近年では、エコブームや健康志向の高まりを受けて、自転車で通勤する方も目立ってきています。
街乗りに最適とされるミニベロで通勤することをお考えの方もいるかもしれません。
また、ビアンキやブルーノといった有名な自転車メーカーのミニベロが欲しいと思っても、様々なミニベロが出されているので、どう選べばいいのかわからない方もいるでしょう。
今回は、ビアンキとブルーノのミニベロに絞って、その特徴や選び方などをご紹介していきます。
ミニベロでも通勤は可能?
皆さんは、朝の通勤時間帯に、普通のサイズより小さい自転車に乗って通勤している方を見たことはありませんか?
それは、ミニベロやフォールディングバイク(折りたたみ自転車)という、小さくて小回りの利く自転車です。
このようなオシャレなバイクは、ビアンキやブルーノ以外のメーカーからもたくさんの種類が出されていますよね。
中でもミニベロは、街乗りに適していると言われる通り、日本の街中を走るのにも十分な性能を持っています。
もちろん、スピードで見れば、ロードバイクやクロスバイクの方が優れていますが、見た目の可愛らしさやコンパクトで収納に困らないという点から、ミニベロも人気があります。
ですが、もし、ミニベロで通勤するとなった場合、どのくらいのスピードが出て、どのくらいの距離までなら問題なく走行できるのでしょうか。
まず、ミニベロのスピードですが、ゆっくり漕いでも時速25kmくらいは出せます。
歩行者や他の自転車もいる街中では、このくらいのスピードで走るくらいでちょうど良いはずです。
そして、通勤距離も、片道10kmくらいまで(会社まで40分程度で着く距離)ならば問題ないと思われます。
乗り心地も良いですし、何より、ロードバイクなどに比べてお尻が痛くなりにくいので、安心して乗れるでしょう。
ただし、夏は汗対策や熱中症対策、女性であればメイク崩れの対策が必要です。
また、悪天候の日にはどうするか(雨の日には電車で通勤するなど)を考え、いざという時に慌てないようにしておくことも重要です。
ミニベロの特徴とは?
日本の街中では、少し走っては信号で止まり、信号が変わったらまた発進するという場面が本当に多いです。
ミニベロは、こうした場面で、その性能を発揮してくれます。
●加速するのが得意
ぺダリングすると、すぐに反応してくれます。
そのため、加速でもたつくことがありません。
信号や停止線で止まっても、再び漕ぎやすいのは大きな魅力ですね。
では、デメリットはどんなところでしょうか。
●スピードを維持できない
漕ぐ力(脚力)がある方なら別ですが、ミニベロは漕ぐのをやめると、すぐに失速します。
ですので、あまり速度を上げて漕ぐと、それを維持するのが大変です。
自転車通勤で疲れてしまっては大変ですので、自分の体力と相談して無理のないスピードで乗りましょう。
●漕がないと進まない
ミニベロ以外の自転車であれば、一度速度を上げればあまり漕がなくても進んでくれますが、ミニベロはそれも苦手です。
それでも、狭い日本の街を小回りが効くサイズでオシャレに走れるのは大きな魅力ではないでしょうか。
そこで、悩むのが、どのメーカーのミニベロを通勤のお供に選ぶかということですよね。
特に、ビアンキとブルーノのミニベロで、どちらを買うか迷っている方のために、次項からは、この2つのメーカーから出ているミニベロについて、その特徴や違いなどを見ていきましょう。
ビアンキとブルーノの価格帯!高いミニベロの方が良い?
