タイオガのコクーンは他と違う?輪行袋の使い方と注意点

近年、健康ブームと節約志向の流れで自転車に乗っている方も、それを趣味とする方も増えてきています。

今回は、自転車で走って遠出する範囲を増やすために必要な、輪行袋についてご説明していきましょう。

そして、近年サイクリストからの要望で登場した『タイオガ』の『コクーン』の使い方も、共にご説明していきます。

輪行とは?

まずそもそも、輪行袋の前に輪行とはなんでしょう。

輪行とは、公共交通機関、つまりバスや鉄道、船、飛行機などを使用して自転車を運ぶ事です。

サイクリストや自転車旅行をしている人達が、目的地としているところまでの行程の一部を自分で走らずに省略するための手段です。

こうする事で次のような利点が生まれます。

①走行ルートが周回ルートにならないように設定でき、自由に走行できる
②同日内で自走より遠くまで移動できる
③道路の通行止めや自転車走行禁止、道路状況が悪い、山道などを回避する事ができる
④自転車の故障や自分自身の体調や負傷、悪天候などの場合でも駅があれば帰る事ができる
⑤島などを走行ルートに入れる事ができる

まだまだあると思いますが、すぐ思いつくだけでこれだけあります。

それらを可能にするために、必要なものが輪行袋になります。

輪行袋には様々なメーカーがありますが、近年、サイクリスト達の要望から生まれた『タイオガ』の『コクーン』というモデルについてはどんなものか知らない方や、使い方が気になる方がいらっしゃると思います。

それについては、後で詳しくご説明していきます。

輪行袋の使い方と注意点

さて、それでは輪行するために必要な輪行袋とはどういったものなのでしょう。

輪行袋とは、当たり前の事ですが、輪行するための専用の袋です。
先程もお伝えした通り、公共交通機関を利用して自転車を運ぶ事を輪行といいます。

ですので、例えば島をぐるっと一周走るために自家用車で自転車を島内に運ぶといった行為は該当しません。

自家用車での車載の場合は、袋などに入れる必要性が少なく、場合によっては適当に自転車を入れて運搬することができるなど、運び方は自由です。

ですが、公共交通機関はそういうわけにはいきません。

不特定多数の方が利用しており、自転車の輪行というものがどういうものなのか、わからない方が大多数でしょう。

最低限のマナーとして、そのような方々に迷惑をかけないようにルールを守っていきましょう。

それが守れない場合は、例えば自転車が壊れても、輪行途中に追い出されても、厳重注意もしくは処罰をされる事になっても文句は言えません。

輪行袋のメーカーとして有名な『タイオガ』や『オーストリッチ』、それらの商品である『コクーン』や『E-11』など、一口に輪行袋といっても種類が違います。

種類が違うという事は、それぞれに適した使い方があり、それを正しく行う必要があります。

大手自転車ショップでは、輪行の講座を実施していたりするので、初めての方は問い合わせてみるのもいいでしょう。

様々な輪行方法とその使い方と注意点

さて、輪行方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

最も代表的なものは、やはり電車ですね。

例えば、JRの車内へ自転車を持ち込む場合、

①解体して専用の袋に収納したもの(ただし、一部でも露出していた場合不可)
②折りたたみ式自転車を折りたたみ、専用の袋に収納したもの
③専用の袋であっても、3辺の和が250cm以内のもの
④専用の袋であっても、鋭利な部分があるなどで、他の乗客に危害を加える恐れがないもの

と、上記であれば「車内への無料持ち込みを許可」とあります。

これはJRだけではなく、サイクルトレインのような自転車持ち込み可の電車以外はこのルールが適用されると思ってください。

1つ注意点として、①の『一部でも露出していた場合』ですが、『タイオガ』の『コクーン』のようなタイプは一部、露出しなければいけないものもあるので注意してください。

次にバスです。

バスはロングライドイベント中の回収車のような特別な場合を除き、基本的に路線バスは不可能です。

高速バスや夜行バスによっては可能なものもありますが、JRのようなルールは最低限守り、正しい使い方で輪行袋を使用する必要があります。

次にフェリーです。

フェリーは輪行可能です。

方法としては、

①輪行袋に入れ、手荷物として船内に持ち入れる(無料)
②袋に入れずフェリーの車載部に動かないようにくくりつける(有料)

