自転車をお持ちでも屋根付きの車庫に置いている方だけではないと思います。
また、自転車で買い物や幼稚園などの送り迎えをしている人は多いと思います。
晴れの日は良いけれど雨はお困りになっているのでは?
そんな方に雨の日でも買い物も安心できるかごカバーの作り方や晴れの日でもチャイルドシートのカバーの必要な理由と自転車のサドルカバーの作り方などもご紹介します。
自転車のカバーを使う理由
せっかく自分専用のお気に入りの自転車を買ったら、長く大切に使いたいと思うことでしょう。
そこで、着脱が面倒ですが『自転車カバー』をかけると、汚れやサビや傷から愛車を守ることが出来ます。
屋根がない駐輪場に停めていて、鳥のフンを落とされてがっかりすることもあるでしょう。
長い時間そのままにしておくと日光でカラカラにこびり付いてしまうので、見つけたらなるべく早く拭き取らなければなりません。
更に外に置いておくと雨や風など天候によっても汚れます。
また、屋外での保管は、その他に紫外線の影響で塗装が次第に光沢がなくなり、だんだん色褪せ、樹脂やゴムの部分も劣化してしまいます。
このようなことを防ぐためにも自転車にカバーをかけておくと安心でしょう。
しかし、自転車にカバーをかけることのデメリットがあります。
それは、使う時に外すのが面倒ということと、着脱時にかえって自転車に傷を付けてしまう心配もあるところです。
しかし、傷が付けてしまうということに関しては、最近では改善している作り方がなされています。
自転車カバーの選ぶポイントと素材比較
自転車カバーにも簡易的なものから、本格的なものまで種類があります。
それでは、どんなタイプが使いやすいのでしょうか。
おすすめなのは、強い風雨でも破れない丈夫なものが良いです。
更に突風が吹いてもカバーが外れて飛んでしまわないように、カバーの下にストッパーが付いているものがおすすめです。
物によっては、真ん中にバックルが付いているものもあります。
また、自転車全体をすっぽり覆う大きさであることが必須です。
大きすぎても風が吹いたときにバタバタして音がうるさいですし、なるべく自転車の大きさにぴったりのものを選ぶようにすると良いでしょう。
他に必要になる要素としては、防水・撥水加工がされているものを選ぶことです。
ポリエステル素材は、強度も高く耐水性が高いです。
更に雨による汚れやサビを防ぎ、紫外線にも強いので、カバーとしては最適な素材です。
ポリエステル素材の他にも、ナイロン素材は引っ張っても破れにくい素材なのでおすすめです。
また、自転車カバーは100円ショップでも売られていますが、ポリ塩化ビニール素材なので、強度が弱くすぐ破れてしまいます。
そのため、何回も買い直すこととなりやすいです。
このことを考えると作り方の工夫もされた物で、ナイロンかポリエステル素材のカバーを選んだ方が良いでしょう。
自転車のチャイルドシートのレインカバーは必要?
