ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイク。
今ある自転車を簡単にグレードアップする方法は、まずはタイヤのホイールを替えることです。
ご贔屓にしている自転車屋さんと相談するのがベストですが、より安くオークションで落すという方法もあります。
逆に、要らなくなったホイールをオークションで売ったり、人に譲ったりする事もあるでしょう。
そんな時、不要になったホイールは、どのようにして送るのでしょうか?
また、どれぐらいの送料がかかるのでしょうか?
今回は、その疑問をまとめてみました。
タイヤのサイズは何センチ?
そもそも、自転車のタイヤの大きさはどれぐらいあるのでしょうか?
ロードバイクの場合、最も多く流通しているのが、700×23Cです。
最近はクッション性や、パンクのリスク回避の為に、700×25Cや、700×28Cも人気です。
数字の後の×23C、×25C、28Cとは、タイヤの太さのことです。
スピード重視の方は、地面との接地面が少ないほうがいいので、23Cがおすすめです。
逆に、ロングライド等、距離重視の方にとっては、体への負担が少しでも少ない25Cや28Cがおすすめです。
数字の前の700とは、タイヤの直径のことです。
700とは、70cmという意味なんで、これはママチャリでいう、27インチというサイズと同じです。
この700×23Cなどの数字はタイヤの側面に記載されていますので、簡単に確認できます。
MTBはこれよりも一回り小さく、26インチが主流ですので、直径は約66cmです。
見た目からしても、ロードバイクのタイヤの方が大きいですよね。
今回はロードバイクのホイールの場合で、送り方や、その送料をまとめていきます。
タイヤのホイールの梱包方法
では、タイヤのホイールはどのように梱包して発送すればよいのでしょうか?
スポークが折れないよう、また、ホイールが変形しないよう取り扱ってもらうことが重要です。
まず、1番簡単な方法は、自転車屋さんで、ホイールメーカーの段ボールを貰ってくることです。
ホイールを仕入れた際に使われた段ボールのほとんどは、ただ廃棄されるだけなので、それを譲ってもらいましょう。
直接来店もいいですが、電話で確認してからの方が、迷惑にならないかも知れませんね。
また、その時なくても、ホイールの仕入れ日時を教えてもらえるかも知れません。
ホイールの箱を使う利点は、ホイール専用の箱なんで、頑丈だという点でしょう。
それでは、ホイールを梱包していきます。
通常、このホイール用の段ボールは、ホイールよりも一回り大きな箱なんで、そこに斜めにして2本のホイールを納めます。
ホイールが重なる所は、段ボールなどをかませて傷がつかない工夫をしましょう。
傷が付かないようにするなら、ホイールと段ボールの隙間にもクッション材を入れると良いです。
さらに新聞紙を丸めたりと、動かないように固定すると、安定します。
また、タイヤ、チューブなどの装備品がある場合は別にしておくことも重要です。
さらにクイックレバーは取り外し、傷がつかないように個別に梱包して固定しましょう。
ホイールメーカーの箱は70×70×25のサイズが主流です。
利用する運送会社によっては、このサイズだと送料が変わってきますので、ご注意ください。
ホイールメーカーの箱が手に入らない時は、自分で段ボールで作るという手もあります。
その場合も、ホイールの梱包方法は変更ありません。
最後に「横積厳禁でお願いします」と記載し、段ボールがつぶれる事がないよう取り扱いに注意してもらいましょう。
タイヤのホイールをクロネコヤマトを利用した場合の送料とは?
