことでも知られています。
今回は、このrfcをドロップハンドル化したいと思ったときに、知っておいて欲しいことについて取り上げます。
ラレーってどんなブランド?
ラレーは1888年に英国のフランク・ボーデンという実業家が、自転車工房を買い取って始まったブランドです。
スタンダードかつシックな独特の魅力を持つブランドとして広く愛されており、かつては英国一の存在感あるブランドだったようです。
現在は、世界各国で人気を博しており、おしゃれで機能性も抜群との高評価を得ています。
コスパがよく、洗練されたラレーのロードバイクやクロスバイクは魅力的ですよね。
今回、注目するrfcにしても、採用されているコンポーネントやフレーム素材を考えるとリーズナブルにも思える価格です。
また、カスタムしやすいような設計で、多くのユーザーのニーズに応えているという点もラレーの特徴です。
ドロップハンドル化するというリスクが伴うカスタムに挑戦する方が多いのも、ラレーのバイクがそれだけ魅力的だからなのでしょうか。
ラレーのrfc!どんなところが魅力?
ラレーの数ある人気バイクの中でも、rfcはヴィンテージ感があって落ち着いた、高級感あふれるデザインでファンの多いクロスバイクです。
また、コンポにはシマノ「CLARIS」が搭載されていて、ロードバイクの性能に近いのに、気軽に乗ることができるのも魅力ですよね。
ロードとクロスバイクの「クロスオーバー」をコンセプトに設計されたのが、「ラドフォード」なのです。
安定感ある性能と乗り心地は、ツーリングにも活躍しますが、ガンガン走りこむというよりは、ゆったりしたサイクリングに向いていると言えるでしょう。
また、クラシックな雰囲気のオールメッキフロントフォークやクロモリフレームは、スーツとの相性も良く、通勤スタイルを格上げするアイテムとしてもおすすめです。
カラーは「クラブグリーン」「パールホワイト」「グロスブラック」があり、どれもイメージを損なわない美しさです。
また、ロード用のキャリパーブレーキを使用しているため、ドロップハンドル化のカスタムもしやすくなっています。
定価は83,000円(税抜き)で、決して安いとは言えませんが、ラレーの魅力がふんだんに詰まった一台ですね。
ラレーのrfcをドロップハンドル化すると
それでは、本題に移ります。
ラレーのrfcをドロップハンドル化すると、どのような印象になるのでしょうか。
rfcは、先ほどもご紹介したように、高性能でロードバイクに近い乗り味を楽しめるクロスバイクなので、ドロップハンドルはとても良く似合います。
また、クラシックなイメージも倍増し、さらに魅力的になると考える方も多いようです。
実際に、ドロップハンドルに交換してみると、さらに引き締まった印象になります。
お気に入りのバイクがパワーアップしたように感じる方も多いことでしょう。
しかし、これについては後半でもくわしく取り上げますが、ドロップハンドル化することによって、さまざまなバランスが変わります。
ですから、専門的な知識がある方でないなら、ショップにお願いするのが得策でしょう。
クロスバイクのドロップハンドル化に必要なもの
では、もし自分でカスタムしてラレーのrfcをドロップハンドル化しようと思ったら、何が必要なのでしょうか。
・ドロップハンドル
軽く好みに合った幅・メーカーのものを選びましょう
・ステム
ハンドルとフォークを繋ぎます。
基本的に、ドロップハンドル化によってハンドルは少し遠くなるので、今までのハンドルよりもほんの少しだけ短いステムを選ぶのがおすすめです。
・ブレーキレバー
ブレーキレバーが変速機と一体になっているような場合は、専用の一体型ブレーキレバーを買い、別の場合はドロップハンドルに付けるブレーキだけを購入します。
・バーテープ
ピストバイクのように巻かない派もいるようですが、グリップしやすくなりますし、ブレーキワイヤーを纏められるため、巻く方が良いでしょう。
・シフト・ブレーキのワイヤーなど
ドロップハンドル化すると長さが足りなくなるので、インナーケーブルとアウターケーブルのセットのワイヤーを購入しておくことがおすすめです
クロスバイクのドロップハンドル化の注意点
ラレーのrfcをドロップハンドル化するというのは魅力的なカスタムですし、ブログなどを見ても多くの方がチャレンジしていて、簡単そうに見えるかもしれません。
しかし、実際には上記のものを揃えようと思っても、どんなものを選んだらいいのか難しいですし、組み立てるのも大変です。
特に、ステム選びは正解がなく個人の感覚にゆだねられる部分もあるので、自己責任で行わなければいけません。
ドロップハンドルにしたら、当然手元のバランスも変わりますし、ポジションも変わります。
また、様々なパーツを交換すると、新しいロードバイクが買える程の金額になってしまうケースもあります。
そのため、ショップに頼むと良い、と書きましたが、真面目なショップでは断られてしまうこともあるのです。
ちなみに、最低限の予算は、自分でチャレンジされるなら、パーツ代で20,000円程度、工具代で10,000円弱です。
ショップに頼む場合は、金額はまちまちですが、パーツ代に加えて工賃が40,000円~60,000円程度と考えてください。
これだけの金額をかけてドロップハンドル化するというのは贅沢ですが、せっかくの愛車を台無しにしないためにも、専門的な知識を持っている方にやってもらう方が安心です。
ラレーのrfcにも!気軽にドロップハンドル化できるアイテム
ラレーのrfcのドロップハンドル化についてご説明しましたが、いかがでしたか?
もしかしたら、ドロップハンドルを取り付けたいけど、金銭的にきついという方もいるかもしれません。
また、ドロップハンドルをカッコイイからという理由ではなく、実用性を考えて付けたいという方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、「ドロップバーエンドバー」というアイテムです。
これは、フラットバーに後付けできるパーツで、取付方法も簡単になります。
フラットハンドルに、六角レンチで締め付けて取り付けるだけでいいのです。
しかも、値段も安く3,000円程で手に入るので、予算がないという方や、試しにドロップハンドルにしてみたいという方にはピッタリです。
また、握れる箇所が増えツーリングでも楽になりますし、握りの角度も自由に変化させられる便利なアイテムなんです。
一方、ネジの部分に手を置くと振動が直に伝わり痛い、下ハンが短い、ブレーキに手が届きにくい、などのデメリットもあります。
しかしながら、簡易的なドロップハンドルとしてはコスパは高く、おすすめのアイテムです。
クロスバイクのドロップハンドル化は慎重に
ラレーのrfcを始め、とっておきのクロスバイクは、ドロップハンドルにしてさらに特別な一台にしたくなってしまいますよね。
ですが、ドロップハンドル化するとバランスも変わりますので、乗っているうちに違和感を感じることもありますし、費用もかかります。
もし、クロスバイクのドロップハンドル化に挑戦するなら、豊富な知識を持ったショップの方と相談しながら行うか、何があっても自分の責任、と割り切ってチャレンジしましょう。
あれこれといじれるのが、スポーツ自転車の醍醐味でもあります。