ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

シマノ・アルテグラグレードのホイールの位置付けは?

2018.12.17

シマノ・アルテグラと言えば、ロードバイク用のコンポや釣り具を思い浮かべる方は多いかと思いますが、ホイールは思い浮かばないかもしれません。

それと言うのも、「アルテグラ」という名前は製品名には入っておらず、グレード「相当」という扱いになっているからです。

そういったことも含め、今回はアルテグラのホイールについてお話しします。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

揺るぎないフラッグシップ!シマノ・デュラエースの価格検証

シマノのロードバイク用コンポ「デュラエース」は多くのプロ選手も愛用する、メーカーの「顔」とも言え...

生産国別!自転車のメーカーでおすすめなところをご紹介!

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクやミニベロなど、様々な自転車を目にする機会が増えました。...

シマノのクランクキャップを専用工具なしで回す方法を検証!

シマノのクランクのクランクキャップは取り外しに専用工具が必要です。 しかし、あまり重要視されな...

ロードバイクのタイヤでヒルクライム向きなのはどういうもの?

ロードバイク愛好家に人気の「ヒルクライム」というレースがあります。 文字通り、山や丘の上り斜面...

ヒルクライムの適正ケイデンス数の目安は、90RPM前後?

ケイデンスってご存知でしょうか? ケイデンスとは、1分間あたりのペダル回転数になります。 ...

ロードバイク『バーテープ』のおすすめランキングTOP10!

ライド中、常に手に触れるパーツであり、ライドフィーリングに大きな影響をもたらすのがバーテープです。 ...

ピナレロ・ドグマF10はプロ専用か?インプレ評価を検証

ピナレロの現在のフラッグシップモデルと言えば「ドグマF10」です。 インプレ情報には「スーパー...

シマノハブのベアリング構造とグリスアップの重要性と方法

自転車の各パーツの中でホイールはとても重要なパーツです。 楽しく長く自転車ライフを楽しむために...

ロードバイクのタイヤを新品にした場合の交換方法と注意点!

タイヤが磨り減るとパンクしやすくなるため、1年から2年に一度はタイヤ交換が必要になってきます。 ...

trekのロードバイクの中古品を購入するメリット・デメリット

ロードバイクは一般的なママチャリとは値段が大きく異なりますので、いざ購入する段階になるとその価格に尻...

trekのロードバイクは評価が分かれているが実際には?

世界でもトップクラスの販売台数を誇るtrekのロードバイクは、その汎用性の高さから様々な評価、評判が...

ロードバイクの重量と速度との関係性!その効果とは!?

ロードバイクのカスタマイズでは、重量の軽量化を重視されている方もいるでしょう。 ロードバイクの...

ロードバイクのブログから見る!広島のおすすめロングライド

ロードバイクに乗っている方は、楽しんで走れるロングライドコースなどの情報へのアンテナを張っていること...

ロードバイクのタイヤサイズは700cだけ?太さは?

ママチャリなどの一般的な自転車は、タイヤの大きさが自転車そのもののサイズとして扱われていますので、大...

giantのクロスバイク!女性向けのモデルと選び方は?

健康作りやエクササイズに、自転車に乗る女性をよく見かけますよね。 ただ、「自転車」と言っても、...

スポンサーリンク

シマノ・アルテグラのコンセプトとは

冒頭でもお話ししましたが、現在シマノのホイールは、コンポでも最上位モデルである「デュラエース」以外は製品名にグレードの明記がありません。

しかし、アルテグラもホームページの製品紹介ページでは、コンポの項でホイールも一緒に紹介されていますので、そのホイールが相当するグレードのものと考えてよいかと思います。

コンポのアルテグラのコンセプトは、シマノのトップモデルであるデュラエースを幅広いユーザー層にアピールしていくというものです。

そのため、技術や思想は確実に踏襲しつつ、原材料や製造過程を工夫してコストを抑え、ホビーライダーでも手の届きやすい価格にして販売するのがアルテグラです。

そして、このコンセプトはホイールにも確実に活かされています。

アルテグラグレード相当のホイールは現在、「WH-RS700-C30-TL」と「WH-RS500」の2機種がありますが、いずれもシマノの中核を担うとまで評されている人気ホイールです。

シマノ・アルテグラグレードのホイール概要

前項でお伝えしたアルテグラグレードのホイールは、シマノ全体ではミドルグレードの位置付けになります。

トップグレードのデュラエースはフルカーボンリムの機種や、チューブラータイヤ対応のものもあり、プロが使用するレーシングモデルです。

価格的にも30万円を超えるものもあり、一番安いもので16万円ですから、さすがに手が出しやすいとは言えませんし、用途も限られてきます。

一方、アルテグラグレードはレースの練習用から普段使いまで用途は幅広く、後述しますが価格も5万円~10万円前後と抑えられています。

特にWH-RS500は、ロードバイク最初のホイール交換に推奨されることが非常に多く、初心者からステップアップするには格好のホイールです。

また、WH-RS700-C30-TLはアルミの上からカーボンをラミネートするという、シマノ独自のコンポジットリムです。

フルカーボンになれば軽量でレースの決戦用にもなりますが、上記のように価格が飛び抜けてしまいますので、カーボンリムをミドルグレードの価格で実現するために、コンポジットリムを選んだのでしょう。

