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シマノ・アルテグラグレードのホイールの位置付けは?

2018.12.17

シマノ・アルテグラと言えば、ロードバイク用のコンポや釣り具を思い浮かべる方は多いかと思いますが、ホイールは思い浮かばないかもしれません。

それと言うのも、「アルテグラ」という名前は製品名には入っておらず、グレード「相当」という扱いになっているからです。

そういったことも含め、今回はアルテグラのホイールについてお話しします。

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シマノ・アルテグラのコンセプトとは

冒頭でもお話ししましたが、現在シマノのホイールは、コンポでも最上位モデルである「デュラエース」以外は製品名にグレードの明記がありません。

しかし、アルテグラもホームページの製品紹介ページでは、コンポの項でホイールも一緒に紹介されていますので、そのホイールが相当するグレードのものと考えてよいかと思います。

コンポのアルテグラのコンセプトは、シマノのトップモデルであるデュラエースを幅広いユーザー層にアピールしていくというものです。

そのため、技術や思想は確実に踏襲しつつ、原材料や製造過程を工夫してコストを抑え、ホビーライダーでも手の届きやすい価格にして販売するのがアルテグラです。

そして、このコンセプトはホイールにも確実に活かされています。

アルテグラグレード相当のホイールは現在、「WH-RS700-C30-TL」と「WH-RS500」の2機種がありますが、いずれもシマノの中核を担うとまで評されている人気ホイールです。

シマノ・アルテグラグレードのホイール概要

前項でお伝えしたアルテグラグレードのホイールは、シマノ全体ではミドルグレードの位置付けになります。

トップグレードのデュラエースはフルカーボンリムの機種や、チューブラータイヤ対応のものもあり、プロが使用するレーシングモデルです。

価格的にも30万円を超えるものもあり、一番安いもので16万円ですから、さすがに手が出しやすいとは言えませんし、用途も限られてきます。

一方、アルテグラグレードはレースの練習用から普段使いまで用途は幅広く、後述しますが価格も5万円~10万円前後と抑えられています。

特にWH-RS500は、ロードバイク最初のホイール交換に推奨されることが非常に多く、初心者からステップアップするには格好のホイールです。

また、WH-RS700-C30-TLはアルミの上からカーボンをラミネートするという、シマノ独自のコンポジットリムです。

フルカーボンになれば軽量でレースの決戦用にもなりますが、上記のように価格が飛び抜けてしまいますので、カーボンリムをミドルグレードの価格で実現するために、コンポジットリムを選んだのでしょう。

アルテグラグレードの上級モデル「WH-RS700-C30-TL」

それではここから、シマノのアルテグラグレードに相当するホイールを、詳しくご紹介していきます。

【WH-RS700-C30-TL】

参考価格:¥94,675(税込)

重量:1540g(前後セット)

対応タイヤ:チューブレス、クリンチャー

リム素材:アルミ/カーボン

リムハイト:前・24mm 後・28㎜

リム幅:20.8mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

アルテグラグレード内での上級モデルになります。

アルミ・カーボンのコンポジットリムは、デュラエースグレードからの継承という形でアルテグラグレードにも投入されています。

前作の「WH-R81-C50」がリムハイト50mmだったのに対し、こちらは24~28mmと汎用性も意識したノーマルハイトになりました。

前後非対称のリムハイトは、横風の影響を受けやすい前輪はハイトを低くしてハンドル操作をやりやすく、受けにくい後輪は高くしてエアロ効果を高めるという効果があります。

また、アルミ・カーボンのコンポジットリム共に、このホイールの大きなポイントとなるところは、後輪の特殊なスポークの組み方にあります。

「オプトバル」と呼ばれるもので、ドライブ側(チェーンが掛かっている側)の本数と反対側の本数が2:1になる組み方です。

ドライブ側には反対側に比べ2倍のテンションが掛かるという分析結果を基にドライブ側の強度を上げたわけですが、左右均等と応力の掛かりをよくする効果があります。

それによって、加速力が増しますし、たわみやねじれが抑えられますので、耐久性もアップします。

コスパ最強「WH-RS500」

続いてもシマノのアルテグラ相当のホイールになります。

【WH-RS500】

参考価格:¥55,473(税込)

