大事な愛車のロードバイクは、常に綺麗にメンテナンスしておきたいですよね。
ロードバイクのチェーン洗浄をしてみようと思った時に必要となるのが、チェーンクリーナーですよね。
このチェーンクリーナーは、色々なメーカーから沢山の種類が出ていて、どれを使えばいいのか悩んでしまう方が多いと思います。
今回は、ロードバイクのチェーンの洗浄方法とおすすめの洗剤をご紹介させて頂きます。
ロードバイクのチェーン洗浄におすすめな洗剤①
ロードバイクのチェーンを洗浄するなら、洗剤は「ワコーズ」のチェーンクリーナーを使うことをおすすめします。
通常のパーツクリーナーは、汚れを落とすのにかなりの量を使わなければいけません。
しかし、ワコーズのものなら少量で済みます。
後はタイヤを回転させつつ、ウェスなどのいらない布切れでチェーンを挟んでやれば、あっという間に汚れはなくなります。
これなら壁や床が汚れる心配もありません。
洗うたびに玄関先が黒く汚れてしまい、今度は洗い場を綺麗にする羽目になったという人も多いことでしょう。
しかし、チェーンクリーナーなら余分な掃除をする必要がなくなるのです。
手間が少しでも省けるのは嬉しいですよね。
パーツクリーナーでももちろん汚れを落とすことは出来ます。
ですが、見違えるほど綺麗になったという印象はあまり受けません。
やはりチェーン専用のクリーナーということが大きいのでしょう。
クリーナーの他は特別な道具はいりません。
使い古しの歯ブラシが一本あれば、それで軽く擦り、水で流してやれば新品と変わらないくらいのものに生まれ変わりますよ。
ロードバイクのチェーン洗浄におすすめな洗剤②
自転車のチェーンを洗浄すれば、その周りにあるパーツの寿命も延ばすことに繋がります。
しかし、埃や砂がオイルと混ざったものは、こびり付いていてなかなか取れません。
そのため洗剤は市販されている洗濯用の洗剤を水で薄めたもので構いませんが、徹底的に汚れを落としたければ、専用のチェーンクリーナーを使うことをおすすめします。
ただし、洗濯用洗剤は、廃液の処理が簡単という利点があります。
チェーンクリーナーは他のものに染み込ませて捨てなければならないので、少しだけ手間が掛かります。
どちらが良いのかは時間と相談して下さい。
チェーンクリーナーの具体的な使い方ですが、チェーンの隙間を中心に、スプレーのように吹き付けてやりましょう。
洗い終わった後に残る液体は、スプロケットの洗浄にも使えます。
とても役立つものですが、難点は値段が高いということでしょう。
クリーナーに含まれている成分によっても違いますが、プラスチック製のパーツを傷めにくいものほど値段が上がる傾向があるようです。
とはいえ、お徳用のものでも十分汚れは落とせます。
綺麗に仕上げたい気持ちもあるかもしれませんが、無理をして高いクリーナーを買わなくても大丈夫ですよ。
おすすめの洗剤を使ったチェーン洗浄方法
チェーンの洗浄は10~20分ほどで終わります。
特殊な道具なども必要はなく、「ワコーズ」のチェーンクリーナーとウェス、そして自転車を支えておくスタンドを用意すれば大丈夫です。
まずは、後輪を取り外し、ギアにチェーンクリーナーを軽く振りかけます。
そして、ウェスをギアとギアの間に挟み込み、左右に動かしてやればこびり付いていた汚れがどんどん落ちていきます。
この時、ついでにギアを小さいものに替えておくと良いでしょう。
作業が終わった後、後輪を取り付けやすくなります。
後輪が綺麗になったら元の位置に戻して、今度はスタンドを使ってチェーンの掃除に取り掛かります。
ペダルを反対に回しながら、チェーンにクリーナーを振りかけて、全体に行き渡るようにして下さい。
そうしたら先程のギアのように、やはりペダルを逆方向に回しつつ、ウェスでチェーンを挟みながら拭いていきます。
これで作業は全て終了です。
クリーナーの値段は種類によって差がありますが、安いものでも十分な性能を持っているので、無理に高いものを買おうとしなくても良いですよ。
そこは予算と相談して下さい。
もしピンと来なければ、洗濯用の洗剤を水で薄めて使いましょう。
クリーナーほど汚れは落ちませんが、そこそこの効果を発揮します。
