mtbでトレイルを楽しんでいる方やこれから始めるという方に、mtbでトレイルのおすすめな関東周辺のmtbコースを調べてみました。
ひとつ忘れてはいけないのが、トレイル(山道)はmtb乗りの人だけが利用するということではないということです。
mtbでトレイルする際は、十分に注意しマナーを守って走行しましょう。
関東周辺mtbでトレイルするなら、ふじてんがおすすめ
プロmtbフリーライダー高橋大喜がプロデュースしたmtbパーク「ふじてん」は、関東都内近郊から90分でアクセスできる近さと、富士山・河口湖の眺望を楽しめるコースの2点からおすすめです。
「ふじてん」には、7コースありますので、それぞれご紹介します。
1つ目は、「Grasshopper(グラスホッパー) 」です。
スキーゲレンデを自由に走行できるのが特徴的です。
芝生コースなので、転倒によるけがを心配する必要がなく、初心者に最適のコースです。
2つ目は、「Roller Coaster(ローラーコースター) 」 です。
すり鉢状のスムースな路面が続く前半に対し、後半はテクニカルな路面が続く変化に富むのが特徴です。
幅広いレベルの方に楽しんでいただけると思います。
3つ目は、 「Bashamichi(馬車道)」です。
シングルコースの中に、ドロップオフなどの縦の動きが加わり、走行していて気分のいいコースです。
ふじてんで1番人気のコースです。
4つ目は、「Little Whistler(リトルウィスラー)」です。
ビッグジャンプが続く上級者用のコースです。
日本国内ではなかなか楽しむことができない浮遊感を満喫することができます。
5つ目は、「Dark volcano(ダークボルケーノ)」です。
ふじてんだからこそのコースで、溶岩地帯を走行することができます。
ライン取り次第では、滑らかに走行できるようになるので、トレイルの練習にも良いです。
6つ目は、「Matty’s loops(マティーズループス)」です。
溶岩や根っこなどのバリエーション豊富なコースです。
海外でも知られているコースとして有名です。
7つ目は、「Skillpark(スキルパーク)」です。
テーブルトップとドロップオフがそれぞれのレベルに合わせているため、練習にとても良いコースです。
様々なことをこのコースでできるので人気なコースとなっています。
関東周辺でmtbトレイルするなら富士見パノラマリゾート
関東周辺でトレイルをするなら、長野県にある富士見パラノマリゾートが有名です。
冬にスキー、夏にmtbを楽しむことができると共に、夏場の快適な気候で人気があります。
mtbイベントがよく開催されることで、特に全日本選手権が開催されることで有名です。
個室タイプのゴンドラで車体を頂上まで運び、見晴らしの良い景色を前にスタートするのは、富士見パノラマならではです。
mtbコースは、Aコース、Bコース、Cコースの3つに分かれています。
スタートしてすぐ、けもの道が続きますが、けもの道を抜けると、富士見パノラマのダウンヒルがスタートします。
日が差し、辺りを見渡せたコースを背に、山中のコースに入ると、目の前には大自然が広がります。
自然の良さを残しつつ、スタッフにより整備がされているので、安心して走ることができるコースになっています。
それでも、コース中には急カーブや段差が所々に存在するため、安全運転に気を付けることを忘れずに、思う存分に楽しんでもらいたいコースです。
関東の高峰山mtbワールドでトレイルを楽しむ!
