ロードバイクはスピードが出るので、事故の時の衝撃は、ママチャリとは比べ物になりません。
ヘルメットは必ず被りましょう!
今回は、ヘルメットのお手入れ方法と耐用年数、壊れて修理したいときに、買い替えをおすすめする理由を書いていきます。
また、国産の人気ヘルメットメーカー・OGKの破損交換制度についてもご説明します。
ロードバイクのヘルメットの重要性と購入時の注意点
ヘルメットは身の安全を守るため、大事なものです。
twitterでは定期的に「法律上は必要ない」派と「ヘルメットをつけない人は公道を走らないほうがいい」派がタイムラインを賑わしています。
ただ、前者は「ヘルメットは不要だ!」「ヘルメットなんかいらない」といっているわけではなく、自転車乗りの多くの人は、「ヘルメットがあったので助かった」というような経験があるはずなので、「ヘルメットは着用した方がよい」というのは共通なのです。
このことからわかる通り、法律上では必要はありませんが、何か事故などがあった時に助かるもので、強くヘルメットの着用を推奨します。
1人で事故を起こす場合もありますが、予想もしないことから事故に巻き込まれる場合もあるので、そのようなことに備えるのも大事です。
ヘルメットを購入する時のポイントは、ヘルメットを被ってみて自分の頭にしっかりとフィットする物を選ぶことです。
メーカーによっても設計思想も違うので、合う合わないもあり、好みのヘルメットを被ることができない場合もあります。
また、メーカーの修理サポートがしっかりしていることも大切です。
値段の違いはヘルメットの重量の差ですが、気を付けたいのは「JCF公認シール」があるかないかです。
確認をしましょう。
JFC公認シールを知らない方も、このシールのあるものを選べば間違いはありません。
JCFとは、日本自転車競技連盟の事ですが、自転車のイベントなどでこのJFC公認シールがない場合、出場できないイベントもあるので注意しましょう。
濡れたまま放置しないで!ヘルメットのお手入れ方法
ヘルメットが濡れた時は、どのようにしていますか。
汗を大量にかいたり、雨が降る中を走った後など、ヘルメットをそのままにしてしまっていることも多いのではないでしょうか。
しかし、濡れたままのヘルメットをそのままにするのはやめましょう。
水に濡れたままだとライナーが劣化しますし、ヘルメットの寿命も縮めてしまいます。
また、湿気があることでカビが生えてしまう可能性もあり、衛生面から見てもよくありません。
ヘルメットの日頃のお手入れは、雨天走行や汗をかいた後には、水分を取り除くことが重要ですし、基本のお手入れです。
それでは、濡れた時のお手入れ方法をご説明していきましょう。
まずは、タオルで水分をしっかりと拭き取ってから乾かしましょう。
ただし、ヘルメットを乾かすために、直射日光に当てたり、暖房器具などで乾かすと、紫外線による劣化や熱でシェルが変質してしまうので、絶対にやめましょう。
そして、ヘルメットは日陰の風通しのよい場所で乾かしましょう。
ヘルメットが汚れてしまった場合は、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませ拭き取った後に、乾いた布でしっかりと乾拭きをしましょう。
ベンジンやシンナー、ガソリンなどの有機溶剤や有機溶液系のクリーナーは、シェルの発泡スチロールに影響する可能性がありますので、絶対に使わないで下さい。
次はヘルメットなどのキズを自分で修理する商品をご紹介します。
小さい傷の修理なら!クイックスのリペアシステムがおすすめ
ヘルメットなどのキズを、今までのコンパウンドとは違う方法で修理します。
ドイツ生まれのQUIXX(クイックス)は新しいキズの修復システムです。
全く新しいリペアシステムで、周囲の塗装を移動することでできたキズを埋めることができます。
キズが付きやすい、シフトケーブルやブレーキケーブルのすりキズ、フレームのヘッドチューブやトップチューブなどのキズに諦めていた方には嬉しいですね。
コンパウンドは、キズ周りの塗装を削り、色を馴染ませてキズを目立たなくするものでしたが、クイックはポリッシュ剤の有効成分でキズと周辺を磨くと塗装と馴染んで広がり、キズを埋めて表面も均一することができます。
実際の塗装色でキズを埋めるので元に近い状態なります。
自転車フレームからヘルメットやホイールなどのパーツにも幅広く利用でき、実際の色を使って修復できるので、メタリックや特殊カラーにも使用できます。
浅い~深いキズまで対応できるので効果は自転車の世界で認められていますし、ドイツの自転車メーカーでも純正採用されている実績もあります。
カーボンや金属、プラスチックなどに使用できますが、目立たない箇所でチェックしてから使用するようにしましょう。
ヘルメットが壊れて修理したい!OGKなら破損交換制度がある
ヘルメットが壊れたら修理しますが、破損交換制度という保証サービスがあります。
OGKカブトで対象の商品を購入したユーザーには、商品破損した時に、「ヘルメット破損交換制度」という半額保障のサービスがあります。
破損交換登録店で対象のヘルメットを購入時に、店頭で製品の登録をすると、破損した場合に、新品の同じヘルメットが定価の半額+消費税で交換できる保証です。
サービスには、次の条件が必要です。
1.「破損交換登録店」で購入すること
2.登録店で購入した時に、「破損交換登録」をすること。(販売店からOGKカブトへ登録してシリアルナンバー管理)
3.登録店で「破損交換制度」の説明を受ける。(インターネットや通販で製品を購入しても登録はできない)
4.保証期間は購入登録後、1年以内。
ヘルメット交換する時は、登録販売店で「破損交換登録書」、「破損したヘルメット」、「交換費用」を持参して申し込みます。
なお、破損した場合の交換制度適用は1回限りで交換品の再登録はできません。
OGKカブトの「破損交換制度」のことを詳しく知りたい場合は、破損交換登録店かOGKカブトへ問い合わせるとよいですね。
OGKカブトのShop Listで破損交換登録店の最新情報を見てみましょう。
ヘルメットの形状の変化!国産ヘルメットOGKカブトも!
