ダイエットのためにロードバイクを始めたのに、体重が減って痩せるどころか、むしろ体重が増えて太ってしまったという人も中にはいることでしょう。
なぜ、ロードバイクで運動をしているのに、体重が増えてしまうのでしょうか?
体重増加したその原因を徹底的に解明していきます。
ロードバイクで体重増加する原因とは?その①
ロードバイクを始めたら体重増加したという人は、その原因が気になるはずです。
考えられる原因は二つあるので、まずは、一つ目を解明していきましょう。
ロードバイクで体を動かしていると、カロリーを消費するので、当然お腹も減ります。
間食をするのは良いのですが、運動しているから平気だろうと、食べ過ぎてしまう人も実は少なくありません。
たとえ高カロリーの食べ物を食べていなかったとしても、食べ過ぎてしまえば十分なカロリーとなります。
また、低カロリーなものは満腹感も得にくく、ついつい食べ過ぎてしまう人も多いです。
せっかくロードバイクで運動をしても、このように食べ過ぎてしまえば、カロリーオーバーとなり、消費されなかったカロリーが脂肪となって蓄積され、体重も増えてしまうのです。
ロードバイクを始めて、体重が増加した場合、ほとんどの人は、この食べ過ぎが原因です。
体重が増えてしまったという人は、一度自分が食べているものについて思い返してみてください。
ロードバイクで体重増加する原因とは?その②
ロードバイクを始めて体重増加してしまう原因は、食べ過ぎだけではありません。
二つ目の原因として考えられるのが、筋肉の増加です。
ロードバイクは、前傾姿勢での走行となります。
前傾姿勢でハンドルを握るので、体を支えている腕の筋肉を使います。
また、ペダルを漕ぐ脚、姿勢を保つために使われるお腹回りなどの筋肉が使われています。
つまり、ロードバイクに乗っていると、これらの全身の筋肉が鍛えられていくのです。
そして、ほとんどの人が知っているかと思いますが、「脂肪よりも筋肉は重い」ものです。
ですので、ロードバイクに乗り、筋肉が鍛えられ増加すると、体重が増えることが考えられます。
反対に、運動をしていない場合で体重が減ると、それは筋肉が落ちたということにもなるのです。
筋肉が増えると、脂肪燃焼効率が良くなります。
脂肪燃焼は、運動しているときだけでなく、寝ている間にも行われています。
そのため、太りにくい体を作ることができるのです。
「体重増加=太った」は間違い
ロードバイクを始めて体重が増加したという人の中には、自分が太ったと勘違いしてロードバイクを辞めてしまう人もいます。
特に、体重ばかりを気にしがちな女性には、体重が増えたからといって、太ったと勘違いしてロードバイクや運動を辞めてしまう人、諦めてしまう人が少なくありません。
もちろん、食べ過ぎてしまっている場合は、それが原因で脂肪が増えて体重増加してしまいますが、そうではないのに、体重が増えてしまう場合、ここで諦めてしまうのはもったいないです。
ロードバイクを始めた頃は、脂肪が増えていなくても、体重が増えることがあります。
ここで諦めて辞めるのではなく、2~3ヶ月ほど、ロードバイクを継続してみてください。
きっと、脂肪が落ちて、以前よりも痩せているはずです。
また、筋肉が増えて体重増加したとしても、見た目は引き締まり、以前よりも痩せて見えるでしょう。
まずは、継続してロードバイクで運動してみることが大切です。
ロードバイクで痩せる人と痩せない人の違い
ロードバイクを始めた頃は、たとえ体重増加したとしても、諦めずに継続していれば無駄な脂肪も落ちるので、痩せることが可能です。
実際に、ロードバイクを始めて10kg以上のダイエットに成功したという人も、数えきれないほどいます。
しかし、誰もがそうというわけではありません。
中にはロードバイクを始めたけれど、痩せることができなかったという人もいます。
痩せることのできた人と、反対に、痩せることができなかった人の違いはなんでしょうか?
ここで、その違いを解明していきましょう。
結論から言うと、ロードバイクで痩せることができた人は、「楽しんでロードバイクに乗っている」ということです。
ロードバイクを楽しんで乗ることができている人は、無理なく継続してロードバイクに乗ることができます。
さらに、休日にロードバイクに乗ったりと、自然とロードバイクに乗る時間も増えるでしょう。
反対に、ロードバイクで痩せられなかったという人は、ロードバイクを継続して乗れなかったということです。やはり継続できない理由は、「ロードバイクを楽しんで乗っていない」ということでしょう。
楽しむためには、飽きさせない工夫をすることが大切です。
いつもと違うコースを走ってみたり、「○キロ痩せる!」といった目標を立てると継続しやすくなります。
有酸素運動のロードバイクはダイエットに良い
ロードバイクを始めて体重増加してしまったからといって、辞めてしまうのは非常にもったいないです。
ここでは、ロードバイクが運動としてどれだけ優れているのか、お話していきましょう。
ロードバイクは自転車なので、有酸素運動となります。
同じ時間運動したときの消費カロリーは、全身を大きく動かすランニングほどはいきませんが、ウォーキングよりはカロリーを消費する運動となります。
つまり、消費カロリーの高い順にすると、【ランニング>自転車>ウォーキング】というようになります。
そのため、ダイエットを目的とするなら、ウォーキングよりもロードバイクの方が良いということになります。
中には、「ロードバイクよりも、消費カロリーの高いランニングの方がダイエットには良い」と思う人もいるでしょう。
しかし、体に大きな負担がかかるランニングの場合、特に膝を痛めてしまうリスクがあります。
また、毎日ともなると、負担も大きく続かない方も多いです。
その点ロードバイクでしたら、膝の負担も少なく、長時間走ることができます。
負担が少ないということは運動としても、続けやすいということになりますので、ダイエットには向いていると言えるでしょう。
また、走行している時、ロードバイクの方が、景色の移り変わりをより楽しむことができます。
そのため、飽きにくいといった点もダイエットには大きなポイントになります。
体重増加を気にせずロードバイクに乗る
ダイエットしようと思ってロードバイクに乗ったわけではなく、通勤通学などのためにロードバイクに乗りだした人の多くが、気づいたら痩せていたということは多いです。
つまり、体重増加やダイエットなどを気にせずに、継続してロードバイクに乗れば、自然と痩せることができるというわけです。
時間を作ってロードバイクに乗るのではなく、生活に必要な移動手段として、ロードバイクを利用することをおすすめします。
車や電車などの移動手段がロードバイクになれば、運動量が増えるため、もちろん無駄な脂肪を燃焼することができます。
ロードバイクでの移動が習慣化されれば、気づいたら体が引き締まり、見た目も変わっているはずです。
ロードバイクは普通のママチャリなどの自転車とは、全く別の乗り物です。
初めてロードバイクに乗って、その乗り味に魅了されてしまう人も非常に多いです。
まずは、サイクルショップなどを訪れて、試し乗りしてみることをおすすめします。
ロードバイクで体重増加する原因は二つ
ロードバイクを始めて、体重が増えてしまったときの原因がお分かり頂けたでしょうか?
体重が増えたからといって、太ったと決めつけるのではなく、正しい原因を理解しましょう。
この原因を知っておけば、自分の体重がなぜ増えたのかもすぐに分かるはずです。