の2つがあります。

最後に飛行機です。
飛行機は輪行袋ではなく、自転車専用のケースに入れる必要があります。

このように輪行方法は様々なため、内容をしっかり把握しておきましょう。

『タイオガ』の商品群と輪行袋『コクーン』

では、ここからは冒頭に述べた通り、『タイオガ』について、また、輪行袋の中でも『コクーン』について詳しく見ていきましょう。

まずは『タイオガ』についてですが、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクに乗っている方であれば、一度は耳にした事があるでしょう。

もし、耳にした事がなかったとしても、知らないだけで使っている可能性もあります。
それほど、タイオガの製品はスポーツバイクから身近な存在です。

タイオガの製品は輪行袋意外にも種類が豊富で、ヘッドセットやステム、ハンドルなどのコックピット周り、ペダルやシートポスト、ペダルといった身体が直接触れる部分も販売しています。

それだけでなく、リアカセットやボトムブラケット、リムテープ、タイヤ、チューブといった自転車のコンポーネントの一部や足回りも販売しています。

そして、輪行に必要な輪行袋、チェーンステーカバー、リアエンド金具などといった小物類まで幅広い製品があります。

今回は冒頭で述べました通り、そのタイオガの多種多様な製品群の中から輪行袋の『コクーン』について、使い方などをご紹介していきましょう。

この製品は、数年前から販売されているのですが、従来の輪行袋とは構造が違います。

サイクリスト達からも要望が多く、念願叶ってやっと世に出てきた商品です。

どんな商品なのでしょう。

『タイオガ』の輪行袋『コクーン』と従来製品の違い

『タイオガ』の『コクーン』の最大の特徴は、前輪のみを外した状態で輪行袋に収納する事ができるという点です。

今では、カバンメーカーとしても輪行袋としても有名な『オーストリッチ』も同様の製品を出していますが、先手を打ったのは『タイオガ』でした。

この、前輪のみを外した状態で収納できるという使い方は、サイクリスト達からの要望も多いものでした。

なぜなら、従来の輪行袋は、前輪と後輪を外し、それらをフレームにくくりつけないといけなく、手間が掛かるものだったからです。

また、フロントとリアのホイールがついていたところに、エンド金具と呼ばれるものをつけて、フレーム保護をしないといけません。

このどれかがされていなかった場合、最悪の場合はフレームの破断やスポークの折損といったできごとにつながってしまいます。

ですので、必ずその手順を行うのですが、後輪を外そうとした場合、当然ですが、自転車をひっくり返さなければいけません。

そして、後輪を外す際に、どうしてもチェーンに触れる必要があります。
そうすると、「手が汚れてしまう」というできごとも発生します。

これらの手間を省き、輪行する事が可能になったのが『コクーン』です。

また、『コクーン』の輪行袋を収納する専用の袋はサドルレールに装着する事ができるため、運搬も楽に行えます。

そして、輪行袋にカギを通す穴もついているため、手洗いなどで少し目を離す事になっても、カギを掛けておくことができます。

『タイオガ』の輪行袋『コクーン』の使い方

では、『タイオガ』の『コクーン』の使い方を見ていきましょう。

まず、前側のブレーキアーチとクイックリリースを緩めてホイールを外せる状態にしましょう。

次に、フロントホイールを外し、ドライブ側のペダルの上に置きます。
このとき、ペダルは地面と接触させておきます。

そして、ホイールとフレームを付属のストラップで4点固定します。

1点目は、ドライブ側のクランク軸とホイールを固定します。

2点目に、ホイールとフレームを固定します。

固定する場所は、シートチューブとトップチューブが交差するあたりがいいですが、これはトップチューブの形で左右されますので、適切な場所を決めておきましょう。

3点目に、ホイールとチェーンステーを固定します。

ここまで終わりましたら、ハンドルを右にきり、フロントホイールのスポークの間にハンドルのエンド部を通します。

4点目に、ハンドル・フロントホイール・フレームを固定します。

そして、ショルダーストラップをステム・シートステー内側に掛け、肩に担げるようにしておきます。

あとは輪行袋の向きに注意して、前側から入れていき、3分の1程度入ったら自転車を立て、上からかぶせます。

そして、後輪側のファスナーを締め、横に寝かせ、ショルダーストラップを引き抜いたらファスナーを完全に締めていきましょう。

あとはショルダーストラップのバックルをつなぎ、肩にかつげば完成です。

輪行して行動範囲を広げ、自転車旅を楽しもう

『輪行について』と、『前輪のみを外すタイプの輪行袋、その代表作の『コクーン』について』を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

輪行は、きちんとしたマナーとルールを守れば、行動範囲が広がり自転車旅の楽しさがどんどん広がっていきます。

皆さんもルールを守って輪行し、様々な場所に自転車で行ってみませんか?