小さなお子さんがいる場合、自転車のチャイルドシートを使用されていると思いますが、雨の日はどうされていますか。
チャイルドシートにレインカバーがないと、お子さんに雨風がそのまま吹き付けますし、運転している方が傘を持てば大丈夫とお思いかもしれませんが、大変危険な行為です。
この場合、傘が風で煽られることや、ハンドルが片手しか持つことが出来ないため転倒する危険があります。
更には、お子さんの雨風はそこまで防ぐことが出来ません。
そのため、チャイルドシートのレインカバーを付けてあげると安心です。
付けるメリットは、雨風がお子さんに直接当たることを防ぐことが出来ます。
更にレインカバーは、適度に空気が入るような作り方をしてあるので、カバー内が酸素不足になることもありません。
その他にもメリットがあり、冬は必要以上の厚着をさせることがなくなり、夏は紫外線から守れます。
また、チャイルドシートの汚れを防ぐことが出来るので、毎回拭く必要もありません。
自転車カバーに雨が溜らないために!カゴの蓋の作り方をご紹介
いざ、自転車カバーをかけておいても、雨が降るとカゴの部分がへこんで雨水が溜まってしまいます。
そのため、カバーをはずす時に周りに雨水が飛び散って自転車や自分の服を濡らしたり、他の人に水がかかってしまうかもしれません。
そうならないように、ちょっとした工夫をしてみましょう。
カゴに蓋を付けるのです。
ホームセンターなどでべニア板(厚さ9㎜、45cm×30cm)と角棒20cmを用意してください。
作り方は、まずべニア板をカゴの上に載せて、板の下にカゴの形を鉛筆でなぞります。
なぞった鉛筆の線の外側1cmのところに更に線を書き、それに沿ってジグソー(電動ノコギリ)などでベニア板をカットします。
カットしたら板の周囲が滑らかになるように、サンドペーパー(150番)をかけてください。
カットした板の裏側にズレを防ぐよう、角棒を4つに切り、ボンドで貼り付けます。
これで完成です。
カゴが蓋で傷つくことが嫌なら、板の裏や角棒がカゴと当たる部分に、薄いクッション材を貼るのも良いでしょう。
自転車のカゴカバーの作り方と付けるメリット
自転車のカゴを雨が溜まらないようにする蓋のお話しをしましたが、カゴと言えば小さい小物などはちょっとした反動で金網から落ちてしまいそうになります。
そこで、物が落ちないように自分でカゴカバーを作ってしまいましょう。
素材に注意して、雨でカゴがサビないよう、雨にも強い撥水加工をしてある生地を選ぶと良いでしょう。
作り方ですが、まずカゴの外周と高さを測ります。
生地を(外周+1cm)×(高さ+13cm)、(横+2cm)×(縦+2cm)になるよう、1枚ずつカットしてください。
外周の生地を縫い合わせ、袋状にします。
このとき、ハンドルの金具より下になる部分は、斜めに折って三角形のような形になるよう縫っていきます。
下の部分は3つ折りにして縫い、紐を通します。
そして、蓋の上部に来る部分にファスナーを縫い付けます。
このファスナーを付けることで、カゴカバーを毎回外すことなく、使うことが出来ます。
カゴにカバーを被せて、カゴの下で紐を縛れば取り付けが出来ます。
このようにカゴカバーを自分で作れば、生地も自分好みの柄を選ぶことが出来る上に楽しいですし、皆に自慢したくなることでしょう。
また、カゴカバーを付けることで、荷物が落ちることもなくなり、ひったくりに遭うこともなくなります。
更に自分の自転車だとすぐわかる目印にもなり、大変便利です。
自転車をオリジナルに!サドルカバーの作り方
カゴカバーの作り方のお話しをさせていただきましたが、カバーと言えばサドルカバーもおすすめです。
長く自転車に乗っていると、サドルの生地が傷んだりめくれてきたりします。
めくれてきた事以外に悪い箇所がないと買い替えるのももったいないと思うでしょう。
それならば、サドルカバーも手作りしてみましょう。
女性なら、カゴカバーとお揃いの花柄やドット・ストライプなどの生地で作ると、可愛くなります。
気分でたまに交換するのも良いでしょう。
作り方は、厚紙にサドルの形を書き留めて、型紙を作ります。
座面と側面の型紙に沿って生地をカットし、縫い合わせて下の部分を3つ折りにして縫い、ゴムを通せば出来上がりです。
また、型紙を作るのが苦手と思えば、100均でサドルカバーを買うことも出来ます。
そのままで使っても良いし、カバーに自分の好きな生地を縫い付けて簡単にアレンジすることも出来ます。
サドルカバーも外出先で雨が降れば一番濡れやすい部分ですので、撥水加工の生地がさっと拭けて便利です。
自分の愛車を大切に扱って、いつまでも綺麗さを保ちましょう。
自転車を長く乗るために必要なカバーと少しおしゃれになるカゴ・サドルカバー作り方
自転車が雨・風に弱いことはわかったと思います。
大切な自転車を長く乗るために、カバーを付けて置いておいた方が良いですね!
また、お子さんの気持ちになるとチャイルドシートのカバーの必要性も感じられたと思います。
毎日乗る自転車だから、カゴやサドルもおしゃれににして楽しく乗りたいものです。