自転車に貼っているシールは、ステッカーから、学校指定のものまで様々です。
一度貼ってしまったシールやステッカーは、なかなか接着力が強く、綺麗に剥がすことができませんよね。
そこで、自転車に貼ってある、シールを綺麗に剥がす方法を、今回はご紹介していきます。
自転車シールを剥がしたい!綺麗に剥がす方法は?
自転車のシールを綺麗に剥がす方法をご紹介します。
シールの粘着剤は、温めることで粘着力が弱まることが多いので、ドライヤーで温めるのがおすすめです。
その際は、火気厳禁のオイルなどを使うと危険なので一緒に使用しないようにしましょう。
また、シールを濡らしても問題ない材質であれば、熱湯をかけても良いでしょう。
ドライヤーを使う方法は、どの家庭にも大体あるものなので、手軽で簡単なシールの剥がし方です。
剥がし方についてご説明していきます。
まず、剥がすシールにドライヤーの温風を当てて温めます。
温めると粘着剤が柔らかくなり、シールの粘着力が弱めて剥がしやすくなります。
クラフトテープなどのゴム系の粘着剤は特に熱に弱いのでドライヤーを使うのは効果的です。
気を付けないといけないのは、ドライヤーで温める時に近すぎると粘着剤が溶けて綺麗に剥がせないこともあるので、適度に離して温風を当てて、当てる時間を短めにするということです。
もし、自転車を熱するときは、熱に強そうな素材でも温風を当て続けることで表面のコーティングが剥がれることもあるので、目立たない場所で一度試して確認してから剥がすようにしてください。
家庭にあるもので、自転車シールを剥がす方法!①
身近にあるもので自転車のシールを剥がす方法をご紹介します。
おすすめなのは、ライターオイルを使うことです。
シールが綺麗に剥がれずに、シール跡が残ってしまった時は、オイルをかけてティッシュで軽くふき取れば簡単にシールを剥がすことができます。
この方法を行う時は綺麗に剥がせるまで、ゴシゴシこするのは避けて、何度か「オイルをかけてサッと拭く」のを繰り返してみてください。
オイルは、蒸発するのが早いので臭いが残ることもなく、紙製品だったとしてもシミになることはありません。
短時間で綺麗にシールを剥がすことができます。
また、以前に伊藤家の食卓という番組があったときにご紹介されていた意外な裏技もあります。
それは、市販のハンドクリームを使うことです。
剥がし切れずに残ったシールの粘着部分にハンドクリームを塗りこみ、しばらく置いてからこすると簡単に剥がすことができます。
使用するハンドクリームは、水分が多いサラッとしたタイプがおすすめです。
馴染みやすく取れやすいのです。
他にも、消しゴムを使った剥がし方もあります。
シールやテープを剥がした後に残ったテープ跡は、消しゴムで強めにこすることで取れます。
シールを剥がした後、セロテープやガムテープなどの粘着面を、テープで跡を軽く叩くと、ベタベタが少しずつ取れていきます。
家庭にあるもので、自転車シールを剥がす方法!②
家庭の台所にあるものでも自転車のシールを剥がすことができます。
まずは、お酢を使ったシールの剥がし方をご紹介しましょう。
ティッシュや脱脂綿に酢をしみこませ、ベタベタした粘着箇所に数分間つけておきます。
酢の成分によってシールのベタベタが溶かされるので、剥がしやすくなります。
他にも、台所洗剤などの中性洗剤を使ったテープの剥がし方もあります。
剥がし方は剥がし残ったベタベタした部分に洗剤をつけ、10分ほど置いてからヘラでこすり落とします。
洗剤の界面活性剤が、粘着部分を浮き上がらせる働きを利用した剥がし方です。
ちなみに、テープを剥がした時は、変色しないように水拭きを忘れないようにしましょう。
また、シールの剥がし残し部分に液体をかけた時に、ラップを被せて放置するとより効果的です。
サランラップなどのラップを被せることによって、液体が揮発するのを防ぐことができます。
なお、置いておく時間は長くなるほど浸透しますが、シールの材質と液体の相性次第では、変色したり劣化したりする恐れがあるので注意してください。
シールのベタベタに、KURE556が使える!
