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シマノのコンポセット2019シーズン最注目株は105「R7000」

2018.12.18

2018年シマノのロードバイク用コンポのミドルグレード、「105」がモデルチェンジされました。

近年のシマノの傾向として、上位グレードの技術が継承され確実に進化してきますので大きな注目を浴びました。

そろそろコンポセット一式の導入を考えている方もいらっしゃると思いますので、今回は新しくなった105をご紹介します。

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シマノ・105の立ち位置

シマノのロードバイク用コンポ「105」は、シマノ全体のグレードでは「中の上」の位置づけになります。

上位にはプロレーサー御用達でもある最上位モデル「デュラエース」と、セカンドグレードの「アルテグラ」が存在します。

105はこれらと同じリアの変速段数が11速あり、レースモデルとされていますので上位モデルとして扱っても良さそうですが、上位に比べると突出した性能ではないですし、コンポセットの価格も差があるので、中の上と評価されているようです。

しかし、105より下位グレードのティアグラ(リア10速)、ソラ(9速)、クラリス(8速)とは明らかに一線を画すレベルです。

また、105はレースモデルとはされていますが、随所に長距離走行や普段使いに対応する味付けがされており、乗り手を選ばない汎用性の高さも大きなセールスポイントの一つです。

そのため、コンポを初めてカスタムするという方は、まず105を目標にグレードアップを目指すことをおすすめします。

シマノ・新105「R7000」コンポセットの特徴

シマノ・105は2018年にモデルチェンジが行われ、コンポセットの型番は5800番台からR7000にジャンプアップしました。

既に続々と発表されている各メーカーの2019モデルの完成車に搭載されており、今年度の大注目コンポです。

基本的には最上位モデルデュラエースからの踏襲ですが、最も注目されたトピックスはディスクブレーキモデルの登場です。

これまでは上位グレードのデュラエースとアルテグラにしかなかったのですが、汎用性の高い105に加わったことで、今後ますますロードバイクのディスクブレーキ化が進むとも言われています。

詳細はのちほど旧モデルと比較しながらお伝えしていきますが、全体的にはコンパクトで、人間工学に基づくような作りとなり、快適性や操作性がより向上しています。

また、今のトレンドである空力性能を意識した仕様も目立ち、実際に完成車でもエアロロードへの搭載が増えています。

シマノ・新105「R7000」のコンポセットとパーツの価格

それでは、シマノ・新105「R7000」のコンポセットをご紹介します。

まずはパーツごとの価格を一覧にまとめました。(価格(税抜)はカタログ掲載)

「キャリパーブレーキモデル」セット価格:¥68,793

デュアルコントロールレバー【ST-R7000】:¥23,450

クランクセット【FC-R7000】:¥15,563

フロントディレイラー【FD-R7000】:¥3,942(直付け)

リアディレイラー【RD-R7000】:¥5,222(SS)

カセットスプロケット【CS-R7000】:¥4,845(11×28T)

BB(ボトムブラケット)【SM-BB72-41B】:¥2,987(プレスフィット)

ブレーキ【BR-R7000】:¥9,296

チェーン【CN-HG601-11】:¥3,468

「ディスクブレーキモデル」セット価格:¥93,926

デュアルコントロールレバー【ST-R7020】:¥43,498

ディスクブレーキ【BR-R7070】:¥11,703

ディスクブレーキローター【SM-R7070】:¥2,678(外径160mm)

その他はキャリパーブレーキモデルと同じ。

上位モデルのコンポセットとの価格差に見る105のコスパの高さ

前項ではシマノ・新105のコンポセットをご紹介しましたが、上位モデルとの価格差を考えると、改めて105のコスパの高さが浮きぼりになってきます。

最上位グレードのデュラエースで約22万円、アルテグラでも約11万円になりますから、価格だけでも105が優位なのは明らかです。

シマノの上位グレードはデュラエースがプロ仕様で、生産コストを度外視しても最高級の物を作るというコンセプトがあります。

それを広く世間に伝える役目がアルテグラであり、この2モデルは同じ開発思想をもとに開発、製造されています。

しかし、冒頭でもお伝えしましたが、105もれっきとしたレースモデルであり、筆者も経験がありますが、アマチュアライダークラスであればレースにも十分対応できます。

しかも、汎用性があって用途も広いとなれば、前項でお伝えした価格は実にコスパが高いと言えます。

次項から前作との比較をお伝えしますが、上記のようなレーシーさと汎用性のバランスがさらに良くなっています。

新シマノ・105「R7000」前作からの変更点①フロントドライブ

それではシマノ・新105のコンポセットの中から、前作5800系との変更点が目立つパーツを中心に確認していきます。

《デュアルコントロールレバー》

R7000ではブラケットが小さくなり、表面に溝が切られたことで手の小さい人でも握りやすく、グリップ力もアップしました。

また、レバーの凸凹を大きくしてブレーキレバーに指を掛けやすくしたり、シフトスイッチは大きくして操作性を高めています。

また、ディスクブレーキモデルの「ST-R7025」はショートリーチとなり、少ない力でも強い制動力が得られます。

《フロントディレイラー》

外付けのワイヤーアジャスターを本体に内蔵式としたため、すっきりとしたショートアームデザインとなりました。

ケーブルテンションを本体で調整可能にしたことにより、トラブルの減少と、よりスムーズな変速が行えるようになりました。

《クランクセット》

上位モデルと同様に非常に幅広のアームとなり、「ホローテックⅡ」の強度と剛性の高さがより強化される形となりました。

また、新たに160mmというシマノのコンポの中でも最も短いアームのクランクも用意され、小柄な方に配慮したラインナップとなりました。

新シマノ・105「R7000」前作からの変更点②リアドライブとブレーキ

前項に引き続き、シマノ・新105のコンポセットの中で前作から変更点があったパーツをご紹介します。

《リアディレイラー》

MTB用で先行導入され、ロードバイクでは2016年のデュラエース「R9100」から導入された、シャドー形状タイプがR7000にも採用されました。

横への張り出しの少ない、空力性能と障害物への接触トラブルの減少に効果のある形状です。

また、ワイヤールーティンが外に飛び出ないので、アジャスター動作がしやすくなり、ダイレクトマウントブレーキへの干渉への対応もされています。

そして、カセットスプロケットに34Tという超ワイドレシオなギアが加わったことにより、それに対応するロングケージ(GS)も用意されています。

《キャリパーブレーキ》

ディスクブレーキに目を奪われがちですが、キャリパーも進化をしています。

ここでも空力性を意識した仕様として、アームとクイックリリースのレバーを一体化したことで、同時に剛性も高まりました。

ただし、剛性を高め過ぎますと特にリアは乗り心地に影響が出ますので、上位モデルのようにアーチを繋ぐブースターの導入は見送られています。

《カセットスプロケット》

従来の歯数構成に加え、11-30Tと11-34Tが加わり、より軽いギアが選べるようになりました。

汎用性の高さは変わりなし!

今回は2018年にR7000へとモデルチェンジを果たした、シマノ・105をご紹介しました。

上位グレードの技術・思想を踏襲しながら、レーシー色を強め過ぎないバランスのよさは失っていません。

また、多くのパーツで前モデルとの互換性がありますので、部分的なカスタムも可能です。

 - SHIMANO, SHIMANO 105, メーカー, ロードバイク