スポーツ自転車であるロードバイクなどのタイヤに空気を入れようとしたけど、「空気が入らない!」そんな経験ありませんか?
力が少ない女性や、初心者にとって、ロードバイクやクロスバイクのタイヤに空気を入れる作業は、なかなか大変なものです。
ここでは、スポーツ自転車のタイヤに空気が入らないと悩んでいる方に、解決方法をお話していきましょう。
スポーツ自転車のタイヤに空気が入らない理由
クロスバイクやロードバイクでよく、耳にするのが、「タイヤに空気が入らない!」といったものです。
自転車バルブの種類は主に3種類あり、ロードバイクやクロスバイクに使用されているバルブは「フレンチバルブ」、または「仏式バルブ」といいます。
他には、マウンテンバイクに使用される「米式バルブ」ママチャリなどのシティサイクルに使用される「英式バルブ」があります。
シティサイクル、つまりママチャリ用の一般的な空気入れは、スポーツバイクには使用できません。
フレンチバルブの特徴は、重量も軽く、高圧にも耐えられる、空気圧の調整がしやすいというものです。
そのため、タイヤの空気圧が高圧になるロードバイク・クロスバイクにとって、非常に重要な役割を果たしています。
空気圧が高圧になるということは、力が無い女性や慣れていない方にとっては、空気が入りにくく、難しいと感じてしまうようです。
スポーツ自転車のタイヤに空気が入らない!入れる前の確認
ロードバイクやクロスバイクに使用されるのがフレンチバルブです。
このフレンチバルブを使用しているタイヤの空気圧は非常に高いため、初心者や女性では、空気が入らないことで、悪戦苦闘される方も多いです。
ロードバイクに乗る上では、空気入れを行う頻度は非常に高いものですから、いつまでも慣れないままだと、面倒な作業になってしまいます。
そこで、フレンチバルブの空気を少しでも楽に入れるために、コツとポイントをお伝えしていきましょう。
○空気を入れる前にまず確認することは、適正空気圧
まず、空気入れを用意する前に、確認することがあります。
それは、乗っている自転車タイヤの空気圧です。
ロードバイクやクロスバイクのタイヤは、ママチャリなどとは違って、非常に高圧な空気圧にすることで、本来の性能を発揮出来ます。
もし、空気を適正に入れていない場合、本来の性能を発揮出来ない他に、パンクなどの原因にも繋がります。
ですから、まずは自分のタイヤの適正空気圧を確認してから、空気を入れていきましょう。
タイヤの空気圧を確認するには、タイヤを見るのが一番簡単です。
タイヤ側面には、最大空気圧が表示されています。
この最大空気圧は、「これ以上空気を入れてはいけない」といった目安になるので、事前に確認しておきましょう。
タイヤに空気が入らない!少しでも楽に空気を入れるコツ
早速本題となる、自転車のタイヤに「空気が入らない」と感じてしまっている方へ、少しでも楽に空気を入れるコツとポイントをお伝えしていきましょう。
ロードバイクともなれば、空気を入れる頻度は非常に高くなりますから、空気入れが面倒にならないためにも、少しでも良いものを購入した方が、後々の空気入れも楽に行うことが出来ます。
そこで、おすすめの空気入れをご紹介します。
○おすすめの空気入れは?
