日本各地のさまざまな場所を自転車で走るということを考えると、胸が躍りますよね。
仲間がいれば、なおさら楽しいものです。
今回は、愛すべき自転車仲間と、車で自転車を運ぶときに、おすすめなサイクルキャリアや車のタイプについて書きました。
2台運ぶ、ということを重視して選びましたよ。
自転車を運ぶサイクルキャリアは車内用と車外用がある
ご夫婦やお友達と共通の趣味を楽しめるのは、幸せですね。
遠出してサイクリングを楽しむ、という計画を建てたときに、輪行もいいですが、車のほうが負担が少なく、ドライブの途中で休憩したり寄り道できて快適です。
そこで、まずは、自転車を運ぶサイクルキャリアの種類についてご説明します。
また、サイクルキャリアとは、車に自転車を固定しておけるアイテムの事です。
〇車内用キャリア
自転車を車内に載せ、自転車の横ずれを防ぎます。
突っ張り棒のようなテンションバーに自転車を固定する、取り付けが簡単でスマートなものもあります。
また、車が大きい場合は、2台車載できるサイクルキャリアもありますので、後でご紹介します。
〇車外用キャリア
乗る人が多かったり、車が小さかったりして車内にスペースを確保できない場合に便利です。
2台運びたい場合、1台を車内、2台目を車外に、というように使い分けることもできます。
車上に載せる「ルーフマウントタイプ」、リアゲートに載せる「リアマウントタイプ」、車の後ろに牽引装置を利用してつなぐ「トウバーマウントタイプ」があります。
自転車を運ぶ車外用サイクルキャリアの注意点
自転車を2台運ぶ場合、車外用キャリアは候補にあがりますが、デメリットや注意点もあります。
運転中は、自転車を確認することができないので、不安になるかもしれません。
車外用の場合、急ブレーキや、急な曲り道で車が大きく揺れて自転車の状態を見たくなっても、車を停めて降りないと確認することはできません。
また、車の上に積むルーフマウントタイプの場合、立体駐車場やトンネルを通り抜けるとき、少し怖いかもしれません。
自転車を載せた状態の車高はしっかり確認しておきましょう。
さらに、リアマウントタイプ、トウバーマウントタイプにも注意点があります。
自転車を載せたことで、ブレーキランプやバックモニターが隠れたり、駐車場で停められなかったり、不便な点があり、ぶつけてしまうリスクも高くなるのです。
また、トウバーマウントタイプについては、牽引装置を購入しなければならないため、他の手段に比べてお金がかかります。
自転車を2台運びたい!おすすめ車内用サイクルキャリア
それでは、自転車を2台運ぶ際におすすめの車内用サイクルキャリアのご紹介です。
●INNO(イノー)インナーバイクフォークIA300
車内に自転車を固定し、横ずれを防止してくれるこちらのサイクルキャリアは、2台の自転車も車載可能です。
フォーク固定位置も自転車の大きさに合わせて調整できます。
自転車同士がぶつかることなく、省スペースで車載でき、安定感もいい商品です。
参考価格は約17,000円程度です。
●ミノウラVERGO-Excel(バーゴ・エクセル)2台用
ミノウラのサイクルキャリアも、しっかりした造りで人気があります。
イノー同様、フォーク固定位置が調節でき、フォークマウントの角度も変えられるため、ドロップバー同士の干渉も避けられます。
参考価格は約13,000円です。
この車内用サイクルキャリアを使用するときは、できるだけタイダウンロープなどの頑丈なロープで自転車を固定してください。
それから、安全運転を心がけて自転車に衝撃を与えないようにしましょう。
自転車を2台運びたい!おすすめ車外用サイクルキャリア
次は、自転車を2台運ぶときの車外用サイクルキャリアについてご紹介します。
●inno/タイヤホールド2
車上に乗せるルーフマウントタイプのキャリアです。
フレームに触れないラチェット機構で、自転車を傷める心配はなく、固定力もあります。
また、ワンタッチでタイヤをホールドするシンプルさが使いやすいキャリアです。
一台は車内、2台目は車外、とお考えの方におすすめです。
参考価格は25,000円です。
●THULE(スーリー)/FreeRide532(フリーライド532)
こちらもルーフマウントタイプで、安定感に優れ、価格は16,200円で、コスパの良いキャリアです。
● Uebler(ウェブラー)/X31S
トウバーマウントタイプのサイクルキャリアです。
トウバーマウントタイプは、車体に牽引装置がある車でないと使用できません。
しかし、X31Sについても3台積載することができ、キャリア本体の重量もとても軽く、脱着しやすくなっています。
参考価格は156,600円(税込)で、前述したように機能が高い分、値段も跳ね上がります。
ですが、100,000円程度で購入できるものもありますので、興味を持たれた方は探してみてください。
自転車を2台運ぶのに便利!ミニバン
サイクルキャリアの種類や価格について簡単にご説明しましたが、次に自転車を運ぶ、ということを考えたときに重宝する車のタイプについて書いていきます。
車を買い替えることを検討されている方は、参考にしてみてください。
〇ミニバンタイプ
ご紹介したイノーやミノウラなどの、室内タイプの2台固定できるサイクルキャリアを選びたい場合、車内にある程度高さがないと積めません。
ですので、ミニバンタイプの車をおすすめします。
例えば、日産のセレナですが、テールゲートが大きく開くため、積み下ろしが楽です。
また、室内の高さも十分ありますので、サドルを下げる必要もありません。
さらに、自動運転にも対応していて、ドライブが楽になる分、サイクリングで疲れた体に負担がかかりません。
自転車を2台運ぶときに、一番おすすめできるタイプです。
自転車を運べるの!?SUVとステーションワゴン
引き続き、車のタイプについて見ていきましょう。
〇SUVタイプ
アウトドアにぴったりな印象のある車が、SUVですよね。
もちろん、自転車を積んで運ぶことにも適しています。
ですが、全般的に荷室の奥行が短い車が多く、特に、人気があるホンダのフィットや日産のジュークなどは、自転車を積めても、リアゲートが閉められない可能性があります。
2台車内に積むのは難しく、分解する必要があるかもしれません。
ただ、日産のエクストレイルのように、比較的奥行があり、高さがあるものもあります。
エクストレイルは、ラゲッジボードが防水性で、汚れたら取り外して水洗いできます。
自転車のタイヤが汚れていても気にせず積めるので、マウンテンバイクをお持ちの方にもおすすめです。
〇ステーションワゴン
車によっては、車内に積むには、前輪を外すことが必要になるかもしれません。
ですが、スバル・レガシィアウトバックのような荷室に奥行がある車なら、どうにか積むことができます。
1台は車内、2台目は車外、というふうに固定するといいでしょう。
自転車仲間と楽しくサイクリングしよう
自転車を2台運ぶ、ということを考えたときに候補にあがるサイクルキャリアや車のタイプについてご説明しました。
車内用で、2台固定できるサイクルキャリアはありますが、使えるかどうかは車によりけりですね。
また、コンパクトカーでも、自転車の積載ができる広々タイプもあります。
さすがに2台はキツいですが、車外用サイクルキャリアと車内用サイクルキャリアとの合わせ技で、運ぶことができますよ。