ラレーのロードバイクは、普段着での乗車がよく似合います。
街で乗っている人を見かけると、そのままファッション誌に載せられそうなほどです。
また、ベテランライダーが乗る姿も実に様になります。
今回はそんなラレーのロードバイクについて、ブログでの評判を元に掘り下げてみました。
ラレーはどんなメーカーなのか?
ラレーは1888年に英国のノッティンガムで設立された、歴史と格式のある自転車メーカーです。
「ラレーの歴史は自転車の歴史」とまで言われ、現在まで約3億台以上の自転車を販売しています。
自転車メーカーがレースに機材を提供する目的のひとつに、自社製品のプロモーションがあります。
ラレーも過去に、ツール・ド・フランスやオリンピックでの優勝により、多くのファンを獲得してきました。
1980年代半ばには、日本のパナソニックのチームがラレーのロードバイクを採用してレースに出場したことがあります。
そのため、日本でも古いロードバイクファンの間でラレーはなじみのあるブランドとなっています。
ロードバイクは、製造するメーカーの国籍の特徴が表れる傾向があります。
華やかなイタリアのビアンキ、力強いアメリカのトレックなど、国の持つ個性が表現されています。
ラレーのロードバイクの特徴は、英国生まれらしくクラシカルであり、フォーマルです。
ヘッドチューブの前面には格調高いラレーのエンブレムがはめ込まれ、英国の空気を演出しています。
ブログでラレーのロードバイクを語るときによく使われるキーワードは、「クロモリ」と「クラシカル」です。
どちらもラレーを端的に表していると言えます。
ラレーと言えばクロモリフレーム
最近のロードバイクのフレームの素材はカーボンが主流で、人気にもなっています。
加工技術が向上し、より速く走るための軽量化が容易になったため、普及が進んでいるという状況です。
そのような流れにもかかわらず、ラレーのロードバイクはクロモリフレームを追求します。
130年の歴史があるラレーのモットーは、「変わらないこと、進化すること」です。
クロモリフレームは、日々の手入れをきちんとしていれば何十年も変わらずに乗り続けることができます。
このことは、クロモリがラレーのモットーに合う素材だということを意味しています。
カーボンフレームが全盛の現在でも、クロモリフレームのラレーのロードバイクを選ぶ人は多くいます。
ブログを見ても、自転車に乗ることに楽しさを求める人が、ラレーのロードバイクに乗っているようです。
19世紀の終わりに、ロードバイクのフレーム素材はクロモリから始まりました。
100年以上たった今でもクロモリが使われているということは、自転車の素材としての価値があるからです。
現在プロのロードレースでは、クロモリフレームを見かけなくなりました。
しかし、自転車で走る楽しみを味わいたいという一般ライダーにとって、クロモリにこだわるラレーはおすすめ選択です。
ラレーのロードバイクの美しさの秘密
ラレーのロードバイクは、機能美にあふれたクラシカルなデザインが特徴です。
そのため、ブログでもロードバイクで走りを追求するよりも、個性を求める人が購入する傾向が見られます。
ラレーのロードバイクでまず目に付くのは、フレームの細さでしょう。
クロモリは剛性が高く、細いフレームを作る事ができるという特徴を生かしたデザインです。
細いフレームは外見をスタイリッシュにするため、普段着で乗車してもよく合います。
一般的なロードバイクの戦闘的なデザインに抵抗がある女性からも、細身のフレームは支持されています。
次にラレーのロードバイクで特徴的なのは、ホリゾンタルフレームのデザインです。
トップチューブが地面と平行なデザインはロードバイクの原点とも言えるため、ベテランライダーに根強い人気があります。
若い人にもクラシカルなスタイルはかっこ良さを感じ、ブログにも写真をよく載せています。
名作映画のシーンにも出てきそうなデザインは、どんな服装でも一緒に写れば絵になるようです。
ラレーのロードバイク、カールトンFのブログでの評判
ラレーのロードバイクのシリーズで一番グレードの高いのがカールトンFです。
グレードが高いにもかかわらず、完成車でも16万円程度で購入できるコストパフォーマンスの高さが人気です。
フレーム素材にはマンガンモリブデンを採用しています。
あのベルナール・イノーさんの現役時代最後のバイクがマンガンモリブデンだったので、往年のファンにはピンとくる素材です。
マンガンモリブデンは、クロモリと同等の特性を持ちつつ、少し柔らかいという特徴があります。
つまり、クロモリに比べて振動吸収性に優れ、バネ感のある乗り心地を実現しています。
コンポーネントは、シマノ105を搭載しているので、走りも十分に楽しめます。
ブログでも、デザインに惹かれてカールトンFを購入した人が、シフトチェンジの楽しさにも満足しています。
本格的なロードバイクでありながら購入しやすい価格のカールトンF。
走行性能とデザイン性を両立した、コストパフォーマンスに優れたおすすめの一台と言えます。
ラレーのロードバイク、カールトンNのブログでの評判
ラレーのシリーズで、正統派クロモリロードバイクと言えるのがカールトンNです。
クロモリは重いというイメージがありますが、カールトンNは完成車で9.5kgなので十分に軽いと評判です。
乗り心地はクロモリフレームの特徴通り振動吸収性に優れ、ロングライドでも疲れにくく快適に走れます。
また、低中速域での直進性が良く、安定しているため、自転車通勤に利用している人も多くいます。
コンポーネントは、ブレーキとシフターとリアディレーラーがシマノ105、その他がティアグラのミックスです。
ブログでは、シマノ105だけの場合と比べても、一般のライダーなら差を感じないレベルと言われてます。
タイヤは通常のロードバイクに比べて太目の25Cとなっています。
さらに、28Cまで装着できるので、街乗りが中心という人には安定感が増します。
クロモリは適度なしなやかさと、適度な加速感を味わうことができます。
ロードバイクで走ることの楽しさを教えてくれるのがカールトンNです。
ラレーのロードバイク、カールトンAのブログでの評判
ラレーのロードバイクでベーシックモデルと言えるのがカールトンA。
クロモリフレームが10万円程度で購入できるので、ブログでも人気のモデルです。
シティサイクルに少し上乗せした価格で購入できるので、実用的な街乗りに利用している人もいます。
フレームサイズは450mmから用意されているので、小柄な女性でも安全に乗れるロードバイクです。
カールトンAにはハンドル部分に補助ブレーキレバーが付属しています。
ハンドル上部を握ったままブレーキをかけることができるので、ドロップハンドルに慣れてない初心者でも安心です。
フロントギアにはチェーンの脱落と裾の汚れを防止するチェーンガイドを採用。
通常のロードバイクで注意すべき裾の巻き込みの心配がないので、乗る時の服装の幅が広がります。
安くても重厚なデザインで存在感のあるカールトンAは、街乗りも想定したロードバイクです。
初めてのロードバイクから、2台目のサブバイクとしての利用まで、幅広い人におすすめできます。
いつまでも変わらない素晴らしさのラレー
ラレーは、英国特有の実用を旨とする思想を自転車に具現化しています。
クロモリフレームには「変わらないこと、進化すること」という想いが込められ、多くの自転車ファンの支持を得てきました。
ラレーは、一台のロードバイクを長く乗り続けたいという人に最適な選択となるでしょう。