『トピーク ジョーブロー ターボ』
トピーク社は、空気入れのポンプにいたっては、老舗メーカーであり、信頼性も高いです。
トピーク社の製品の中で、ミドルグレードにあたるのがこの空気入れです。
空気圧の精確性、メーターの見やすさ、空気の入れやすさも優秀です。
グリップ部分には、ラバー素材が採用され、持ち手部分もが大きいため、とても楽にエアーを注入することができます。
「空気が入らない」と悩んでいる方にもおすすめ出来る商品です。
『トピーク ジョーブロー エース』
同じく、トピーク社から最高ランクの空気入れもご紹介していきます。
この空気入れの何が凄いかというと、その空気注入量です。
最大260PSI(18気圧)まで対応しています。
また、2つのシリンダーを使用しているため、通常の空気入れより、約1.3倍ほど早く空気を入れることも出来ます。
プロのレース向けの空気入れなので、一般の方にはここまでの空気入れは必要ないかもしれませんが、これ一台でどんな空気入れにも対応できる、素晴らしいポンプです。
格安の空気入れには、空気圧計が取り付いていないものも多いです。
空気入れを購入する際は、空気圧計も装備されているものを選びましょう。
スポーツ自転車のタイヤに空気を入れよう!手順方法①
では、自転車ロードバイクタイヤの空気入れが準備出来たら、正しい空気の入れ方の手順をご紹介していきます。
○バルブ先端を緩める
バルブに取り付いている、キャップを外し、フレンチバルブの先端ネジを緩めます。
緩めるときは、バルブ先端にあるボルトを左(反時計回し)に回します。
ネジを上まで上げきったら、これで栓が解放され空気が入る状態になりました。
この作業を忘れてしまうと、どんなに頑張って空気を入れようとしても、空気が入らないので注意しましょう。
このとき、注意するのが、フレンチバルブの先端の扱いです。
フレンチバルブ先端は、非常に細くて華奢に出来ています。
そのため、適当な扱いをしたり乱暴に扱うと、簡単に破損したり曲がる原因にもなります。
このバルブが曲がってしまうと、空気漏れや空気が入らない原因になります。
もし曲がってしまったら、バルブコアを交換すればいいのですが、中には、このバルブコアを交換できないものもあります。
交換出来るものは、バルブコアがネジで挿入されているため、簡単に交換することが出来ます。
一方、交換出来ないタイプは、バルブコアが曲がってしまった場合、チューブごと交換するしかありません。
なので、バルブの取り扱いには、十分注意しましょう。
スポーツ自転車のタイヤに空気を入れよう!手順方法②
このバルブネジを上げきったら、上から指で下まで押す作業を行います。
この作業は、バルブの中のパッキンが固着してしまうことで、空気が入らないことを防ぐための作業になります。
空気入れのポンプを挿す前に、この作業を忘れずに行ってください。
空気入れの差し込み口にバルブを固定させ、しっかり空気を入れていきます。
ポンプをバルブに差し込む際は、バルブとの角度と合わせて、はめ込みましょう。
もしこれが、斜めになっていたりした場合、力で押し込むことで、破損の原因となります。
バルブを固定させる際は、空気入れのレバーを上にあげる事でロックされます。
(空気入れによっては、レバーを上げてロックするタイプ、レバーを下げてロックするタイプがあります。)
バルブと空気入れが固定された状態になれば、後は空気を入れるだけです。
では最後に、スポーツ自転車タイヤの空気入れを少しでも楽に行うための、空気入れのコツをお伝えしていきます。
スポーツ自転車タイヤに空気を入れるコツ
最後に、スポーツ自転車タイヤの空気入れのコツをお話していきます。
空気の入れ方ですが、ただ体重をかければいいというわけではありません。
力のかけ方や姿勢を意識すると、だんだんと上手く出来るようになります。
初心者に多い空気入れの際の力のかけ方は、空気入れの真上から、腕だけで体重をかけるもの。
しかし、この空気の入れ方だと、腕ばかりに負担がかかってしまいます。
空気入れと身体が離れている分、無駄な力ばかりを使っていることになります。
○空気を入れるコツは?
空気入れのバーの上から身体全体をのしかかるようにして、真上から力をかけるように入れていきます。
その際、腕だけを使うのではなく、脚も利用して、体重をかけていくことがポイントです。
空気が入らない原因として、バーが一番下まで押し切らず、短く押してしまうことが考えられます。
短く押している場合、バーが押し返される感覚があるかと思います。
これは、タイヤまで空気が届かず、ポンプの中で空気が圧縮されてる状態なのです。
空気を入れるポイントは、バーをしっかり上まで引いたあと、一番下まで押し切って、ポンプ中の空気を全部押し出すようにしましょう。
バーを下まで押し込むために、瞬発力が重要になります。
空気入れの際、ゆっくり力をかけると空気の圧に押し戻されてしまうので、入れるときは、一気に最後まで入れきってしまいましょう。
スポーツ自転車の空気入れをマスターしよう
ロードバイクなどのスポーツバイクに多く使用されているのが、フレンチバルブです。
このフレンチバルブは、高圧であるタイヤについているため、空気が非常に入れづらいと、感じてしまう方も多いようです。
空気入れは、少しのコツをつかめば、そんなに難しい作業ではありません。
今回は、少しでも楽に入れる方法をご紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください。