みなさん、レベルという自転車ブランドを聞いたことはありますか?
レベルは、自転車に乗るどの層の人からも評判が良いのです!
今回は、そんなレベルの高評価の秘密を大公開します!
そもそもレベルって何?海外でも評判は良いの?
レベルとは、マツダ自転車工場という自転車メーカーのオーダーメイドブランドのことです。
マツダ自転車は、1951年に実用自転車を製作するメーカーとして設立しました。
製作した自転車は、公官庁などへも納入し、技術力・品質ともに高い評価を得ました。
そして、1980年にプロ競輪選手が使用する競技用自転車の製作をしました。
それを機に、レベルを立ち上げたのです。
競技用の自転車にとどまらず、通勤・通学に使用するシティサイクル、高齢者でも乗りやすい自転車など、「その人のための自転車」を作っています。
マツダ自転車工場のレベルは、日本での評判はもちろん、海外でも高く評価されています。
自転車は、さまざまな部品から成り立っていますが、一番重要であり自転車の性能を決めると言われているのが、フレームです。
創設者の松田志行社長は、日本有数のフレームビルダーと呼ばれ、「荒川マイスター」や「東京マイスター」といった優秀技術者に認定されています。
日本の自転車はシティサイクルといった自転車が代表的でしょう。
しかし、レベルは利便性を求めた自転車というより、自転車に乗ることが好きな人向けのオーダーメイド自転車なのです。
レベルの自転車は、なんで評判が良い?
先ほどご紹介したように、レベルの自転車は日本だけにとどまらず、海外でも評判が良いです。
では、なぜそのような自転車を作ることが出来るのでしょうか。
その秘密は、レベルのオーダーメイド自転車を製作するにあたって、最初に行うのが乗り手との濃密な話し合いという点です。
乗り手の体格や体力を見極めるだけではなく、乗り手が求めていることや、利用目的などを、こと細かに把握することで、乗ると楽しくなるような、オーダーメイド自転車を作っているのです。
レベルの自転車は、1台10万円以上しますが、濃密な話し合いなどによって製作された自転車だけあって、一度乗ると他の自転車には乗れなくなると言います。
話し合いが出来たら、コンセプトを固めフレームの設計をします。
CADシステムを使用し、身長・体重・要望などから、コンピュータによって自動的に設計図に描き出されます。
その精度は、0.1ミリ単位と言われており、人の手では困難な正確さを実現します。
ちなみに、自転車業界で初めてCADシステムを導入したのがマツダ自転車工場です。
当初は、機械に頼っているなどの批判もありました。
しかし、高い技術と完成度を、目の当たりにした人たちをみな頷かせたのです。
マツダ自転車工場のフレームはプロ選手にも評判がいい!
マツダ自転車工場は、2千5百人を超えるプロとして登録されている選手の中でも、トップクラスの選手にフレーム提供をしています。
一般のライダーがデザイン・価格・機能を重視するのに対し、プロの選手は、強度・性能・精度を重視します。
乗らないとわからない、目で見てわからない要素が勝負になってくるので、その考えをしっかりと聞き出してフレームの製作を行っています。
競技中に、どんな状況でも壊れることがない「強度」と速く走る「性能」が重要なのはわかりますが、「精度」と言われてもピンとこない人が多いでしょう。
それは、フレームが設計図の通りに出来ているということなのです。
例えば、ねじれがあった場合、それによって空気抵抗を生むことで速度が落ちてしまうのです。
また、レベルと同じようにそれぞれの選手の考えや、筋力であったり瞬発力、体格などさまざまな要素を組み込んでフレームを製作するので、ひとつひとつがまったく違うフレームになります。
しかし、これだけこと細かく考慮し製作しても、一度で完璧に作るというのは難しいので、何度も何度も作り直していくことによって、それぞれの選手にがっちりフィットする、フレームになっていくのです。
これらの努力によって、プロ選手からも良い評判を得られるのでしょう。
レベルのOPEN SPORTという自転車は、初心者もベテランも納得と評判!
