自転車のホイールはたくさんあります。
それというのもホイールメーカーがいくつかあって、またそれぞれのホイールメーカーは多くのグレードのホイールを作っているからです。
その中でも、今回は人気の高いカンパニョーロとシマノをご紹介します。
そして、ホイールの重量は走行性能を左右するものなので、重量一覧としてご紹介していきます。
カンパニョーロのミドルグレードホイールの重量一覧
カンパニョーロは、ミドルグレードのコストパフォーマンスの良さに定評があります。
そのホイールの重量一覧を見ていきましょう。
商品名 重量
・ボーラウルトラ35(BORA ULTRA 35) 1370グラム
・ボーラワン35(BORA ONE 35) 1406グラム
・シャマルミレ(SHAMAL MILLE) 1459グラム
・シャマルウルトラ(SHAMAL ULTRA) 1459グラム
・ユーラス(EURUS) 1465グラム
・ゾンダ(ZONDA) 1540グラム
・ゾンダ(ディスクブレーキ用)(ZONDA DISC BRAKE) 1675グラム
・シロッコ(SCIROCCO H35 MM) 1725グラム
・ベント(VENTO ASYMMETRIC) 1660グラム
・カムシン(KHAMSIN ASYMMETRIC) 1750グラム
カンパニョーロのミドルグレードのホイールの中では、特に人気の高いゾンダを基準に考えるのが良いです。
つまり、重量の基準は1540グラムであり、それより軽いか、それより重いか、そのように考えていくと費用対効果などがわかってくるでしょう。
カンパニョーロのミドルグレードホイールの重量一覧
カンパニョーロのミドルグレードホイールを細かく見ていくと上記の重量一覧以外にもまだ種類があります。
タイヤには、クリンチャーの他にチューブラーがあります。
カンパニョーロのミドルグレードホイールのチューブラー用のものは2種類です。
商品名 重量
・ボーラウルトラ35(BORA ULTRA 35) 1160グラム
・ボーラワン35(BORA ONE 35) 1215グラム
一般的にチューブラー用ホイールのほうが軽いと言われています。
クリンチャー用とチューブラー用を比較すると、ボーラウルトラ35では1370グラムから1160グラムになり、ボーラワン35では1406グラムから1215グラムになっています。
つまり、カンパニョーロのミドルグレードホイールはチューブラー用になることで、200グラムくらい軽くなるということです。
シャマルウルトラに用意されている2WAYホイールは、重量は1475グラムであり、クリンチャー用よりも16グラム重くなるので注意してください。
また、シロッコとカムシンに関しては、通常のホイールと同じ重量のシクロクロス向けのホイールが用意されています。
カンパニョーロのハイグレードホイールの重量一覧
次は、カンパニョーロのハイグレードホイールの重量一覧をご紹介します。
商品名 重量
・ボーラウルトラ80(BORA ULTRA 80) 1520グラム
・ボーラウルトラ50(BORA ULTRA 50) 1435グラム
・ボーラワン50(BORA ONE 50) 1485グラム
・バレットウルトラ50(BULLET ULTRA 50MM) 1590グラム
・バレット50(BULLET 50MM) 1755グラム
ミドルグレードのゾンダが1540グラムだったことを考えると、重量はあまり変わらないことが分かります。
それでは、ハイグレードになったことで何が変わったのでしょうか。
その違いは、「リムハイトが高くなっている」ことです。
カンパニョーロの場合は、ホイール名称の数字はリムハイトを示しており、高いリムハイトであるにもかかわらず、重量が抑えられているのは素晴らしいことだと思います。
また、ハイグレードホイールには専門用途のものが用意されています。
タイムトライアル用が2つのモデルがあります。
商品名 重量
・ボーラウルトラTT(BORA ULTRA TT) 864グラム(リアのみ)
・ギブリ(GHIBLI) 1625グラム(フロント800グラム、リア825グラム)
さらにトラック競技用も2つの用意があります。
商品名 重量
・ボーラウルトラ80ピスタ(BORA ULTRA 80 PISTA) 705グラム(フロントのみ)
・ピスタ(PISTA TUBULAR) 2035グラム
このようにカンパニョーロは、種類も豊富です。
シマノのホイールの名称の見方
シマノはコンポーネントメーカーであり、ホイールも作っています。