ミニベロを通勤用に買おうと検討している方がよく迷うのが、ビアンキとブルーノ、どちらのバイクを購入するか、ということです。
それはなぜなのか、ここでビアンキとブルーノのミニベロの違いを比較しながら見ていきましょう。
まずは、大体の価格です。
ビアンキのミニベロの価格帯は、税込みで60,000円~160,000円となっています。
そして、ブルーノのミニベロの価格帯が、税込みで52,000円~115,000円です。
もちろん、これは大体の価格なので、お店でセールをしていれば、これより安く購入することも出来るでしょうし、より高い性能のミニベロを求めれば、これよりも価格が高くなることも考えられます。
金額を気にせずに、気に入ったミニベロを購入出来れば良いのですが、なかなかそうもいきませんよね。
そこで、選び方のコツをご紹介します。
10万円を超えるミニベロだと高いと思いがちですが、ロードバイクなどと同じ考え方なので、やはり、ある程度の金額(5~10万円)は出した方が、安心して乗れるでしょう。
ですが、10万円以上するミニベロを買えば満足できるかと言うと、人によって乗った時の感じ方や価格に対する考え方が違うので、そうとは言い切れません。
自転車は、維持費もかかります。
それがどのくらい用意できるかを考えると、出せる金額の範囲が決まってくるのではないでしょうか。
その中から、デザインが好きか、自分の求める走りが出来そうかを基準に選んでいくと、迷いが減るかもしれません。
ビアンキとブルーノのミニベロの見た目と性能!メンテナンスは重要
引き続き、ビアンキとブルーノのミニベロについてご紹介します。
ここでは、それぞれの見た目や性能について見ていきましょう。
まず、ミニベロの見た目ですが、オシャレで可愛いものが多いので迷いますよね。
ビアンキのミニベロは、レトロな雰囲気のものから、スタイリッシュなものまで幅広く、色も綺麗です。
一方、ブルーノの見た目も、スタイリッシュでオシャレです。
デザイン性を重視する方には、おすすめです。
見た目はどちらも素晴らしく、好みの問題になるかもしれませんね。
では、性能面ではどうでしょうか。
ミニベロは、ご存知の通り、ママチャリよりは速く走れます。
そして、ビアンキの場合は、高速走行に対応できるモデルがあります。
もちろん、ブルーノも快適に走行できるような設計がなされていますし、耐久性にも優れています。
性能も、甲乙つけがたいですね。
余談になりますが、自転車を通勤に使う場合は、その性能を維持するためにメンテナンスが必要です。
月に1度、購入したお店に持って行き、メンテナンスをお願いしましょう。
どんなにオシャレで可愛くても、安全に乗れない自転車では意味がありません。
自転車は、タイヤの空気入れや、チェーンの注油以外にも、ギアの調整などが必要ですし、それにはプロの技が必要になってきます。
定期的にプロに見てもらい、愛車には長く「通勤のお供」として活躍してもらいましょう。
両メーカーの最新のミニベロをチェックしよう!
ビアンキとブルーノのミニベロを比較したところで、両メーカーから出されている2017年モデルのミニベロの中からおすすめの車種をご紹介します。
●ビアンキ
・シティミニベロ6レディ
こちらは、重心が低く作られたミニベロです。
中でも、「シティミニベロ6レディ ライトクリーム」は、車体やタイヤがクリーム色なので、とても可愛らしいミニベロになっています。
「レディ」という名前がついているので女性向けかと思いきや、男性にもおすすめの1台です。
・ミニベロ10
こちらは、チェレステカラーが映えるクラシカルなモデルです。
以前と違い、フレームにはクロモリ、コンポーネントにはティアグラを採用しているので、ミニベロであってもサイクリングなどでも本格的な走りが楽しめます。
また、ビアンキのサドルバッグが付いてくるのも嬉しいですね。
●ブルーノ
・ミキスト フラット
スタンドが標準装備のミニベロで、安定した走行が可能です。
クラシカルな雰囲気でオシャレなのに、乗り降りが楽で、足がつきやすいので男女ともに人気があります。
・ベンチュラ
振動を吸収する新しいフレームを採用しているので、快適に乗ることが出来ます。
サドルやステムなどは、工具1つで下げられるため、コンパクトにまとめるのも簡単です。
輪行などにもおすすめのモデルです。
ビアンキとブルーノでどうしても迷ったら
ここまで、ビアンキとブルーノそれぞれのミニベロの特徴を見てきました。
ですが、これを読んだことで、「どちらにするか固まってきた」という方もいるかもしれませんが、「ますますどちらにすればいいのか分からなくなってしまった」とお感じになった方もいることでしょう。
やはり、実際に自転車屋さんに行って、実物を見せてもらうのが一番良いと思います。
もちろん、決まりかけている方にも、試乗は重要です。
まず、写真で見るのと、自分の目で見るのとでは、印象が変わります。
出来るだけ試乗をさせてもらい、乗ってから決めましょう。
自転車選びには、実際に乗ってみた時の自分の感覚を信じることも大切です。
心配なことがあれば、店員さんに積極的に相談してみると良いですね。
プロに相談することで、どちらがより自分に向いているかわかることもあります。
また、自転車屋さんによっては、お店などで「ミニベロ体験フェア」といったイベントを開催している場合もあります。
こうしたイベントなら色々質問しやすいですし、試乗が出来る可能性が高いです。
また、イベントに参加してお気に入りの1台を見つけた場合、そのモデルを購入するとなれば、多少、割引されることもあります。
開催時期や時間などは要確認ですが、「なかなか自転車屋さんに行く勇気が出ない」という方は、そういったイベントを活用してみるのも1つの方法ではないでしょうか。
ミニベロは通勤でも活躍!好みのモデルを見つけよう!
ミニベロは街乗りに向く自転車なので、通勤する際にも活躍してくれます。
この記事では、ビアンキとブルーノで迷う方の参考になればと、それぞれの特徴を比較してご紹介しました。
通勤に使う自転車は毎日乗るものなので、選び方がとても重要です。
また、ビアンキ、ブルーノ以外のメーカーのミニベロにも、優秀なものは多くあります。
色々なモデルを多方面から検討し、お気に入りの1台を見つけてください。