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アンカー・RS8のインプレッションが伝える抜群のバランス!

2018.11.12

「インプレッション」という言葉は、「印象」や「感銘」という意味です。

ロードバイクでは、試乗した感想やユーザーさんが使用感を伝える時に、この言葉を使うことが多くなります。

今回は、2018年にモデルチェンジされたアンカーの「RS8」が、2019モデルで2シーズン目に入りますので、どんなインプレッションがあるのか確認してみます。

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ロードバイクのインプレッション情報の書き手

インプレッションは単語で使われる場合は「インプレ」と略されることも多いですが、今回はインプレッションとさせていただきます。

冒頭でもお話ししましたが、ロードバイクのインプレッションには、いくつか別の視点を持つ書き手が存在します。

実際に購入した方が自分のバイクを紹介し、乗ってみた走行感などを綴るブログのようなものです。

そして、販売店が宣伝用に掲載しているものや、テストライダーが実際に試乗をして、走行感を記載しているインプレションもあります。

アンカーのRS8は2018年モデルで大幅なモデルチェンジを果たしていますが、その発表会直後から多くの店舗やサイクリングマスコミがインプレッションの記事を掲載し、今でも当然残っています。

また、ホームページも2019モデルに切り替わり、店頭への入荷も始まっております。

そして、新RS8も2シーズン目に入ります。

そうなってくると、実際に購入した方のインプレッションも増えてきますので、併せて確認していきます。

アンカー・RS8はファーストインプレッションが大きかった「プロフォーマット」仕様

アンカーのロードバイクはレーシングモデルの「RS」、ロングライドモデルの「RL」、そしてクロモリフレームの「RNC」の3つのカテゴリーになります。

RSとRLにはフレームの素材で品番が振り分けられており、9と8がカーボン、6と3がアルミ、数字が大きい方が上位グレードとなります。

したがって、RS8はレーシングモデルのカーボンフレーム車で、セカンドグレードということになります。

アンカーは近年「プロフォーマット」という、系列である「ブリヂストン」本社の研究機関とともに開発したフレーム解析技術を基に、ロードバイクの開発を進めています。

2016年に最初のプロフォーマットモデルとしてデビューした「RS9」は、いきなり2016年の全日本ロード選手権を優勝し、強烈なファーストインプレッションを与えました。

その後、RS9の遺伝子を受け継ぐアルミフレームの「RS6」、ロングライドモデルの「RL9」「RL6」が、次々とプロフォーマットによりモデルチェンジされていきます。

そのため、8は新型となった9と6に挟まれ、第一世代のまま展開されてきましたが、2018年モデルで、フルモデルチェンジを果たすこととなります。

RS9のインプレッション評価を参考に生まれたアンカー・RS8

RS8はセカンドグレードとお伝えしましたが、アンカーのようにプロチームに機材を提供するメーカー(ブランド)には共通点があります。

アンカーでは、「RS9」がプロチーム「チーム・ブリヂストンサイクル」に供給されており、これがフラッグシップモデルと呼ばれます。

最高グレードの素材を使い、最新の技術を結集されるのがフラッグシップモデルであり、全てはチーム、選手の勝利のために製造されます。

しかし、フラッグシップモデルは全てにおいて高みを目指す分高額になり、飛び抜けた金額になってしまいます。

また、プロ仕様であるため、強い脚力にへこたれず、熟練したテクニックだからこそ扱えるような繊細なセッティングになっています。

ただ、そうなるとホビーユーザーのインプレッション評価では、「硬い」「脚に来る」「ハンドルがピーキー過ぎる」などという評価になりがちです。

金額が浮世離れする上に、硬くて扱いずらさも目立つのでは裾野が広がりませんので、そこで用意されるのがセカンドグレードです。

RS8については次項から詳しくご紹介しますが、素材の弾性や強度を見直し、フレームに優しい味付けも加味しながら扱いやすくして、付属パーツを見直すことで価格を抑える。