レベルのロードバイクのスタンダートモデルの自転車が、OPEN SPORTです。
ラグト・ホリゾンタルのオーソドックスで伝統的なデザインが特徴です。
これから本格的にロードバイクを乗ろうと思っている初心者の方でも乗りやすく、ベテランの方も納得出来る高度なバランスの良さです。
そして、高い強度と精度は、プロ向けのモデルからしっかりと受け継いでいます。
レベルの定番と言える、モデルでしょう。
2017年には、レディースモデルも発売されました。
価格は、標準カラー、ヘッドパーツ・Fメカ台座直付でフレームとフォークセットで12万8千円です。
オプションカラーで5千円追加、下地メッキ付きで1万5千円追加、下地メッキ付右チェーンステー出しで1万7千円追加です。
同じ価格帯で、COMFORT SPORTというモデルもあります。
COMFORT SPORTは、なめらかなフィレットブレイズ仕上げによるスローピングロードバイクです。
OPEN SPORTと比べると、リアセンターがやや長めで、ハンドルセットの位置は高めに設定されています。
ホイールベースは安定感があり、クロモリパイプ強靭かつ、しなやかさも相まって、乗り味が心地良くロングライドにピッタリと評判のモデルです。
レベルのSUPER PRESTIGEという自転車は、どんなモデル?
まず、先ほどご紹介したOPEN SPORTより上のモデルがNEW PRESTIGEです。
NEW PRESTIGEは、スケルトンはもとよりチューブセットから外観仕様まで自由にカスタマイズすることが出来ます。
乗り手との濃密な話し合いによってスケルトンのデザインをし、レディメイドやセミオーダーでは実現できない領域のチューニングを行うことが可能です、
経験豊富なサイクリストに評判のモデルです。
そして、SUPER PRESTIGEは、レベルオーダーメイドロードバイクの最高峰のモデルです。
マツダ社長自ら自転車のロウ接を担い、その証としてフレームに名が刻まれます。
スケルトンやチューブに関して仕様の変更も出来、手作業でカットされたラグには入念な作業が施され、NEW PRESTIG以上に惜しみなく、手間が懸けられた最上級のフレームです。
標準価格は、フレームとフォークセットで24万円です。
また、NEW PRESTIGEと同じくフレームサイズはスケルトン・フルオーダーで、使用チューブ、車体仕様ともにフルオーダーとなります。
塗装は、単色・マーク付きで2万円~追加、フロント・メカ台座直付小物は3千円追加、下地メッキ付きで1万5千円追加、下地メッキ付き右チェーンステー出しで1万7千円追加となります。
レベルは高齢者向け自転車もおすすめ!
レベルは、ロードバイクなどといったスポーツバイクだけではなく、高齢者向けの自転車もオーダー可能です。
それが、「優U」というモデルです。
バネのようにしなやかなクッション性を持った、U字型フレームが採用されています。
これは、膝や股関節が曲げにくいという方でも、脚を高く上げずに乗り降り出来る設計です。
乗り手の症状に合わせた製作するので、もう自転車に乗ることを諦めてしまったという方でも、また乗れるようになると評判です。
また、こぎにくい側の脚をサポート出来るなど、症状に合わせたオリジナルパーツもあり、快適な走行を手助けします。
丁寧に手作りした上で、乗り手の体に合わせて組み立てや調整を行ってくれるので、乗り心地も抜群です。
フレームは、競技用自転車でも使用されるクロモリ鋼を使用し、走行した時のショックをバネのようなクッション性で吸収してくれます。
その上、丈夫さも兼ね備えているので安心です。
標準完成車価格は、12万円です。
カラーはワインレッドとシャンパンゴールドがあり、その他の色にしたい場合は5千~の追加で好みの色に変更することが出来ます。
専用の後荷台を付ける場合は4千円の追加、後ろカゴを付ける場合は3千5百円の追加となります。
レベルの自転車をオーダーメイドしてみては?
今回は、マツダ自転車工場のレベルについて詳しくご紹介しましたが、素晴らしさが分かったでしょうか。
ロードバイクをこれから始める方も、買い替えを考えている人も、購入するならより快適に乗れるレベルのオーダーメイド自転車にしてみてはいかがでしょうか?