自転車に乗っていると、ペダルが空回りしてしまうことがありませんか?
実はこれは、すごく危険な状態なんです。
空回りしてしまうということは、どこかが故障している可能性があります。
出来れば、すぐに専門店で見てもらったほうがいいでしょう。
今回は、空回りしてしまう原因について調べてみました。
自転車が故障した!?空回りしてしまう原因
ペダルが空回りするのは、とても危険です。
空回りして全く自転車が動かなくなれば、自転車屋で修理をするか、自転車を交換するか、になりますが、たまにペダルが空回りする場合は、そのまま乗る人もいます。
どうしてペダルがたまに空回りするのが危ないのかといいますと、発進するときや上り坂でペダルを踏み込む時は、力を入れて踏み込むので、その踏み込んだ勢いで転んで怪我をする可能性があるからです。
ペダルがたまに空回りするようなら、早めに自転車屋に行って、故障を直してもらいましょう。
ペダルが空回りする原因は、スポーツ車によく使用されるカセットフリーですが、このフリーボディの爪が摩耗することや、スプリングが折れてしまうことが原因です。
修理をする方法は、フリーボディを替えることです。
この部品がなければハブごと交換することになります。
フリーホイールの空回りは、シングルギアの一般車にも起こることがあります。
注油をすれば、一時的に直りますが、また、空回りする可能性がありますので、空回りした段階で点検をすることが必要になるでしょう。
自転車の空回りはフリーが故障してしまっている!?
自転車で走っていて、チェーンが歯飛びしてないのに空回りするなら、後輪のフリーホイールのラチェットが故障してきている可能性があります。
この場合は、分解修理は難しいので、フリーを替えることになるでしょう。
故障の原因は、爪の摩耗や欠けなのか、爪を起こすバネが錆びて折れてしまったのか、中でグリスが固まって爪が起きる邪魔をしているのか、などの問題が想定できます。
グリスの問題なら、灯油で洗えば直ることがあります。
灯油で洗うときは、爪とリングスプリングは溝をきれいにしましょう。
組むときは、ボールが入るところにグリスを塗り、ボールを付けて逆さにしても落ちないようにしてください。
そして、爪を押さえてボールが落ちないように組みましょう。
しかし、この作業はとても困難なため、自転車屋に修理をお願いするのをおすすめします。
バネの折れなら、部品を交換しないといけません。
部品代や工賃にお金がかかりますので、フリーごと替えるほうが安くつくこともあります。
自転車の空回りの原因はチェーンの伸び?!
長く自転車に乗ると、ギア歯が摩耗します。
前のギアより後ろの歯が、より早く摩耗します。
後ろの歯のほうが、歯数が少ないため回転数が多くなるからです。
後ろのスプロケットを替えても、チェーンが延びていると チェーンも替えないといけないときもあります。
また、前のチェーンリングの歯の摩耗が激しいときは、交換しないといけません。
3点を交換をすると、金額が高くつきます。
スポーツ車なら 3点交換する人もいますが、ママチャリで3点交換をする人は、ほとんどいません。
歯飛びは、チェーンとスプロケット・フロントチェーンホイールが上手に噛み合わないで、その歯を飛ばしてチェーンが回ることです。
チェーンとスプロケットは、チェーンのコマとスプロケットの歯が噛み合いハブを転がして、ホイールを回しています。
そのため、チェーンのコマの間隔が伸びてきて、スプロケットは摩耗するのです。
チェーンとスプロケは同じように摩耗するのですが、片方を新しくすると噛み合わないので、スプロケの歯とチェーンのコマの間隔がずれて歯飛びが起こります。
そして、空回りという故障につながるのです。
自転車チェーンの交換時期っていつ?
自転車のチェーンの交換時期は、だいたい3000kmから5000kmです。
また、雨ざらしでメンテナンスをしない状況でも、錆びがすごくなって交換しないといけなくなることがあります。
この時期には、チェーンが切れたり、空回りしたり外れやすくなったりすることが増えます。
そのため、だいたい3000kmから5000kmくらいで、チェーンを替えるのをおすすめします。では、3000kmの距離をどのように知るか、ということですが、距離メーターを付けて距離を知る人もいます。
毎日一定距離を走っているなら、距離×日数でだいたいの距離がわかります。
計算をしていない人は、ある程度で計算をして、自転車屋で故障がないかチェックしてもらうのが良いでしょう。
また、チェーンが元の長さより0.7%ほど増えるとチェーンが伸びていることになるので、チェーン交換の時期になります。
例えば、100cmのチェーンが100cm7mmになったら、交換が必要だということです。
チェーンには注油が大切!空回りは潤滑不足も関係している!
自転車のチェーンの空回りは、スプロケットの摩耗とチェーンのオイル不足が原因になります。
そのため、チェーンにオイルを注油してください。
注油するときは、チェーン表面の錆や古いオイルをきれいにしてから、注油しましょう。ペダルを持って空回りする向きに回し、スプレーを吹きかければ、チェーン全体にオイルを散らせます。
この時、チェーン以外にオイルがかからないように気をつけましょう。
全体にオイルが行き渡れば、5分くらい待って油をなじませてください。
それから、ウエスでチェーンの表面を握って、チェーンを空回りすれば、汚れが落ちます。
そして、錆の防止のためにチェーンの表面を護る機械油を塗ります。
チェーンは、薄い板の部品に円柱の部品が挟まれ、それが連なっているので、この円柱の部品にオイルを注油しましょう。
オイルの塗り過ぎは、汚れの原因です。
注油は数的ほど垂らせば、大丈夫なので、塗り過ぎに注意しましょう。
注油が終われば、ギアを切り替えながらペダルを回し、ギアの表面とチェーンにオイルを馴染ませ、使っていないウエスでチェーンの表面を拭いてください。
いらないオイルが付いていたら、表面にホコリやゴミが溜まって、動きがにぶくなってしまいます。
次は、自転車を故障させないで長く乗るコツをご紹介していきます。
自転車を故障させずに長く乗るコツ
自転車を故障させないで長持ちさせるコツは、自転車を錆びさせないことです。
自転車は鉄のパースを使用するため、ねじが錆びたら修理や調整ができなくなります。
チェーンが錆びたら、乗ると重いし、空回りする危険もあるし、変速もなめらかにできません。
ブレーキワイヤーが錆びたら、切れることがあるので、かなり危険です。
そのため、まずは自転車を濡らさないようにしましょう。
できるだけ屋根のある場所に保管してください。
それが無理なら、自転車シートを使用すれば、自転車が劣化したり故障したりするのを遅くすることができます。
また、自転車が濡れるたびに水を拭きとれたら良いのですが、それが無理ならオイルで錆びを防いでください。
ブレーキや変速機のワイヤーは、組み付け時にインナーにグリスを付けると水分が入るのを防止できます。
また、組み付けた後でも、ワイヤーの孔から潤滑剤を噴くと良いでしょう。
もし錆びたら、金属のブラシや錆落としなどを購入して擦るのも可能です。
擦ったら、防錆剤を塗ってくださいね。
自転車を長く乗るにはやはりメンテナンスが大切
自転車の空回りの原因と対処法をご紹介しました。
自転車の空回りは、様々な原因が考えられます。
やはり自転車は、メンテナンスが重要だということが、おわかりいただけたと思います。
メンテナンスをしてあげることで、より長く自転車に乗れるでしょう。
一番は、専門店に持っていくのが安全で安心ですね。