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シマノ・アルテグラの変速機の評価!機械式と電動式の違い

2019.1.10

一部を除き、ロードバイクは複数のギアを持ちますので、変速という作業がとても重要になります。

シマノのロードバイク用コンポ「アルテグラ」には、ワイヤーで変速機を動かす「機械式」と、モーターで変速機を動かす「電動式」があります。

今回は双方を紹介していきますので、ご自分の用途に合った選択の手助けになれば幸いです。

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「変速機」の本来の意味

まず「変速機」という言葉を聞き慣れない方もいらっしゃると思いますので、ロードバイクの変速の仕組みも併せてお話しします。

変速機=ディレイラーという扱いをされていますが、本来変速機というのは一つのパーツではなく、動力を車輪に伝える機構のことを指しています。

欧米ではこれをドライブトレインと呼び、変速機=ディレイラーという解釈が一般的になっている日本でもドライブトレインが浸透しています。

そのため、今回は変速機は「ディレイラー単体」、動力を車輪に伝える機構は「ドライブトレイン」という解釈でお伝えしていきます。

自転車が動力を車輪に伝える仕組みは、前後のギア(歯車)に繋がっているチェーンをクランクを回すことで動かすというものです。

そして、ギアは特殊な自転車を除き複数枚付属していますので、前後のギアにチェーンを掛け替えることで車輪の回転数を変化させることが可能になります。

これが「変速」であり、チェーンの掛け替えを行うのがディレイラーなので、「変速機」という扱いになっています。

さらに変速の指示を行うシフトレバーも含め、この一連の流れに関係するパーツをドライブトレインと称し、これにブレーキを加えた一式を「コンポ」といいます。

今回の主役である「アルテグラ」は、シマノのロードバイク用コンポのグレード名であり、上から2番目のグレードになります。

ロードバイクの変速機の主流は機械式

前項でお伝えしたように、変速機はディレイラーであるという解釈で進めていきますが、ロードバイクの変速は「機械式変速」が主になります。

シフトレバーとディレイラーがワイヤーで繋がっており、レバーからの指示でワイヤーを引いたり、解放したりすることで、ディレイラーがチェーンを掛け替えていくという仕組みです。

そして、ディレイラーは前後にあり、基本仕様は同じですが少し役目が違います。

フロントはチェーンを掛け替えるディレイラー本来の機能だけですが、リアはチェーンのテンション(張り具合)を調整する機能もあります。

チェーンは前後のギアの組み合わせで、一番長くチェーンを使用する長さになっているので、組み合わせによってはダブついてしまいテンションが緩んでしまいます。

それを常に張った状態にするのが、リアディレイラーの役目になります。

また、シマノ・アルテグラには、ディレイラーをモーターで動かす「電動式変速(Di2)」もありますので、これについてはのちほど詳しくお話しします。

シマノ・アルテグラの変速機の評価①フロント編

機械式変速における変速機(ディレイラー)は、単体で変速性能を判断できるものではなく、クランク、ギア、シフター、チェーンなど連動性のある全ての総合評価になります。

その評価ですが、インプレ情報や筆者の個人的な経験からも、シマノ・アルテグラの特にフロント変速は滑らかで、レバーの押し込みも軽いです。

これはシマノの中でもアルテグラとデュラエースにしか導入されていない、フロントギアの特殊加工によるところが大きいと言われています。

「ホローグライド」と呼ばれる技術で、アウターギアを中空構造にすることで、剛性を高めています。

それによって、歯車がたわまずにチェーンをしっかりと受け止めるので、「スパッ」と一発で変速が決まります。

そして、ディレイラーもそれに一役買う存在であり、2017年のモデルチェンジではコンパクトサイズになり、空力性もアップしています。

また、ワイヤーケーブルのテンションを調整するアジャスターが本体内蔵になったので、調整がしやすくもなっています。

シマノ・アルテグラの変速機の評価②リア編

続いては、シマノ・アルテグラのリア変速機についてお話しします。

リアディレイラーは車輪の外側にある構造上、転倒した際や細いところをすり抜けていく時に障害物にヒットする可能性が高い部分です。

それを2017年のモデルチェンジにより、横に張りだしの少ない「シャドー形状」にすることで、トラブルの低減を図りました。

これにより空気抵抗を少なくすることにも繋がっており、現在のトレンドでもあるエアロ形状のフレームとの相性も抜群という評価を受けています。

また、アルテグラには軽いギアに対応する「ロングケージ」のディレイラーも用意されています。

リアギアは軽くなるほど歯車が大きくなりますので、そこにチェーンを届かせるようにロングケージのディレイラーが必要になります。

アルテグラには「34T」という超ワイドレシオな軽ギアがありますので、ディレイラーもそれに対応しているということです。

シマノ・アルテグラの電動式変速コンポ「Di2」のメリット

さて、先ほど少し触れましたが、シマノ・アルテグラには変速機をモーターで動かす「Di2」と呼ばれる電動コンポがあります。

機械式に比べ、コンポ一式で7万円以上と高額になりますので、それを補って余りあるメリットが欲しいところですが、十分にあるという意見が多いです。

まず何と言っても変速に全くストレスがないという評価が圧倒的で、分かりやすく言えばアルテグラの電動式と、1グレード上のデュラエースの機械式では、アルテグラの電動式の方がスムーズというレベルです。

そして、シフトレバーのアクションも、機械式とは比べものにならない小ささです。

機械式ではワイヤーを引っ張りますのでそれなりに大きな力が必要になり、レバーを強く押し込むようなアクションになります。

しかし、電動式はスイッチを指先で軽く押せば即座に反応しますので、手の小さい方や女性も苦労することがありません。

また、機械式はワイヤーが伸びてしまうなどして調整が必要ですが、電動式は初期調整さえ行えば基本的には狂うことがありません。

何らかの事情で再調整が必要になっても、マニュアルを見ながらボタンを数回押すだけなので、数分で作業が完了します。

シマノ・アルテグラ「Di2」の驚愕の機能!

シマノ・アルテグラの電動式変速Di2ですが、電動で変速機を動かすことのメリットは、快適性の飛躍的な向上ということになります。

また、最後に電動式にしか行えない変速方法をご紹介しておきます。

★シンクロナイズド・シフティング

シンクロモードにすると、フロントディレイラーがリアディレイラーの位置を検知して、スピードや回転率に応じて最も効率の良いギア比になるように、自動的にシフトチェンジを行います。

これによって、チェーンとフロントディレイラーの干渉による音鳴りを防止する、トリム操作も不要になります。

また、セミ・シンクロモードでは、フロントを手動操作するとリアが補足のような形で自動変速を行い、急激なスピードのアップダウンを防止してくれます。

さらに、ワイヤレスユニットを使用してスマホやタブレットと連携すれば、多段変速の設定や、自分の好きなタイミングでの自動変速も設定することが可能です。

アルテグラなら機械式でも十分だが電動式は次元が違う!

今回は、シマノ・アルテグラの変速方法についてお伝えしました。

アルテグラはシマノの上位コンポなので、機械式変速も快適性や正確さでは上々のレベルと評価されています。

そして、電動式変速はその数段上を行くものであり、価格的なハードルはありますが、一考の価値は十分にあります。

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