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シマノのハブから車種ごとのオーバーロックナット寸法を知る

2018.12.5

ロードバイクやMTB、クロスバイクなどは、車種によってハブのオーバーロックナット寸法が異なっています。

そのため、自転車のホイールを交換しようと考えた際に、どのホイールなら自分の自転車に適合するのか混乱が生じることが多いと思われます。

そこで、この記事ではシマノのハブを例に、どういった車種に何mmのオーバーロックナット寸法が使用されているのかについて解説します。

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ハブの「オーバーロックナット寸法」とは?

この記事では、シマノのハブのオーバーロックナット寸法について、どういった車種にどの寸法のハブが使用されるのかについて解説します。

本題に入る前に、まずは「オーバーロックナット寸法」という用語が何を表すのかについてお話しします。

簡単にご説明しますと、オーバーロックナット寸法はハブの幅の数値です。

ロードバイクのハブを例に詳しくご説明します。

ロードバイクのハブは、左右の端が横向きの「凸」型をしています。

この「凸」の出っ張り部分にフレームエンド部の爪が引っかかり、フレームエンド部が外側から中央部に押し付けられホイールが固定されます。

ホイールが固定される際に、フレームエンドがハブに押し付けられる面がハブのロックナットであり、「凸」型の土台部分がそれに当たります。

このハブの左右、ロックナットの外側から外側の幅が、オーバーロックナット寸法です。

そして、この数値は自転車の車種や変速段数によって異なっています。

オーバーロックナット寸法は、パーツのカタログでは「OLD 130mm」のように表記されています。

シマノのロードバイク用ハブのオーバーロックナット寸法は2種類!

それでは、本題に移ります。

最初に、シマノのロードバイク用ハブのオーバーロックナット寸法について解説します。

現在、ロードバイクはリムブレーキモデルとディスクブレーキモデルの2種類が存在します。

その2種類は、それぞれオーバーロックナット寸法が異なっています。

以下に箇条書きでその寸法を示します。

・リムブレーキモデル フロント100mm リア130mm

・ディスクブレーキモデル フロント100mm リア142mm

現在のロードバイクはこの規格で統一されており、ブレーキの種類が合致していればホイールの互換性で迷うことはないと思われます。

注意すべきは、同じモデルのホイールでもリムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様でハブが異なる点です。

例えば、デュラエースのWH-R9170-C60-TUとWH-R9100-C60-TUというホイールは、両者ともリムハイトが60mmでありチューブラータイプです。

しかし、WH-R9170-C60-TUはディスクブレーキ仕様のホイールで、リムブレーキのロードバイクには使用できません。

ロードバイク用ホイールでもハブ次第ではロードバイクに使えない!?

ロードバイク用ハブについて、もう少し補足します。

リムブレーキのホイールでも、変速段数によってはオーバーロックナット寸法が異なる場合があります。

それは、ロードバイクのコンポーネントがモデルチェンジを重ねるたびに、オーバーロックナット寸法を拡大してきたためです。

具体的には、以下のような数値になります。

・5段および6段 フロント100mm リア120mm

・6段および7段 フロント100mm リア126mm

・8段以降 フロント100mm リア130mm

シマノのコンポーネントでいうのであれば、デュラエースEX世代は120mm、デュラエースAX世代は126mm、7400系デュラエースの8段変速モデル以降の世代は130mmです。

この変速段数によるオーバーロックナット寸法の差異は、旧世代のホイールを中古などで購入する際や、古いロードバイクのホイールを交換する際に問題として持ち上がってきます。

リアホイールは変速段数によってオーバーロックナット寸法が異なるため、互換性はありません。

しかし、フロントホイールは変速段数によらず100mmと一定であるため、旧世代のホイールは現代のロードバイクでも使用可能です。

シマノのMTB用ハブのオーバーロックナット寸法はいくつか種類がある!

シマノのMTB用ハブの場合、リアハブのオーバーロックナット寸法は135mm、142mm、148mmの3種類があります。

オーバーロックナット寸法が135mmのリアハブはクイックリリースタイプで、142mmおよび148mmのリアハブはスルーアクスルタイプです。

現在のMTBのリアハブは、オーバーロックナット寸法142mmおよび148mmのスルーアクスルタイプが主流です。

シマノのMTB用フロントハブの場合、オーバーロックナット寸法は100mm、110mmの2種類です。

しかし、オーバーロックナット寸法が100mmのハブには、クイックリリースタイプとスルーアクスルタイプの2種類が存在するため、シマノのMTB用フロントハブは実質3種類であるといえます。

当然ながら、クイックリリースタイプとスルーアクスルタイプの間に互換性はありません。

なお、オーバーロックナット寸法が100mmおよび142mmのハブに専用のアダプターを装着することにより、110mmおよび148mmハブ対応のフレームでの使用が可能です。

クロスバイクのハブのオーバーロックナット寸法はホイールの選択肢に大きく関係する!

クロスバイクのハブのオーバーロックナット寸法は、フロントハブが100mm、リアハブが130mmか135mmです。

このリアハブのオーバーロックナット寸法の違いは、クロスバイクの性格の違いを表しています。

それらはそれぞれ、130mmのタイプがロードバイク寄り、135mmのタイプがMTB寄りであるといえます。

シマノのハブのラインナップには、クロスバイク専用設計のハブはラインナップされていません。

そのため、ハブはロードバイク用やMTB用と共通のモデルを使用します。

ホイールの互換性は、130mmのオーバーロックナット寸法に対応するフレームのクロスバイクの方が優れているといえます。

なぜなら、現在主流の完組みホイールにおいて135mmのオーバーロックナット寸法のホイールは選択肢がかなり限定されるためです。

一方、130mmのオーバーロックナット寸法のホイールはロードバイク向けの製品としてラインナップが豊富に存在し、それがクロスバイクにそのまま使用できます。

シマノのハブは2モデルのみ!シングルスピード用ハブのオーバーロックナット寸法!

最後に、シングルスピードのバイク用のシマノのハブについてお話しします。

シングルスピードのバイクはハブのオーバーロックナット寸法が、フロントハブは100mm、リアハブは120mmです。

このハブのオーバーロックナット寸法は、過去のモデルから現在まで変更されていません。

そのため、どの年代のシングルスピードのバイクでも、現在までに販売されたほぼすべてのシングルスピード向けホイールが使用できます。

フロントハブのオーバーロックナット寸法は100mmであるため、現在販売されているロードバイク用のフロントホイールと互換性があります。

リアハブのオーバーロックナット寸法は、5段および6段変速のロードバイクと同じく120mmです。

しかし、オーバーロックナット寸法が同じでもシングルスピードとはチェーンラインが大きく異なるため、両者の間に互換性はほぼありません。

現在、シマノがシングルスピード用のハブとしてラインナップしているのは、「HB-7710」、「HB-7600」の2モデルのみです。

ハブのオーバーロックナット寸法からホイールの互換性が分かる!

この記事では、一般的なスポーツサイクルにおいて、それぞれのハブのオーバーロックナット寸法が何mmであるかについてお話ししました。

オーバーロックナット寸法が異なっていても、工夫をすればフレームに取り付けられる場合もありますが、基本的に互換性はありません。

逆に、ホイールの互換性に迷った際は、オーバーロックナット寸法をチェックすればホイールの互換性を判断できるといえます。

 - SHIMANO, メーカー, 自転車全般