ホイールの名称の見方を知っておけば目当てのホイールを探しやすくなるでしょう。
そこで、重量一覧の前に、まずはシマノホイールの名前の見方を確認しましょう。
たとえば「WH-R9100-C24-CL-F」というようにシマノのホイールは、アルファベットと数字で表記されます。
頭の「WH」というのはホイールを示しています。
シマノはコンポーネントメーカーなので、レバーやディレイラーなどと区別しています。
次の「R9100」の「R}はロードバイク用であり、「9100」の数字は型番です。
基本的に型番は、数字が高いほうが高性能です。
そして「C24」はリムハイトであり「C40」や「C60」があります。
それからタイヤの種類がクリンチャーなら「CL」であり、チューブラーなら「TU」となり、チューブレスだと「TL」と表記されます。
最後の「F」はフロント、つまり前輪用であり、「R」だとリア、つまり後輪用となります。
シマノのミドルグレードホイールの重量一覧
表記がわかったところで、シマノのミドルグレードホイールの重量一覧を見ていきましょう。
型番は3桁の数字で表記されています。
商品名 重量
・WH-RS700-C30(リア) 943グラム
・WH-RS770-C30(リア) 904グラム(ディスクブレーキ)
・WH-RS500(リア) 944グラム
・WH-RS170(リア) 1149グラム(ディスクブレーキ)
数字の前の「RS」は練習用ホイールという意味です。
コンポーネントと合わせて考えていけば、SORAが「WH-RS170」です。
ティアグラと105が「WH-RS500」で、アルテグラが「WH-RS700-C30」となります。
ただし「WH-RS700-C30」は、チューブレスとなるので注意してください。
コストパフォーマンスを考えれば、その中では「WH-RS500」が良いでしょう。
その下の「WH-RS170」は安価ながらディスクブレーキと12mm E-thruアクスルを利用できるホイールになっています。
また「WH-RS330-CL」というホイールがあります。
商品名 重量
・WH-RS330-CL-F 875グラム
・WH-RS330-CL-R 1176グラム
前後合わせて2051グラムと重めですが、安価ながらリムハイト30mmを採用しています。
シマノのハイグレードホイールの重量一覧
シマノのホイールといえばデュラエースホイールです。
人気の高いデュラエースホイールの重量一覧を見ていきましょう。
商品名 重量
・WH-R9100-C24-CL-F 618グラム
・WH-R9100-C24-CL-R 835グラム
・WH-R9100-C40-CL-F 674グラム
・WH-R9100-C40-CL-R 834グラム
・WH-R9100-C60-CL-F 832グラム
・WH-R9100-C60-CL-R 1019グラム
ラインナップとしては、リムハイトの違いがあります。
リムハイト別で見れば、24mmで1453グラム、40mmで1506グラム、60mmで1851グラムです。
以下のようにチューブラーになれば、より軽くなります。
商品名 重量
・WH-R9100-C40-TU-F 637グラム
・WH-R9100-C40-TU-R 747グラム
・WH-R9100-C60-TU-F 666グラム
・WH-R9100-C60-TU-R 830グラム
そして、デュラエースホイールには「R9170」という型番があり、それはディスクブレーキ用ホイールになっています。
商品名 重量
・WH-R9170-C40-TL-F 707グラム
・WH-R9170-C40-TL-R 856グラム
・WH-R9170-C60-TL-F 745グラム
・WH-R9170-C60-TL-R 902グラム
・WH-R9170-C60-TU-F 671グラム
・WH-R9170-C60-TU-R 829グラム
ホイールの重量はどこまで追求するべきか
ホイールの重量は走行に直結する数値です。
軽量であるほうが加速性能が高くなります。
ホイールの重量では前輪と後輪を合わせて1500グラム前後で軽い部類に入るでしょうから、その数値を一つの目安にすると良いでしょう。
それからホイールのグレードを上げるとリムハイトが高くなることを覚えておきましょう。
しかし、空力性能が良くなっても同時にホイールが重くなってしまいます。
そのため、リムハイトを高くして軽量なホイールを使いたいというのであれば、チューブラー用のホイールを探すと良いでしょう。