皆さんは、プジョーというメーカーをご存知ですか?
プジョーの自転車は、2004年にライセンスなどの問題で日本から撤退しましたが、2012年に復活しました。
また、以前作られていた「コリブリ」という自転車は、今でも人気があります。
今回は、プジョーの歴史から、人気を博したコリブリの入手方法までをご紹介します。
プジョーってどんなメーカー?自転車も人気
人気の自転車、コリブリのメーカーであるプジョーは、フランスにあるメーカーです。
フランスと言えば、スポーツ自転車の本場です。
ロードレースの最高峰、ツール・ド・フランスが行われる国として日本でも認知度が上がっています。
プジョーは車のメーカーですが、1882年に大きな前輪と小さな後輪が特徴的な、Grand Bi(グランド・バイ)という自転車を発売し、自転車の開発を重ねてきました。
自転車レースに自社製品を送り込むほどの一流のメーカーで、かつてはプチ・ブルトン、エディ・メルクス、ベルナール・テブネなどがツール・ド・フランス表彰台の頂点を獲ったこともありました。
そのプジョーは、2004年で一度日本から撤退となりましたが、2012年から復活しています。
そのラインナップは幅広く、ブランクがあったのが残念だと感じる仕上がりです。
おしゃれでカジュアルなクロスバイクや、mtb、ツーリング用バイク、シティバイクなどが揃っています。
子供用自転車もかなり可愛いですが、その中にコリブリがないのが残念です。
ですが、どれも秀逸なデザインで個性に溢れ、コンビニに行くにも襟や髪を正したくなる雰囲気があり、アメリカンバイクとは違う、ヨーロッパの美的感覚が伝わってきます。
プジョーの自転車をご紹介①ロードバイク・クロスバイク
プジョーの自転車では、コリブリが人気を博しましたが、他の自転車も高性能です。
まずは、プジョーのロードバイクとクロスバイクからご紹介しましょう。
■ロードバイク「cr61」
これは、ステンレスのラグ(チューブ同士をつなぐ継ぎ手)にクロモリチューブを採用しています。
また、革サドルや泥よけを備えており、変速機は昔ながらのダブルレバーです。
そして、700×28Cの太めのタイヤを履かせているので、走りやすいモデルでもあります。
そのため、昔の「ロードレーサー」に憧れた人の琴線に、間違いなく触れるでしょう。
価格は、24万円ほどです。
■クロスバイク「Paris a Velo 700C」
クロスバイクは、シンプルで価格も6万円台に抑えられています。
中でも「Paris a Velo 700C」は、スタイリッシュで操作がしやすく人気です。
スチールの細いフレームに26Cのベージュタイヤを履いたモデルは洗練されています。
また、変速はフロントシングル、リア7段で、プジョーらしい美しさが目を引きます。
高級感もあるので、デザインにこだわりを持つ人でも納得する一台が見つかることでしょう。
プジョーの自転車をご紹介②ツーリング用・子供用の自転車
ここでも引き続き、コリブリ以外のプジョーの自転車(ツーリング用自転車と子供用の自転車)をご紹介します。
■ツーリング用自転車(mtb)「PISTA(CF01)」
この「PISTA(CF01)」は、ステンレスラグを配したクロモリフレームのクラシックな雰囲気が漂うmtb(シングルスピードバイク)です。
素晴らしい仕上がりのフレームを採用していて、他ブランドにはない価値があります。
また、無駄な部分をそぎ落としているので、自転車が持つ本来の美しさが表現され、昔を思い出させる素敵な仕上がりになっています。
■子供用自転車「14” KIDS(LJ11)」
海外ブランドとしては珍しい14インチでの展開なので、身長が90-110cm位の子供にちょうど良いサイズの自転車です。
とても可愛いルックスと爽やかなカラーが特徴的で、もちろん、カゴや鍵を取り付けることも可能です。
ちなみにカラーは、ピンク、ブルー、ホワイトがあります。
プジョーは、このようなおしゃれで実用的な自転車を作れるメーカーなのです。
プジョーのコリブリはどんな自転車?