金属の防錆や潤滑に活用されるKUREのCRC 5-56という赤いスプレー缶はどの家庭置いてあると言える程、有名な潤滑剤です。
このKURE CRC 5-56は、独特の臭いがありますが、様々な用途で使える便利なアイテムで人気です。
メーカーのふれこみによると、KURE CRC 5-56は錆を取り、軋みを抑え、金属の動きを滑らかにできる潤滑剤で、回しにくくなったカギ穴やギーギーと音が鳴るドアのヒンジ、ペダルが重くなった自転車のチェーン、ギシギシ音が鳴るPCチェアなどに対応できる万能スプレーです。
このKURE CRC 5-56を使えば、自転車のシールを綺麗に剥がすことも簡単にできます。
まず、シールを剥がした後に残った粘着部分にKURE CRC 5-56を吹き付けて20分くらい放置します。
その後、手で粘着部分をゴシゴシとこすり、その後ウエスで拭けば綺麗に取れます。
KURE CRC 5-56は強い浸透力を持ち、吹きかけることで金属の表面に薄い被膜を張って高い潤滑性と防錆性を発揮するスプレーです。
つまり、KURE CRC 5-56には、浸透力のある油分によって粘着部分の成分を溶かすという働きがあるからシールを綺麗に剥がすことができるのです。
自転車の防犯登録シールって剥がしてもいい?防犯登録の意味は?
自転車のシールと言えば防犯登録シールがありますが、自転車の防犯登録のシールを剥がすのはいいの、と疑問に思う方もいることでしょう。
自転車の防犯登録は義務として法律で定められています。
このことから、防犯登録のシールは剥がさない方がいいです。
自転車の防犯登録制は、自転車の盗難予防と被害回復を促すことを目的としています。
自転車防犯登録は、平成6年6月20日に施行された法律によって、利用者の義務であると定義されています。
このことから防犯登録は、自転車の所有者を明確にするものなのです。
自転車の防犯登録をすると、警視庁のコンピュータに防犯登録番号などのデータが10年間登録されるので、盗難などの被害に遭った場合でも自転車が発見されやすくなります。
なお、警視庁にデータが登録されるには大体2ヶ月ほどかかります。
それまでは、お客様控の登録カードをコピーして保管しておくといいでしょう。
防犯登録の有効期限は登録した日の翌年初から10年間となっていますので、登録してから10年過ぎても継続する場合は、登録料の500円(非課税)を支払い、改めて「新規登録」することになります。
防犯登録シールを剥がすと、盗難自転車と間違われる可能性も!
それでは、自転車に貼っている防犯登録のシールを剥がすとどのような問題が起きるのでしょうか。
人が乗っていない状態の自転車置き場で行われる日中の検問であれば、「盗んで使っている自転車」であることより、「本人が使っているが、防犯登録をしていない自転車」である方が警察の目に付きやすいため、職務質問される確率が高くなります。
つまり、盗難自転車であったとしても被害届けをしていなければ、所有者が確認できないため、盗まれたかどうかの区別をつけることはできないということです。
自転車の防犯登録と車両番号は紐づけされているため、車両番号から登録者の個人情報を辿ることは可能です。
お持ちの自転車の車両番号がどこにあるのか確認してみるといいでしょう。
自転車の販売店で売られている自転車には全て車両番号が付いています。
以上のことから自転車の防犯登録シールを剥がすのは、盗難車と疑われ職務質問をされることもあるので、剥がさない方が無難です。
自転車のシール剥がし方法!
自転車のシール跡にお困りの方、多いのではないでしょうか?
今回ご紹介した、シール剥がしは、比較的簡単に行うことができます。
ぜひ、一度試してみてはいかかでしょうか。
防犯登録シールは、間違っても剥がさないようにしてくださいね。