アルテグラグレードの上級モデル「WH-RS700-C30-TL」

それではここから、シマノのアルテグラグレードに相当するホイールを、詳しくご紹介していきます。

【WH-RS700-C30-TL】

参考価格:¥94,675(税込)

重量:1540g(前後セット)

対応タイヤ:チューブレス、クリンチャー

リム素材:アルミ/カーボン

リムハイト:前・24mm 後・28㎜

リム幅:20.8mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

アルテグラグレード内での上級モデルになります。

アルミ・カーボンのコンポジットリムは、デュラエースグレードからの継承という形でアルテグラグレードにも投入されています。

前作の「WH-R81-C50」がリムハイト50mmだったのに対し、こちらは24~28mmと汎用性も意識したノーマルハイトになりました。

前後非対称のリムハイトは、横風の影響を受けやすい前輪はハイトを低くしてハンドル操作をやりやすく、受けにくい後輪は高くしてエアロ効果を高めるという効果があります。

また、アルミ・カーボンのコンポジットリム共に、このホイールの大きなポイントとなるところは、後輪の特殊なスポークの組み方にあります。

「オプトバル」と呼ばれるもので、ドライブ側(チェーンが掛かっている側)の本数と反対側の本数が2:1になる組み方です。

ドライブ側には反対側に比べ2倍のテンションが掛かるという分析結果を基にドライブ側の強度を上げたわけですが、左右均等と応力の掛かりをよくする効果があります。

それによって、加速力が増しますし、たわみやねじれが抑えられますので、耐久性もアップします。

コスパ最強「WH-RS500」

続いてもシマノのアルテグラ相当のホイールになります。

【WH-RS500】

参考価格:¥55,473(税込)

重量:1649g(前後セット)

対応タイヤ:チューブレス、クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:24mm(前後同じ)

リム幅:20.8mm

スポーク本数:前・16本 後・20本

「WH-6800」の後継としてリリースされた機種で、「6800」はコンポのアルテグラの一世代前の型番ですから、正当なアルテグラグレードの後継ということになります。

何と言っても注目なのは価格で、他メーカーの同グレード品と比べ、1.5~2万円は安いです。

しかも、この価格帯でチューブレス対応のリムを採用しているモデルは中々ありませんので、将来的にも有望なホイールです。

リムの構造上少し重量は嵩みますが、そこはシマノの高性能ハブがカバーをしますので、走りの軽さは十分に体感できます。

また、アルミリムにステンレス製のスポークの組み合わせは、強靭で耐久性に優れていますので、気を使わずに扱えるという点でも安心して使用することができます。

シマノホイールの下位グレード

先述の通り、アルテグラグレードのホイールはシマノではミドルグレードになりますが、上位のデュラエースは冒頭で触れましたので、ここではシマノの下位グレードも確認しておきます。

下位グレードのホイールは、シマノのホームページではコンポのミドルグレード「105」の項で紹介されています。

105はコンポではミドルグレードですが、相当ホイールは下位グレードなので注意をして頂きたいところです。

このグレードになりますと厳しい表現をすれば、売りは価格だけです。

と言うのも、このグレードであれば完成車に最初から付属してくることもあるので、グレードアップ目的で交換するホイールとは言えません。

また、重量が1800~2000g程度ありますので、交換による性能アップをそれほど体感できない可能性が高いです。

そのため、価格は1.5~3万円前後の範囲ですから確かに魅力は感じますが、コスパはさほど高くないと言わざるを得ません。

アルテグラグレードの比較対象になる他メーカーのホイール

それでは最後に、シマノのアルテグラグレードのホイールと比較をして頂くために、他メーカーのミドルグレードの機種をご紹介します。

価格はメーカーによってばらつきますが、メーカーの位置付け重視とします。

【カンパニョーロ:ZONDA(ゾンダ)】

参考価格:¥75,056(税込)

重量:1535g(前後セット)

対応タイヤ:クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:前・26mm 後・30mm

リム幅:24mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

WH-RS500の前作WH-6800時代から、ライバルと言えばこのゾンダです。

ゾンダの方が軽量で若干レーシーというのは現在も変わりませんが、強靭で耐久性に優れ、扱いやすく汎用性が高いという点では非常に似通った性質と言えます。

カンパニョーロのホイールはデザイン性の評価はシマノより正直上なので、見た目も重視するならゾンダに軍配というところです。

【フルクラム:Racing3(レーシング3)】

参考価格:¥90,720(税込)

重量:1560g(前後セット)

対応タイヤ:クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:前・27mm 後・30mm

リム幅:24mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

ミドルグレードでは最強のレーシングホイールという評価が多いホイールで、リムの剛性が高い硬めのホイールです。

シマノのオプトバルと理論的には同じ効果である、「2to1スポークレシオ」という技術を採用しており、加速力に秀でています。

性格的にはWH-RS700-C30-TLが近いので、ライバルとして比較検討したいところです。

最初のホイール交換に最適!

今回は、シマノのアルテグラグレードのホイールをご紹介しました。

上位グレードの技術を踏襲した高性能ながら、素材や製造過程に工夫をしてコストを抑え、手の出しやすい価格になるという優れものです。

特に最初のホイール交換にはおすすめであり、ロードバイクの楽しさを教えてくれるホイールかと思います。

 - SHIMANO, SHIMANO ULTEGRA, メーカー, ロードバイク