自転車の移動速度や所要時間~ロードバイクにするメリット~

自転車の種類には、よく乗られているママチャリや、スポーツ自転車であるロードバイクなどがあります。

多くの人が乗っているのは、シティサイクルでもあるママチャリでしょう。

このママチャリからロードバイクに乗り換えた際のメリットを、移動速度や所要時間を交えてお話しします。

徒歩と自転車での移動速度の違い

一般的に自転車というと、シティサイクルなどのママチャリを想像する人が多いはずです。
この普通の自転車ですが、徒歩に比べると、移動が非常に楽になります。

そのため、自転車での移動を徒歩と比較したとき、目的地へ到着するまでにかかる時間が断然短くなります。
つまり、移動にかかる所要時間が短縮されるため、効率的に生活を送ることができるのです。

では、徒歩での移動と、ママチャリでの移動では、どれくらい違うのかを詳しく見てみましょう。

≪徒歩≫

不動産屋さんなどの広告に、よく「駅から徒歩○分」とありますよね。

これは、不動産の広告基準になり、1分=80mで計算されているものです。
徒歩では、80mを1分程で進む「時速4.8km」ということになります。

もちろん、性別や年齢などによっても、この基準に変化は出てきますが、だいたいは1分=80mと、そこまで差が出ることはないでしょう。

≪ママチャリ≫

ママチャリの移動速度は、通勤通学や買い物などの一般的な利用だと「平均時速15km」前後となります。

ですが、もちろんブレーキをせずに急な坂道を下ったり、運動能力の高い人が乗る場合は、速度が大きく変わってきます。

徒歩と自転車の移動にかかる所要時間

不動産屋さんでは、徒歩は「時速4.8km」が広告基準とされているとお話ししました。
例えば、目的地まで480mの距離があるとすれば、「徒歩6分」ということになります。

さらに、詳しく見ていきましょう。
時速4.8kmの速さで、徒歩で1km移動する場合、その所要時間は「12分30秒」となります。

そして、時速15kmのママチャリの場合、同じく1kmの移動にかかる時間は「4分」です。
つまり、ママチャリは徒歩のだいたい3倍の移動速度になるというわけです。

移動にかかる時間が1/3に短縮されれば、効率的に生活することができるのも納得ですね。

しかし、ママチャリよりもさらに、移動にかかる所要時間を短縮できる自転車があるのです。
皆さんお分かりだと思いますが、それがスポーツ自転車である「ロードバイク」です。

次では、ママチャリよりも速く移動できる、ロードバイクの移動速度について見ていきましょう。

ロードバイクの移動速度

スポーツ自転車として、人気の高いロードバイクは、人力の乗り物で一番速いと言われています。
そもそもロードバイクとは、レースなどの競技用として作られた自転車です。

そのため、ママチャリなどの一般的な自転車と比べると、速度はもちろん、重さや乗り心地、見た目も大きく違います。

その大きな違いとして挙げられるのは、速度が出るように車体が軽いということです。

また、タイヤは半径が大きく、そして、空気抵抗を減らすために細く作られていることも、ママチャリと比較したときの大きな違いとして挙げられます。

そして、気になるのは、平均的なスピードです。
ロードバイクは、「平均時速20~30km」となっています。

徒歩よりも4倍~6倍のスピードで移動することができます。
さらに、ママチャリの2倍ものスピードが出るのです。

そのため、目的地までの移動時間をかなり短縮することができますし、その分、移動する範囲を広げることもできます。

目的地に到着するまでの所要時間をもっと短くしたいという人には、人力の乗り物の中で最も速いロードバイクがおすすめです。

所要時間の短縮だけじゃない!様々なメリット①

先ほどは、移動にかかる所要時間を短縮するためには、ロードバイクがおすすめとお話ししました。
しかし、ロードバイクに乗り替えると、他にも様々なメリットが出てきます。

そのメリットをご紹介しましょう。

まず、ロードバイクに乗ってみると、今までの自転車移動の感覚が大きく変わります。
ママチャリなどの自転車で移動することのできる距離と言えば、大体の人が片道10km以内でしょう。

しかし、スポーツ自転車であるロードバイクに乗ると、その距離の感覚が変わり、片道30~50km程の移動も許容範囲となります。

今までは電車で行っていた場所も、調べてみるとロードバイクの方が早く着ける場所ということもよくあります。

電車やバスなどの公共機関を利用して通勤通学している人は多いです。

公共機関での移動はとても便利ですが、人口の多い地域で暮らしている場合、満員電車となる場合がほとんどです。

仕事や学校になどに向かう時、さらに、帰ってくる時と、満員電車では心身ともに疲れてしまうものです。

そういった際、ロードバイクであれば、ストレスを感じることもなく、運動しながら通勤通学することができるのです。

また、移動にかかる交通費も浮かせることが可能です。

所要時間の短縮だけじゃない!様々なメリット②

先ほどに続き、所要時間の短縮以外の、ロードバイクに乗るメリットをお話ししていきます。

初めは、ロードバイクを目的地までの移動手段として使っていた人も、それだけでは物足りなくなり、ロードバイクに乗るために目的地を決めて出掛けるようになっていきます。

もちろん、移動手段としてロードバイクに乗っているとしても、運動していることになります。
全身運動のロードバイクに乗ることが増えれば、運動量も増えるので、ダイエットにも効果的です。

そして、運動することはダイエットだけでなく、ストレス発散にも効果的です。
また、外の景色を眺めながらロードバイクに乗ることで、心がよりリフレッシュできるでしょう。

休日には、行ったことのない場所へと行ってみたり、サイクリングロードなどを走行してみたりすると、さらにロードバイクを楽しむことができるのでおすすめです。

次では、ロードバイク以外の自転車をご紹介します。

スポーツ自転車はロードバイクだけじゃない!

人力の乗り物の中で最も速いスピードの出るロードバイクは道路などを速く走れるため、人気があります。
しかし、スポーツ自転車はロードバイクだけではありません。

それが、不安定な道を走ることのできる「マウンテンバイク」です。
マウンテンバイクは、坂や悪路などの山を走るために作られた自転車です。

そんな悪路を走る際の安全性を確保するために、マウンテンバイクの車体は重くなっています。
ロードバイクは車体が軽いのですが、マウンテンバイクは反対に、車体が重いのです。

また、ロードバイクと違うのはそれだけではありません。
それは、タイヤが太く、溝が深くなっているということです。

この作りも、不安定な山地を走行するための、マウンテンバイクの特徴です。

気になるのは、移動速度です。
マウンテンバイクは「平均速度18~25km」です。

スポーツ自転車ですので、シティサイクルであるママチャリよりももちろん速度は出ます。

通勤通学の際の道が凸凹していたり、舗装されていない道路などであれば、ロードバイクよりもマウンテンバイクでの方が、移動にかかる所要時間が短縮されるかもしれませんね。

ロードバイクのトップスピードは40km!

ロードバイクの平均時速は20~30kmとお話ししました。

しかし、一般人でも出せるトップスピードは時速約40kmと言われています。

自動車のようなスピードの出せるロードバイクは、まさに、移動にかかる所要時間を短縮できる自転車ですね。