では、いよいよ、プジョーのコリブリについてお話ししていきます。
コリブリは、「ミニベロ」という種類の自転車です。
ミニベロという自転車は、漕ぎ出す力と止まる力が小さいので、街乗りに最適です。
車輪が8~14インチで車体が小さく、折りたためるタイプが多いので、日本の住宅事情にもマッチしています。
しかし、プジョーは現在、mtb、クロスバイク、ツーリング用自転車、子供用自転車などは製造・販売していますが、ミニベロであるコリブリは製造・販売していません。
それでも、乗りやすくておしゃれなので、現在もミニベロファンの間では根強い人気があります。
そんなコリブリのスペックですが、しっかりとした太いボディーで作られ、強度があります。
そして、フレームの「PEUGEOT」や、ライオンのロゴも目を引きます。
がっしりしているのでボディーは折りたためませんが、ハンドルはレバーを引くと折りたためます。
また、前輪の上にカゴを設置することが出来るので、普段使いに便利です。
そして、変速ギアが7段まであるので、スポーティなスピードを楽しめるのも魅力です。
タイヤは小さいですが、ギアを切り替えれば普通の自転車と変わらない速度も出せますよ。
プジョーのコリブリは「ミニベロ」!その魅力とは?
先ほど、プジョーのコリブリはミニベロという種類の自転車で、街乗りに向いているとお伝えしました。
ここでは、日本でミニべロが人気の理由を深く見ていきましょう。
1.デザインが豊富でおしゃれ
ミニベロは、ロードバイクとまた違って、様々なタイプとデザインがあり、用途に合わせて選べます。
・シティーサイクルタイプ
・ロードバイクタイプ
・折りたたみタイプ
・リカンベントタイプ(背もたれに寄りかかって漕ぐ)
沢山の中からお気に入りの1台を見つける過程も楽しめますし、個性的でカラフルなものが多いので、ファッション感覚で選ぶ人もいます。
小さなタイヤは可愛らしく、部屋の中に置いてもインテリアとして様になります。
2.カスタムしやすい
ミニベロは、カスタムパーツの種類が豊富なので、部品を交換するだけで簡単にカスタムが可能です。
ハンドルやフレーム、サドルなど、比較的簡単に交換出来るパーツは、カスタムをする人が多いようです。
アクセサリーも豊富なので、可愛くしたりレトロにしたりと楽しみ方も様々です。
また、ロードバイクのパーツが使えることもあるので、スピード重視のカスタムも可能です。
自分だけのミニベロを作れるのは魅力的ですね。
3.初心者でも簡単に乗りこなせる
安定した走りなので、快適にサイクリングを楽しめます。
プジョーのコリブリを手に入れるには?
ここまで、魅力あふれるプジョーの自転車をご紹介してきました。
では、コリブリを手に入れるには、どうすればいいのでしょうか。
先ほどもお伝えした通り、現在はコリブリの製造・販売はされていません。
ですので、コリブリが欲しい場合には、ネットオークションなどで中古のものを買うことになるでしょう。
実際、ネットオークションにコリブリが出品されていて、状態が良いものはかなりの値段で取り引きされています。
中古でも、大事に乗っていた方のコリブリを入手できたなら、乗り味を楽しみつつ、大事に乗ってあげて下さい。
ですが、オークションは、顔の見えない相手とのやり取りになるので、詐欺などのリスクもあるということを理解しておく必要があります。
取り引きをする前に、信頼できる相手かしっかり判断しましょう。
また、スポーツ界でも優秀なプジョーのコリブリは、他メーカーのミニベロにも影響を与えています。
ですので、コリブリの性能が気に入っているという方は、スペックが近い他のメーカーのミニベロを探してみるのも良いでしょう。
いずれにせよ、これほどの人気があるコリブリを、プジョーが復活させてくれることを願ってやみません。
プジョーのコリブリは、復活が望まれるほど現在も人気!
今回は、プジョーのコリブリやその他の自転車について、ご紹介しました。
この記事を読んで、コリブリに乗りたくなったという方もいるでしょう。
現在は廃盤となっているコリブリですが、オークションなどを利用すれば手に入れられるかもしれません。
コリブリを通して、プジョーの性能の良さやミニベロの楽しさを味わってみて下さい。