ロードバイクのヘルメットの主流は、丸型ヘルメットやキノコ型です。
プロのロードバイク選手も流線型から丸型ヘルメットに変わりつつあります。
スペシャライズド、カスク、ボントレガーなどの海外のメーカーに続いて、2016年頃から日本メーカーも本格的に丸型ヘルメットに力を入れ出しました。
日本で着用者が多い国産ヘルメットの「OGKカブト」ですが、流線型のロードヘルメットが比較的手頃な値段で購入できるので、ホビーライダーに人気でした。
今までのOGKカブトは「Zenard(ゼナード)」シリーズがフラッグシップモデルで、流線型のロードヘルメットですが、2016年のサイクルモードに新ヘルメットを出展した時は、コンセプトモデルがエアロっぽくなりました。
大きく変化した部分は、ベンチ穴の位置と数、後頭部の形状で、より丸くなりました。
OGKカブトが実験を積み重ねて誕生したAERO-R1は、快適性とエアロダイナミクスを追い求めたショートエアロヘルメットです。
発売予定は2017年5月を予定していましたが残念なことに発売延期となり、数ヶ月後の予定となります。
発売が待ち遠しいヘルメットです。
OGKカブトは国内シェアが高いので、このようなヘルメットのタイプが店舗に並んでくると、国内ロードレースのヘルメットも変わるかもしれません。
次は修理するか買い替えるかを決める耐用年数についてです。
修理するなら買い替え!ヘルメットの耐用年数と衝撃吸収能力
ロードバイクに乗る時は、ヘルメットが必要ですが、ヘルメットには耐用年数があります。
法的な強制力は現状はないですが、ヘルメットは必ず着用した方がよいですね。
しかし、着用するにしてもヘルメットは購入したからと言って、ずっと使えるわけではありません。
耐用年数があります。
そのヘルメットの耐用年数は、3年となっていて、メーカー側ではヘルメットが3年以上経過すると緩衝材の経年劣化が始まるので、使わないで保存していたヘルメットでも交換した方がよいということです。
また、3年が耐用年数なのはロードバイクのヘルメットだけではなく、オートバイのヘルメットも同じく耐用年数が3年ということです。
他にも、使用してはいけない条件があり、「ヘルメットに強い衝撃があった時」です。
ヘルメットは、衝撃が合った場合に緩衝材がクッションになり、衝撃を和らげます。
そのため、ロードバイクから落車して頭をヘルメット越しに打っても、衝撃を緩衝材が吸収して頭を守ります。
このように衝撃を吸収してくれますが、場合によってはヘルメットの外装が無傷の場合があります。
外装が無傷だと、ヘルメットが見た目にはキズがないので、大丈夫そうに感じますが、緩衝材が衝撃を吸収できるのは1回だけです。
2回目の落車では、緩衝材が衝撃を吸収できないので、その場合は修理ではなく買い替えが必要です。
このようなことから、「3年以上経過したヘルメット」と「強い衝撃を1回受けたヘルメット」は買い替えましょう。
ヘルメットのお手入れと耐用年数!OGKの破損交換制度が安心
ヘルメットの取り扱い方についてご説明しました。
耐用年数は3年を目安に交換されるのをおすすめしていますが、一度でも衝撃を与えると、ヘルメットとしての役割を果たせなくなりますので、壊れたヘルメットは修理より買い替えしたほうがよいでしょう。
小さな傷なら修復できるアイテムもありますので、活用してみてください。
ヘルメットを正しく使って、安全にロードバイクを楽しみましょう!