めんどくさがらないで!チェーン洗浄の大切さ
チェーンの洗浄は大事なことですが、面倒臭いと感じる気持ちも分かります。
そんな時や、時間がない場合は布で拭き取るだけでも良いでしょう。
何もしないよりはマシになります。
オイルを差す前には必ず掃除をするというのが鉄則のようになっていますが、怠ったとしてもすぐに事故へと繋がることはありません。
オイルを差さないことの方が、チェーンが切れる可能性があるので、よほど危険です。
とはいえ、掃除をしないと路上に落ちている小石や砂、埃などがオイルにくっついてしまうため、スプロケットやクランクが擦り切れるのはもちろん、見た目も良くありません。
やはり最低でも布で拭くくらいのことはしましょう。
チェーンは上下から見ると、矢印が付いているのを確認することが出来ます。
その部分は触ると回転するので、拭く時はそれを転がすように拭いて下さい。
なお、拭く時に使う布についてですが、タオルは繊維がほぐれて糸くずが出るので、着なくなった衣類や靴下などを使う方が最適でしょう。
おすすめはホームセンターなどに売っている「ショップタオル」です。
キッチンペーパーのようなものですが、厚手で破れにくく、洗剤やクリーナーを使っても垂れにくいというメリットがあります。
室内で効率よくチェーンの洗浄をする方法
チェーンの洗浄は、初回は屋外でやることをおすすめします。
慣れないうちは周りや地面に飛び散る洗剤やクリーナーの量を把握していないため、上手く加減が出来ません。
そのため、室内で行うと辺り一面が汚れてしまい、後片付けが大変になってしまいます。
もし部屋で行う場合は、床全体に新聞紙を敷き詰め、チェーンの周りにはダンボールを敷きましょう。
念のため、壁にもダンボールを立て掛けておくと良いかもしれません。
基本的に洗浄機を使ったチェーンの洗浄は月に1回、オイルを足すのは週に1回のペースでやれば良いです。
洗浄機を使う場合、ディグリーザーと呼ばれる洗浄液を使った後、水で洗い流さなければなりません。
室内でやるなら水道水で満たされた500mlのペットボトルと、廃液や廃水を捨てるためのバケツを用意して下さい。
あらゆる手間が省け、作業が楽になります。
また、洗浄液が垂れると床に染み込む可能性があります。
あらかじめウェスをバケツや洗浄機、洗う自転車の各部品の下などに敷いておきましょう。
これで部屋の中でもチェーンを洗うことが出来ます。
チェーン洗浄後に注油するチェーンオイルの種類
チェーンを洗浄したら、洗剤を落としてからオイルを差します。
このオイルは呼び名がいくつかありますが、共通するのは「注油」として使うケミカルであるということです。
大きく分けると「ドライ」「ウェット」「ワックス」の3つになります。
ドライタイプは天気や環境に左右されず、乾いているのでチェーンが汚れにくいという特徴があります。
そのため何か作業をしても、手があまり汚れません。
しかし耐久性は低いので、こまめに塗り直す必要があります。
普段からメンテナンスをしている人におすすめです。
ウェットタイプは粘り気が強いので、悪天候でも油分が抜けることがありません。
しかしその反面、乾いた環境に弱く、日差しが強い日などは汚れやすいというデメリットも持っています。
ワックスタイプはチェーンの美しさを保つにはうってつけなので、比較的人気があると言えるでしょう。
とりあえずどれかを常備しておきたい場合はドライタイプを、雨や雪の多い季節や、マウンテンバイクかシクロクロスを所持しているならウェットタイプが良いでしょう。
汚れを付けたくなければワックスタイプが最適です。
状況に応じて使い分けることが最も良い方法なので、一通り試したら、次はセラミックやチタンが混ざったものなどを使ってみましょう。
大事なロードバイクを綺麗にメンテナンスしておこう!
家の掃除と一緒で、ロードバイクの洗浄もずっとやらないでいると頑固な汚れがこびりついてとれなかったりしますよね。
これでは後々のお掃除が大変です。
汚れから思わぬ事故に繋がったりもするので、便利な洗剤を使って、安全の為にもしっかりメンテナンスするようにしましょう!