関東でトレイルをするなら、栃木県と茨城県の県境に位置する高峰山にある、ダウンヒルコースの「高峰山mtbワールド」が有名です。
このコースは、大きく4つのセクションに分かれています。
第1セクションでは、スタートしてすぐに筑波山を一望できます。
筑波山を眺めた後は、ダウンヒルコースがはじまり、つづらおりのコースが続きます。
第2セクションでは、第1セクションよりも難易度が高いつづらおりのコースが前半続き、後半は岩場のコースになります。
第2セクションに入る際に、車道を横切るため、トップスピードで横切ることがないように注意して下さい。
各々のレベルに応じて、第2セクションを迂回し、第3セクションに入ることも可能です。
第3セクションでは、水場が登場します。
スピードを維持したい方は、そのまま思い切りよく突っ込むことを勧めます。
第4セクションでは、木の梯子でできたラダーコースが登場します。
自分なりの感覚でコース取りを試すことができ、面白いコースです。
最後に、急な坂を上った先に、ゴールがあります。
初心者から楽しめる関東のパレ那須オフロードパーク
他に関東で楽しむといったら、栃木県にあるパレ那須オフロードパークが楽しいです。
常設のmtbコースがあり、トレイルの練習にも良く、程よくスピードとスリルを楽しめるシングル・ダブルトラックが多いです。
初心者向けには、ライディングスクールが用意され、安心して楽しむことができます。
メインのコースとしては、ダウンヒルコース、スラロームやスイッチバック、10連ジャンプなどバリエーションに富んだ、多種多様なコースが用意されています。
そのため、初級者から上級者まであらゆるレベル層の人が、各々のレベルに応じたコースで楽しむことができます。
また、最近には、ライディングテクニックを学ぶことができるスクールが開校されているので、自分のレベルに合わせたテクニックの習得を目指すことができます。
施設から260m高いところにある、標高875mのスタート地点までトラックで搬送してもらうことができます。
搬送される際に、木と木の間から見える景色は絶景であり、トラックによる搬送も、隠れた魅力の1つだと思います。
mtbでトレイルする前に!トレイルを知ろう
実際に関東近郊でmtbを楽しむ前に、トレイルについて一度振り返ってみましょう。
まず、トレイルは、掘られることで生まれます。
人や馬が通る道は、昔から往来のたびに地面が掘られていき、そのたびに人の手で直されてきました。
そのような道のうち、山間部にあるような道が「切り通し」として存続してきました。
今後も、トレイルは掘られるたびに、その都度直され存続していくと考えられます。
また、トレイルは、消えていくこともあります。
人や馬が往来するところにトレイルができることとは逆に、人や馬が往来しなくなったところからは、トレイルは消えていきます。
往来がなくなると、藪や蔓にすぐに埋もれていってしまいます。
他に、環境保護の大切さも考えてみましょう。
世の中には、自然保護と環境保護という2つの考え方がありますが、トレイルを楽しむ私たちは、環境保護を意識していく必要があります。
つまり、今ある環境をいかにして守っていくのかという認識が大切になります。
さらにトレイルをするには、周りへの配慮が必要です。
トレイルを楽しむ私たちは、思う存分にスピードを出して楽しむことがありますが、時と場所によっては、他人に危険を感じさせてしまいます。
周囲の人々への配慮が大切になります。
トレイルを走る際の注意点
トレイルのことを知ったし、さて、関東近郊のトレイルコースをmtbで楽しもう、と思っている方、まだ大事な事があります。
トレイルを守っていくためには、登坂路に轍をつけないように注意する必要があるということです。
轍が一度ついてしまうと、トレイルの大事な土砂を流してしまう可能性があり、その場合には、無理をせずにバイクから「降りる」ことが必要です。
もしも轍がついてしまった場合には、足で消すことを忘れてはなりません。
トレイルを守るためには、コース取りも大切になります。
「トレイルから外れない」という基本的なルールがありますが、人があまり通らないトレイルでは、あえて道から離れ、外側の草むらを通る判断も必要になります。
集団で走行する際には、前走者が通った轍を通らないようにすることで、轍が修復不可能になるようなダメージを与えない心がけも大切になります。
また、雨上がりや雪解けの時期は、状況をよく踏まえた上で、水分を多く含み緩んでいるトレイルを通ることを避け、代わりに、南向きの日当たりが良い部分や、水はけが良い部分を選んで走行しましょう。
マナーを守りトレイルを楽しむ
目的やスタイルは違いますが、山が好きなのは、ハイカーもマウンテンバイカーも一緒です。
ハイカーと山道で出会ったら停止して、道を開けmtbを降りて道を譲るなどしましょう。
お互いの気遣いがあってこそのトレイルですね。