これが、セカンドグレードの代表的な特徴になります。

アンカー・RS8のインプレション情報に見る特徴

それではここから、アンカーのRS8を、モデルチェンジ直後のインプレッション情報なども参考に確認していきます。

RS8は前項でお話ししたセカンドグレードとして、価格を抑えつつ性能をどこまで維持できるかがテーマでした。

まず見直されたのはフレーム素材であり、RS9の軽くて硬い高弾性のカーボンに対し、RS8は適度なしなやかさを持ち、落車などで地面に叩きつけられた際の衝撃にも強い、標準弾性のカーボンが採用されています。

カーボンの弾性を落とすと、吸収性能が上がるので、地面からの衝撃を吸収して乗り心地がマイルドになります。

しかし、その反面ペダルを漕いだ力まで吸収されるので、ストレートに動力に繋がらないデメリットもあります。

それを極力防ぐためにRS8は、ストレートな形状のチューブを多く使用しています。

今は地面からの衝撃をいなすために、チューブに曲げ加工を施すことが多いですが、そうなると力の伝導率が下がってしまうので、加工を最低限にしています。

いわゆる、素材にはしなやかさを持たせて乗り心地や扱いやすさを加味し、そのことでデメリットになり得る物は、フレームの形状でカバーするというのが、プロフォーマットが導き出した答えだったのです。

アンカー・RS8のインプレション情報に相反する評価があるのはなぜ?

アンカー・RS8の実際のユーザーさんのインプレッションには、「硬い」という評価と、「柔らかい」という評価が入り混じっています。

しかし、これはアンカーが意図して狙ったことが素直に出ている評価と言えます。

前項でお話ししたことにも繋がりますが、RS8は「扱いやすさや乗り心地のよさを加味する」というテーマを持ちながら、レースモデルとしての本分は守らなければなりませんでした。

そこで、プロフォーマットが出した答えは、前後で剛性を違えるということでした。

剛性は物質の変形する度合いなので、変形しにくく硬いものは剛性が高い、反対に柔らかいものは剛性が低いと表現されます。

RS8は、ペダルを漕ぐという作業がある分力が掛かりやすい前側は、パワーロスを避けるために、従来モデルよりも25%も剛性を高くしています。

特にペダル周辺はねじれてしまうので、マチ付きの袋のような形状にして横剛性を高めていますので、ペダルを漕ぐのに「硬い」、「重い」というインプレッションになってもおかしくはありません。

しかし、乗り心地や快適性に関係してくる後ろ側もこの剛性にしてしまうと、ガチガチで当たりの強い、ハードな乗り心地になるので、後ろ側は剛性を高め過ぎない仕様にしています。

そのため、脚力が強くペダルを漕ぐ際に硬さを感じない方であれば、柔らかいというイメージを持つ方もいるはずです。

これが評価が分かれる理由であり、このバランスこそがRS8の売りでもあるわけです。

アンカー・RS8はコスパにも注目したい

アンカー・RS8のインプレッション情報には、価格に高い評価をするものも目立ちます。

価格は、フレームセットが194,400円(税込)、シマノ・アルテグラ完成車が361,800円(税込)、シマノ・105完成車が275,400円(税込)となっています。

ちなみに、フラッグシップの「RS9」は、フレームセット378,000円(税込)、シマノ・デュラエースDi2完成車が842,400円(税込)となります。

フレームセットで約半額、コンポや付属パーツのグレードが違うとはいえ、完成車にもこれだけの価格差があります。

今回お伝えしてきたように、素材のグレードを変えても走行性能を落とさない技術が満載だったわけで、それでいてRS9とこの価格差なら破格のコスパと言っても過言ではないでしょう。

特にこの価格帯のフレームセットは他メーカーでは少ないので、ある程度の経験と知識がある方であれば、自分でパーツを選び、一から完成形に組み上げる「バラ完」をおすすめしたいくらいです。

ロードバイクにおけるベストバランスを狙っている?

今回は、アンカーの「RS8」をご紹介しました。

インプレッション情報でもありましたが、レースモデルとしての本分を守りつつ、乗り心地や扱いやすさも確保するというバランスに長けた一台です。

また、価格に対して性能や付属パーツが高レベルにあり、コスパの高さも特筆ものです。

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