重量:1649g(前後セット)

対応タイヤ:チューブレス、クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:24mm(前後同じ)

リム幅:20.8mm

スポーク本数:前・16本 後・20本

「WH-6800」の後継としてリリースされた機種で、「6800」はコンポのアルテグラの一世代前の型番ですから、正当なアルテグラグレードの後継ということになります。

何と言っても注目なのは価格で、他メーカーの同グレード品と比べ、1.5~2万円は安いです。

しかも、この価格帯でチューブレス対応のリムを採用しているモデルは中々ありませんので、将来的にも有望なホイールです。

リムの構造上少し重量は嵩みますが、そこはシマノの高性能ハブがカバーをしますので、走りの軽さは十分に体感できます。

また、アルミリムにステンレス製のスポークの組み合わせは、強靭で耐久性に優れていますので、気を使わずに扱えるという点でも安心して使用することができます。

シマノホイールの下位グレード

先述の通り、アルテグラグレードのホイールはシマノではミドルグレードになりますが、上位のデュラエースは冒頭で触れましたので、ここではシマノの下位グレードも確認しておきます。

下位グレードのホイールは、シマノのホームページではコンポのミドルグレード「105」の項で紹介されています。

105はコンポではミドルグレードですが、相当ホイールは下位グレードなので注意をして頂きたいところです。

このグレードになりますと厳しい表現をすれば、売りは価格だけです。

と言うのも、このグレードであれば完成車に最初から付属してくることもあるので、グレードアップ目的で交換するホイールとは言えません。

また、重量が1800~2000g程度ありますので、交換による性能アップをそれほど体感できない可能性が高いです。

そのため、価格は1.5~3万円前後の範囲ですから確かに魅力は感じますが、コスパはさほど高くないと言わざるを得ません。

アルテグラグレードの比較対象になる他メーカーのホイール

それでは最後に、シマノのアルテグラグレードのホイールと比較をして頂くために、他メーカーのミドルグレードの機種をご紹介します。

価格はメーカーによってばらつきますが、メーカーの位置付け重視とします。

【カンパニョーロ:ZONDA(ゾンダ)】

参考価格:¥75,056(税込)

重量:1535g(前後セット)

対応タイヤ:クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:前・26mm 後・30mm

リム幅:24mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

WH-RS500の前作WH-6800時代から、ライバルと言えばこのゾンダです。

ゾンダの方が軽量で若干レーシーというのは現在も変わりませんが、強靭で耐久性に優れ、扱いやすく汎用性が高いという点では非常に似通った性質と言えます。

カンパニョーロのホイールはデザイン性の評価はシマノより正直上なので、見た目も重視するならゾンダに軍配というところです。

【フルクラム:Racing3(レーシング3)】

参考価格:¥90,720(税込)

重量:1560g(前後セット)

対応タイヤ:クリンチャー

リム素材:アルミ

リムハイト:前・27mm 後・30mm

リム幅:24mm

スポーク本数:前・16本 後・21本

ミドルグレードでは最強のレーシングホイールという評価が多いホイールで、リムの剛性が高い硬めのホイールです。

シマノのオプトバルと理論的には同じ効果である、「2to1スポークレシオ」という技術を採用しており、加速力に秀でています。

性格的にはWH-RS700-C30-TLが近いので、ライバルとして比較検討したいところです。

最初のホイール交換に最適!

今回は、シマノのアルテグラグレードのホイールをご紹介しました。

上位グレードの技術を踏襲した高性能ながら、素材や製造過程に工夫をしてコストを抑え、手の出しやすい価格になるという優れものです。

特に最初のホイール交換にはおすすめであり、ロードバイクの楽しさを教えてくれるホイールかと思います。

 - SHIMANO, SHIMANO ULTEGRA, メーカー, ロードバイク