クロネコヤマトを利用する際の最大の注意点は箱のサイズです。
クロネコヤマトの場合、重さよりも荷物の大きさで送料が大きくことなります。
3辺の合計は160cm以内なら、宅急便扱いができます。
160cm以上になると、ヤマト便扱いとなります。
この、宅急便扱いと、ヤマト便扱いとの差は、金額が大きく異なります。
宅急便扱い(160cm以内)だと、東京~大阪間だと、1,944円です。
ですが、ヤマト便扱い(160cm以上)だと、東京~大阪間は、3,036円になってしまいます。
差額が大きいので、クロネコヤマトを利用してタイヤのホイールを送る際は、できるだけ段ボールを手作りして、宅急便扱いで送ると送料が安く済みます。
また、クロネコヤマトの割引を利用する方法もあります。
集荷してもらうと、割引はありませんが、ヤマト運輸の取扱店や、営業所へ持ち込むと、100円割引されます。
そのようなサービスを積極的に利用するのもおすすめです。
持ち込んだ場合、宅急便扱いだと1,844円に、ヤマト便だと、2,936円になります。
タイヤのホイールをゆうパックを利用した場合の送料とは?
次に、郵便局のゆうパックを利用してタイヤのホイールを送った場合の送料を出してみましょう。
ゆうパックの場合、縦×横×高さの合計は170cmまでが利用可能です。
170cmまでが可能ということは、だいたいのホイールメーカーの箱の合計が165cmなので対応可能です。
ゆうパック(170cm以内)だと、東京~大阪間は、2,250円となります。
準備した箱のサイズが160cm以上170cm未満であれば、クロネコヤマトよりも価格は安くなります。
また、クロネコヤマトと同様、ゆうパックにも割引制度がありますので利用しましょう
郵便窓口に持ち込むと、120円の割引となります。
その制度を利用した場合、2,130円となり、さらにお得感が増します。
郵便局は、だいたいどの町にもあるので、利用のしやすさでもおすすめです。
タイヤのホイールを佐川急便を利用した場合の送料とは?
クロネコヤマト、郵便局ときたら、最後は佐川急便の送料もまとめておきます。
あまり佐川急便を利用してタイヤのホイールを配送したと聞かないと思います。
佐川急便は、個人契約よりも法人契約が多いです。
そのため、配達される側としての利用は、比較的多いのではないでしょうか。
もし、佐川急便を利用する場合は、佐川ラージサイズ宅急便というカテゴリーを利用することになります。
設定サイズが細かくできるので、せっかくなんで、東京~大阪間の、2サイズの送料を出してみました。
160cm以内の場合、1,944円となります。
残念ながら、クロネコヤマトの宅急便扱いの方が、少しだけ安いでしょう。
170cm以内の場合、2,484円となります。
残念ながら、ゆうパックの方が少しだけ安くなります。
また、佐川急便には持込割引がないので、値段の面では、他に劣る部分もあります。
しかし、集荷してもらうことができるので、どこよりも手軽さがある配達サービスでしょう。
宅配会社を決定する最大のポイントとは?
今回、クロネコヤマト、郵便局のゆうパック、佐川急便と3社の送料を比較してみました。
ただ、送料だけで運送会社を決めていいのでしょうか?
値段だけでいうと、一目瞭然ですが、配送を利用される方の環境も重視してください。
クロネコヤマトが一番安いけど、自宅の横に佐川急便の営業所があるかも知れません。
また、ゆうパックが一番安いけど、自宅の横のコンビニがクロネコヤマトの取扱店かも知れません。
取引の上で送料も重要ですが、「ご自身が利用しやすいのはどこなのか」も是非考慮してください。
タイヤのホイールの箱は、決して小さい物ではありません。
車が運転できる方だと、運搬も気軽にできます。
しかし、自転車しか乗れない人はどうでしょうか?
もしくは、徒歩しか無理な方もいらっしゃるかも知れません。
送料よりも利用しやすい場所かどうかも選ぶポイントになってくることでしょう。
運送会社を賢く選ぼう!
いかがだったでしょうか?
運送会社によって、取り扱いのサイズや送料は様々でしたね。
まずは、配送する際、どのような梱包をするかによってに変わってきます。
でも、案外、梱包する箱さえ準備できたら、値段もそこそこで配送できることをご理解頂けたのではないでしょうか?
もし不要なタイヤのホイールをご自宅で眠らせてる方は、是非利用してください。